こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
「単語や文法はある程度分かるのに、いざ話そうとすると英語が出てこない」
「TOEICや英検の勉強はしてきたけれど、会話になると自信がない」
「海外転勤が決まりそうだけど、この英語力で大丈夫かな……」
そんな悩みを持っている方は、かなり多いです。
実際、RYO英会話ジムにも、
英語の基礎知識はあるものの、実際に話す場面になると言葉がなかなか出てこない
という方が多くいらっしゃいます。
今回は、
- 海外転勤に向けて英語を伸ばしたい社会人
- 旅行先や日本で外国人と自然に話したい社会人
という2つの実例をもとに、
「英語の基礎はあるのに話せない人は、何を鍛えればいいのか」
を解説します。
※実例はプライバシー保護のため、一部情報を変更・省略しています。
- 1 結論|英語の知識不足ではなく「使う練習」が足りないことが多い
- 2 実例1|海外転勤に備えたい。でも日常会話でも英語がすぐ出てこない
- 3 海外転勤では「英語を知っている」だけでは足りない
- 4 海外転勤前に鍛えたいのは「瞬発力」
- 5 「オンライン英会話をやっているのに話せない」こともある
- 6 話す → 修正 → もう一度話す
- 7 実例2|英検2級を持っていても、旅行先では英語が出てこない
- 8 英検・TOEICの知識と会話力は同じではない
- 9 旅行英会話は「フレーズ暗記」だけでは足りない
- 10 旅行・日常英会話で鍛えたいのは「反応力」
- 11 「話せない原因」は人によって違う
- 12 英語の基礎はあるのに話せない人によくある5つの原因
- 13 英語を話せるようになるには「発想力」も必要
- 14 仕事で英語を使うなら「論理力」も必要になる
- 15 英語学習で「アウトプット量」が重要な理由
- 16 英語の基礎がある人ほど、アウトプットへ移った方がいい
- 17 僕なら「今日言えなかった英語」を毎回記録する
- 18 英語の基礎はあるのに話せない人におすすめの練習法
- 19 英語の基礎はあるのに話せない人によくある質問
- 20 まとめ|「知っている英語」を「使える英語」に変える
結論|英語の知識不足ではなく「使う練習」が足りないことが多い
最初に結論からいうと、
英語の基礎はあるのに話せない人は、知識を増やすより「使う練習」を増やした方が伸びるケースが多い
です。
例えば、
“go”の意味を知っている。
過去形が“went”だと知っている。
文法問題なら正解できる。
でも、
「週末何をしましたか?」
と突然聞かれたときに、
すぐ英語で答えられるかは別問題
です。
英会話では、
聞く。
↓
意味を理解する。
↓
何を言うか考える。
↓
英文を作る。
↓
口から出す。
という処理を、かなり短い時間で行います。
そのため、
知識を持っていることと、会話で使えることにはギャップがあります。
実例1|海外転勤に備えたい。でも日常会話でも英語がすぐ出てこない
1人目は、
将来的な海外転勤に備えて英語力を伸ばしたい社会人の方
です。
もともと英語の基礎知識はあり、
YouTubeで英語を学んだり、
複数のオンライン英会話を試したりしていました。
つまり、
英語を全く勉強してこなかったわけではありません。
ただ、
普段の生活で英語を話す機会が少なく、
実際に会話になると、
日常的な内容でも英語を組み立てるのに時間がかかる
状態でした。
目標は、
- 海外転勤に備える
- 外国人と自然にコミュニケーションする
- 仕事でも英語を使えるようになる
ことでした。
海外転勤では「英語を知っている」だけでは足りない
海外転勤を考えている人の場合、
単純な日常英会話だけでは足りないことがあります。
実際の仕事では、
- 自分の意見を伝える
- 状況を説明する
- 質問する
- 聞き返す
- 理由を説明する
- 提案する
- 相手の意見に反応する
必要があります。
例えば、
“What do you think?”
と突然聞かれたとします。
意味は簡単ですよね。
でも、
「自分の意見+理由+具体例」
まで英語でその場で話せるかというと、
急に難しくなります。
これが、
「英語は分かるけど、仕事では話せない」
という状態です。
海外転勤前に鍛えたいのは「瞬発力」
このタイプの方に特に必要なのが、
英語を瞬時に組み立てる力
です。
例えば、
「最近仕事で大変だったことは?」
と聞かれたときに、
頭の中で日本語を長く作ってから翻訳するのではなく、
今持っている英語で、まず答える
練習です。
例えば、
We had a problem with the schedule, so I had to talk with my team and change the plan.
