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abilityとcapabilityの違いを解説|身近なabilityばかり使っていた僕の気づき

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RYO英会話ジム代表: 横田涼

セブ&オーストラリア留学後、海外で7年間勤務。2019年にRYO英会話ジムを創業。
KLab株式会社で翻訳・通訳を担当後、hanaso(Unhoop株式会社)でメソッド開発・講師を歴任。
その後、株式会社Alueにて三菱UFJ・UNIQLOなど大手企業向けに短期集中ビジネス英語研修を提供。

これまで数百名以上の「英語で成果を出せる日本人」を育成。

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こんにちは、RYO英会話ジムです。

ability と capability はどちらも「能力」を表しますが、ニュアンスが少し違います。

  • ability:実際にできる「能力・スキル」
  • capability:できる可能性や備わっている「能力・性能」

たとえば、

She has the ability to speak English fluently.
彼女には英語を流暢に話す能力があります。

This software has the capability to process large amounts of data.
このソフトには大量のデータを処理する能力があります。

人の具体的なスキルには ability がよく使われ、capability は人だけでなく、会社・システム・機械などの「できる力」や「対応可能な範囲」にもよく使われます。

それでは、ability と capability の意味や使い方の違いをさらに詳しく見ていきましょう。

 

僕の失敗談|abilityは知っていたのに、capabilityとの違いは曖昧でした

僕自身、英語を学んでいる中で ability はかなり身近な単語でした。

「能力」と言いたいときには、とりあえず ability を使う。

そんな感覚で使っていたのですが、ある一方で capability も「能力」という意味で出てくるので、

「結局、ability と capability って何が違うんだろう?」

という部分は、実は明確に理解できていませんでした。

どちらも日本語にすると「能力」と訳せるので、意味だけ覚えていると違いが見えにくいんですよね。

僕もまさにそうで、ability=能力、capability=能力というところまではわかっていても、「では実際にどう使い分けるのか」までは整理できていませんでした。

英語学習では、こういう日本語訳がほぼ同じ単語が意外とやっかいです。

単語帳だけを見ると「どっちでもよさそう」に感じてしまいますが、実際には、

  • ability → その人が実際に持っているスキルや能力
  • capability → 何かを実行できる力・可能性・機能

という違いがあります。

たとえば、

He has the ability to communicate clearly.
彼にはわかりやすく伝える能力があります。

なら、その人自身の具体的なスキルについて話しています。

一方で、

The system has the capability to handle large amounts of data.
そのシステムには大量のデータを処理する能力があります。

なら、「そのシステムに何ができるか」という機能や対応力に焦点が当たっています。

僕が今おすすめしたい覚え方

この2つは、日本語の「能力」という訳だけで覚えるより、使われる場面ごとセットで覚えるのがおすすめです。

まずは、

ability=人のスキル
capability=人・組織・機械などの「できる力」

くらいのイメージから始めてみてください。

そして、例文を声に出しながら、

自分ならどちらを使うかを実際に選んでみる

のが大切です。

僕自身もそうでしたが、似た単語は「意味を知る」だけではなかなか使い分けられるようになりません。比較しながら実際に使ってみることで、少しずつ感覚がつかみやすくなります。

 

ability の意味と使い方

ability は、「何かを実際にできる能力・スキル」を表す名詞です。

特に、人が身につけている能力や、実際に発揮できる力について話すときによく使われます。

日本語では「能力」「才能」「〜する力」などと訳されます。

ability の基本イメージ

ability のポイントは、実際にできることに焦点があることです。

たとえば、

She has the ability to explain difficult ideas clearly.
彼女には、難しい考えをわかりやすく説明する能力があります。

この場合は、「説明するスキルを実際に持っている」という意味です。

His ability to communicate in English has improved.
彼の英語でコミュニケーションする能力は向上しました。

こちらも、その人が持っている具体的なスキルについて話しています。

ability は人について使われることが多い

ability は特に、次のような人の能力と相性がいい表現です。

  • speaking ability:話す能力
  • writing ability:書く能力
  • leadership ability:リーダーシップ能力
  • problem-solving ability:問題解決能力

