こんにちは!RYO英会話ジムのリョウです。
英語で会話をしているときに、「I thought〜」の時制の一致について聞いたことはありませんか?
実はこれ、英会話でとってもよく出てくるポイントなんです。
そこで今回は、この 「I thought の時制の一致」 がどういうものなのか、誰でもスッと理解できるように、わかりやすく解説していきます!
💡 学習中にやりがち!私の「I thought〜」失敗エピソード
英語学習を始めたばかりの頃、私もこの 「I thought〜」の時制の一致 でよくつまずいていました。
あるとき、海外の友達との会話でこんなことがありました。
友達: Did you bring your umbrella?
私: Oh, I thought it is sunny today!
そのとき友達が「ん?」という顔をしたんです。
後で振り返って気づいたのは、I thought の後ろは 過去形にするのが自然 なのに、現在形 (is) を使ってしまっていたこと。
正しくは…
I thought it was sunny today.
と言うべきでした。
これをきっかけに、「I thought の後ろは過去形が基本」というルールを意識するようになり、同じミスをしなくなりました。
でも、このとき友達が笑いながら「意味はわかったから大丈夫!」と言ってくれたことで、完璧じゃなくても伝えようとすることが大事だと気づけたのも、良い学びでした。
🌱 失敗から学べること
英語は間違えてもOK!
大事なのは、そのミスから「なぜそうなるのか」を理解して、次に活かすこと。
私もこの失敗があったからこそ、「時制の一致」をしっかり意識できるようになりました。
📝 あわせて読みたい! 「I told him I am Japanese」と「I told him I was Japanese」の違いについても、詳しく解説した記事があります。
時制の使い分けをもっと深く理解したい方はこちらもぜひご覧ください。
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よく使うパターン
「I thought〜」の表現は、過去の思い込みや誤解を、今伝えたいときによく使われます。
主にこんな場面で登場します。
✅ I thought you were 〜
過去に「こうだと思っていた」けど、実際は違ったときに使うパターン。
例:
- I thought you were going to call me.
→ 「あなたが電話してくると思ってたよ。」
✅ I thought it was 〜
過去に「〜だと思っていた」けど、実は違ったときに使うパターン。
例:
- I thought it was next Friday.
→ 「来週の金曜日だと思ってた。」
💡 その他の使い方 たまにですが、単純に「その時そう思っていた」という気持ちを伝えるためにも使われます。
この場合、今は正しいかどうかはわからないけど、「その時そう思ってたよ」と言いたいときに便利です。
“I thought” の後ろは、基本「過去形」
ポイントはとってもシンプル。
“thought” が過去形なので、その後ろの文も「過去形」になるのが基本ルールです。
つまり、前の動詞(thought)が過去だから、後ろもそれに合わせて過去形にするという流れですね。
これを 「時制の一致」 と呼びますが、難しく考えなくて大丈夫。
「前が過去だから、後ろも過去にする」 それだけのことです。
音声を聞く
雨が止んで…
雨が降ると思ってたけど、晴れだね。
上司から…
はい、事務所の人に挨拶ができると思いまして。
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あえて「現在形」を使う場合もある
実は、「I thought」の後ろは必ず過去形じゃないとダメというわけではありません。
会話の流れや伝えたいニュアンスによって、あえて現在形を使うこともあります。
✅ 自分の意見や信念を強調したいとき
例えば、「今もそう思ってる」「自分の意見は変わってない」と伝えたいときは、現在形を使うことがあります。
例:
- I thought honesty is important.
→ (私は)正直であることが大事だと思ってた(今もそう思ってる)。
もちろん、過去形にして “I thought honesty was important.” でもOK です。
ニュアンスの違いだけなので、どちらも正解。
✅ 臨場感を出したいとき(独り言風に)
その時の気持ちや状況をリアルに伝えたいときも、あえて現在形や現在完了形を使うことがあります。
例:
- I thought you have already found it.
