こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
今回は、ある受講者の方とのコンサルティングで見えてきた、「英語力がある程度伸びたあとに訪れるモチベーションの壁」についてご紹介します。
※プライバシーに配慮し、個人が特定されない形で内容を一部調整しています。
この方は決して「英語ができない」わけではありません。
むしろ、外国人とのコミュニケーション経験も増え、英語カフェなどを通じて実践する機会も作ってきました。
それでも最近、
「以前ほど英語への熱意がなくなってきた」
という悩みを抱えていました。
話をじっくり聞いていくと、これは単純な「やる気の低下」ではないことが見えてきました。
「英語が話せるようになりたい」の次に何を目指すのか
今回のお話で印象的だったのが、
「だいたいやりたいことはできるようになってきた」
という言葉です。
英語学習を始めたころは、
- 外国人と話せるようになりたい
- 英語でコミュニケーションを取りたい
- 英語への苦手意識をなくしたい
といった、わかりやすい目標があります。
ところが、ある程度それができるようになると、今度は、
「で、この先は何のために英語をやるんだろう?」
という問題が出てきます。
これは、英語力が伸びていないから起きるのではありません。
むしろ、最初に設定していた目標をある程度クリアしたからこそ起きる壁とも言えます。
相手が優しければ話せる。でも、それだけでは物足りない
現在は、英語カフェなどにも定期的に足を運んでいるとのこと。
外国人との会話も、
「相手がこちらの英語に合わせてくれるなら、ある程度話せる」
という状態です。
これは十分大きな成長です。
一方で、ご本人が次に求めているのは、もう少し違うところにありました。
それが、
「外国人ともっと込み入った話をしたい」
ということです。
表面的な雑談だけではなく、
- 文化
- 人間関係
- 価値観
- 宗教
- 人生観
- 社会についての考え方
など、少し複雑なテーマについても自分の考えを伝えたい。
つまり、
「英語を話すこと」そのものから、「英語で自分を表現すること」へ目的が変化している
わけです。
ここは、かなり重要なポイントだと思います。
英語カフェは「練習」にはなる。でも次の刺激が必要になる
英語カフェについて、ご本人は、
「勉強という意味では、優しい実践の場」
と表現されていました。
これはすごく的確です。
英語を話す経験を増やしたり、自信をつけたりするには、とても良い環境です。
ただ、英語力が上がってくるにつれて、
「英語を練習するために英語を話す」
だけでは、刺激が足りなくなることがあります。
そこで今回のコンサルでは、
次は“練習する英語”から“何かをするための英語”に変えてもいいのではないか
という話になりました。
面白かったのが「英語版のコントを作りたい」というアイデア
今回、個人的に可能性を感じたのが、
「英語版のコントを作ってみたい」
という話です。
さらに、
外国人向けに発信するチャンネルを作ってみたい
というアイデアも出てきました。
これは今の段階にすごく合っています。
なぜなら、動画を作ろうとすると、
「正しい英語を覚える」
だけでは足りなくなるからです。
どうすれば笑ってもらえるのか。
どうすれば自分の考えが伝わるのか。
文化の違いをどう表現するのか。
どの言葉を選べば自然なのか。
こうしたことを考え始めます。
つまり、
英語が「勉強する対象」から「表現するための道具」に変わっていく
んですね。
これは、モチベーションを取り戻す一つのヒントになると思います。
「外国人と仲良くなりたい」も立派な学習動機
もう一つ、今回かなり率直に話してくださったのが、人間関係についてでした。
外国人との恋愛にも興味がある一方で、これまで思うようにいかない経験もあり、
それが英語へのモチベーションにも少なからず影響している
とのことでした。
ここは一見、英語学習とは関係なさそうに見えます。
でも実際には、人が英語を学ぶ理由はそんなにきれいなものばかりではありません。
「外国人の友達が欲しい」
「好きな人ともっと話したい」
「海外でモテたい」
「外国人の輪の中に入りたい」
これだって、十分な動機です。
問題なのは、その目標がうまくいかなかったときに、
「英語を勉強する意味そのものがなくなった」
と感じてしまうことです。
そこで、目標を一つだけにしないことが大切になります。
恋愛も一つ。
友情も一つ。
自己表現も一つ。
新しい挑戦も一つ。
英語を使う目的を複数持つことで、ひとつがうまくいかなくても学習そのものまで止まりにくくなります。
実はすでに「外国人の親友ができた」という成功体験がある
そして今回忘れてはいけないのが、
外国人の親友ができた
という話です。
これはかなり大きな成功体験です。
「自分は外国人と深い関係を作れない」
ということではない。
実際には、英語を通じてすでに一人の人と深い関係を築くことができています。
恋愛だけを見るとうまくいかなかった経験が強く残るかもしれません。
でも視点を少し広げれば、
英語によって人生の人間関係がすでに広がっている
とも言えます。
ここは、自分の英語力を評価するときにも大切にしたい部分です。
今後考えられる3つの方向性
今回のお話を整理すると、今後は大きく3つの方向が考えられそうです。
1. 「もっと英語を勉強する」より「深く話せる英語」へ
第一は、外国人との込み入った会話を目標にすることです。
たとえば、
- Why do people choose stability over freedom?
