こんにちは、RYO英会話ジムです。
結論から言うと、「Japan was wanted to go」は文法的に間違いです。
正しく言うなら、例えばこんな形になります。
- ✅ Japan wanted to go.(日本は行きたがっていた)
- ✅ Japan was supposed to go.(日本は行くことになっていた)
- ✅ Japan was asked to go.(日本は行くように求められた)
つまり「was wanted to go」というフレーズは存在せず、トランプ氏が話しながら言い直したためにそう聞こえただけなんですね。
トランプ氏が「言いたかったこと」は何だったのか?
結論を先にお伝えしますと、トランプ氏は「Japan was, wanted to go…」と言いかけたのは、話の流れの中で「日本側は譲歩しようとしていた/進展したかった」という意味を伝えたかったと考えられます。つまり、文法のミスではなく、話のリズムで言い直しただけということです。
実際の発言はこうです:
“Very specifically, we talked and that was a very big problem for Korea, not for Japan. Japan was, wanted to go, they want to get on. But Korea was very stuck on that.”
つまり、「この問題は韓国にとって大きな課題であって、日本は進展させたかった/先に進みたかった」と述べたかったのだと伝わります (yahoo.com, The Times of India)。
では、この「be wanted」はどんな時に正しく使えるのか?
さらに詳しく見ていきましょう。
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英語表現でよく迷うものといえば、「I want to」と「I would like to」「I would love to」の違いもその一つです。丁寧さやニュアンスがどう変わるのか、知っておくと会話がもっとスムーズになりますよ。
👉 詳しくはこちらの記事で解説しています:I want to / I would like to / I would love to の違い
- 1 トランプ氏が「言いたかったこと」は何だったのか?
- 2 英語学習での失敗談:ネイティブの言葉を鵜呑みにしてしまった話
- 3 「be wanted」の意味と使い方を詳しく解説
- 4 ポイントまとめ
- 5 シーン別英会話:「be wanted」の使い方
- 6 自然に使うコツ
- 7 アウトプットで「間違い」を成長につなげる場所
- 8 よくあるNG表現・理解のパターン
- 9 まとめ
- 10 似た英語表現と関連語彙
- 11 まとめ
- 12 練習用クイズ:be wanted と関連表現の使い分け
- 13 よくある質問(FAQ)
- 13.1 Q. 「be wanted」とはどういう意味ですか?
- 13.2 Q. 「be wanted to」という表現は正しいですか?
- 13.3 Q. 「be wanted」と「be needed」の違いは?
- 13.4 Q. 「be wanted」と「be required」の違いは?
- 13.5 Q. 「be supposed to」と「be asked to」の違いは?
- 13.6 Q. 求人広告での「Teachers wanted」はどう訳すの?
- 13.7 Q. 「She felt wanted」とはどういう意味?
- 13.8 Q. ネイティブの英語が間違って聞こえることはありますか?
- 13.9 Q. 「want to」と「be wanted」を混同しないコツは?
- 13.10 Q. 「be wanted」など難しい表現はどう練習すればいい?
