こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
今回は 「There is something wrong with + (名詞)」 という英語表現について、意味や使い方をわかりやすく解説します。
このフレーズを使えるようになると、状況の違和感や問題点を自然に伝えられるようになります。
英語力をさらに一段階アップさせるために、ぜひ最後までチェックしてください!
- 1 「wrong」をもっと使いこなしたいあなたへ|関連記事のご紹介
- 2 「broken」としか言えなかったあの頃:学びの失敗から得た気づき
- 3 「There is something wrong with + (名詞)」の基本の意味
- 4 状況や方法に対しても使える
- 5 具体的な問題を指摘せずに違和感を伝えるときにも便利
- 6 まとめ:幅広く使える便利な表現
- 7 シーン別|「There is something wrong with 〜」の会話例
- 8 自然に使うコツとポイント
- 9 まとめ
- 10 英語表現を「使える」ようになるには、間違いと改善の繰り返しがカギ
- 11 音声を聞いて練習しよう
- 12 似た英語表現と関連語彙一覧
- 13 まとめ
- 14 練習クイズ:状況に合った英語表現を選ぼう!
- 15 クイズのまとめ
- 16 よくあるNG表現パターンとその改善ポイント
- 17 まとめ:自然に伝えるコツは「直接すぎず、感じた違和感を表すこと」
- 18 まとめ|「There is something wrong with〜」は違和感をやさしく伝える万能表現
「wrong」をもっと使いこなしたいあなたへ|関連記事のご紹介
今回ご紹介する「There is something wrong with〜」は、ほんの一例。
実は 「wrong」を使った便利な英語表現は他にもたくさんあります!
似ているようで意味がまったく違ったり、誤解を招く使い方になってしまうこともあるので、しっかりと使い分けを理解することが大切です。
以下の記事もあわせて読むことで、「wrong」をもっと自然に使えるようになりますよ。
- 一見似ているけど意味が180度違う
👉 What’s wrong? と What’s wrong with you? の違い - 「誤解する・間違って理解する」時に使える表現
👉 get (someone or something) wrong の意味とその使い方【カジュアルな表現】 - 違和感をぼんやり伝えるのにも便利な
👉 「seems to be」を使った英語表現をマスターしよう!
ぜひあわせて読んでみてくださいね!
使える英語表現が、グッと広がります。
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「broken」としか言えなかったあの頃:学びの失敗から得た気づき
英語学習をしていると、「あれ、こういうときってなんて言えばいいの?」と立ち止まってしまう瞬間、ありますよね。
ある日、RYO英会話ジムの生徒さんがこんな経験を話してくれました。
「パソコンの調子が悪いって言いたかったのに、頭に浮かんだのは “My computer is broken.” の一言だけでした。」
確かに “broken” でも伝わらなくはありませんが、実際は故障というより“動きが遅い”“フリーズする”など、もっと微妙な状況だったとのこと。
でもその時はうまく言葉にできず、「また壊れたって言ってしまった…」と悔しい思いをしたそうです。
この経験をきっかけに、その方は
- 「正確な状況をもっと自然に伝えたい」
- 「自分の言葉で、モヤモヤを英語にしたい」
という思いが強くなり、アウトプット中心の学習に切り替えました。
そして学んだのが今回紹介している 「There is something wrong with 〜」 のような表現。
「今では、“ちょっとおかしいな”って感じたときに、自然に言葉が出てくるようになりました。自分の感覚をそのまま英語で言えるのって、すごく気持ちいいです。」
失敗は落ち込むためにあるのではなく、「次にうまく言うためのきっかけ」になる。
そんなことを教えてくれるエピソードです。
「There is something wrong with + (名詞)」の基本の意味
「〜に何かおかしいところがある」
この表現は、「(名詞)に何か問題がある・異常がある」という意味です。
たとえば、以下のように使われます:
- There is something wrong with my computer.
(私のコンピューターに何か問題がある)
この場合、「動作がおかしい」「エラーが出る」など、コンピューターが正常に動いていないことを伝えています。
状況や方法に対しても使える
この表現は、物だけでなく、方法や状況、人の考え方にも使うことができます。
- There is something wrong with the way we are approaching this issue.
