こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
今回は、実際にレッスンを受講されている生徒さんから、
「海外企業の英語面接が決まったので、対策をしたい」
というご相談をいただいた事例をご紹介します。
※本記事では、プライバシー保護のため、企業名・勤務地・個人が特定できる情報など、一部内容を変更・省略しています。
結果からお伝えすると、今回対策したポジションの英語面接は、無事に合格されました。
英語面接では、ただ想定質問を覚えるだけでは十分ではありません。
今回特に大切だったのは、
「これまでの経験を整理し、応募先が求めている能力につなげて英語で伝えること」
でした。
今回は、実際にどのように面接対策を組み立てたのか、その裏側をご紹介します。
急きょ決まった、海外転職の英語面接
今回ご相談いただいた生徒さんは、海外での転職活動を進めていました。
選考が進んでいたのは、大手グローバル企業に関連するプロジェクト。
その中でも、事故やトラブルなどの重要案件について、
- 事実確認
- Investigation(調査)
- Escalation(上位対応)
- 関係部署との連携
- 状況に応じた判断
などを行うチームの選考でした。
しかも、次の選考は外国人面接官との英語面接。
面接まであまり時間がなく、
「次のレッスンで英語面接の練習をしたい」
というご相談でした。
英語は読める。でも、その場で答えるのが難しい
お話を伺っていくと、この生徒さんにはすでに海外業務やBPO関連の豊富な経験がありました。
たとえば、
- Content Moderation関連業務
- Trainerとしての研修経験
- Technical Support
- Technical Escalation
- Issue Investigation
- 海外チームとの連携
- FAQやKnowledgeの改善
- Trainingや業務フロー改善
などです。
つまり、職務経験そのものは非常に充実していました。
一方で、ご本人が不安に感じていたのが英語面接です。
英語の文章を読んで理解することはできる。
しかし、
英語で突然質問されたときに、自分の経験や考えをその場で整理して話すのが難しい。
特に、
「具体的には?」
「なぜそう判断したのですか?」
「その結果どうなりましたか?」
といった追加質問・深掘り質問への対応に不安を感じていました。
これは、ビジネス英語を学んでいる方によくある課題でもあります。
英語を「理解できる」ことと、
自分の経験をその場で組み立てて話せることは、まったく別のスキルだからです。
今回は既存教材ではなく、面接から逆算してカスタマイズ
通常のレッスンでは、できるだけ事前に答えを準備せず、
その場で考える → 話す → 発言を可視化する → 添削する → もう一度話す
というアウトプット中心のトレーニングを行っています。
ただし今回は、面接までの時間が限られていました。
そこで、一般的な「英語面接教材」をそのまま使うのではなく、
実際のJob Descriptionと生徒さんの職歴を照らし合わせながら、面接専用教材を作成しました。
ここが今回の大きなポイントです。
求人内容を見ると、過去の経験がかなり活かせることが分かった
応募先のJob Descriptionを確認すると、求められていたのは、
- Incident Investigation
- Fact Checking
- Escalation Judgment
- 高い正確性
- 関係部署との連携
- Problem Solving
- Process Improvement
といった能力でした。
一方、生徒さんには、
- Content Moderationでの判断経験
- Technical Supportでの調査経験
- Escalation対応
- 海外Development Teamとの連携
- FAQ・Knowledge改善
- Training経験
があります。
つまり、
「そのポジションの直接経験がない」=「経験が活かせない」ではなかった
ということです。
むしろ、これまで別の仕事で培ってきたスキルを整理すると、応募先が求めている能力との共通点がたくさんありました。
そこで教材でも、
「Safetyの経験はありますか?」
だけではなく、
「あなたのこれまでの経験を、この仕事でどう活かせますか?」
という視点を重視しました。
実際に練習した質問
たとえば、教材にはこのような質問を入れました。
Could you please introduce yourself and tell me about your professional background?
まずは、これまでのキャリアを簡潔に伝える練習です。
ただ経歴を並べるのではなく、
「現在の仕事 → 過去の経験 → 強み → 応募ポジションとの接点」
までつなげて話せるようにします。
Can you tell me about your experience handling escalated issues?
今回の求人ではEscalationが重要だったため、過去のTechnical Support経験から話せるようにしました。
さらに、
- How did you investigate the issue?
- How did you decide the priority?
- How did you communicate with other teams?
など、面接官から続けて聞かれそうな質問も入れています。
You don’t have direct experience in this type of Safety role. How can your previous experience contribute to this position?
