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“Discuss”の後に”about”は必要?〜使い方と文法のポイント

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RYO英会話ジム代表: 横田涼
/【代表】横田涼のプロフィール/
セブ&オーストラリアに留学し、7年間の海外勤務を経て、2019年にRYO英会話ジムを起業。

経歴:KLab株式会社で翻訳兼通訳者として勤務し、その後、Unhoop株式会社(大手英会話スクールhanaso)に転職。スタディサプリの有名講師、関正生さんと共同で自社メソッドを開発し、多くのヒット教材を制作。その後、講師やカウンセリングも担当。さらに株式会社Alueに転職し、三菱UFJやUNIQLOなどの大手日系企業向けに短期集中ビジネス英語研修を提供し、数百名以上の「英語が話せる日本人」を育成。

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こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。「Discuss」は英語でのコミュニケーションに欠かせない動詞です。意見交換から深い議論まで、様々な場面で活用されるこの単語の使い方を、日常会話からビジネスシーンに至るまで解説します。それではまいりましょう。

 

 

意味

「Discuss」という英語の動詞は、「議論する」「話し合う」という意味で使われます。特定のトピックや問題について、情報や意見を交換するプロセスを指します。この単語は、ビジネス会議、学術的な討論、日常会話など、さまざまな文脈で活用されます。

語源

「Discuss」の語源は、ラテン語の「discutere」に由来します。このラテン語は、元々は「打ち砕く」「分析する」を意味し、特に「粒を殻から分ける」という意味で使われていました。時が経つにつれ、「discutere」は転じて「調査する」「議論する」という意味を持つようになりました。中世ラテン語を経て、英語の「discuss」になり、「問題やトピックについて話し合う」という意味で使われるようになりました。

この語源から、「discuss」が持つ「詳細に検討し、話し合う」というニュアンスが生まれました。つまり、議論を通じてあるトピックや問題を深く掘り下げ、様々な側面から分析するプロセスを示唆しています。

 

 

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discuss aboutは正しい?

通常、「discuss」の後には前置詞「about」を付ける必要はありません。英語では、「discuss」自体が既に「話し合う」という意味を持っており、目的語を直接取ることができます。例えば、”Let’s discuss the project”(プロジェクトについて話し合いましょう)のように直接話題を続けるのが一般的です。

ただし、会話の流れによっては、「about」を使っても間違いではありませんが、少し冗長に感じられる場合があります。例えば、“We discussed about the problem”よりも”We discussed the problem”の方が自然です。しかし、”We talked about the problem”は正しい表現です。このように、「talk」の場合は「about」と共に使われるのが一般的ですが、「discuss」はその必要がありません。

aboutを必要としない理由

「discuss」の後に「about」という前置詞を必要としない理由は、英語の文法構造に基づいています。「discuss」は他動詞であり、直接目的語を取ることができるためです。つまり、議論する具体的なトピックや問題を直接「discuss」の後に置くことが自然で、そこに前置詞を挟む必要はありません。

例えば:

  • “We discussed the project.”(私たちはプロジェクトについて話し合いました。)
  • “They will discuss the issue tomorrow.”(彼らは明日、その問題について話し合います。)

これに対して、「talk about」などの表現では「about」が必要です。これは「talk」が他動詞ではあるものの、通常「about」を使って話題を導入するからです。

「discuss」が直接目的語を取る能力は、その語源にも関連しています。ラテン語の「discutere」(打ち散らす、解析する)から来ており、この意味が英語の使用に反映されています。つまり、「discuss」は、対象となるテーマや問題に直接「解析する」または「扱う」という原義を持っています。そのため、目的語として議論の対象を直接指すことができ、「about」を介さずにその機能を果たすのです。

 

 

「discuss」と「talk about」の違い

「discuss」と「talk about」はどちらも英語で情報や意見を交換する際に使われる動詞ですが、その使用には微妙な違いがあります。これらの違いを理解することは、より正確なコミュニケーションに役立ちます。

Discuss

「discuss」は、特定のトピックや問題について意見を交換し、議論を深めるために使用されます。この動詞は一般に、より正式な文脈や目的を持った会話に使われ、結論を出すことを目指している場合が多いです。例えば、ビジネス会議でのプロジェクトの計画、科学的な発見の詳細な分析、あるいは具体的な問題解決のための戦略討議などです。

  • “Let’s discuss the proposal.”(提案について話し合いましょう。)

