こんにちは、RYO英会話ジムです。
「start off」は「〜から始める」「出発する」という意味で、ビジネスでも日常会話でもよく使われます。
✅ 即答
- start off with ~ = 「〜から始める」
- start off by ~ing = 「〜することから始める」
- start off for 場所 = 「〜へ出発する」
✅ 例文
- Let’s start off with a quick update.
(手短な報告から始めましょう。) - He started off his career with ABC Company.
(彼はABC社からキャリアをスタートしました。) - I’ll start off for Tokyo tomorrow.
(明日、東京へ出発します。)
さらに詳しく使い分けや似た表現を見ていきましょう。
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英語を学んでいると、似ている表現の違いで迷うことって多いですよね。
「begin」と「start」の違いも、よくある混乱ポイントのひとつです。
それぞれのニュアンスや使い分けを知ると、より自然で伝わりやすい英語が身につきます。
👉 「begin」と「start」の違いとその4つの使い分け
- 1 僕の失敗エピソード:startとstart offの違いがわからない!
- 2 克服のコツ(Tips)
- 3 「start off」の基本的な意味
- 4 使い方のパターン
- 5 「start」との違い
- 6 似た表現との比較
- 7 押さえておきたいポイント
- 8 シーン別英会話例と自然な使い方のコツ
- 9 音声を聞いて練習しよう
- 10 アウトプットして間違えることが成長の第一歩
- 11 よくあるNG表現パターン(日本人がやりがちなミス)
- 12 まとめ:NGを避ける3つのポイント
- 13 似た英語表現と関連語彙
- 14 ポイント整理
- 15 練習用クイズ
- 16 よくある質問(FAQ)
- 16.1 Q. 「start off」とは何ですか?
- 16.2 Q. 「start」と「start off」の違いは?
- 16.3 Q. 「start off with」とはどう使いますか?
- 16.4 Q. 「start off by」と「start off with」の違いは?
- 16.5 Q. 「start off for」とはどういう意味ですか?
- 16.6 Q. 「start out」と「start off」の違いは?
- 16.7 Q. 「kick off」と「start off」の違いは?
- 16.8 Q. 「commence」と「start off」の違いは?
- 16.9 Q. 「start off」でよくある間違いは?
- 16.10 Q. 実際に「start off」を使えるようになるには?
- 17 まとめ
僕の失敗エピソード:startとstart offの違いがわからない!
混乱した場面
英語を勉強し始めた頃、「start」は知っていたので安心して使っていました。
ところが会議の冒頭で、ついこんなふうに言ってしまったんです。
“Let’s start the meeting with introductions.”
これでも意味は通じますが、相手の表情がちょっと違和感ありそうで…。
その後にネイティブの同僚が “Let’s start off with introductions.” と言い直したときに、
「あれ?startにoffがつくだけで何が変わるの?」と頭が真っ白になったのを覚えています。
どこでつまずいたか
当時の僕は、「start」と「start off」のニュアンスの違いを理解できていませんでした。
特に「off」がつくことで、流れやプロセスの最初の一歩を表すことを知らなかったんです。
そのため「start off」の方が、会議やプレゼンの“始まりの始まり”にぴったりだったんですね。
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克服のコツ(Tips)
1. 「start」はシンプル、「start off」は流れの始まり
- start = 単純に始める
- start off = 流れやプロセスの最初を切り出す
👉 こう覚えると整理しやすいです。
2. 会議やプレゼンの冒頭は「start off」で
例)Let’s start off with today’s agenda.
(今日の議題から始めましょう。)
3. 失敗をチャンスに
僕自身も間違えたからこそ、「あ、ここはstart offが自然なんだ」と実感できました。
間違えた経験をメモして繰り返し使うことで、次第に口からスッと出てくるようになります。
「start off」の基本的な意味
「start off」は、「〜から始める」「(ある場所へ)出発する」 という意味を持つ表現です。
単なる「start(始める)」よりも、流れの最初の一歩を切り出すニュアンスがあります。
👉 ポイントは、何かが続いていくプロセスの始まりを表すときに自然に使えることです。
使い方のパターン
start off with 〜
「〜から始める」
会議やプレゼン、イベントの冒頭でよく使います。
- Let’s start off with a short introduction.
(簡単な自己紹介から始めましょう。)
start off by ~ing
「〜することから始める」
行動やステップの最初に焦点をあてます。
- He started off by thanking everyone.
