こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。今日は「割り勘にしよ」の英語表現についてお話します。この記事を読めば、レストランでのお会計がスムーズになります。それでは、まいりましょう。
目次
まずは会話を聞いてみよう
まずは、二人の会話をみてみましょう。
お会計時に…
お勘定がきたね。割り勘にしよう。
“Let’s split the check.”の意味は?
お勘定のときに、サラッと「割り勘にしよ。」と英語で言えるとカッコイイですよね。そういうときは、“Let’s split the check.”と言います。”split”は動詞で「分割する」という意味です。そして”check”は名詞で「勘定」という意味です。
冠詞の”the”は忘れない
“the”「その」はお互いがどれと認識できるものに使います。「そのお勘定」と言った場合、自分と友人が頼んだもののお勘定を指していることになりますね。ここで冠詞の”the”を忘れて使ってしまう人は多いのではないでしょうか。もちろん冠詞”the”がなくても通じます。でも、しっかりと”the”をつけることで自然な英語を話せるな、という印象を与えます。
“check”と”bill”の違いは?
“split the bill”という言い方もしますが、”bill”は主にイギリスで使われ、アメリカでは”check”を使うのが一般的とされています。だからといって、アメリカで”split the bill”が通じないわけでは全くないので、どちらを使ってもいいと思います。
1. 初対面の人から「おごるよ」と言われたら?
まずは二人の会話を見てみましょう。
同僚と食事をして…
いやいや。割り勘にしましょうよ。
気前のいい人なら、初対面の相手にもおごることもあるでしょう。でもさすがに初対面の人からおごってもらうのは、なんとなく気が引けます。そんなときは、提案を表す助動詞”should”を使って、“We should split the bill.”「割り勘にしましょうよ。」と言うとよいでしょう。
2. 多めに注文した場合に「私が多めに払います」と言うなら?
まずは二人の会話をみてみましょう。
友人とお会計時に…
割り勘にしよ。一人500ドルね。
すこし多めに払うよ。君より注文したから。
自分が少し多めに注文したときなんかに、「割り勘にしよ。」とは言えないですよね(笑)。その時点でちょっとせこいやつと思われてしまうかもしれません。それは避けたいところです。そんなときは、“I ‘ll pay a little more.”「少し多めに払うね。」と言いましょう。
3. ほとんど自分が注文してたら?
場合によっては、ほとんど自分が注文しているときもあるでしょう。そういうときは、代名詞”most”を使って、“I’ll pay the most.”「私がほとんど払うね。」と言いましょう。
4. “Let’s go dutch.”はあまり使われないって本当?
インターネット上でも、割り勘に関連する記事を読みましたが、”Let’s go dutch.”はあまり使われないと書いています。確かに、”Let’s split the bill.”という表現は何度も聞いたことがありますし、自分も使っています。しかし”Let’s go dutch.”は数回程度しか使ったことがありません。理由としては2つあります。
1つ目はそもそもイディオム表現なので知らない人もいる
“Let’s go dutch.”はそもそも、イディオム表現なので、アメリカやイギリス、カナダなど英語圏であれば、知らない人はほとんどいないと思いますが、今、英語は国際言語です。その中で、よりわかりやすい英語が好まれる時代に、わざわざ”Let’s go dutch.”を使う人はあまりいないと思います。
2つ目は”dutch”には軽蔑的な意味合いが含まれる
辞書で調べてみると”dutch”は「オランダ人の」という意味です。しかし、歴史の観点から見ると、実はマイナスなイメージで使われてきた背景もあります。昔、イギリスとオランダが海外発展を競っていたので、イギリスのライバル意識から、オランダ人に節約家が多いことから、皮肉って”go dutch”で「割り勘をする」というイディオムが生まれました。なので、オランダ人の前で使うのは避けたほうがいいでしょうね。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。以上が「割り勘にしよ」の英語表現についてでした。それでは、See you around
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