- 14 まとめ
英語学習での失敗談:ネイティブの言葉を鵜呑みにしてしまった話
YouTubeで慰安婦に関するトランプ氏の発言を聞いていたときに、
「Japan was wanted to go…」という言葉が耳に飛び込んできました。
正直、最初は「変な言い回しだな」と思ったんですが、同時に「でもネイティブが言っているんだから正しいのかも」と考えてしまったんです。そこで頭の中に「was wanted to go」という表現が残ってしまい、しばらくモヤモヤしていました。
ところが実際には、これはトランプ氏が話の途中で言い直しただけ。正しくは「Japan wanted to go」だったんです。調べていくうちに、「be wanted to」という表現は存在しないこと、そして「be wanted」には限られた使い方(指名手配・需要・必要とされる)があることを改めて理解できました。
この経験から学んだのは、ネイティブが話しているからといって必ずしも正しい文法とは限らないということです。特に即興で話すときは、言い直しや途中で止まることがよくあるので、そのまま覚えてしまうのは危険なんですね。
共感とTips
同じように「ネイティブが言ってるし…」と信じ込んでしまった経験、英語学習者なら一度はあるはずです。私自身、その思い込みで何度も勘違いをしてきました。
そこで役立つコツがこちらです。
- 疑問に思った表現は必ず確認する(辞書や文法書で裏取り)
- 会話の流れを意識する(言い直しや途中で止まった部分は誤解しやすい)
- 「本当に使える表現」かどうかを例文でチェックする
こうすることで、「一見おかしいけど実は言い直しだった」というケースに惑わされず、安心して表現を身につけられるようになります。
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発言内容の見える化や添削で、あなたの課題を明確にし、次の一歩を一緒に見つけましょう。
「be wanted」の意味と使い方を詳しく解説
「be wanted」という表現は存在しますが、使える場面はとても限られています。ここでは代表的な3つの意味を整理しておきましょう。
1. 指名手配されている(警察や犯罪の文脈)
意味:「警察に追われている」「指名手配されている」
- He is wanted by the police.
(彼は警察に指名手配されている) - She is wanted for robbery.
(彼女は強盗容疑で指名手配されている)
👉 ニュースや映画の犯罪シーンでよく出てくる典型的な用法です。
2. 求人・募集されている(需要がある)
意味:「必要とされている」「募集されている」
- Teachers are wanted at the new school.
(新しい学校で教師が募集されている) - Skilled workers are wanted in this area.
(この地域では熟練労働者が求められている)
👉 看板や広告にシンプルに「○○ wanted」と書かれることも多いです。
3. 必要とされる/大切にされる(心理的な文脈)
意味:「誰かから必要とされている」「大切にされている」
- She felt wanted for the first time.
(彼女は初めて必要とされていると感じた) - Everyone wants to feel wanted.
(誰だって必要とされたいものだ)
👉 感情や人間関係で「求められる存在」というニュアンスを表します。
ポイントまとめ
- 「be wanted to + 動詞」 は文法的に存在しない。
- 「be wanted」は主に
- 指名手配
- 募集・需要
- 必要とされる気持ち
の3つの場面で使える。
- 「〜するはずだった」「〜するように頼まれた」を言いたいときは、be supposed to / be asked to を使うのが正解。
シーン別英会話:「be wanted」の使い方
「be wanted」は使える場面が限られていますが、会話の中で自然に登場します。ここでは 3つの典型的なシーン に分けて例を見ていきましょう。
シーン1:警察ドラマやニュース(指名手配)
A: Did you hear about John? He is wanted by the police.
B: Really? What did he do?
(A:ジョンのこと聞いた?彼、警察に指名手配されてるんだよ。
B:本当?何をやったの?)
👉 ドラマや映画でよく出てくる「be wanted」の典型例。
シーン2:求人広告や募集(需要がある)
A: Look at this sign. It says, “English teachers wanted.”
B: Perfect timing! I’ve been looking for a job like this.
(A:この看板見て。「英語教師募集」って書いてあるよ。
B:ちょうどいい!こういう仕事探してたんだ。)
👉 看板や求人票に「○○ wanted」とシンプルに出ることも多いです。
シーン3:人間関係や気持ち(必要とされる)
A: After joining the team, I finally feel wanted.
B: That’s great! Everyone needs to feel appreciated.
(A:チームに入ってから、やっと必要とされてるって感じられるよ。
B:いいね!誰だって大切にされたいものだしね。)
👉 感情的な「求められている、大切にされている」というニュアンス。
自然に使うコツ
- 「be wanted to + 動詞」は存在しないので注意!