完璧な英文でなくても構いません。
まず、
自分の考えを英語として出す
ことが大切です。
「オンライン英会話をやっているのに話せない」こともある
実は、
オンライン英会話を長く続けていても、
話す力が思ったほど伸びない人はいます。
理由の一つが、
会話が毎回その場限りになっていること
です。
例えば、
今日は仕事について話す。
間違える。
講師に直してもらう。
でも、
次のレッスンでは全く別の話題。
これだと、
せっかく直してもらった英語が定着しにくくなります。
僕は、
「間違えた英語を、次にもう一度使う」
ことがかなり重要だと思っています。
話す → 修正 → もう一度話す
英語を話せるようになるには、
このサイクルがかなり強いです。
知識を増やすだけではなく、
口から出せる状態まで持っていく
ということです。
実例2|英検2級を持っていても、旅行先では英語が出てこない
もう1人は、
以前に英検2級を取得した経験がある社会人の方
です。
英語そのものは嫌いではなく、
時々英語ニュースを聞くなど、
英語に触れる機会もありました。
ただ、
日常生活で実際に英語を使うことはほとんどありません。
目標は、
- 海外旅行で現地の人と自然に話す
- 外国人観光客とコミュニケーションする
- 英語を使うことへの抵抗をなくす
ことでした。
英検・TOEICの知識と会話力は同じではない
ここも非常によくあるケースです。
英検。
TOEIC。
大学受験。
学校英語。
こうした勉強を通して、
英語の知識は持っている。
でも、
その知識を会話で使った経験が少ない
という状態です。
例えば、
レストランで、
「おすすめは何ですか?」
と言いたいとします。
What do you recommend?
という表現を知っていても、
本番で緊張すると、
「あれ……recommendってどう使うんだっけ?」
となることがあります。
これは知識不足というより、
取り出す練習不足
です。
旅行英会話は「フレーズ暗記」だけでは足りない
旅行英会話教材を見ると、
よく、
Could I have this?
Where is the station?
などの定番フレーズが載っています。
もちろん便利です。
ただ、
実際の旅行では、
相手が教科書通りに返事してくれるとは限りません。
ここが難しいところです。
例えば、
こちらが質問したあと、
想定していない英語が返ってくる。
早口で聞き取れない。
知らない単語が出てくる。
そこで止まってしまいます。
だから、
旅行英会話でも、
質問する練習だけでなく、相手の返答に反応する練習
が必要です。
旅行・日常英会話で鍛えたいのは「反応力」
例えば、
相手の英語が聞き取れなかったとします。
そのとき、
沈黙してしまうのではなく、
Sorry, could you say that again?
Sorry, I didn’t catch that.
What do you mean?
と言えるだけでも、
会話は続きます。
英語が話せる人は、
すべて聞き取れているわけではありません。
分からないときに、
どうやって会話を続けるかを知っています。
「話せない原因」は人によって違う
今回の2人を比べても、
必要な英語はかなり違います。
海外転勤を目指す人なら、
- 意見を伝える
- 理由を説明する
- 会議で質問する
- 状況を報告する
力が重要です。
一方、
旅行や外国人との日常会話なら、
- 簡単な質問
- 相づち
- 聞き返し
- 会話を広げる
力が重要です。
だから、
「英語が話せないから、とりあえず単語帳をやる」
ではなく、
「自分はどんな場面で英語を使いたいのか?」
から逆算した方が効率的です。
英語の基礎はあるのに話せない人によくある5つの原因
僕がこれまで英語学習者を見てきて、
特によくあるのがこの5つです。
1. 英語を話す量が少ない
一番多いです。
単語。
文法。
リスニング。
はやっているけれど、
自分から英語を作って話す時間がほとんどない。
これでは、なかなか口から出るようになりません。
2. 日本語を完璧に作ってから英訳している
日本語で長い文章を作り、
それを英語へ変換しようとすると、
かなり時間がかかります。
会話では、
今持っている英語でシンプルに言う
力が重要です。
3. 間違えるのが怖い
文法を間違えたらどうしよう。
発音がおかしかったら恥ずかしい。
そう思うと、
発言量そのものが減ってしまいます。
でも、
話さなければ、どこが弱いのかも分かりません。
4. 言えなかった英語を復習していない
これはかなりもったいないです。
英会話で、
「これが言えなかった」
という場面は、
最高の教材
です。
そこを復習して、
次回もう一度使う。
この積み重ねが重要です。
5. 自分の目的と教材が合っていない
海外会議で英語を使いたい人が、
旅行英会話ばかり勉強しても効率は良くありません。
逆も同じです。
自分が実際に使う英語を練習する
ことが重要です。
英語を話せるようになるには「発想力」も必要
英会話では、
英単語や文法だけでなく、
何を話すかを考える力
も必要です。
例えば、
“What do you think about working from home?”
と聞かれたとします。
英語以前に、
「特に何も思いつかない」
となってしまう人もいます。
そこで、
結論 → 理由 → 具体例
のように、
話の組み立て方を持っておくと楽になります。
例えば、
I like working from home because I can save commuting time. For example, I used to spend almost two hours commuting every day.
