こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
昔、英語を聞いていて「ディシュイヤーみたいに聞こえたけど、“ディシ”って何?」と思ったことがあります。
yearは聞き取れました。
でも、その前の音が分からない。
僕の頭の中では、
this =「ディス」
でした。
だから、
「ディシュイヤー」
のような音を聞いても、
this yearとはまったく結びつかなかったんです。
あとで英文を見て、
「え、これthis yearなの?」
と知ったときは、
正直かなり絶望しました。
thisも知っている。
yearも知っている。
それなのに、2つがつながった瞬間に聞けない。
「単語を覚えるだけじゃ全然ダメじゃないか」
と思いました。
でも、この経験も、
英語は単語単体の音だけではなく、前後の音がくっついたときの変化まで知る必要がある
と気づくきっかけになりました。
この記事では、
- this yearが「ディシュイヤー」のように聞こえる理由
- last yearが「ラスチイヤー」のように聞こえる理由
- s+y、t+yで何が起きているのか
- リエゾン・同化との関係
- 実際の音声を使った聞き取り練習
を分かりやすく解説します。
- 1 this yearはなぜ「ディス・イヤー」に聞こえない?
- 2 僕が「ディシュイヤーって何?」となった理由
- 3 last yearはなぜ「ラスチイヤー」のように聞こえる?
- 4 音声で確認|this year・last yearは実際にどう聞こえる?
- 5 s+y、t+yで起きる音の変化とは?
- 6 例文でもう一度、音のつながりを練習しよう
- 7 「こんな簡単な英語も聞けない」と落ち込まなくていい
- 8 this year・last yearが聞けるようになる3ステップ練習
- 9 リエゾンを知ると「ネイティブが速すぎる」が少しずつ消えていく
- 10 まとめ|this yearは「ディス・イヤー」だけで覚えない
- 11 年に関連する記事
this yearはなぜ「ディス・イヤー」に聞こえない?
まず結論から言うと、
thisの最後のsと、yearの最初のyの音が連続すると、2つの音が影響し合って「シュ」に近い音になることがあります。
ゆっくり一語ずつ発音すれば、
this / year
と比較的分かれて聞こえます。
でも自然な会話では、
this year
全体が一つのまとまりとして発音されます。
そのとき、
s + y
の境目で音が変化し、
日本人の耳には、
「ディシュイヤー」
のように聞こえることがあります。
ここで大切なのは、
thisのsが完全に消えたわけではない
ということです。
前後の音が影響し合って、
別々の2音よりも、一つの音に近づいて聞こえている
と考えるほうが正確です。
僕が「ディシュイヤーって何?」となった理由
当時の僕は、
英単語を、
this = ディス
year = イヤー
のように覚えていました。
だから頭の中では、
this year =「ディス・イヤー」
であるはずだったんです。
ところが実際の英語では、
「ディシュイヤー」
のような音が入ってくる。
yearは分かる。
でも、その前がthisだとは思わない。
「dishみたいな単語?」
「知らない単語かな?」
と考えていました。
そして英文を見て、
「これthisだったの?」
となる。
このときも、
「簡単な単語なのに聞けない」
というショックがかなり大きかったです。
でも今振り返ると、
僕が知らなかったのはthisという単語ではありません。
thisがyearとつながったときに、音がどう変化するかを知らなかった
だけでした。
last yearはなぜ「ラスチイヤー」のように聞こえる?
同じようなことが、
last year
でも起こります。
ここでは、
lastの最後のt
と、
yearの最初のy
がポイントです。
この、
t + y
という組み合わせが自然な会話でつながると、
「チ」
に近い音へまとまることがあります。
そのため、
last year
が、
「ラスチイヤー」
のように聞こえることがあります。
音声学では、このようにyの音が前の子音とまとまって別の音に近づく現象を、
yod coalescence
と呼ぶことがあります。
UCLの音声学資料でも、
t + y のような音がまとまって「ch」に近い音になる現象
が説明されています。
ただし、学習者としてはこの用語を暗記する必要はありません。
last yearは必ず「ラスト・イヤー」と一語ずつ聞こえるわけではない
と知っておけば十分です。
音声で確認|this year・last yearは実際にどう聞こえる?
それでは、実際の音声で確認してみましょう。
最初は、
this / year
last / year
と一語ずつ探さず、
フレーズ全体を一つの音として聞く
のがおすすめです。
① at the end of this year
友人との会話です。
ここでは、
this year
を、
「ディス・イヤー」
と待たないでください。
自然な速さでは、
sとyが滑らかにつながり、「シュ」に近い音が入ったように聞こえる
ことがあります。
僕が昔、
「ディシュイヤーの“ディシ”って何?」
となったのも、まさにこのタイプの音でした。
② last year
旅行の話をしている場面です。
去年はどの国に行ったの?
ここでは、
last year
のtとyの境目に注目してください。
一語ずつ、
last / year
と区切るより、
「ラスチイヤー」
のような一続きの音として聞こえることがあります。
ただし、これも、
必ず全員が完全に同じ音にするわけではありません。
話し方・スピード・アクセントによって、tとyの境目が比較的残ることもあります。
s+y、t+yで起きる音の変化とは?
