こんにちはRYO英会話ジムです。今日はI get itとI got itの違いとその使い分けについてお話します。現在形と過去形という違いですが、一体なにがどう違ってくるのでしょうか。まだ使い分けれていない人は是非今日から使えるようになってください。この記事を読み終えるころには英語のニュアンスがさらにアップしてるでしょう。それではまいりましょう。
目次
意味
“I get it” や “I got it” は、話している内容を理解したことを示す際に使われる表現です。これらはカジュアルな会話でよく使われ、相手の言っていることが分かった時や、指示を受けたことを確認する時に便利です。以下に、その使用例をいくつか挙げます。
例文
友人から電話で…
メンバーから会議での説明に対して理解したか聞かれて…
はい、わかりました。
“I get it” の例文
- A: “You need to turn it off and then on again for it to work.”
- A: 「それを動かすためには、一度消してからもう一度つけないといけないんだ。」
B: “I get it, thanks for the tip.”
- B: 「了解、アドバイスありがとう。」
- A: “This project requires a lot of attention to detail.”
- A: 「このプロジェクトには細部にわたる注意が必要だ。」
B: “I get it, I’ll be careful.”
- B: 「分かった、注意深くやるよ。」
“I got it” の例文
- A: “Make sure to bring all the documents to the meeting tomorrow.”
- A: 「明日の会議にはすべての書類を持ってくるようにしてください。」
B: “I got it, I’ve already packed them.”
- B: 「大丈夫、もう全部まとめてあるよ。」
- A: “Can you catch the ball when I throw it to you?”
- A: 「私が投げたボールをキャッチできる?」
B: “I got it, throw it to me!”
- B: 「任せて、投げてみて!」
これらのフレーズは、相手の指示や提案、アドバイスを理解し、それに従う意志があることを伝えるのに有効です。カジュアルな状況で使うことが多く、友人間や家族、時には職場でのリラックスしたコミュニケーションに適しています。
言い換え可能
I get itまたはI got it、「了解」や「わかりました」という意味で使うことができます。時制に違いはありますが、このような場合は言い換えて使うことができます。
さらにカジュアルな言い回し
例文1のようにさらにカジュアルにする場合は主語「I」を省くことも多いです。だから相手が同等のポジションか友人などに対して使うようにしましょう。目上の人に対してやフォーマルな場面であれば、”I understand”やIt makes sense to me.そしてI’m with you.を使うようにしましょう。
疑問文と否定文
さらに相手に理解しているか確認するときにDo you get it?やDid you get it?のように使うことができます。
I get it / I got it の否定文
否定文:
- I don’t get it.
- わかりません。
- I didn’t get it.
- わかりませんでした。
これらの否定形は、話されている内容や指示が理解できない時に使います。
I get it / I got it の疑問文
疑問文:
- Do you get it?
- わかる?
- Did you get it?
- わかった?
これらの疑問形は、相手が説明や指示を理解したかを尋ねる時に使います。
返答のバリエーション
“I get it” や “I got it” という表現は、相手が何かを理解したり、情報を受け取ったりしたことを示す時に使います。これに対する返答は、状況やその後の意図に応じて変わりますが、以下は一般的な返答の例です。
理解を確認したい場合
- Great, do you have any questions?
- いいね、何か質問はありますか?
- Perfect, let me know if you need further explanation.
- 完璧です、さらなる説明が必要な場合は教えてください。
応援や励ましを示したい場合
- Awesome, you’ve got this!
- 素晴らしい、君ならできるよ!
- Good to hear, I’m here if you need help.
- 聞いてよかった、助けが必要ならここにいるよ。
確認や進捗を知りたい場合
- Understood, how will you proceed from here?
- 理解しました、ここからどう進めるつもりですか?
- Okay, what’s the next step?
- わかった、次のステップは何ですか?
これらの返答は、相手が情報を理解したことを受けて、会話を前進させるためのものです。状況に応じて、より具体的な返答や質問を加えることができます。
失礼な言い回しになる場合
お母さんに毎回きちんとドアを閉めるように言われて…
わかったよ。
わかってるのに何度も同じことを繰り返すので…
わかってるよ。もう繰り返す必要ないですよ。
I get itもI got itもどちらも相手の発言や説明に対して「了解」という意味で使うことができますが、声のトーンや状況によってはネガティブなニュアンスを含めて使うこともあります。例えば例文1では親からしつこく注意されて、少しトーンを下げてI get itというとうんざりした気分を相手に伝えることもできます。
さらに例文2では、I got itの過去形を利用して(すでに過去の時点で理解している)、何度も同じことを繰り返されて、もう理解しているから繰り返す必要はないということをニュアンスに含めたい場合は、あえてI get itではなくI got itとするのが自然です。
I got itしか使えない場面
何かを持っていることを伝える
セロハンテープはどこにあるか聞かれて…
私持ってるよ。
昨日送ったメールは届いたか部下に聞くと…
はい、受け取りました。
ある物の場所を聞かれて、「持ってるよ!」と言うことありますよね。そういうときにI got it.を使います。現在完了形でI have got it.と表現することもあります。どちらを使ってもよいです。また例文の2のようにrecevie「受け取る」という意味でも使います。ポイントは自分の所有物でないものが自分の手元にあるかを伝えるときに使います。
「責任を持つ」ことを伝える
エレベーターで両手に大きな荷物を持っている人が入ってきて..
やりますよ。何階ですか?
上司から新しい業務を一人でできるか聞かれて…
任せてください。
電話が鳴って…
取りますよ。
最後は自ら責任を持って何かをやるときにI got it.を使います。自分はその責任を受け取った、got itしたと理解するとしっくりくるでしょう。状況によって日本語での意味は変わりますが「取ります」や「私がやります」そして「任せてください」などの意味になります。他の英語で表現するとI’ll take care of this.やI can handle thisが適切です。ちなみに例文3ではI’ll get it.と表現することもできます。
言い換え可能な表現
I understand.
意味:「理解しました」
丁寧な表現で、フォーマルな場面にも適しています。
I’ve grasped it.
意味:「把握しました」
より堅苦しく、ビジネスなどの場面で利用可能です。
I’m with you.
意味:「同感です」
相手との共感を示す表現で、カジュアルな会話に適しています。
関連する語彙
Comprehend (理解する)
- 例文:”It took me a while, but I finally comprehend the instructions.”
- 「少し時間がかかりましたが、やっと指示を理解しました。」
Clear as day (明白な)
- 例文:”Your explanation was clear as day; I appreciate that.”
- 「君の説明は明白だったね、それを感謝しています。」
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最後まで読んでいただきありがとうございます。”I get it” と “I got it”、微妙な違いを理解することで、コミュニケーションがよりスムーズになります。使い分けに注意し、適切な場面でこれらの表現を駆使して、自信を持って英会話を楽しんでください!以上がネイティブはこう使う!I get itとI got itの違いとその使い分けでした。それではSee you around!
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