日常会話でも使えますが、少し客観的に能力を表す単語なので、仕事・教育・評価などの場面でもよく使われます。

ability to do の形がよく使われる

ability の後ろには、

ability to + 動詞

という形がよく使われます。

The ability to listen carefully is important in business.
注意深く聞く能力は、ビジネスで重要です。

She has the ability to stay calm under pressure.
彼女にはプレッシャーの中でも冷静でいられる能力があります。

「〜する能力」と言いたいときは、まずこの形を覚えておくと使いやすいです。

capability の意味と使い方

capability も「能力」を意味しますが、ability よりも、何かを実行できる力・対応できる範囲・備わっている機能というニュアンスが強くなります。

人だけでなく、

  • 会社
  • チーム
  • システム
  • 機械
  • ソフトウェア

などについても非常によく使われます。

capability の基本イメージ

capability は、

「それには何ができるのか」

という視点で考えるとわかりやすいです。

たとえば、

This software has the capability to analyze large amounts of data.
このソフトウェアには、大量のデータを分析する能力があります。

ここでは、「ソフトウェアが持っている機能」に注目しています。

Our team has the capability to handle international projects.
私たちのチームには、国際プロジェクトに対応できる力があります。

この場合は、個人のスキルというより、チーム全体として対応できる力を表しています。

ビジネスでは capability がよく使われる

capability は、ビジネス英語でもよく登場します。

特に、

組織として何ができるか

を説明するときに自然です。

We are expanding our digital capabilities.
私たちはデジタル分野の対応力を強化しています。

The company has strong research capabilities.
その会社には高い研究開発能力があります。

このように複数形の capabilities になると、

「備えているさまざまな能力・機能・強み」

という意味で使われることも多いです。

ability と capability の一番大きな違い

一番シンプルに整理すると、

ability は「実際に持っているスキル」
capability は「何かを実行・対応できる力」

です。

たとえば人について、

He has the ability to negotiate well.
彼には上手に交渉する能力があります。

と言えば、本人の具体的な交渉スキルに注目しています。

一方、

He has the capability to lead a larger team.
彼には、より大きなチームを率いる力があります。

と言えば、「その役割をこなせる力や可能性を備えている」というニュアンスが出やすくなります。

ただし、実際の英語では意味が重なる場面もあります。

そのため、毎回きっちり二択で分ける必要はありません。

迷ったときは、

個人の具体的なスキル → ability
組織・機械・システムを含む対応力や機能 → capability

と考えると、かなり使い分けやすくなります。

capable との関係も覚えておくと便利

capability と一緒に覚えておきたいのが、形容詞の capable です。

be capable of + 動名詞

で、

「〜する能力がある」「〜することができる」

という意味になります。

She is capable of managing the project on her own.
彼女は一人でそのプロジェクトを管理する能力があります。

ここで、

capable to do

とは通常言わず、

capable of doing

を使う点には注意しましょう。

ability / capabilityと似た表現の簡易比較

表現 主な意味 ニュアンス・使い分け
ability 能力、スキル 人が実際に持っている具体的な能力に使いやすい
capability 能力、対応力、機能 人・組織・機械などが「何をできるか」に焦点
skill 技能、スキル 学習や練習によって身につけた具体的な技術
talent 才能 生まれ持った、または特に優れた能力
capacity 能力、容量、受け入れる力 「どれくらいできるか」という限界や処理能力にも使う

まずは、ability=具体的なスキル、capability=できる力・対応力という違いを押さえておけば、実際の英会話やビジネス英語でもかなり判断しやすくなります。

 

ability / capabilityのシーン別英会話

実際の会話では、ability は人の具体的なスキル、capability は人・チーム・システムなどの対応力や機能を表すときに使われやすいです。

シーン1|職場で同僚の強みについて話す

アイヴァン
Do you think Emma would be good at leading the new project?

エマは新しいプロジェクトを率いるのに向いていると思う?

マイク
Definitely. She has the ability to explain complex ideas very clearly.

