こんにちは、RYO英会話ジムです。
今回は、物流業界で働くある受講生へのヒアリングを通して見えてきた、ビジネス英語のリアルな課題をご紹介します。
※プライバシー保護のため、個人が特定される情報は一部変更・省略しています。
今回の受講生は、英語レベルとしては中上級。
仕事でも英語を使っており、
- 海外メンバーとの会議
- プレゼン
- 海外の方との交流
など、実際に英語を使う機会があります。
つまり、英語をまったく話せない方ではありません。
それでもヒアリングをしていくと、
「英語を知っていること」と「仕事で分かりやすく伝えられること」は別のスキル
だということが、改めて見えてきました。
今後、海外支店との会議が増えていく
今回、教材をカスタマイズするきっかけになったのが、
今後、海外支店のメンバーとの社内会議が増えていく予定
ということでした。
物流関連の会社で、世界各国に拠点があります。
会議では、それぞれの国の状況を共有しながら、日本側からも国内の物流事情や顧客状況などを説明していきます。
そこで、さらに具体的な業務シーンをヒアリングしました。
実際に説明するのは「日本で今、何が起きているのか」
海外との会議で扱う内容として挙がったのが、次のようなテーマです。
顧客の物流状況
顧客ごとの物流状況について、
現在どうなっているのか、何か問題が起きているのか
といったところまで共有します。
深い原因分析や改善提案というより、まずは海外メンバーに現状を分かりやすく伝えることが求められます。
日本国内の物流事情
ここは特に今回のヒアリングで印象的だったポイントです。
たとえば、
- 人手不足
- コスト上昇
- 配送への影響
- 円安
- 日本独自の規制や制度
- 物流業界の「2024年問題」
など。
日本人同士なら「2024年問題ですよね」である程度通じることでも、海外メンバーにはそうはいきません。
「日本で何が起きていて、それが物流にどう影響しているのか」
を背景から説明する必要があります。
実は、こうした日本の社会情勢や一般的な状況を英語で説明することに難しさを感じているとのことでした。
これは非常にリアルなビジネス英語の課題だと思います。
収支報告では、さらに高度な説明が求められる
もう一つ大きなテーマになったのが、収支やビジネス状況の共有です。
単純に数字を読み上げるだけではありません。
たとえば、
「なぜ数字が増えたのか」
「なぜ減ったのか」
「その背景には何があるのか」
「今後どうなりそうなのか」
まで説明する場面があります。
さらに、
- 今後どこに新しい拠点を作るのか
- どの地域から輸出が増えそうなのか
といった、将来の見通しについて話すこともあります。
ここまで来ると、必要なのは単なる英単語や文法ではありません。
情報を整理して、順序立てて伝える力が必要になります。
「話せない」より「話が長くなってしまう」
今回、特に教材へ反映することにしたのが、
話がダラダラと長くなってしまう
という課題です。
本人としても、
Conclusion → Reason → Detail → Next Step
のように、
結論 → 理由 → 詳細 → 今後
という順番で話す力を強化したいとのことでした。
また、問題を説明するときには、
Situation → Issue → Action
のような、
状況 → 問題 → 対策
という流れも練習していきます。
英語をたくさん話すことはもちろん大切です。
ただしビジネスでは、単に長く話せればいいわけではありません。
むしろ、
「何を先に伝えるか」
「どこまで説明するか」
「何を省くか」
が非常に重要です。
そこで、実際の仕事を再現する教材を作成
今回のヒアリングをもとに、RYO英会話ジムでは専用のアウトプット教材を作成していくことになりました。
たとえば、最初のセッションでは、
Session 1
Explaining Japan Business Situations Clearly in Global Meetings
日本の物流・社会状況について、
Situation → Issue → Explanation
の流れで説明するトレーニングを行います。
扱うテーマも、
- 日本の物流業界におけるドライバー不足
- 円安やコスト上昇
- 顧客の配送状況
- 日本独自の物流課題
など、実際の仕事に近いものを設定しています。
続くセッションでは、
Session 2
Reporting Logistics Issues with Clear Context
物流上の問題について、
Situation → Background → Impact
の順番で整理して説明。
そして、
Session 3
Explaining Revenue Changes & Business Trends
では、
Result → Reason → Background → Outlook
という流れで、数字の増減やビジネストレンド、今後の見通しまで説明する練習を行います。
一般的なビジネス英語教材ではなく、本人が実際に遭遇する可能性が高い場面から逆算しているのがポイントです。
中上級者ほど「英語そのもの」以外が課題になる
今回のヒアリングから感じたのは、
ある程度英語が話せるようになると、課題の中心が変わってくる
ということです。
初心者の頃は、
「単語が出てこない」
「文法が分からない」
「英文を作れない」
といった課題が中心です。
ところが中上級になると、
「もっと簡潔に言いたい」
「論理的に説明したい」
「相手に分かりやすく伝えたい」
という課題が増えてきます。
これは、英語力が足りないというより、
“英語で仕事をする力”を磨く段階に入った
と考えた方が近いでしょう。
まとめ|ビジネス英語は「自分の仕事」で練習する
今回の受講生の場合、必要だったのは、
「物流で使える英単語を覚えること」
だけではありませんでした。
本当に必要なのは、
日本の状況を説明する。
顧客状況を共有する。
数字の理由を説明する。
今後の見通しを伝える。
こうした実際の業務を、英語で繰り返し練習することです。
だからこそRYO英会話ジムでは、必要に応じて事前にヒアリングを行い、受講生の仕事内容や実際の使用シーンに合わせてアウトプット教材をカスタマイズしています。
「英語を勉強しているのに、仕事になるとうまく話せない」
そんな方は、英語力そのものではなく、
“実際の仕事を英語で練習できているか”
を一度見直してみると、次に伸ばすべきポイントが見えてくるかもしれません。
本気で「仕事で使える英語」を身につけたい方は、RYO英会話ジムの無料体験レッスンもぜひご活用ください。







