(私たちのこの問題への取り組み方に、何か問題がある)
このように使うと、今のやり方に違和感がある・改善が必要だと感じていることをやんわり伝えることができます。
具体的な問題を指摘せずに違和感を伝えるときにも便利
「問題が何かははっきりわからないけれど、何か変だな」と感じるときにも使えます。
このフレーズは、次のようなシチュエーションに役立ちます:
- 人間関係がなんだかうまくいっていないと感じるとき
- 相手の態度に違和感を覚えたとき
- 環境や空気感がいつもと違うとき
つまり、はっきりとした証拠がなくても、何か「おかしい」と思ったときに、それをやさしく伝える表現としてぴったりなんです。
まとめ:幅広く使える便利な表現
「There is something wrong with + (名詞)」は、
機械の故障から人間関係の不調和まで、幅広い場面で使える便利な表現です。
- 問題の内容を特定せずに使える
- 丁寧に違和感を伝えたいときに便利
- 考え方や態度に対しても使える
ぜひ、日常の英会話の中でも積極的に使ってみてくださいね!
シーン別|「There is something wrong with 〜」の会話例
シーン①:パソコンの調子が悪いとき
A: Hey, you look frustrated. Everything okay?
B: Not really. There’s something wrong with my laptop. It keeps freezing every few minutes.
A: That’s annoying. Maybe you should get it checked.
和訳
A:ねえ、イライラしてるみたいだけど、大丈夫?
B:実はそうでもなくて。ノートパソコンの調子が悪いんだ。 数分おきにフリーズしちゃって。
A:それは困るね。一度見てもらったほうがいいかもよ。
シーン②:友人の様子がちょっと変
A: Is everything okay with John? He seems really quiet today.
B: Yeah, I noticed that too. There’s something wrong with him, but I’m not sure what.
和訳
A:ジョン、大丈夫かな?今日はすごく静かだよね。
B:うん、私もそう思った。なんか様子がおかしいんだけど、理由がわからなくて。
シーン③:サービスに対して不満を感じたとき
A: How was the restaurant?
B: Honestly, there was something wrong with the service. We waited almost an hour for our food.
和訳
A:レストランどうだった?
B:正直言って、サービスがちょっとおかしかったんだよね。 料理が出てくるのに1時間近く待ったし。
シーン④:やり方に違和感を覚えたとき(ビジネスシーン)
A: We’ve been following the same strategy for months now.
B: I know, but there’s something wrong with the way we’re handling customer complaints. The feedback hasn’t been great.
和訳
A:何ヶ月もずっと同じ戦略を取ってるよね。
B:そうだね。でも、顧客のクレーム対応のやり方にちょっと問題があると思う。 フィードバックも良くないし。
自然に使うコツとポイント
✅ 1. 問題の内容がはっきりしていなくてもOK
違和感や曖昧なトラブルを伝える時にもぴったりです。
例:
- There’s something wrong with this app.(このアプリ、なんかおかしい)
→ バグかもしれないし、動作が重いのかもしれない。でもそれを特定しなくても使える。
✅ 2. ちょっと控えめに問題を伝えたい時に使いやすい
相手を責めることなく、ソフトに問題を指摘できます。
例:
- There’s something wrong with this report.(この報告書、何かちょっと違和感ある)
→ はっきりと「間違ってる」とは言わずに、修正の余地があることを示唆。
✅ 3. 「with」の後に来る名詞のバリエーションを増やそう
モノ・人・方法・状況など、いろいろな対象に使えます。
- with my phone(スマホ)
- with the way he talks(彼の話し方)
- with this plan(この計画)
- with our relationship(私たちの関係)
まとめ
「There is something wrong with + 名詞」は、問題点が明確でなくても使える便利な表現。
日常会話からビジネスまで、幅広いシーンで活用できます。
ポイントは、「なんとなくおかしい」「ちょっと変だな」を自然に伝えること。
ぜひ、今日から使ってみてくださいね!