間違いなく。彼女には複雑なことをとてもわかりやすく説明する能力があるよ。

アイヴァン
I agree. She’s also really good at keeping the team focused.

そうだね。チームを集中させるのもすごく上手だよね。

自然に使うコツ

have the ability to + 動詞 は、人の具体的な強みを説明するときにとても使いやすい形です。
仕事では ability to communicate / solve problems / lead a team のような組み合わせもよく使われます。

シーン2|仕事でチームの対応力について話す

アイヴァン
Can our team handle a project this large?

うちのチームで、こんなに大きなプロジェクトに対応できるかな?

マイク
I think so. We have the capability to manage projects across several countries.

できると思うよ。僕たちには複数の国にまたがるプロジェクトを管理できる対応力があるから。

アイヴァン
That’s true. We’ve already done something similar before.

確かに。前にも似たような案件をやってるしね。

自然に使うコツ

capability は、個人の細かいスキルよりも、チームや会社として何ができるかを伝えるときに自然です。

ビジネスでは technical capability、production capability、digital capabilities などの形でもよく使われます。

シーン3|新しいシステムの機能について話す

アイヴァン
What’s different about the new system?

新しいシステムは何が違うの?

マイク
It has the capability to process thousands of requests at the same time.

何千件ものリクエストを同時に処理できる機能があるんだ。

アイヴァン
That should save us a lot of time.

それならかなり時間を節約できそうだね。

自然に使うコツ

機械やソフトウェアについては、ability より capability の方が自然に聞こえる場面が多いです。

「その製品には何ができるのか」を説明するときは、have the capability to + 動詞 をそのまま使うと覚えやすいです。

 

ability / capabilityで日本人がよく間違えるポイント

RYO英会話ジムのレッスンをしていると、単語の意味そのものは知っていても、実際に話した瞬間に細かな使い方で迷うケースをよく見かけます。

ability と capability もその一つです。

どちらも日本語では「能力」と訳せるので、意味だけを覚えていると、会話では意外と使い分けに迷いやすいんですね。

NG1|abilityの前の冠詞が抜ける

❌ He has ability to communicate clearly.

⬇

✅ He has the ability to communicate clearly.
彼には、わかりやすく伝える能力があります。

have ability to… と言いたくなりますが、特定の「〜する能力」を表す場合は、have the ability to + 動詞 が自然です。

日本語では「彼には能力がある」と冠詞を意識しないので、会話になると the が抜けやすいポイントです。

NG2|capabilityの後ろを「for + 動詞」にしてしまう

❌ This system has the capability for process large amounts of data.

⬇

✅ This system has the capability to process large amounts of data.
このシステムには、大量のデータを処理する能力・機能があります。

「〜する能力」と言いたい場合は、

the capability to + 動詞

とすると自然です。

for の後ろにそのまま動詞を置くことはできないので注意しましょう。

NG3|機械やシステムにも、とりあえずabilityを使ってしまう

△ This software has the ability to analyze large amounts of data.

✅ This software has the capability to analyze large amounts of data.
このソフトウェアには、大量のデータを分析する機能・処理能力があります。

ability を使っても意味が通じる場合はあります。

ただ、システムやソフトウェアについて「何ができるのか」「どんな機能を備えているのか」を説明するなら、capability のほうが自然に使われる場面が多いです。

ここがまさに、日本語で両方を「能力」と覚えていると気づきにくい違いです。

NG4|capableの後ろにtoを置いてしまう

❌ She is capable to manage the project.