これは今回、特に重要だった質問の一つです。
「経験がありません」で終わるのではなく、
これまで経験してきた、
- Investigation
- Policyに沿った判断
- Fact checking
- Escalation
- Sensitive caseへの対応
などを、新しいポジションにつなげて説明します。
答えを暗記するのではなく、「深掘り」に対応する
今回の教材では、想定質問への回答だけでなく、Follow-up Questionsを多めに設定しました。
たとえば、
「業務改善をした経験があります」
と答えたら、
Why did you decide to improve it?
「Technical issueを解決しました」
と答えたら、
What was the root cause?
「新人研修を担当しました」
と答えたら、
What challenges did you face during the training?
と、さらに質問していきます。
本番の面接では、用意した回答を一度話して終わるとは限りません。
むしろ、
面接官は回答の中から気になった部分を拾って、どんどん深掘りしてきます。
だからこそ、文章を丸暗記するより、
「自分の経験について、角度を変えて質問されても説明できる」
状態を作ることが大切です。
レッスンでは「話す → 見える化 → 添削 → もう一度話す」
RYO英会話ジムでは、面接対策でも基本的なトレーニング方法は変わりません。
まず、生徒さん自身の英語で回答してもらいます。
そして、その発言をその場で可視化します。
Your sentence
生徒さんが実際に話した英語
↓
Revised
講師がより自然で伝わりやすい英語へ添削
という流れです。
大切なのは、最初から「模範回答」を渡して覚えてもらうことではありません。
まず自分の英語でアウトプットする。
そこから、
「もっと分かりやすくするなら?」
「面接官に伝わりやすい順番は?」
「この経験をもう少し具体的に説明するなら?」
と改善していきます。
そのため、本番でも暗記した文章を思い出すのではなく、自分の経験を自分の言葉で話しやすくなります。
そして、英語面接は無事合格
その後、生徒さんからご連絡をいただきました。
今回対策していたポジションについては、無事に合格。
もともと別ポジションの選考も並行して進んでいましたが、そちらは採用枠が先に充足したため、面接自体が実施されないことになりました。
これは残念ではありますが、本人の英語力や面接結果によるものではありません。
何より、
実際に外国人面接官との英語面接を突破できたことは、大きな成果です。
英語面接対策で大切なのは「英語だけ」ではない
今回改めて感じたのは、英語面接では単純な英語力だけを鍛えても足りないということです。
必要なのは、
① 自分の経験を整理する
↓
② 相手が求めている能力を理解する
↓
③ 自分の経験と求人をつなげる
↓
④ それを英語でアウトプットする
という流れです。
特に経験豊富な方ほど、「話せる材料」はたくさん持っています。
問題は、
その材料を英語面接で伝わる形に整理できているかどうか。
ここを整えるだけで、回答の説得力は大きく変わります。
一人ひとり違うから、教材も変わる
今回のような転職面接だけでなく、仕事で英語が必要になる場面は人によってまったく違います。
- 海外チームとの会議
- プレゼンテーション
- Technical Support
- マネジメント
- 海外転職
- 英語面接
- Training
- Client Meeting
だからこそRYO英会話ジムでは、ただ同じ教材を順番にこなすのではなく、
「その人が実際に英語を使う場面」から逆算して、必要なアウトプットを設計すること
を大切にしています。
今回も、Job Descriptionとこれまでの職歴を確認したことで、「何を英語で話せるようにすべきか」がかなり具体的になりました。
まとめ|英語面接は「自分の経験を英語で使える状態」にする
英語面接が近づくと、
「想定質問をたくさん覚えないと」
と思ってしまいがちです。
もちろん、質問を予測することも大切です。
ただ、それ以上に重要なのは、
自分の経験・強み・実績について、質問の角度が変わっても英語で説明できる状態にすること。
今回のケースでも、生徒さんにはすでに十分な経験がありました。
必要だったのは、新しい知識を大量に覚えることではなく、
持っている経験を整理し、英語でアウトプットできるようにすることでした。
そして、その準備が実際の面接合格につながりました。
仕事で本当に使える英語は、テキストの中だけでは身につきません。
自分の仕事、自分の経験、自分がこれから直面する場面を使って練習する。
これが、実践で使える英語力を伸ばす近道だと考えています。
▶︎ RYO英会話ジムでは、一人ひとりの仕事や目標に合わせて、実際に必要な英語をアウトプット中心でトレーニングしています。
英語面接や海外転職、実務での英語に課題を感じている方は、ぜひ無料体験で「自分の場合、何を練習すべきか」から一緒に整理してみてください。






