英語表現を「使える」ようになるには、間違いと改善の繰り返しがカギ
「このフレーズ、意味はわかったけど、実際の会話でどう使えばいいんだろう…?」
多くの英語学習者が直面するこの壁。理解するだけでは、英語は話せるようになりません。
RYO英会話ジムでは、この壁を越えるために、“実践的アウトプット”を徹底的に重視しています。
生徒さんは、レッスン中にとにかく話す。その場でフィードバックと改善を繰り返すことで、「間違えながら覚える」ことの価値を体感しています。
実際の生徒さんの声より
「間違えてもいい、むしろ“気づけるチャンス”なんだと初めて思えました。」
(30代・外資系勤務)
「今までは『知ってるつもり』で止まっていた表現も、実際に使ってフィードバックをもらうことで、自然と口から出るように。」
(40代・コンサルタント)
「ただ英語を学ぶだけじゃなくて、自分の伝え方のクセや、思考のクセにも気づけたのが大きな収穫でした。」
(20代・大学院生)
こうした声が示す通り、一人では気づきにくい“本当の課題”を見つけ、改善する機会があるからこそ、表現力がどんどん磨かれていきます。
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もしあなたが、
「英語表現をもっと自在に使えるようになりたい」
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と思っているなら、まずはRYO英会話ジムの無料体験レッスンを試してみてください。
あなたの英語がどうすればもっと伝わるのか、プロの目線でフィードバックさせていただきます。
音声を聞いて練習しよう
友人がパソコンをいじっていて…
僕のパソコンの調子が悪いんだ。
友人が車を見ていて…
俺の車の様子がおかしいわ。
ホテルに滞在していて…
すみません、私の部屋のシャワーの調子がよくないんですが。
いつも非常識なことを言う友人へ…
君の考え方はどっかおかしいわ。
あいまいな関係の相手へ…
私たちの関係は何かへんだよ。
正しくないことしているのに堂々としていて…
君の態度はなんか間違ってるわ。
似た英語表現と関連語彙一覧
1. Something seems off
- 意味: 何かがおかしい気がする/ちょっと変な感じがする
- 使い方: 感覚的な違和感をやんわり伝える時に便利
- 例: Something seems off about his attitude today.
(今日の彼の態度、なんか変だな)
2. Something doesn’t feel right
- 意味: しっくりこない/違和感がある
- 使い方: 感情や直感に基づく違和感を表現
- 例: I don’t know why, but something doesn’t feel right.
(理由はわからないけど、なんか変な感じがする)
3. Something is not quite right
- 意味: 何かが完全に正しくない/少しおかしい
- 使い方: 丁寧に不具合や異常を伝えたいときに
- 例: Something is not quite right with this data.
(このデータ、ちょっとおかしいな)
4. Out of order
- 意味: (機械などが)故障している
- 使い方: 物理的な故障や使用不可状態を直接伝える
- 例: The elevator is out of order.
(エレベーターは故障中です)
5. Malfunction / glitch
- 意味: 故障・不具合(名詞)
- 使い方: 特にITや機械関連での問題に使うことが多い
- 例: There was a glitch in the system.
(システムに不具合が発生した)
6. Acting up
- 意味: (機械・体・子供などが)調子が悪い、うまく動かない
- 使い方: 少しカジュアルな表現
- 例: My phone has been acting up lately.
(最近スマホの調子が悪い)
7. Not working properly / correctly
- 意味: 正常に動作していない
- 使い方: 状態を明確に説明したいときに便利
- 例: The printer is not working properly.
(プリンターがうまく動かない)
8. Faulty / defective
- 意味: 欠陥がある、初期不良
- 使い方: 製品や部品の品質に関して使うことが多い
- 例: This product is faulty and needs to be replaced.
(この製品には欠陥があり、交換が必要です)
まとめ
「There is something wrong with〜」はとても便利な表現ですが、他の表現も知っておくと、状況に合わせてより正確に気持ちや状況を伝えることができます。
✅ 直感的な違和感 → Something feels off / doesn’t feel right
✅ 物理的な不具合 → Out of order / malfunction / not working properly
✅ 製品の問題 → faulty / defective
✅ カジュアルな表現 → acting up
場面や相手に合わせて、ぜひ使い分けてみてくださいね!
練習クイズ:状況に合った英語表現を選ぼう!
クイズ①
あなたのパソコンが突然フリーズして、何も操作できなくなりました。これを伝えたいとき、自然な表現はどれ?
A. My computer is noisy.
B. My computer is broken.
C. There is something wrong with my computer.
→ 「壊れた(broken)」とまでは言えないけれど、明らかに通常と違う状態。このような「なんかおかしい」を伝えるのにぴったりの表現です。
「noisy(うるさい)」は音に関する限定的な情報なので、この状況には不自然です。
クイズ②
会議で、問題へのアプローチが間違っている気がしたとき。やんわりと提案するように言うには?