(彼はみんなに感謝を述べることから始めました。)
start off for 場所
「〜へ出発する」
出発や移動の文脈で使えます。
- We’ll start off for Osaka tomorrow morning.
(明日の朝、大阪へ出発します。)
「start」との違い
- start:単純に「始める」
- start off:流れの最初を切り出すニュアンス
例:
- The movie starts at 7.(映画は7時に始まる → 単純に開始)
- The speaker started off with a joke.(スピーカーはジョークから始めた → 流れの入口を強調)
似た表現との比較
Kick off
カジュアルで「始める」。
- Let’s kick off the workshop with a warm-up.
Commence
フォーマルで「開始する」。
- The conference will commence at 9 AM.
Start out
より長い過程やキャリアの始まりを指す。
- She started out as a teacher.
押さえておきたいポイント
- 会議・プレゼン・プロジェクトの導入に最適。
- 「流れの最初に焦点を当てる」感覚を意識する。
- シーンによって kick off(カジュアル)や commence(フォーマル)に言い換えるとより自然。
シーン別英会話例と自然な使い方のコツ
1. 会議の冒頭で
A: Shall we start off with today’s agenda?
(今日の議題から始めましょうか?)
B: Yes, that sounds good.
(はい、それがいいですね。)
👉 コツ:会議・打ち合わせでは start off with を使うと「導入の流れを整える」印象になり、プロっぽさが出ます。
2. プレゼンテーションの最初に
A: I’d like to start off by introducing myself.
(自己紹介から始めさせていただきます。)
B: Great, please go ahead.
(いいですね、どうぞお願いします。)
👉 コツ:「by + 動名詞」で続けると、行動の始まりをスムーズに伝えられます。特にプレゼンでは定番の言い回しです。
3. カジュアルな雑談で
A: Let’s start off with a coffee before we go shopping.
(買い物に行く前に、コーヒーから始めようよ。)
B: Perfect, I know a nice café nearby.
(いいね、近くにいいカフェ知ってるよ。)
👉 コツ:友人同士やカジュアルなシーンでは、自然に「まずは〜しよう」という柔らかいニュアンスで使えます。
4. 出発のシーンで
A: We’ll start off for Kyoto at 9 AM tomorrow.
(明日の朝9時に京都へ出発します。)
B: Got it, I’ll be ready.
(了解です、準備しておきます。)
👉 コツ:「start off for + 場所」で「〜へ出発する」を表現できます。旅行や出張の予定を話すときに便利です。
5. プロジェクト開始時に
A: To start off, we need to review last year’s data.
(まずは昨年のデータを確認する必要があります。)
B: Exactly, that will give us a clear direction.
(その通りですね、それで方向性が見えてきます。)
👉 コツ:「To start off, ~」を文頭に置くと「まず最初に」と強調でき、ビジネスで使うと論理的な印象を与えます。
音声を聞いて練習しよう
テニスをする前にメンバーへ…
軽い運動から始めましょう。
クライアントへプレゼンをする際に…
自己紹介から始めます。
なのでstart off by -ingの形ですね。またどこかへ向かう際にもstart offが使えます。
明日の朝東京へ出発する予定だよ。
startとの違い
同僚が…
会議が始まったよ。
友人が…
映画は7時に始まるよ。
アウトプットして間違えることが成長の第一歩
英語学習では「知っていること」と「実際に使えること」の間に大きなギャップがあります。
多くの学習者がこのギャップに悩みますが、実は “間違えることこそ上達の近道” なんです。
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よくあるNG表現パターン(日本人がやりがちなミス)
1. 「start off」に「with」をつけ忘れる
❌ Let’s start off introductions.
(不自然。「start off」の後に目的語を直につなげるのは違和感あり。)
✅ Let’s start off with introductions.
(自己紹介から始めましょう。)
👉 コツ:何かで始めるときは必ず with を入れる。
2. 「start off to 場所」と言ってしまう
❌ I’ll start off to Tokyo tomorrow.
(不自然。英語では「to」ではなく「for」を使う。)
✅ I’ll start off for Tokyo tomorrow.
(明日東京へ出発します。)
👉 コツ:「〜へ出発する」は start off for + 場所 が正解。
3. 「start off」=「start」と完全に同じと思い込む
❌ The movie will start off at 7.
(不自然。映画など単純に始まることには「off」は不要。)
✅ The movie will start at 7.
(映画は7時に始まります。)
👉 コツ:
- start = 単純に「始まる」
- start off = 流れやプロセスの「最初の一歩」を切り出す
4. 「start off by + 名詞」で使ってしまう
❌ Let’s start off by an introduction.