⬇

✅ She is capable of managing the project.
彼女には、そのプロジェクトを管理する能力があります。

名詞の capability では、

capability to do

が使えますが、形容詞の capable は、

be capable of doing

が基本です。

capability → to do
capable → of doing

とセットで声に出して覚えておくと、実際の会話でも出しやすくなります。

間違えること自体は、まったく問題ではありません

こうした細かな違いを見ると、

「全部覚えてから話さないといけないのかな……」

と思うかもしれません。

でも、僕自身も英語を話し始めたころは、何度も間違えてきました。

大切だったのは、最初から完璧に話すことではなく、

話す → 間違える → 修正する → もう一度使う

この流れを何度も繰り返したことです。

ability と capability のような似た単語も、説明を一度読んだだけで完全に使い分けられるようになるとは限りません。

むしろ、実際に自分で使ってみて、「ここではこっちのほうが自然なんだ」と気づく経験のほうが、記憶に残ります。

独学だけだと「自分のクセ」に気づきにくい

ここが英会話学習の難しいところです。

文法書を読めば、

「the ability to だな」
「capable of doing だな」

と理解できます。

でも、いざ会話になると、知っているはずのルールが抜けることがあります。

さらに厄介なのが、自分では自然だと思って話している英語ほど、自分では間違いに気づきにくいことです。

特に、ある程度話せるようになってからは、「まったく話せない」という問題より、

通じてはいるけれど、細かな文法や表現のクセが残っている

という状態になりやすくなります。

だからこそ、間違えることを避けるよりも、自分が実際に話した英語を第三者に見てもらい、その場で修正する環境が大切です。

実際の受講生事例|「話せるけれど、自分の間違いには気づいていなかった」

今回のテーマと特に近いのが、RYO英会話ジムで4ヶ月の短期集中プランを受講されたハヤシダさんです。

受講前のTOEICスコアは785点。

BizmatesやDMM英会話も1年以上継続されていて、英語の知識がほとんどない初心者というわけではありませんでした。

一方で、会話になると瞬時にフレーズが出てこない、馴染みのない話題では詰まる、インプット中心でアウトプット練習が足りないという課題を感じていました。転職後には英語をメインに使い、アメリカ人との交渉も予定されていたため、実際に使えるスピーキング力が必要な状況でした。

実際に話してみて初めて見えた「自分の文法」

レッスンでは、ハヤシダさんが実際に話した内容を可視化し、文法や表現をその場でフィードバック。

さらに、交渉や会議を想定したロールプレイを通して、インプットした英語を実際に使う練習を重ねました。

その中で本人が感じた大きな気づきが、

「自分の話している英語に、文法的な問題があった」

ということでした。

これは、英語学習ではかなり大きなポイントです。

自分では普通に話せていると思っていても、実際の発言を文字にして見てみると、

「ここ、冠詞が抜けているな」
「この言い方、意味は通じるけれど少し不自然だな」

といったことが初めて見えてきます。

Stage 5からStage 8へ

受講前は、自然なやり取りはできるものの、深い会話や会議をリードするのは難しい Stage 5。

受講後は、自己主張や関係構築を意識しながら、会話をある程度リードできる Stage 8 まで変化しました。

さらに、瞬時に適切なフレーズを出す力や文法の正確性も向上し、ビジネス英語で自信を持ってやり取りできるようになったと記録されています。

これは ability / capability という単語そのものを覚えた成果ではありません。

ポイントは、「知識を持っている」状態から、実際にアウトプットして、自分のクセに気づき、修正するところまで繰り返したことです。

RYO英会話ジムが「話した英語」をそのままにしない理由

ハヤシダさんの事例でも使われていたのが、発言内容の可視化とその場での添削です。

RYO英会話ジムでは、ただたくさん英語を話して終わりではありません。

実際に発言した内容を講師がリアルタイムで記録し、文法ミスや不自然な表現をその場で修正します。修正が少ない場合には、さらに自然な言い方として「Coach’s Version」も提案しています。