- What makes a good relationship?
- How different is dating culture between Japan and other countries?
- What makes someone happy?
- Is religion important in modern society?
といったテーマについて、
結論 → 理由 → 具体例 → 相手への質問
まで英語で話す。
単語や文法だけではなく、考えを整理して伝える力を鍛えていきます。
今回のスピーキングテストでも、英語そのものより、
「話にまとまりが出れば、さらに一段上へ行ける」
という部分が次の課題として見えていました。
2. 英語を使って「作品を作る」
二つ目が、英語コントや動画発信です。
たとえば、
「日本人と外国人の文化ギャップ」
「英語カフェあるある」
「外国人とのデートで起きた勘違い」
など、自分自身の経験をコンテンツにしてみる。
最初からバズらせる必要はありません。
むしろ、
「失敗してもいいから、まず1本出してみる」
くらいで十分です。
英語力だけではなく、
ユーモア、表現力、構成力、発信力など、別の能力も同時に鍛えられます。
3. Stage 8を「ゴール」ではなく「結果」にする
ご本人には、RYO英会話ジムの評価でStage 8まで行きたいという目標もあります。
もちろん、これはそのまま目指していいと思います。
ただ、
「Stage 8になるために英語を勉強する」
だけにしてしまうより、
外国人と深い話ができるようになる
英語コントを作る
海外の人に向けて発信する
といった挑戦を続けた結果、
「気づいたらStage 8の英語力になっていた」
という流れのほうが面白いと思います。
英語学習には「卒業後のフェーズ」がある
今回のコンサルを通して改めて感じたのは、
英語学習には、「英語を学ぶフェーズ」と「英語で生きるフェーズ」がある
ということです。
初心者のころは、
「単語を覚える」
「文法を覚える」
「話せるようになる」
でいい。
でも、ある程度話せるようになったあとまで同じ勉強を続けていると、モチベーションが下がることがあります。
それは、サボっているからではありません。
学習の目的をアップデートするタイミングが来ている
のかもしれません。
今回のケースで言えば、
外国人と深く話す。
人間関係を広げる。
英語で笑いを作る。
外国人向けに発信する。
こうしたものが、次の英語学習の目的になっていきそうです。
まとめ:「英語を続ける理由」がなくなったら、英語の外を見る
ある程度英語が話せるようになって、
「最近モチベーションがない」
「何を勉強すればいいかわからない」
となったとき。
さらに単語帳を増やすことが答えとは限りません。
むしろ、
「英語を使って、自分は何をやってみたいのか?」
を考えてみる。
そこから次の目標が見えてくることがあります。
今回の受講者の方の場合、それが、
深い会話・人とのつながり・コント・海外への発信
でした。
英語そのものを目的にする段階から、
「英語を使ったら人生がどう面白くなるのか?」を考える段階へ。
ここまで来れば、英語学習はもう単なる勉強ではありません。
次は、その英語を使って何をするか。
そこに、新しい成長のきっかけがあるのだと思います。
RYO英会話ジムでは、一人ひとりの現在地や目的に合わせて、「次に何を伸ばすべきなのか」まで一緒に整理しています。
英語を勉強しているけれど、
「最近伸び悩んでいる」
「何を目指せばいいかわからなくなった」
という方は、一度現在のスピーキング力と目的を整理してみるのもおすすめです。
“英語を勉強する”から、“英語でやりたいことを実現する”へ。
RYO英会話ジムで、“知ってる”を“使える”に。







