(不自然。by の後は名詞ではなく動名詞が基本。)
✅ Let’s start off by introducing ourselves.
(自己紹介することから始めましょう。)
👉 コツ:「start off by」の後は 動名詞(~ing形)。
5. 不要にフォーマルにしてしまう
❌ We will commence off the meeting with introductions.
(不自然。commenceとoffを同時に使うことはない。)
✅ We will commence the meeting with introductions.
(会議を自己紹介から始めます。)
👉 コツ:commence と start off は役割がかぶるので混ぜない。
まとめ:NGを避ける3つのポイント
- with / by / for を正しく使う
- start と start off のニュアンスの違いを理解する
- 文脈に合わせてカジュアル(start off, kick off)かフォーマル(commence)かを選ぶ
似た英語表現と関連語彙
1. Kick off(カジュアルに「始める」)
意味:イベントや活動を勢いよく始める
コツ:ビジネスでも日常でも使えるが、フォーマルな場面では避ける
会話例
A: Let’s kick off the meeting with some good news.
(会議を良いニュースから始めましょう。)
B: Sounds great, I can’t wait to hear it.
(いいですね、楽しみです。)
2. Commence(フォーマルに「開始する」)
意味:公式な場で「始める」
コツ:契約、会議、式典などフォーマルな文脈に適切。日常会話には堅すぎる
会話例
A: The conference will commence at 10 AM sharp.
(会議は午前10時ちょうどに開始します。)
B: Thank you, I’ll make sure to be on time.
(ありがとうございます、必ず時間通りに参ります。)
3. Start out(長いプロセスやキャリアの始まり)
意味:人生やキャリア、旅など長期的な「出発点」を表す
コツ:自己紹介や経歴の説明でよく使われる
会話例
A: She started out as an intern and became the manager.
(彼女はインターンとしてキャリアを始め、マネージャーになりました。)
B: That’s really inspiring!
(本当に励みになりますね!)
4. Embark on(新しい挑戦を始める)
意味:特に大きなプロジェクトや冒険を「始める」
コツ:フォーマル寄り。努力や挑戦のニュアンスが強い
会話例
A: We are ready to embark on a new business venture.
(私たちは新しい事業に乗り出す準備ができています。)
B: Best of luck! That sounds exciting.
(頑張ってください!面白そうですね。)
5. Launch(商品やサービスを始める)
意味:新製品・サービスを市場に出す、リリースする
コツ:ビジネス・マーケティング文脈で多用される
会話例
A: The company will launch a new app next month.
(その会社は来月、新しいアプリをリリースします。)
B: I’m looking forward to trying it out.
(使ってみるのが楽しみです。)
6. Initiate(手順・プロセスを開始する)
意味:プロジェクトや制度を正式に「開始する」
コツ:ビジネスや研究などで、計画や手続きを始める場面に使う
会話例
A: We need to initiate the new policy by next week.
(私たちは来週までに新しい方針を実施しなければなりません。)
B: Understood, I’ll prepare the documents.
(了解しました、書類を準備します。)
ポイント整理
- カジュアル寄り:kick off, start off
- フォーマル寄り:commence, initiate
- 長期的な始まり:start out, embark on
- ビジネス特化:launch, initiate
👉 シーンや相手との関係性に合わせて使い分けると、英語表現がより自然になります。
練習用クイズ
クイズ1
会議の冒頭で「まずは自己紹介から始めましょう」と言いたいとき、最も自然なのはどれ?
A. Let’s start with introductions.
B. Let’s start off with introductions.
C. Let’s start out with introductions.
「start off with」は「流れの最初を切り出す」というニュアンスで、会議やプレゼンの冒頭に最も自然。
Aも使えますが、Bの方が「一連の流れを始める」印象が出てプロっぽい。
Cの「start out」はキャリアや長期のプロセスに使うので不自然。
クイズ2
「明日の朝、大阪へ出発します」を正しく言えるのは?
A. I’ll start off to Osaka tomorrow morning.
B. I’ll start off for Osaka tomorrow morning.
C. I’ll start Osaka off tomorrow morning.
「start off for + 場所」で「〜へ出発する」という意味になる。
Aは「to」を使ってしまう誤り(日本人がよくするミス)。
Cは意味が通らず不自然。
クイズ3
プレゼンの冒頭で「感謝の言葉から始めます」と言うとき、正しいのは?