- 「wanted」を見たら、文脈で「指名手配」「募集」「必要とされる」のどれかを確認する
- 特に会話では「wanted by the police」「teachers wanted」のように 短いフレーズでサッと使うことが多い
アウトプットで「間違い」を成長につなげる場所
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よくあるNG表現・理解のパターン
英語学習者、特に日本人が「be wanted」の表現に出会ったときに起こしやすいミスを整理しました。
1. 「want to」で考えすぎて混乱する
日本人は 「want to = 〜したい」 を頻繁に使うので、耳で「wanted」と聞くとすぐに「want to」の延長で理解しようとします。
その結果、
- ❌ be wanted to + 動詞
と誤って頭の中で組み立ててしまい、「あれ?文法的に合わない…」と混乱するケースが多いです。
2. 「be wanted」を聞いた瞬間に「間違いだ」と断定する
「be wanted」という形はあまり馴染みがないため、学習者は ネイティブが使っていても「それ文法的に間違いじゃない?」と思い込みやすい です。
実際には「指名手配」「募集」「必要とされる」といった意味で自然に使われている表現なのに、見落としてしまうのはもったいないポイントです。
3. 文脈理解が追いつかずに誤解する
会話の中では、言い直しや文の途中で止まることがよくあります。
トランプ氏の発言「Japan was… wanted to go」のように、言いかけをそのまま理解してしまうと「???」となり、誤解につながるのです。
👉 特に「be wanted」は限られた場面でしか使われないため、文脈をしっかり追うことが大切です。
まとめ
- 「want to」の感覚に引っ張られない
- 「be wanted」自体は存在することを知っておく
- 文脈をしっかり見る
この3つを意識するだけで、「あれ?間違った表現かな?」と悩む時間がグッと減ります。
似た英語表現と関連語彙
「be wanted」は特殊な使い方ですが、似たニュアンスを持つ表現や混同しやすい表現があります。ここで整理して、会話例と一緒に自然に使うコツを押さえてみましょう。
be supposed to(〜することになっている/〜するはずだった)
👉 義務や予定を表すときに使います。
会話例
A: You were supposed to call me last night.
B: Sorry, I completely forgot!
(A:昨日の夜電話くれるはずだったよね。
B:ごめん、すっかり忘れてた!)
自然に使うコツ
- 「ルール」「予定」「期待されていたこと」を表すときに便利。
- 過去形にすると「本当はそうなるはずだったのに…」というニュアンスが強調される。
be asked to(〜するように頼まれる)
👉 誰かからの依頼やお願いを受けたことを表現。
会話例
A: I was asked to give a presentation tomorrow.
B: Oh, that’s a big responsibility!
(A:明日プレゼンするように頼まれたんだ。
B:おお、それは大役だね!)
自然に使うコツ
- 「頼まれた」というニュアンスなので、相手の意思による依頼があったことを意識。
- 「be told to」と違って、やわらかい響き。
be needed(必要とされる)
👉 「be wanted」と似ていますが、より一般的で幅広い場面で使えます。
会話例
A: Extra volunteers are needed for the event.
B: I can help if you want.
(A:イベントには追加のボランティアが必要なんだ。
B:よければ手伝えるよ。)
自然に使うコツ
- 「be wanted」よりもフォーマルで、ビジネスやお知らせ文でよく使われる。
- 人だけでなく「information is needed」などモノにも使える。
be required(求められる/必須である)
👉 「必要条件」として求められる時に使う。
会話例
A: A visa is required to enter the country.
B: Got it, I’ll apply right away.
(A:その国に入るにはビザが必要だよ。
B:わかった、すぐに申請するよ。)
自然に使うコツ
- 「公式」や「規則」で必要とされるものを言うときに多用。
- 「be needed」より固く、ルール的な響きがある。
まとめ
- be supposed to=予定・義務
- be asked to=依頼される
- be needed=必要とされる(広い意味)
- be required=必須条件(フォーマル)
👉 これらを「be wanted」と並べて学ぶことで、シーンごとの正しい表現を選べるようになります。
練習用クイズ:be wanted と関連表現の使い分け
次の文を読んで、空欄に入る正しい表現を選んでみましょう。選択肢は be wanted / be supposed to / be asked to / be needed / be required です。
クイズ1
He ___ by the police after the robbery.
