目次
“According to”とは?基本の意味を理解しよう
“According to”は、英語で「~によると」「~に従って」という意味を持つ表現です。誰かの発言や情報を伝えるときに使う、とても便利なフレーズです。たとえば、天気予報やニュースで聞いた情報を話すときなどに役立ちます。
例文:
According to the news, there will be a storm tomorrow.
(ニュースによると、明日は嵐になるそうです。)
この例文では、”according to”を使って、「ニュースによると」という意味を伝えています。このように、情報源が何かをはっきりさせたいときに使います。
“According to”は特にフォーマルな場面でもよく使われますが、カジュアルな会話でも問題なく使えるため、日常生活のさまざまなシーンで役立ちます。
例文:
According to my friend, the new restaurant is amazing!
(友達によると、新しいレストランは素晴らしいそうです。)
この例文では、友達が情報源となっています。友達から聞いた話を、他の人に伝えるときに”according to”を使います。
例文集
according to 〜は直後に名詞を伴って「〜によると」という意味になります。通常文頭に置きます。自分の意見ではなく、他人が言ったことを相手に伝える際に使います。また記載されている内容に「〜に従って」という意味で使うこともできます。
友達と映画館に来ていて…
キーシャによると2時に映画が始まるってさ。
同僚が…
聞いたうわさによると、ジェフはクビになったらしい。
どうやってピザを作ったのか聞かれて…
箱の説明書に従ってピザを作ったよ。
ニュースの報道に関して相手に伝えるときにも使えます。
保健省の最近の報告によると、ほとんどの人は十分な運動をしていないんだ。
さらにdepending on 〜と同じ意味にもなることができます。
人事の人から…
給与は資格や経験に応じて決定いたします。
注意点:”According to”の使い方で間違えやすいこと
“According to”は便利な表現ですが、使い方を間違えると自然な英語から離れてしまうことがあります。ここでは、”according to”を使う際に気をつけたいポイントをいくつかご紹介します。
1. 自分の意見には使わない
“According to”は、他人の意見や情報を伝えるときに使うフレーズです。そのため、自分の意見を述べる際には使いません。もしも自分の考えを表現したいときは、”In my opinion”や”I think”を使いましょう。
誤り: According to me, this movie is great.
(私によると、この映画は素晴らしいです。)→ 自分の意見を述べるのに”according to”を使うのは不自然です。
正しい表現: In my opinion, this movie is great.
(私の意見では、この映画は素晴らしいです。)
2. “According to”の後には信頼できる情報源を
“According to”を使う場合、後に続くのは人やニュース、データなど、信頼できる情報源であることが望ましいです。あまり根拠のない情報や、曖昧な情報を伝える際には不自然に聞こえることがあります。
例文: According to the survey, most people prefer working from home.
(調査によると、多くの人が在宅勤務を好んでいます。)
“Survey”(調査)や”news”(ニュース)、”research”(研究)のような信頼できる情報源を使うと、文全体が自然な表現になります。
3. 使いすぎに注意
“According to”はとても便利ですが、あまり多用すると文章が堅苦しく感じられることがあります。同じ文章の中で繰り返し使うときは、”based on”や”as reported by”などの他のフレーズを使って、バリエーションを持たせると良いでしょう。
“According to”を使った表現のバリエーション
「~によると」と伝えたいとき、”according to”以外にもいくつかの表現方法があります。状況やニュアンスに応じて、これらを使い分けることで、会話や文章の幅を広げることができます。ここでは、代表的なフレーズとその使い方を紹介します。
1. “Based on”(~に基づいて)
“Based on”は、「~に基づいて」という意味を持つ表現です。情報やデータ、経験に基づいて何かを述べる際に使います。”according to”に似ていますが、やや論理的なニュアンスを含むため、ビジネスシーンやアカデミックな場面でよく使われます。
例文: Based on the results of the study, we can conclude that exercise improves mental health.
(その研究結果に基づいて、運動が精神の健康を改善することがわかります。)
2. “As per”(~に従って、~に応じて)
“As per”は「~に従って」や「~に応じて」という意味を持ち、ビジネスやフォーマルな場面でよく使われます。書面でのやり取りや、指示に従う状況などで使われることが多い表現です。
例文: As per the manager’s request, the meeting has been rescheduled.
(マネージャーの依頼に従い、会議は予定変更されました。)
3. “According to”とのニュアンスの違い
- “Based on” はデータや事実に基づく強調があり、より客観的で論理的な印象を与えます。
- “As per” は特に指示や決まりごとに従う意味合いが強く、ビジネスなどのフォーマルなシーンに適しています。
- “According to” は情報源や人の発言に基づく場合に広く使え、日常会話からフォーマルな場面まで幅広く対応できます。
4. その他のバリエーション
- “In line with”(~に沿って):ルールや方針に従うことを意味します。
- In line with company policy, all employees must attend the training.
(会社の方針に沿って、全従業員は研修に参加しなければなりません。)
- In line with company policy, all employees must attend the training.
- “On the authority of”(~の権限に基づいて):公式な権限や立場から情報を伝える際に使います。
- On the authority of the CEO, the project has been approved.
(CEOの権限に基づき、そのプロジェクトは承認されました。)
- On the authority of the CEO, the project has been approved.
まとめ:”According to”をマスターして英会話をレベルアップ!
この記事では、”according to”の基本的な意味や使い方、さらには間違えやすいポイントやバリエーションについて解説しました。最後に、この記事のポイントをおさらいし、”according to”を日常会話でスムーズに使いこなすためのコツをまとめます。
1. “According to”の基本的な意味
“According to”は「~によると」という意味で、他人の発言や情報を伝える際に使います。日常会話からビジネスシーンまで幅広く使える便利な表現です。
2. 間違えやすいポイント
- 自分の意見には使わない:”according to”は他人の情報を伝える際に使うため、自分の意見には適しません。”In my opinion”や”I think”を使いましょう。
- 信頼できる情報源を使う:”according to”の後には、ニュース、調査、専門家の意見など、信頼できる情報源を添えると自然な英語になります。
3. バリエーションを使いこなす
“Based on”や”As per”など、状況に応じたフレーズを使い分けることで、より豊かな表現力を身につけることができます。特に、”based on”はデータや事実に基づく際に、”as per”はビジネスの指示に従う場面で役立ちます。
4. コツ:まずはシンプルに使い始めよう
“According to”を使う際は、まずはシンプルな例文から練習してみましょう。例えば、「天気予報によると…」や「友達によると…」のような、身近な情報を伝える場面で活用してみるのがおすすめです。
コメントを残す