A. I’ll start off by thanking everyone.
B. I’ll start off with thanking everyone.
C. I’ll start thanking everyone off.
「start off by + 動名詞」で「〜することから始める」が正しい形。
Bは「with + 動名詞」で不自然な響きになる。
Cは文法的に誤り。
クイズ4
フォーマルな場面で「会議は午前9時に開始します」と言う場合、より適切なのは?
A. The meeting will start off at 9 AM.
B. The meeting will commence at 9 AM.
C. The meeting will kick off at 9 AM.
「commence」はフォーマルな「開始する」で、会議や公式行事に最も適切。
Aの「start off」はカジュアルで、会議自体の「開始時間」には通常使わない。
Cの「kick off」はインフォーマルな雰囲気なので、フォーマルな会議には不向き。
クイズ5
「その会社は来月、新しいアプリをリリースする予定です」と言うときの最も自然な表現は?
A. The company will launch a new app next month.
B. The company will start off a new app next month.
C. The company will initiate a new app next month.
「launch」は製品やサービスを「リリースする」にぴったりの表現。
Bの「start off」は製品発売には使わない。
Cの「initiate」は方針・手順・プロジェクトに使うのが一般的で、「アプリをリリースする」には不自然。
よくある質問(FAQ)
Q. 「start off」とは何ですか?
A. 「start off」は「〜から始める」「出発する」という意味です。単なるstartよりも「流れの最初の一歩」を切り出すニュアンスがあり、会議やプレゼン、旅行の予定など幅広い場面で使われます。
Q. 「start」と「start off」の違いは?
A. startはシンプルに「始める」ことを表します。対してstart offは「その後に続く流れの最初の部分」を強調します。映画の開始はstart、会議の冒頭はstart offが自然です。
Q. 「start off with」とはどう使いますか?
A. start off with + 名詞で「〜から始める」という意味になります。会議で「自己紹介から始めましょう」はLet’s start off with introductions. と表現できます。
Q. 「start off by」と「start off with」の違いは?
A. start off by + 動名詞は「〜することから始める」、start off with + 名詞は「〜から始める」という違いです。例えば「感謝から始めます」はstart off by thanking、「自己紹介から始めます」はstart off with introductionsです。
Q. 「start off for」とはどういう意味ですか?
A. start off for + 場所で「〜へ出発する」という意味になります。例えば「明日の朝、大阪へ出発します」は I’ll start off for Osaka tomorrow morning. と言います。
Q. 「start out」と「start off」の違いは?
A. start outはキャリアや旅など長期的な「出発点」を表します。start offは短期的・具体的な活動やイベントの始まりに使います。例:She started out as a teacher.(キャリアの出発点)
Q. 「kick off」と「start off」の違いは?
A. kick offはカジュアルで「勢いよく始める」ニュアンスがあり、会議やイベントの冒頭でよく使われます。start offはフォーマルからカジュアルまで幅広く使えます。
Q. 「commence」と「start off」の違いは?
A. commenceはフォーマルな表現で、契約書や公式行事などで使われます。start offは日常やビジネスのカジュアルな場面に自然です。状況に応じて使い分けましょう。
Q. 「start off」でよくある間違いは?
A. 日本人がよくするミスは「with」を忘れる(❌Let’s start off introductions)、または「to」を使う(❌start off to Tokyo)。正しくはstart off with introductions、start off for Tokyoです。
Q. 実際に「start off」を使えるようになるには?
A. インプットだけでなくアウトプット→間違える→改善のサイクルが大切です。RYO英会話ジムでは生徒が実際に話す中で気づきを得て、修正を繰り返すことで「使える英語」に変わったという声を多数いただいています。まずは気軽に無料体験レッスンをお試しください。
まとめ
今回ご紹介した 「start off」 は、会議・プレゼン・雑談・旅行の出発など、さまざまな場面で使える便利な表現です。
- start との違いを意識する
- with / by / for の使い分けに注意する
- 間違いを恐れず、実際に口に出して練習する
これらを意識することで、自然で伝わりやすい英語表現が身についていきます。
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“I’m going to start off with an introduction.
自己紹介から始めます。”
自己紹介と訳すならself-introductionの方がいいのではないでしょうか?
introduction自体に「自身について紹介すること」という意味があります。主語がIであることから自己紹介ということが明確になりますので、わざわざself-introductionと言わなくても問題ないです。以下ケンブリッジ辞書からの引用です。ご参考くださいませ。
the act of introducing one person to another:
Our next guest speaker needs little introduction.