つまり、

大量にアウトプットする
↓
自分の英語を見える化する
↓
間違いやクセを修正する
↓
復習して、もう一度使う

という流れです。

さらに、レッスンで見つかった課題は復習につなげ、音読などを通じて「わかる英語」から「使える英語」に変えていく仕組みにしています。

だからこそ、「なんとなく通じるからOK」で終わらず、その先の自然な英語を目指せます。

「なんとなく話せる」で止まるのは、もったいない

ability と capability の違いもそうですが、英語がある程度わかるようになるほど、

「意味は知っている。でも、自分で使うとなると少し曖昧」

という表現が増えてきます。

これは悪いことではありません。

むしろ、そこまで来たからこそ見えてくる次の課題です。

大切なのは知識を増やし続けるだけではなく、

実際に話す → 間違える → 改善する → もう一度話す

ところまでやること。

そうすることで、少しずつ「知っている英語」が「使える英語」に変わっていきます。

もし「ある程度は話せる。でも、自分の英語が本当に自然なのかわからない」と感じているなら、そこで止まってしまうのはもったいないです。

もし本気で英語を変えたい方は、まず無料体験から。

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ability / capabilityと似た英語表現・関連語彙

ability と capability の違いがわかってくると、次に迷いやすいのが skill・talent・capacity です。

どれも日本語では「能力」「スキル」「才能」などと訳されるため、ここでは実際の会話でどう使い分けるかに絞って見ていきましょう。

skill|身につけた「技能・スキル」

skill は、練習や経験を通して身につけた具体的な技能を表します。

ability が「〜できる能力」という少し広い意味なのに対して、skill はより具体的です。

たとえば、

  • communication skills:コミュニケーションスキル
  • presentation skills:プレゼン能力
  • negotiation skills:交渉スキル
  • writing skills:文章を書くスキル

のように使います。

ability は「その人にできる力がある」という視点ですが、skill は「具体的にどんな技術を持っているか」に焦点があります。

自然に使うコツ

仕事では、単数形よりも skills と複数形で使われることがとても多いです。

communication ability も間違いではありませんが、採用・仕事・自己紹介などでは communication skills のほうが自然な場面が多くあります。

アイヴァン
What are you looking for in a new team member?

新しいメンバーには何を求めているの?

マイク
Strong communication skills are really important for this role.

この役割では、高いコミュニケーションスキルが本当に重要だね。

talent|生まれ持った「才能」

talent は、特定のことを上手にできる才能・素質を表します。

ability や skill と比べると、もともと備わっている優れた力というニュアンスが出やすい言葉です。

たとえば、

She has a talent for languages.
彼女には語学の才能があります。

というように使います。

skill が「努力して身につけたもの」を表しやすいのに対して、talent は「もともと得意」というイメージが強めです。

ただし、実際には生まれつきかどうかを厳密に区別して使うわけではありません。

自然に使うコツ

よく使われる形は、

have a talent for + 名詞 / -ing

です。

talent to do よりも、talent for をセットで覚えると自然です。

アイヴァン
Emma is really good at getting people to agree with her.

エマって、人を納得させるのが本当に上手だよね。

マイク
Yeah, she has a real talent for negotiation.

うん、彼女には交渉の才能が本当にあるよ。

capacity|「どこまでできるか」という能力・容量

capacity も「能力」と訳されることがありますが、ability や capability とは少し視点が違います。

capacity は、人・組織・機械などがどれくらい処理できるか、受け入れられるかという限界や余力を表すことが多いです。

たとえば、

We don’t have the capacity to take on another project right now.
今は、さらに別のプロジェクトを引き受ける余力がありません。

この場合、「能力がない」というより、

人員・時間・リソース的に対応できる余裕がない

という意味です。

capability が「それをできる力があるか」、capacity が「どれくらいまで対応できるか」と考えるとわかりやすいです。

自然に使うコツ

ビジネスでは、

  • production capacity:生産能力
  • storage capacity:保存容量
  • capacity to handle〜:〜に対応する余力

などがよく使われます。

「その仕事ができるスキルはあるけど、今は手が回らない」という場面では、capability ではなく capacity がぴったりです。

アイヴァン
Can your team take on one more client this month?

今月、もう1社クライアントを担当できそう?

マイク
Honestly, we don’t have the capacity right now.