ここまでを整理すると、
this yearでは、
s + y
last yearでは、
t + y
がポイントになります。
自然な会話では、
このように隣り合った音が影響し合い、
別々の音よりも、一つにまとまったような音
になることがあります。
ざっくり言うと、
- s + y → 「シュ」に近い音
- t + y → 「チ」に近い音
として聞こえることがあります。
これは、
connected speech(つながった英語の音)
の一つです。
日本では広い意味で「リエゾン」と呼ばれることもあります。
ただし、
「sの後ろにyが来たら必ずシュ」
「tの後ろにyが来たら必ずチ」
と機械的に暗記する必要はありません。
自然な速さでは、こう聞こえることもある
くらいに理解しておくのがちょうどいいです。
例文でもう一度、音のつながりを練習しよう
ここからは、短い例文で練習してみましょう。
ポイントは、
this。
year。
last。
と一語ずつ発音するのではなく、
フレーズ全体を真似すること
です。
I want to visit Korea this year.
行きたい国について話す場面です。
今年は韓国に行きたいです。
this yearの境目を強く切らず、
一つのまとまりとして音声を真似してみてください。
I went back to Japan last year.
海外に住む友人が話しています。
去年は日本に帰国しました。
ここでも、
last year全体を一つの音として真似する
ことを意識してみてください。
「こんな簡単な英語も聞けない」と落ち込まなくていい
僕自身、
this yearが聞き取れなかったとき、
かなりショックでした。
だって、
thisも知っている。
yearも知っている。
それなのに、
つながっただけで分からなくなる。
「こんなのどうやって聞き取るんだ」
と思いました。
でも、
can。
him。
not at all。
in that。
gonna。
そしてthis year。
こうした音を一つずつ知っていく中で、
見方が変わりました。
聞き取れない=単語を知らない、ではない。
知っている単語の「会話の中での音」を知らないだけのことも多い。
と分かったからです。
これは、かなり大きな気づきでした。
this year・last yearが聞けるようになる3ステップ練習
僕なら、次の順番で練習します。
STEP 1|文字を見ながら聞く
まず、
this year
last year
と分かった状態で音声を聞きます。
「この音がthis yearなんだ」
と確認します。
STEP 2|フレーズ全体を真似する
thisだけ。
yearだけ。
と分けず、
this year
last year
というまとまりで真似してください。
無理に、
「シュ!」
「チ!」
と作ろうとする必要はありません。
モデル音声をそのままコピーする
のが一番です。
STEP 3|文字を隠して聞く
最後に英文を見ずに音声を再生し、
this year / last yearがそのまま意味として浮かぶか
確認してみてください。
リエゾンを知ると「ネイティブが速すぎる」が少しずつ消えていく
僕は昔、
ネイティブ英語が聞き取れないと、
「速すぎる」
と思っていました。
でも、
this yearが「ディシュイヤー」のように聞こえる。
last yearが「ラスチイヤー」のように聞こえる。
in thatが「インナ」のように聞こえる。
canが弱くなる。
going toがgonnaになる。
こうしたパターンを少しずつ知っていくと、
「速いだけじゃないんだ」
と分かってきます。
僕にとって、これはかなり大きかったです。
ネイティブの英語を聞いたとき、
「知らない音が大量に飛んできている」
という感覚から、
「知っている単語が、つながった音になっている」
という感覚に変わっていきました。
そうなると、
速い英語への怖さも少しずつ減っていきます。
まとめ|this yearは「ディス・イヤー」だけで覚えない
this yearやlast yearは、
自然な会話の中では、
一語ずつ丁寧に読んだときとは違って聞こえることがあります。
特に、
- thisのsとyearのyが影響し合う
- lastのtとyearのyが影響し合う
- 単語の境目が小さくなる
- 結果として「シュ」「チ」に近い音が聞こえることがある
という点がポイントです。
僕自身、
「ディシュイヤー」のyearは分かるのに、その前の“ディシ”が何なのか分からない
というところから始まりました。
thisは「ディス」のはずだと思っていたので、
それがthisだと知ったときは、
「こんな簡単な単語まで聞こえ方が変わるのか…」
とかなり絶望しました。
でも、この経験も、
リエゾンやconnected speechを知る必要性
に気づくきっかけになりました。
まずは、
this year
last year
を、
文字を見る → 音を聞く → 真似する → 文字なしで聞く
の順番で練習してみてください。
一度この音が耳に入るようになると、
次に同じパターンが出てきたとき、
「あ、これ知ってる」
と拾えるようになってきます。
年に関連する記事
最後まで読んでいただきありがとうございました。
RYO英会話ジムでは、
「文字なら分かる英語」を、実際に聞ける・話せる英語へ変えること
を大切にしています。
this yearやlast yearも、
単語だけではなく、実際の会話の中の音として覚える
ことを意識してみてください。
それでは、See you again!









































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