Talk About

一方で、「talk about」はもっと広範で非公式な用途に使われることが多く、特定のトピックについて自由に意見を交換する際に用いられます。これは日常会話やカジュアルな設定でよく使われ、必ずしも結論や決定に至る必要はありません。友人との会話、趣味についての話、個人的な経験の共有など、幅広い話題に対応しています。

  • “We talked about the movie we saw last weekend.”(先週末に見た映画について話しました。)

まとめ

要するに、「discuss」はより目的を持った、具体的な問題解決や計画のための意見交換に使われることが多く、結果や解決策を求める傾向があります。「talk about」はよりリラックスした、非公式の会話で幅広いトピックに対して自由に話をする際に用いられます。これらの違いを意識することで、適切な文脈で適切な表現を選ぶことができます。

 

 

よく使われる場面

「discuss」という動詞は英語で「話し合う」や「討論する」という意味があります。この単語は、特定のテーマや問題について意見を交換したり、情報を共有する際に使われます。ここにいくつか具体的な使用例を挙げます:

  1. 意見を交換する:
    • “Let’s discuss our plans for the weekend.”
    • (週末の計画について話し合いましょう。)
  2. 会議やミーティングで:
    • “We need to discuss the new project proposal.”
    • (新しいプロジェクトの提案について討論する必要があります。)
  3. 問題解決のため:
    • “We should discuss how to improve our customer service.”
    • (顧客サービスを改善する方法について話し合うべきです。)
  4. 学術的な文脈で:
    • “The article discusses the impacts of climate change on agriculture.”
    • (その記事では、農業への気候変動の影響について論じています。)

これらの例からもわかるように、「discuss」は、対話を通じて情報や意見を共有する際に広く用いられる単語です。

 

 

会話例

浮気がバレて…

マイク
Don’t be angry. Can we discuss the problem?
怒らないで。問題について話し合わない?

 

 

同僚が新プロジェクトの状況を聞きたがっていて…

リョウ
Let’s discuss the situation at the next meeting. 
次の会議で状況について話し合おう。

 

 

友人とハワイ旅行に行くことになり…

アイヴァン
We need to discuss when we should go.
いつ行くかを話し合わないとね。

 

 

学習者の間では前置詞aboutをつける人がよくいるのですが、実は”discuss”はつけません。訳が「〜について話し合う」なので紛らわしいですが直後に目的語が必ずきます。1つ目と2つ目のように名詞が来たりまた3つ目のようにWH節(名詞節)がくることもあります。

 

 

discuss with 人

英語で「discuss with」という表現は、誰かと特定の話題や問題について話し合う、討論するという意味で使われます。ここで「with」は、話し合いや討論の相手を指し示しています。

このフレーズの構造は、「discuss」(話し合う)に続いて「with」(〜と一緒に)が来て、その後に話し合う相手の人やグループが続きます。以下はその使用例です:

  1. ビジネスの環境で:
    • “We need to discuss the project with the team tomorrow.”
    • (明日、チームとプロジェクトについて話し合う必要があります。)
  2. 個人的な相談で:
    • “I will discuss the issue with my partner tonight.”
    • (今夜、パートナーとその問題について話し合います。)
  3. 学術的または教育的な文脈で:
    • “She discussed the research findings with her professor.”
    • (彼女は教授とその研究成果について話し合いました。)

このように、「discuss with」は、議論の相手として特定の人々を指定する際に使用されます。これは、一方的な報告や発表ではなく、双方向の意見交換が行われることを示しています。

 

 

「discuss on」は正しい?

英語で「discuss on」という表現は一般的ではありません。「discuss」は直接的な対象を取る動詞であり、通常は話題を直接後に置きます(例:「discuss the issue」)。一方で「on」は特定の主題やテーマを指し示す際に用いられる前置詞ですが、「discuss」の後には自然には使用されません。

正しい使用では、次のようになります:

  • “We need to discuss the issue.”
  • (私たちはその問題について話し合う必要があります。)

誤った使用の例(避けるべき):

  • “We need to discuss on the issue.” (不自然)

ただし、「discuss on」が見られる文脈があれば、それは通常、特定のプラットフォームやフォーラムでの議論を指す場合です。たとえば、オンラインの会議やウェビナーで使用されることがあります。この場合、「on」は物理的または仮想の「場所」を指しています。

  • “We will discuss this on our next webinar.”
  • (次のウェビナーでこれについて話し合います。)

このように、「on」を使用する場合は、その後に続く名詞が議論の「場」を示していることが多いです。

 

 

「discuss to do」は正しい?