正直、今はそこまで対応できる余力がないんだ。

competence|仕事や役割をこなす「十分な能力」

competence は、ある仕事や役割をきちんとこなせるだけの能力・力量を表します。

ability よりも少しフォーマルで、特に仕事・評価・専門分野で使われやすい表現です。

たとえば、

professional competence
専門家としての能力

technical competence
技術的な能力

のように使います。

「どれだけ才能があるか」というより、必要な基準を満たして仕事をきちんとできるかというニュアンスがあります。

自然に使うコツ

日常会話では ability や skill のほうが使いやすく、competence はややフォーマルです。

人事評価・採用・資格・専門職などで見かけることが多いので、ビジネス英語を使う人は覚えておくと便利です。

アイヴァン
Do you think he’s ready for the manager position?

彼はもうマネージャー職を任せられると思う?

マイク
Yes. He’s shown the competence needed to lead the team.

うん。チームを率いるのに必要な力量を示しているよ。

このあたりを整理すると、

ability → できる能力
capability → 実行・対応できる力や機能
skill → 身につけた具体的な技能
talent → 才能・素質
capacity → どこまで対応できるかという余力
competence → 仕事を十分にこなせる力量

というイメージで使い分けると、かなりわかりやすくなります。

 

ability / capability 練習用クイズ

ここまで学んだ ability / capability / skill / talent / capacity / competence の違いを、実際の場面をイメージしながら確認してみましょう。

第1問

次の会話の( )に最も自然に入る表現はどれでしょう?

A: Can this new system handle thousands of requests at once?
B: Yes, it has the( )to process large amounts of data.

  1. ability
  2. capability
  3. talent
  4. skill
正解:2. capability

解説:
システムやソフトウェアが「何をできるか」「どんな機能を備えているか」を表すので、capability が最も自然です。

  1. ability:人の具体的な能力によく使われます。この文脈では capability のほうが自然です。
  2. talent:主に人の才能や素質を表します。
  3. skill:練習などで身につけた具体的な技能なので、システムには通常使いません。

第2問

次のうち、最も自然な英文はどれでしょう?

  1. She is capable to manage the project.
  2. She is capability of managing the project.
  3. She is capable of managing the project.
  4. She has capable to manage the project.
正解:3. She is capable of managing the project.

解説:
capable は be capable of + -ing の形で使います。

  1. capable to manage は通常使いません。
  2. capability は名詞なので、be capability of とは言えません。
  3. capable は形容詞なので、have capable とは言えません。

第3問

次の状況で最も自然な表現はどれでしょう?

「チームには新しい案件を担当するスキルはあるが、今月は忙しくてこれ以上仕事を引き受ける余裕がない」

We have the skills, but we don’t have the( )to take on another project this month.

  1. capacity
  2. talent
  3. ability
  4. competence
正解:1. capacity

解説:
ここでは「能力がない」のではなく、時間・人員・リソース的な余裕がないという意味なので、capacity が最も自然です。

  1. talent:才能・素質を表すため、この状況には合いません。
  2. ability:仕事をする能力そのものを指すため、「スキルはある」という前提と合いません。
  3. competence:仕事を十分にこなせる力量を表しますが、ここで不足しているのは力量ではなく余力です。

第4問

次の( )に最も自然に入る表現はどれでしょう?

She has excellent communication( )and works well with clients.

  1. talents
  2. capabilities
  3. skills
  4. capacities
正解:3. skills

解説:
communication skills は「コミュニケーション能力・スキル」を表す、とても自然でよく使われる組み合わせです。

  1. talents:communication talent と言うことはできますが、この文脈では skills のほうが一般的です。
  2. capabilities:組織やシステムの対応力などで使われやすく、ここでは不自然です。
  3. capacities:処理能力や余力を表す語なので、この文脈には合いません。

第5問

次の状況で最も自然な表現はどれでしょう?

「彼は技術も知識もあり、その仕事をきちんとこなせるだけの力量がある」

He has the professional( )needed for the role.

