こんにちはRYO英会話ジムです。ビジネス英会話では、自然かつ効果的にコミュニケーションを行うために、様々なフレーズが用いられます。「Start off」はその中でも特に便利な表現の一つです。この記事では、「start off」の意味や使い方、関連する表現について詳しくご紹介します。それではまいりましょう。
目次
使う場面
「Start off」は、何かを始める、導入するという意味で使われます。特に、以下のような場面で頻繁に使用されます:
- 会議やプレゼンテーションを始めるとき
- 新しいプロジェクトやタスクを開始する際
- 議論や会話を始める時点で
例文
テニスをする前にメンバーへ…
軽い運動から始めましょう。
クライアントへプレゼンをする際に…
自己紹介から始めます。
start off withで「〜から始める」という意味です。前置詞withを伴って表現するのが普通です。目的語を置く場合もあります。例えばI started my career off with ABC company.と言えば「ABC会社からキャリアを積みました。」のように言うことができます。また動名詞を持ってくることもできますが、その場合は前置詞byを使います。
なのでstart off by -ingの形ですね。またどこかへ向かう際にもstart offが使えます。
明日の朝東京へ出発する予定だよ。
このようにstart off for 場所で、「〜へ出発する」という意味で使うことも可能です。
- “Let’s start off by reviewing last week’s progress.”(先週の進捗を確認して始めましょう。)
- “I’ll start off the meeting with some good news.”(会議を良いニュースから始めます。)
- “To start off, we need to discuss our marketing strategy.”(まずは、私たちのマーケティング戦略について話し合う必要があります。)
「Start off A with B」
「Start off A with B」という表現は、「A(何かの活動やイベント)をB(何らかの特定のこと)で始める」という意味です。このフレーズは、ある活動やプロセスを開始する際に特定の方法や要素から始めることを示しています。例えば:
- “Let’s start off the meeting with a brief overview.”(会議を簡単な概要から始めましょう。)
- “We’ll start off the class with an introduction to the basics.”(授業は基礎の紹介から始めます。)
このフレーズは、何かの始まりにおいて最初に行うべきステップやアクションを指定する際によく使用されます。
startとの違い
同僚が…
会議が始まったよ。
友人が…
映画は7時に始まるよ。
startはstart offを置き換えることができるケースが多くありますが、一方でstart offはstartといつも置き換えることはできません。シリーズ(続くもの)やある一つのアクティビティのステップの中の始まりを示唆するものでない場合、例えば1つの会議を開始するとき、その後に何か連続してする何かを示唆していません。また映画もそうです。
一方でプレゼンテーションで最初に自己紹介からstart offしてその後、スピーチに入るというように、何か連続することがプレゼンテーションの中で続くことを示唆する場合はstart offを使います。だからこの例文の場合は、start offを使うことができません。
Start outとの違い
簡単に言うと、「start out」は個人の経歴や旅などのより長い過程の始まりを示し、「start off」はより具体的な活動やイベントの開始を指します。
Start out
この表現は、特に何かのプロセスや旅の始まりを指します。人のキャリアや新しい冒険が始まるときによく使われます。例えば、「She started out as an intern and eventually became the CEO」という文では、キャリアの初期段階を指しています。
Start off
これは一般的に、会議、イベント、プロジェクトなどを始める際に使われます。また、ある特定の方法や状態で何かを開始する際にも用いられます。例えば、「Let’s start off the meeting with introductions」という文は、会議の最初に自己紹介から始めることを提案しています。
似た言い回し
Kick off
よりカジュアルな印象で、「始める」を意味します。
- 「Let’s kick off the workshop with a quick introduction.」
- 「ワークショップを簡単な自己紹介から始めましょう。」
Commence
よりフォーマルな表現で、「始める」という意味です。
- 「We will commence the conference at 9 AM.
- 「私たちは午前9時に会議を開始します。」
Embark on
新しい事業やプロジェクトを始める際によく使われる表現です。
- 「We are ready to embark on a new venture.」
- 「私たちは新しい事業を始める準備ができています。」
関連する語彙
Initiate
「始める」の意味。ビジネスで新しいプロジェクトやプロセスを開始する際に使われます。
- 「We must initiate the new procedure by next month.」
- 「私たちは来月までに新しい手順を開始しなければなりません。」
Launch
通常、新製品やサービスを市場に出す時に使われます。
- 「The company is planning to launch a new product line.」
- 「その会社は新しい製品ラインを市場に投入する予定です。」
Implement
あるプランやアイデアを実行に移すこと。
- 「We need to implement these strategies to improve our sales.」
- 「私たちはこれらの戦略を実行して販売を向上させる必要があります。」
押さえておきたいポイント
「Start off」は非常に汎用性の高い表現ですが、文脈に応じて使い分けることが重要です。カジュアルな会話では「kick off」、フォーマルな場では「commence」のように、場面に合わせた言い回しを選ぶと良いでしょう。
まとめ
それでは最後におさらいしておきましょう。覚えられたら今度はレッスンや実践でどんどんアウトプットして口に慣らしてください。
- start off with – 〜から始める
- start off by ~ ing – 〜することから始める
- start off for 場所 – 〜へ出発する
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最後まで読んでいただきありがとうございます。「Start off」とその関連表現をうまく使いこなすことで、ビジネス英会話がよりスムーズかつ効果的になります。今回紹介したフレーズを活用して、あなたのビジネスコミュニケーションをさらに充実させてみてください。それではSee you around!
“I’m going to start off with an introduction.
自己紹介から始めます。”
自己紹介と訳すならself-introductionの方がいいのではないでしょうか?
introduction自体に「自身について紹介すること」という意味があります。主語がIであることから自己紹介ということが明確になりますので、わざわざself-introductionと言わなくても問題ないです。以下ケンブリッジ辞書からの引用です。ご参考くださいませ。
the act of introducing one person to another:
Our next guest speaker needs little introduction.