こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。コミュニケーションにおいて、「It’s okay」「That’s okay」「Okay」は頻繁に使われる表現です。しかし、これらの言葉には微妙な違いがあり、使い分けが重要です。今回はその違いと使い方に焦点を当てて解説します。
目次
It’s okayの意味と使い方
ミスをした同僚から「ごめん」と言われて…
同僚から手伝おうかと聞かれて…
食べている料理はどうか聞かれて…
いかがでしたでしょうか。It’s okayは「大丈夫です」と「普通です」という2つの意味があります。「大丈夫」という意味の場合は、2つ使えるシーンがあり、1つは相手に謝られたときと、2つは相手から丁寧に断るときです。そして3つは、食べ物の感想を聞かれたときの返答として使うことができます。他にも同じ意味の表現があるので以下みてみましょう。
- 謝られたときのIt’s okayはdon’t worryやIt’s fineと同じ
- 丁寧に断るときのIt’s okayはNo thank youやI’m fineと同じ
- 食べ物/飲み物の感想を聞かれたときのIt’s okayはIt’s average, It’s fineと同じ
It’s okay vs Okay
以下よくある間違いの例です。
先生から…
前回やったことを復習しましょう。
Okayは「了解」や「はい」という意味です。同意や了承を表します。あるいは、相手の提案や申し出に対して肯定的な返答を示します。使い手のトーンや文脈によって微妙なニュアンスが変わるため、自然なコミュニケーションを築く上で重要な言葉と言えるでしょう。
学習者はよくIt’s okayとOkayを混同してしまいがちです。「はい」という意味でIt’s okayを使っていますが、It’s okayにはそういう意味はないのでOkayと返答するべきです。It’s okayだと相手にNo thank youと言っているように聞こえてしまう可能性があります。このあたりちゃんと使い分けられるようにしておきましょう。
- Fine: “Is 5 PM okay for the meeting?” – “Yes, that’s fine with me.” 「会議のために午後5時は大丈夫ですか?」 – 「はい、それで結構です。」
- All right: “Let’s meet at the cafe at 7 PM, is that all right?” – “All right, see you there.” 「カフェで午後7時に会いましょう、それでいいですか?」- 「了解、そこで会いましょう。」
- Understood: “I need the report by tomorrow.” – “Understood, I’ll prioritize it.” 「明日までにレポートが必要です。」 – 「了解しました、優先的に取り組みます。」
All right.との違いは?
- 「okay」は一般的に非形式的でくだけた表現と考えられ、友達や家族との会話などでよく使われます。
- 一方で、「all right」はやや形式的で、よりビジネスや公式な状況で使用されることがあります。
It’s okay vs That’s okay
That’s okayについては入れ替えて使える場合が限られます。It’s okayと同じく使えるシーンについては「相手に謝られたとき」のみです。
水をこぼして謝られて…
大丈夫ですよ。気にしないでください。
そしてThat’s okayだけ使える場面としては、相手からの依頼に対してOKを出すときです。その場合That’s no problemと同じと考えてよいです。
友人から…
同じような表現
No problem.
- “I couldn’t finish the report on time.” – “No problem, we can extend the deadline.”
- 「レポートを時間内に仕上げられませんでした。」 – 「問題ありません、締め切りを延ばすことができます。」
参照:まだ使いこなせてないNo problemの3つの意味とその使い方
Don’t worry about it.
- “I broke your pen. I’m sorry.” – “Don’t worry about it, it’s just a pen.”
- 「君のペンを壊してしまった。ごめんなさい。」 – 「気にしないで、ただのペンだから。」
参照:Don’t worryの意味とその使い方【緊張や動揺している相手へ】
Sure.
- “Can I borrow your laptop?” – “Sure, go ahead.”
- 「君のノートパソコンを借りてもいいですか?」 -「もちろん、どうぞ。」
参照:ネイティブは使い分けてる!sureとof courseの違い
押さえておくべきポイント
- 「It’s okay」は、何かが問題ない状況に対する安心感を表現する。
- 「That’s okay」は、謝罪に対する許容や相手への気遣いへの感謝を示す。
- 「Okay」は、同意や了解、または提案への肯定的な返答を意味する。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。これらの表現を使いこなすことで、コミュニケーションがよりスムーズになります。微妙なニュアンスを理解し、適切に使い分けることで、より的確なコミュニケーションが可能です。ぜひ日常会話で活用してみてください!以上が教科書では学べない”It’s okay”の意味と3つの使い方【OkayやThat’s okayとの違いもわかる】でした。それではSee you around!