  1. competence
  2. talent
  3. capacity
  4. capability
正解:1. competence

解説:
competence は、仕事や役割をきちんとこなすための「十分な能力・力量」を表します。特にビジネスや評価の場面でよく使われます。

  1. talent:才能や素質の意味が強く、「役割に必要な力量」という意味にはなりにくいです。
  2. capacity:余力や処理できる範囲を表します。
  3. capability:何かを実行できる力という意味ですが、この文では「職務を十分にこなせる力量」を表す competence が最適です。

 

よくある質問(FAQ)

Q. abilityとはどういう意味ですか?

A. abilityは「何かをする能力・力」という意味です。特に、人が実際に持っているスキルや能力について使われることが多いです。

✅ She has the ability to solve problems quickly.
(彼女には問題をすばやく解決する能力があります。)

Q. capabilityとはどういう意味ですか?

A. capabilityは「何かを実行・対応できる能力や機能」を表します。人だけでなく、会社・チーム・機械・システムなどにもよく使われるのが特徴です。

✅ The system has the capability to process large amounts of data.
(そのシステムには大量のデータを処理する機能があります。)

Q. abilityとcapabilityの違いは何ですか?

A. abilityは具体的なスキル、capabilityは「何かを実行・対応できる力」に焦点があると考えるとわかりやすいです。ただし意味が重なる場面もあります。

✅ She has the ability to negotiate well.
(彼女には上手に交渉する能力があります。)

Q. abilityの後ろにはtoとofのどちらを使いますか?

A. 「〜する能力」と言うなら、基本は ability to + 動詞 を使います。

✅ He has the ability to lead a team.
(彼にはチームを率いる能力があります。)

ability of doing よりも ability to do をまず覚えておくと使いやすいです。

Q. capabilityの後ろには何が来ますか?

A. 「〜する能力・機能」と言うときは、capability to + 動詞 がよく使われます。

✅ This machine has the capability to operate automatically.
(この機械には自動で動く機能があります。)

また、technical capabilities のように名詞と組み合わせることもあります。

Q. capableとcapabilityはどう違いますか?

A. capableは形容詞、capabilityは名詞です。capable は be capable of + -ing の形でよく使います。

✅ She is capable of handling the situation.
(彼女にはその状況に対応する能力があります。)

capable to do としないよう注意しましょう。

Q. abilityとskillの違いは何ですか?

A. abilityは「できる能力」全般、skillは練習や経験で身につけた具体的な技能を表します。仕事では communication skills や presentation skills のような表現がよく使われます。

✅ He has excellent negotiation skills.
(彼には優れた交渉スキルがあります。)

Q. capabilityはビジネス英語でも使いますか?

A. はい。capabilityはビジネスで非常によく使われる表現です。会社やチームの対応力、技術力、システムの機能などを説明するときに自然です。

✅ We need to improve our digital capabilities.
(私たちはデジタル分野の対応力を高める必要があります。)

Q. capacityとcapabilityの違いは何ですか?

A. capabilityは「できる力」、capacityは「どれくらい対応できるかという容量・余力」を表すことが多いです。

✅ We have the capability, but we don’t have the capacity right now.
(対応する能力はありますが、今はその余力がありません。)

Q. abilityやcapabilityのような似た単語を実際に使えるようになるには?

A. 実際にアウトプットし、間違いに気づき、修正してもう一度使うことが大切です。意味を覚えるだけでは、会話中に自然に使い分けるのは難しいことがあります。

RYO英会話ジムでは、実際に話した英語を可視化・添削し、話す → 修正する → もう一度使うというアウトプットを重視しています。

 

まとめ

最後に、ability と capability の違いを簡単に振り返っておきましょう。

  • ability:人が実際に持っている「能力・スキル」を表すときに使いやすい
  • capability:人・チーム・会社・システムなどの「実行できる力・対応力・機能」を表すときに使いやすい
  • 「〜する能力」は ability to do / capability to do の形でよく使う
  • capable は be capable of doing の形になるので注意
  • skill・talent・capacity・competence も意味が近いですが、それぞれ「具体的な技能」「才能」「余力」「仕事をこなす力量」という違いがある

どちらも日本語では「能力」と訳せるからこそ、日本語訳だけではなく、実際に使われる場面ごと覚えることが大切です。

まずは今日紹介した表現を、実際の会話で1回でも使ってみてください。

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