→ 「もう見つけたと思ってたんだけど。」
もし 時制の一致にこだわるなら、“you had already found it” と過去完了にするのがルール通り。
でも、今の状況にフォーカスしたいときは、あえて現在完了形にしてもOKです。
🌟 まとめ
- 過去の出来事 → 過去形が基本
- 今もそう思ってる・臨場感を出したい → 現在形・現在完了形もOK
そのときの 気持ちや伝えたいニュアンス で使い分けましょう!
音声を聞く
ニューヨーク出身っぽくて…
じゃあ、ニューヨーク出身ってこと?カナダ人だと思ってたな。
2ドル札を2枚貸した人から3ドル戻ってきて…
2足す2は4だと思ってたけど。
自然消滅したと思っていた恋人から連絡がきて…
もういい人見つけたのかと思ってたよ。
🎯 実際の英会話シーンでの登場例
シーン①:待ち合わせで
A: Hey, why didn’t you call me last night?
B: Oh! I thought you were going to call me.
(え!あなたが電話してくれると思ってたよ。)
→ 過去の思い込みを伝える典型パターン
シーン②:イベントの日にちを勘違い
A: Are you coming to the party tomorrow?
B: Tomorrow? I thought it was next Friday!
(え?来週の金曜日だと思ってた!)
→ 事実と違った自分の認識を伝えるとき
シーン③:今もそう思ってるニュアンス
A: You don’t trust him?
B: Well, I thought honesty is important.
(うーん、正直さって大事だと思ってたから。)
→ 今もそう信じてることを伝えたいとき、現在形に戻すパターン
🌟 会話で自然に使うコツ
✅ 相手の言動や状況が「自分の予想と違った」ときに使う →「え!そうだったの?」という驚きや勘違いを伝えるときにピッタリ。
✅ その場の感情を込めたいときは「現在形」に戻すのもアリ →「今もそう思ってる」「その時そう思ってた気持ちが強い」場合は、時制の一致に縛られず現在形や現在完了形を使ってOK。
✅ シンプルなパターンを覚えておくと、すぐ口から出せる たとえば…
- I thought you were…
- I thought it was…
- I thought you had…(過去完了)
この3つをセットで覚えておくと、実際の会話でスッと出せるようになります。
🔍 「I thought〜」に似た表現も覚えておこう
「I thought〜」と同じように、過去の思い込みや印象を伝えるときによく使われる表現があります。
あわせて覚えておくと、表現の幅が広がります!
✅ I assumed…
「〜だと仮定していた」「〜だと思い込んでいた」 という意味。
例:
I assumed you were busy.
→ 「あなたが忙しいと思っていた。」
✅ I was under the impression that…
「〜という印象を持っていた」「〜だと思っていた」 という丁寧な言い回し。
例:
I was under the impression that the deadline was next week.
→ 「締め切りは来週だと思っていました。」
✅ It occurred to me that…
「〜ということにふと気づいた」「〜だと思い当たった」 というときに使う表現。
例:
It occurred to me that I hadn’t locked the door.
→ 「ドアに鍵をかけていなかったことに気づいた。」
📚 関連する語彙もチェック!
表現のニュアンスをもっと理解するために、関連する英単語も覚えておきましょう。
単語 | 意味 | 例文 |
---|---|---|
Misunderstand | 誤解する | I misunderstood the instructions.「指示を誤解していた。」 |
Presume | 推定する | I presumed you knew the truth.「あなたは真実を知っていると思っていた。」 |
Realize | 気づく | I didn’t realize the time had changed.「時間が変わっていることに気づかなかった。」 |
✅ よくあるNG表現パターン&理由
❌ NG①:I thought it is〜
例:I thought it is important.
🔍 なぜNG?
「thought」が過去形なので、後ろも時制を合わせる必要があります。
このままだと「思った」と言いながら、「今もそう思っている」ような曖昧な印象になります。
✅ 正しくは: I thought it was important.
→ 過去にそう思っていた、という意味になります。
❌ NG②:I thought I can〜
例:I thought I can do it.
🔍 なぜNG?
「can」は現在形なので、過去に思っていたこととして使うなら、「could」にするのが自然です。
✅ 正しくは: I thought I could do it.