A. There is something wrong with our approach.
B. Our approach is wrong.
C. We should quit this approach.
→ 直接「間違ってる」とは言わず、柔らかく問題を指摘できる便利な表現。ビジネスシーンでもよく使われます。
Bは断定的で攻撃的な印象を与えやすく、Cは極端な提案になってしまいます。
クイズ③
友達の様子がいつもと違って、心配になりました。何と言えば自然?
A. He looks weird.
B. There is something wrong with him.
C. He is broken.
→ 「体調が悪そう」「元気がない」「いつもと違う」など、具体的にわからないけど“気になる状態”をやさしく伝えるときにぴったり。
Aはやや失礼な響きがあり、Cは完全に不自然な表現です(”broken”は人間には基本的に使いません)。
クイズ④
自動販売機が反応しません。困ったあなたが言うべきセリフは?
A. There is something wrong with this machine.
B. This machine is so rude.
C. I think this machine hates me.
→ 機械や装置に何か不具合があるときの定番フレーズ。 ほかの選択肢は冗談としてならOKですが、真面目な状況では避けましょう。
クイズのまとめ
どれも実際の英会話に出てくるようなリアルなシチュエーションばかりです。
「何かおかしい」と感じたとき、それを自然に英語で伝える第一歩として、「There is something wrong with 〜」を使いこなしていきましょう!
よくあるNG表現パターンとその改善ポイント
❌ NG①:「My ○○ is broken.」を多用しすぎる
例: My computer is broken.(コンピューターに少し不具合があるだけの時)
✅ 改善: There is something wrong with my computer.
理由: “broken” は「完全に壊れて使えない」というニュアンスが強く、
単に「遅い」「フリーズする」「反応が悪い」などの軽い不具合には不自然。
→ “なんか変だな”レベルなら「something wrong with」の方が適切!
❌ NG②:「There is something wrong without 〜」と誤って言ってしまう
例: There is something wrong without my phone.
✅ 改善: There is something wrong with my phone.
理由: “without”(〜なしで)は全く違う意味。
→ 正しい前置詞は “with”!(〜に対して問題がある)
❌ NG③:「There is something wrong with it.」だけで完結しすぎる
例: There is something wrong with it.(→ それだけで説明が終わってしまう)
✅ 改善: There is something wrong with it — it keeps restarting.
理由: “There is something wrong with 〜” はあくまで「違和感の表明」。
→ あとに一言でも「具体例」や「補足」があると自然で伝わりやすい。
❌ NG④:人に対して “broken” を使ってしまう
例: He is broken.(心の傷や様子の変化を伝えたかった)
✅ 改善: There is something wrong with him.
理由: “broken” は人に使うとかなりネガティブで異常な響きに。
→ 体調・気分・態度などの違和感は「something wrong with」の方がソフトで適切。
❌ NG⑤:「problem」を使いすぎて単調な表現になる
例: I have a problem with this. / This is a problem.
✅ 改善: There is something wrong with this.
理由: “problem” ばかり使うと、表現にバリエーションがなく、やや直接的でキツい印象を与えることも。
→ 「問題がある」と言いたい場面でも、あえて“something wrong with”で柔らかく伝えると自然な印象に。
まとめ:自然に伝えるコツは「直接すぎず、感じた違和感を表すこと」
「There is something wrong with 〜」は、“ちょっとした異常や違和感”をソフトに伝えるときにぴったりの表現です。
日本語からの直訳や単語への頼りすぎで、不自然な英語になってしまうこともあるので、
✅ brokenと使い分ける
✅ 正しい前置詞(with)を使う
✅ 少しの補足説明を加える
といった点を意識してみてください。
まとめ|「There is something wrong with〜」は違和感をやさしく伝える万能表現
今回は、「There is something wrong with + 名詞」という表現を通じて、
「何かおかしい」「ちょっと変だな」という感覚を英語で自然に伝える方法を学びました。
ポイントは以下の通りです:
- “壊れている”以外にも、違和感・不具合・不調和を表現できる
- 人・物・状況・考え方など、幅広く使える
- 具体的な問題がわからなくてもOK!感じたままに使える
- 丁寧に伝えることで、相手との関係も崩さずに済む
また、学習の中でありがちなNG表現や、日本人がよく陥る間違いについても取り上げ、
さらに関連する表現や語彙、クイズ、失敗エピソードを通して、理解を深めました。
英語は「知っている」だけではなく、「使える」ようになって初めて自分のものになります。
ぜひ実際の会話でどんどん使って、自信をつけていきましょう!
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