(彼は強盗の後、警察に指名手配された。)
解説: 「警察に指名手配されている」という意味なので be wanted が正解。他の表現は予定・依頼・必要条件なので合わない。
クイズ2
We are ___ to submit the report by Friday.
(私たちは金曜日までにレポートを提出することになっている。)
解説: 「〜することになっている」「〜するはずだ」を表すのは be supposed to。義務やルールを表すときに自然。
クイズ3
I was ___ help with the event, so I’ll be there tomorrow.
(イベントを手伝うように頼まれたので、明日行きます。)
解説: 「頼まれる」= be asked to。依頼のニュアンスで、強制的な響きはない。
クイズ4
Extra staff are ___ during the holiday season.
(休暇シーズンには追加のスタッフが必要とされる。)
解説: 「必要とされる」= be needed が自然。幅広く人・物に使える。
クイズ5
A passport is ___ to travel internationally.
(海外旅行をするにはパスポートが必須だ。)
解説: 「必須条件」として求められるのは be required。規則・公式な場面でよく使う。
よくある質問(FAQ)
Q. 「be wanted」とはどういう意味ですか?
A. 「be wanted」 は「必要とされている」「指名手配されている」という意味で使います。例えば He is wanted by the police.(彼は警察に指名手配されている) のように使います。
Q. 「be wanted to」という表現は正しいですか?
A. いいえ、「be wanted to + 動詞」 は文法的に存在しません。正しくは wanted to + 動詞(〜したかった)や、was supposed to(〜するはずだった)、was asked to(〜するよう頼まれた)を使います。
Q. 「be wanted」と「be needed」の違いは?
A. 「be wanted」 は「指名手配」や「募集広告」「心理的に求められる」など限定的な場面で使います。「be needed」 はもっと広く「必要とされる」という意味で、人や物、情報に幅広く使えます。
Q. 「be wanted」と「be required」の違いは?
A. 「be required」 は「必須条件」や「規則で必要」といったフォーマルな響きがあります。「be wanted」 はもっと日常的・感情的な「求められている」に近い使い方です。
Q. 「be supposed to」と「be asked to」の違いは?
A. 「be supposed to」 は「〜するはず」「〜することになっている」を表します。「be asked to」 は「〜するように頼まれた」という依頼のニュアンスです。予定と依頼の違いを意識しましょう。
Q. 求人広告での「Teachers wanted」はどう訳すの?
A. 「Teachers wanted」 は「教師募集」という意味です。看板や広告ではシンプルに「○○ wanted」と表現され、募集を短く伝えるためによく使われます。
Q. 「She felt wanted」とはどういう意味?
A. 「She felt wanted」 は「彼女は必要とされていると感じた」という意味です。ここでは「wanted」が「大切にされている」「求められている」という心理的なニュアンスを表しています。
Q. ネイティブの英語が間違って聞こえることはありますか?
A. はい、あります。即興で話すときは言い直しや途中で止まることが多いため、一見すると文法的に間違って聞こえることがあります。文脈を追えば、正しい意図を理解できます。
Q. 「want to」と「be wanted」を混同しないコツは?
A. 「want to」 は「〜したい」という能動的な気持ち。「be wanted」 は「必要とされる」「指名手配」といった受け身。能動と受け身の違いを意識すると混乱しにくくなります。
Q. 「be wanted」など難しい表現はどう練習すればいい?
A. 一人で勉強すると「正しく使えているか」がわかりにくいもの。アウトプットして間違いを指摘してもらう環境が一番の近道です。RYO英会話ジムでは実践的に表現を使い、間違いを改善できるので、上達が早いと好評です。詳しくはこちらから無料体験をどうぞ。
まとめ
今回の記事では、トランプ氏の発言をきっかけに 「be wanted」 の正しい意味と使い方を整理しました。
- 「be wanted to + 動詞」 は存在しない
- 「be wanted」 が使えるのは「指名手配」「募集・需要」「必要とされる」の3パターン
- 関連表現として be supposed to / be asked to / be needed / be required を理解しておくと混乱しない
- 文脈をしっかり見ることが誤解を防ぐコツ
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