→ 「できると思ってた(けどどうかな)」というニュアンスになります。
❌ NG③:I thought you are〜
例:I thought you are busy.
🔍 なぜNG?
過去にそう思ったことを伝えるなら、「are」は現在形なので、時制の一致で「were」にするのが自然。
✅ 正しくは: I thought you were busy.
→ 「忙しいと思ってたよ」という過去ベースの表現。
❌ NG④:I thought I was going to 〜(意味の取り違え)
例:I thought I was going to die! を「死ぬと思ったけど死ななかった」と理解していないケース
🔍 ポイント!
この表現は強い感情の表現や、実際には起こらなかったことを強調するときによく使われます。
✅ 意訳例: 本当に死ぬかと思った!
💡よくある混乱ポイント:現在の気持ちなの?過去の気持ちなの?
- I thought it was a good idea. → 今はそう思っていない可能性もある
- I thought it is a good idea. → 今もそう思っている(あえて現在形を残す場合、強調として使われることも)
👉 ただし、基本的には「時制はそろえる」のが英語のルール。
✨まとめ:よくあるミスを防ぐ3つのコツ
- 過去の気持ちや考えには、後ろの動詞も過去形に!
- 「can」→「could」、「are」→「were」など、時制の一致を忘れずに
- あえて現在形を使うのは上級テク。まずは基本をマスター!
✅ I thought 〜 クイズ(全5問)
Q1. 過去に「彼が怒っていると思った」と言いたい。正しい英文はどれ?
A. I thought he is angry.
B. I thought he was angry.
C. I think he was angry.
👉「I thought」で始まる文は基本的に後ろも過去形にします。
Aは時制が合っておらず、Cは「今思っている」という意味になってしまいます。
Q2. 「できると思っていた」と言いたいとき、正しい英語は?
A. I thought I can do it.
B. I thought I could do it.
C. I thought I will do it.
👉「can」の過去形「could」を使って、時制を一致させます。
Aは現在形なのでNG、Cは意志を表す「will」なので意味がずれます。
Q3. 「彼女は来ると思ってたのに!」と言いたいとき、自然な英文は?
A. I thought she comes.
B. I thought she is coming.
C. I thought she was coming.
👉「彼女が来る予定だった」と言いたい場合、「was coming」が自然です。
現在進行形「is coming」は時制の不一致になります。
Q4. 「それが良いアイデアだと思ってた」と言いたいとき、正しいのは?
A. I thought it is a good idea.
B. I thought it was a good idea.
C. I think it was a good idea.
👉「thought」が過去なので、「was」でそろえるのが基本です。
Cは「今」そう思っている意味になってしまいます。
Q5. 次の文が自然になるように直すと?
I thought you are tired.
👉「are」は現在形なので、「thought」と時制がずれています。
過去にそう思っていたという意味なら「were」にするのが正しいです。
✅ この記事のまとめ
- 「I thought〜」は、過去の思い込みや勘違いを伝えるときに使う表現。
- 基本的に 後ろの文は過去形(時制の一致)になる。
- 例)I thought you were going to call me.
→ 「あなたが電話してくると思ってた。」
- 現在形をあえて使うこともある。
- 今もそう思っている場合や、その時の気持ちを強調したいときは、現在形や現在完了形もOK。
- 例)I thought honesty is important.
→ 今も「正直さが大事」だと思っているニュアンス。
- よく似た表現もある。
- I assumed〜(〜だと仮定していた)
- I was under the impression that〜(〜という印象を持っていた)
- It occurred to me that〜(〜だと気づいた)
- 関連する語彙
- misunderstand(誤解する)
- presume(推定する)
- realize(気づく)
- 失敗エピソード
- 筆者自身も過去に「I thought」の後ろを現在形にしてしまい、相手が「ん?」となった経験あり。
- この失敗から、時制の一致を意識するようになった。
🎯 ポイント
英会話では、完璧を目指すより「伝えたい気持ち」や「ニュアンス」を大事にすることが大切。
間違えてもOK!学びに変えれば成長のチャンスです。
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