こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。本日は、フレーズ「be up to no good」の意味と、どのような状況で使うかに焦点を当てて解説いたします。この表現は、「何か悪いことをしている」というニュアンスを含んでおり、英語での会話において、スマートかつ的確に用いることができます。この記事を通じて、あなたも流暢に、そして自信を持って英語を話せるようになるでしょう。それでは、詳細について見ていきましょう。
目次
意味
「be up to no good」は、何か不正行為や悪事に手を染めている状況を示すイディオムです。これに対して、「be up to something」は、「何かをしている」とか「何かをしようと計画している」といった、より広い意味を持ちます。この表現は現在行っていることに対して用いられることが多いですが、以下の例文のように、将来の予定や計画について言及する際にも使用することが可能です。
由来
「be up to no good」の成句は、その字面の通り「良くないことに手を出している」という意味を持ち、不正行為や悪意ある行動をしている人を指す際に用いられます。この表現の正確な起源を特定するのは難しいですが、一般的には19世紀に英語圏で広く使われ始めたと考えられています。
「be up to」はもともと「能力がある」「〜するのに十分な状態である」という意味を持っていました。時間が経つにつれ、「何かをしている状態にある」という意味へと拡がり、その後「特定の何か(しばしば悪事やいたずら)に従事している」というニュアンスが強調されるようになりました。
「no good」はそのまま「良くない」「無益な」「悪い」という意味です。したがって、「be up to no good」は直訳すると「良くないことをしている状態にある」となり、不穏な意図や悪事に関与していることを示唆するようになりました。
この表現が広まった背景には、英語圏の文学や口語での頻繁な使用があります。特に、子どもたちがいたずらをする様子や、何か悪事を計画している人物を描写する際に好んで用いられ、英語の日常会話に根付いていきました。
使える場面
「be up to no good」は、以下のようなさまざまな場面で使用できます。この表現は、誰かが悪事を企んでいるか、不正行為や迷惑行為に関与していることを示唆する際に特に役立ちます。
- 子どもたちがいたずらをしている時: 親や教師が、子どもたちが何か悪さをしているかもしれないと疑う場合によく使われます。
- 「廊下でこそこそ話しているあの子たち、明らかに何か良くないことを企んでいる。」
- 同僚や友人が秘密にしている計画について: 職場や友人関係で、誰かが他の人に知られたくない何かをしているとき。
- 「彼が最近、怪しい動きをしている。きっと何か良くないことをしているに違いない。」
- 映画や小説の登場人物が悪事を企てている時: 物語の中で、悪役や怪しい登場人物が登場する場面。
- 「その男は夜の街を歩きながら、明らかに何か良くないことを企てている様子だ。」
- 社会的・政治的な不正が疑われる時: 公共の場やメディアで、政治家や企業が不正行為をしていると疑われる場合。
- 「この政治家の資金管理には何かおかしい点がある。きっと何か良くないことに手を染めている。」
- 隣人や知人が怪しい行動をする時: 近所で不審な行動をする人がいたり、知人が普段とは違う行動を取っている時。
- 「毎晩、隣の家から奇妙な音がする。あの人、何か良くないことをしているのかもしれない。」
これらの例は、「be up to no good」が非常に多様な文脈で用いられることを示しています。基本的には、何らかの悪意ある行動や意図を疑う際に適切な表現となります。
例文
ある友人の話をしていて…
男二人がヒソヒソ話をしていて…
あんたたちなんか悪いこと企んでるでしょ?
このように二つの場面で使われることを押さえておきましょう。
その他例文
- “The way those teenagers are lurking around the closed store, they must be up to no good.”
- 「あのティーンエイジャーたちが閉店した店の周りでうろついている様子を見ると、明らかに何か良くないことを企んでいるに違いない。」
- “Whenever he smiles like that, you can be sure he’s up to no good.”
- 「彼があのように笑うときは、必ず何か良くないことをしていると確信できる。」
- “I heard noises in the backyard last night; I suspect the neighborhood kids were up to no good again.”
- 「昨夜、裏庭で物音がしたんだ。近所の子供たちがまた何か良くないことをしていたと疑っている。」
- “The officials were caught in a scandal, clearly up to no good with the public funds.”
- 「その役人たちはスキャンダルに巻き込まれた。公金を使って明らかに何か良くないことをしていた。」
- “My cat has that look in her eyes; she’s definitely up to no good with the potted plants.”
- 「うちの猫がその目つきをしている。鉢植えに対して間違いなく何か良くないことを企んでいる。」
ロールプレイ
シナリオ: 二人の友人が、公園で怪しい行動をしている人物について話しています。
Person A: “Do you see that guy over there, by the trees? He’s been looking around suspiciously for a while.”
- Aさん: 「あの木のところにいるあの人見える? ずっと怪しい動きをしてるよ。」
Person B: “Yeah, I noticed him too. He keeps glancing over his shoulder. He must be up to no good.”
- Bさん: 「うん、私も気づいたわ。何度も肩越しに振り返ってるもん。絶対何か良くないことをしてるよ。」
Person A: “Should we call someone? I mean, it’s better to be safe than sorry.”
- Aさん: 「誰かに連絡した方がいいかな?まあ、用心した方がいいよね。」
シナリオ: 職場で、同僚が上司の机の周りをうろついているのを目撃した時。
Person A: “Have you noticed how Greg has been hanging around the boss’s office a lot lately?”
- Aさん: 「最近、グレッグが上司のオフィスの周りをよくうろついてるの、気づいた?」
Person B: “Yes, and he always looks so jittery when someone sees him there. He’s definitely up to no good.”
- Bさん: 「ええ、そして誰かに見られるといつもそわそわしてるわ。間違いなく何か良くないことをしてるね。」
Person A: “Maybe we should keep an eye on him or mention it to someone in HR.”
- Aさん: 「彼から目を離さないようにするか、人事部の誰かに伝えた方がいいかもね。」
シナリオ: 親が夜遅くに子供たちが家の外で何かしているのを発見した時。
Parent: “What are you kids doing outside at this hour? It’s way past your bedtime.”
- 親: 「こんな時間に外で何してるの?とっくに寝る時間よ。」
Child: “We’re just playing, nothing to worry about!”
- 子供: 「遊んでるだけだよ、心配しないで!」
Parent: “Playing in the dark? You’re clearly up to no good. Let’s get inside, now.”
- 親: 「暗闇で遊んでるの?明らかに何か良くないことをしてるわね。さあ、今すぐ中に入りなさい。」
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最後まで読んでいただきありがとうございました。以上が、”be up to no good”の意味とその使い方【悪いことに】でした。それでは、See you around!
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