英語で「discuss to do」という表現は一般的ではありません。このフレーズは通常、誤って使われることがあります。正しい表現は、単に「discuss doing something」という形になります。この形式では、「discuss」の後に動名詞(動詞のing形)を置くことで、ある行動や活動について話し合うことを意味します。

例えば、特定の行動を計画または提案する際にこの形式を使用します:

  • “We need to discuss implementing the new system.”(新しいシステムの導入について話し合う必要があります。)

「discuss to do」という表現が意図された場合、それは「何かをすることについて話し合う」という意味になるはずですが、英語ではこのような表現は不自然です。正しい表現を使うことで、より自然で正確な英語を話すことができます。

 

 

「discuss doing」の使い方

「discuss」の後ろには動名詞(-ing形)を使いません。「Discuss」は直接目的語を取る動詞であり、その後ろには通常、議論の対象となる名詞または名詞句が直接来ます。動名詞や「-ing」形を伴う前置詞句を使う表現は「discuss」には適していません。

例えば、「彼らは経済の問題を議論した」を英語にする場合は “They discussed the economic issues.” のようになり、「discussing」という形を使うことはありません。

正しい使用例:

  • “We need to discuss the project timeline.” (プロジェクトのタイムラインについて話し合う必要があります。)

誤った使用例(避けるべき):

  • “We need to discuss about discussing the project timeline.” (プロジェクトのタイムラインについて話し合うことについて話し合う必要があります。) – この文は不自然で、正しくありません。

「Discuss」を使用する際は、その後に直接議論の対象となる名詞または名詞句を置くことを覚えておくと良いでしょう。

 

 

似た英語表現

1. Talk about

  • 意味: 「話す」「言及する」
  • 使用例: “Let’s talk about your plans for the future.” (あなたの将来の計画について話しましょう。)
  • 和訳: あなたの将来の計画について話しましょう。
  • 解説: 「Talk about」は最も一般的な表現で、特定のトピックについて話すことを意味します。非公式な会話にも公式な討論にも適していますが、「discuss」よりもカジュアルなニュアンスがあります。

2. Debate

  • 意味: 「討論する」「議論する」
  • 使用例: “The candidates will debate the issues tonight on live television.” (候補者たちは今夜、生放送で問題について討論します。)
  • 和訳: 候補者たちは今夜、生放送で問題について討論します。
  • 解説: 「Debate」は、通常、意見の相違がある場合に使用されるより公式な表現です。この単語は、異なる視点を持つ人々が集まり、各自の立場を弁護し合う状況を指します。教育の文脈や政治的なディスカッションでよく使用されます。

3. Converse

  • 意味: 「会話する」
  • 使用例: “We spent the evening conversing about literature and life.” (私たちは文学と人生について話すことで夜を過ごしました。)
  • 和訳: 私たちは文学と人生について話すことで夜を過ごしました。
  • 解説: 「Converse」は「会話する」という意味で、特定の主題に限定されずに、相互のコミュニケーションをとることを示します。この表現は、よりフォーマルまたは文学的なニュアンスを持ち、深い話題や個人的な話題に触れる会話を指す場合に使われることがあります。

 

 

自動詞と間違えやすい 他動詞 一覧

  1. Answer
    • 自動詞の使い方: He answered quickly.
    • 他動詞の使い方: He answered the question quickly.
  2. Discuss
    • 自動詞の使い方: We discussed for hours. (こちらは自動詞の使用としては一般的ではありません)
    • 他動詞の使い方: We discussed the problem for hours.
  3. Enter
    • 自動詞の使い方: She entered the room.
    • 他動詞の使い方: (この例では「enter」は主に自動詞として使用されますが、”She entered her name in the logbook.”のように他動詞としても用いることができます)
  4. Reach
    • 自動詞の使い方: He finally reached.
    • 他動詞の使い方: He finally reached the top.
  5. Approach
    • 自動詞の使い方: He approached quietly.
    • 他動詞の使い方: He approached the manager quietly.
  6. Meet
    • 自動詞の使い方: We met at the party.
    • 他動詞の使い方: We met him at the party.
  7. Phone
    • 自動詞の使い方: She phoned at nine. (自動詞としてはあまり一般的ではない)
    • 他動詞の使い方: She phoned her friend at nine.

これらの例からわかるように、多くの英語の動詞は文脈によって自動詞または他動詞として使われることがあります。特に他動詞は目的語なしで使用すると文が不完全になるため、動詞を学ぶ際はそれが他動詞か自動詞かを理解することが重要です。

 

 

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最後まで読んでいただきありがとうございます。以上がaboutはいる?”discuss 〜”の意味とその使い方でした。それではSee you around!

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