こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。日常英会話でよく耳にする「Can’t make it」というフレーズ。このシンプルな言葉が持つ意味と、どのような状況で使われるのか、今日はその秘密を解き明かします。それではまいりましょう。
例文
友人のパーティーに誘われて…
ごめん、出席できないわ。他の用事があるんだ。
友人と居酒屋で飲んでいて…
3時のミーティングに出席できるか聞かれて…
意味
いかがでしたでしょうか。“can’t make it”で「出席できない」や「参加できない」という意味で、日常からビジネスまで幅広く使われる英語表現です。他の英語表現だと”attend an event”が適切でしょう。このmake itに関しては他にもいくつか意味があり会話でよく使われます。詳しくは”made it”の3つの意味とその使い方をご覧ください。
前置詞onやtoと組み合わせ
友人に来週のコンサートについて…
今週の金曜日に夕食に誘われて…
金曜日は参加できないな。
- 英文:”Sorry, I can’t make it to the party tonight.” 訳:「ごめん、今夜のパーティーには行けない。」
- 英文:”I’m afraid I can’t make it to our meeting tomorrow.” 訳:「残念だけど、明日の会議には出席できない。」
- 英文:”He won’t be able to make it to the concert.” 訳:「彼はコンサートに行けなくなった。」
このように、「(イベントごと)〜に参加できない」と言いたい場合は前置詞toを使い、またいつ出席や参加ができないのか明確にしたい場合は前置詞onを使います。
実践問題
以下のシチュエーションに基づいて、「can’t make it」を用いた返答を作成してください。
問題 1
あなたは友人から週末に開かれるパーティーに招待されました。しかし、同じ日に家族との大切な行事があるため、パーティーには参加できません。友人にこの状況を伝える返答を作成してください。
問題 2
あなたは職場で開催される予定の急な会議に呼ばれましたが、その時間には重要なクライアントとのミーティングが入っています。上司にこの状況を伝える返答を作成してください。
解答 1
“Hey, I really appreciate the invite to your party this weekend, but I can’t make it because I have a family event that I cannot miss. Let’s catch up another time soon!”
解答 2
“I’m sorry, but I can’t make it to the meeting at that time. I have a prior engagement with an important client. Is it possible to reschedule, or can someone else attend in my place?”
これらの解答例では、「can’t make it」を用いて自分が予定やイベントに参加できない理由を明確に伝えています。同時に、状況を理解してもらえるように配慮のある表現を加えることで、相手に対する敬意を示しています。
似た表現
これらの類似表現を使い分けることで、あらゆる状況に適した英語表現が可能になります。
I won’t be able to attend.
- 例文: “I won’t be able to attend the conference next week.”
- 訳:「来週の会議には出席できません。」
- 解説:「出席できません。」という意味で、よりフォーマルな表現です。
I have to pass.
- 例文: “Thanks for the invite, but I have to pass this time.”
- 訳:「招待ありがとう、でも今回はパスさせてもらうね。」
- 解説:「パスしないといけない。」という意味で、カジュアルな状況で使われます。
I’m tied up.
- 例文: “I can’t join the lunch; I’m tied up with a project.”
- 訳:「ランチには参加できないよ、プロジェクトで手が離せないんだ。」
- 解説:「手が離せない。」という意味で、忙しいことを理由に使う表現です。
関連語彙
Busy (忙しい)
- 英文: “I’m too busy to make it.”
- 訳: 「あまりにも忙しくて行けない。」
- 解説: この表現は、自分のスケジュールが既に満たされているため、何か新しい予定やイベントに参加する余裕がないことを伝える際に使います。仕事や他の責任が原因で、特定のイベントや集まりに出席できない場合に適しています。
Prior engagement (先約あり)
- 英文: “I have a prior engagement at that time.”
- 訳: 「その時間は先約があるんだ。」
- 解説: 「prior engagement」は、すでに約束されている別の予定があるときに使う表現です。これは、特に社交的な文脈やビジネスの場で、他の会合やアポイントメントが既に計画されているため参加できないことを礼儀正しく伝えるのに役立ちます。
- 英文: “I’m unavailable that day.”
- 訳: 「その日は都合が悪い。」
- 解説: この表現は、特定の日にちに何かしらの理由で自分が利用できない、つまり参加できないことを伝える際に使用します。理由は明確にされないことが多く、個人的な事情、仕事の負担、あるいは他の予定があることを含むことがあります。
押さえておきたいポイント
「Can’t make it」は、日常会話やビジネスのコミュニケーションで頻繁に使用されるフレーズです。しかし、その使用方法にはいくつかのポイントがあり、シチュエーションに応じて適切に使い分ける必要があります。
1. カジュアルからセミフォーマルまで
- 「Can’t make it」は非公式な会合や友人との約束など、カジュアルな状況で使用するのに最適な表現です。また、職場の同僚との比較的リラックスした環境やセミフォーマルな会議のキャンセルを伝える際にも適しています。
2. フォーマルな状況での代替表現
- もしビジネスミーティング、公式のイベント、または上司や重要なクライアントとの予定をキャンセルする必要がある場合は、「I won’t be able to attend」というようなよりフォーマルな表現を使うべきです。これは、そのシチュエーションの正式さと相手に対する敬意を示すためです。
3. 理由の提供
- 「Can’t make it」を使う際は、可能であれば簡潔にキャンセルの理由を提供することが望ましいです。これにより、相手に対する配慮が示され、理解と受け入れが容易になります。
4. 代替案の提案
- イベントやミーティングに参加できない場合、代替案を提案することで、あなたの関心や参加への意欲を示すことができます。例えば、「別の日にスケジュールを調整することは可能ですか?」といった提案が考えられます。
5. 謝罪の表現を加える
- 特にビジネスの文脈では、キャンセルを伝える際には謝罪の言葉を添えることが重要です。「I’m sorry to say that I can’t make it…」のように始めることで、あなたの誠実さと相手への配慮が伝わります。
これらのポイントを押さえることで、「Can’t make it」という表現をより効果的に、そしてシチュエーションに応じて適切に使用することができるでしょう。
make itに関連する記事
最後まで読んでいただきありがとうございます。以上が”can’t make it”の意味とその使い方【ビジネスから日常まで使える】でした。それではSee you around!
コメントを残す