これだけでも、
かなり伝わりやすくなります。
仕事で英語を使うなら「論理力」も必要になる
海外転勤やビジネス英語では、
単純に話せるだけでなく、
相手に分かりやすく説明する力
も重要です。
例えば、
「この案には反対です」
だけではなく、
なぜ反対なのか。
どんな問題があるのか。
代案は何か。
まで伝える必要があります。
そのため、
ビジネス英語では、
英語力+論理的に話す力
の両方を伸ばす必要があります。
英語学習で「アウトプット量」が重要な理由
RYO英会話ジムでは、
かなりアウトプット量を重視しています。
理由はシンプルで、
英語は「知っている」だけでは話せるようにならないから
です。
スポーツに少し似ています。
バスケットボールのルールを本で100時間勉強しても、
実際にシュートを打ったことがなければ、
試合ではうまくできません。
英語も同じです。
単語や文法は、
プレーするための知識
です。
でも、
実際に話すには、
口を使って練習する必要があります。
英語の基礎がある人ほど、アウトプットへ移った方がいい
特に、
- 中学・高校英語を勉強した
- TOEIC600〜800点程度ある
- 英検2級前後の知識がある
- 英文を読めばだいたい分かる
という人の場合、
さらに単語・文法だけを増やし続けるより、話す練習を増やした方が一気に変わることがあります。
もちろん、
分からない文法や語彙はその都度補います。
ただ、
インプット100%から、インプット+アウトプットへ変える
ことが重要です。
僕なら「今日言えなかった英語」を毎回記録する
これは簡単なのでおすすめです。
英会話をしたら、
毎回、
「今日言えなかったこと」を3つだけ記録
します。
例えば、
- 最近仕事が忙しくなってきた
- その件はまだ決まっていない
- もう少し検討する必要がある
と言えなかったとします。
その英語を調べる。
次のレッスンで使う。
また修正する。
これだけでも、
自分専用の英会話教材
がどんどんできます。
英語の基礎はあるのに話せない人におすすめの練習法
僕なら、次のように進めます。
STEP1
実際に英語で話す
↓
STEP2
言えなかった表現を記録
↓
STEP3
自然な英語へ修正
↓
STEP4
声に出して何度か練習
↓
STEP5
次の会話で実際に使う
このサイクルを繰り返します。
知識を増やす → 話す
だけではなく、
話す → 問題を見つける → 学ぶ
という順番も取り入れるのがポイントです。
英語の基礎はあるのに話せない人によくある質問
TOEICの点数はあるのに話せないのはなぜ?
TOEICで主に測る力と、
実際に自分で英文を作って話す力は完全には同じではありません。
スピーキングは別途アウトプット練習が必要
です。
英検2級くらいあれば英会話できますか?
基礎知識としては十分役立ちます。
ただし、
知識を瞬時に使う練習をしていない場合、
会話では言葉が出にくいことがあります。
海外転勤前は何を勉強すればいいですか?
単語・文法だけではなく、
会議、報告、質問、自己紹介、雑談など、実際に使う場面を想定して話す練習
をおすすめします。
オンライン英会話だけでも話せるようになりますか?
使い方次第です。
ただ会話するだけではなく、
発言を修正し、復習し、次回また使う
ところまで行うと効果が高くなります。
外国人の前だと緊張して話せません
珍しいことではありません。
まずは、
短い文章でもいいので答える。
分からなければ聞き返す。
という経験を増やしてください。
「止まらずに会話を続ける経験」
が自信につながります。
まとめ|「知っている英語」を「使える英語」に変える
今回紹介した2人は、
英語力も目的も違いました。
ただ、
共通していたのは、
英語の知識そのものより、実際に使う経験が不足していたこと
です。
海外転勤を目指す人なら、
仕事で意見・理由・説明を伝える練習。
旅行や外国人との会話を楽しみたい人なら、
質問・相づち・聞き返し・会話を広げる練習。
というように、
自分が使う場面から逆算して練習する
ことが重要です。
そして、
英語を話せるようになるためには、
話す → 間違える → 修正する → もう一度使う
というサイクルを繰り返します。
RYO英会話ジムでも、
単純に教材を読み進めるのではなく、
実際にたくさん話してもらい、
発言内容を見える化し、
どこを改善すればもっと伝わる英語になるのかを確認しながら練習しています。
「英語は勉強してきた。でも、なぜか話せない」
という方は、
次に必要なのは、
さらに知識を増やすことではなく、今持っている英語を使い切る練習
かもしれません。
まずは今日、
自分の仕事や最近あった出来事について、
1分だけ英語で話してみてください。
そこで止まったところが、
次に伸ばすべきポイントです。
それでは、See you around!































① 話す
↓
② 言えなかった部分を見つける
↓
③ 修正してもらう
↓
④ 正しい表現でもう一度話す
↓
⑤ 次の会話でまた使う