英語学習において、リスニングやスピーキングのスキル向上は永遠のテーマですね。特に、「there is」や「there was」のような日常会話に頻出する表現は、ネイティブの発音を理解し、真似ることが非常に重要です。しかし、多くの日本人学習者にとって、これらのフレーズの発音は意外と難しいもの。今回は、そのコツと聞き取りのポイントを解説します。
発音のコツ
ネイティブスピーカーの発音では、「there is」と「there was」にはリエゾン(音の連結)がよく使われます。「there is」は「therez」のように、そして「there was」は「therewz」のように発音されることが多いです。この発音は、前の単語の末尾の音と次の単語の初めの音がスムーズにつながることで、より自然な英語のリズムが生まれます。ポイントは、二つの単語を一つの単語のように流れるように発音することです。
- 「there is」の発音コツ: 「there」と「is」の間にほとんど間を置かずに滑らかにつなげ、「th-airz」という音にします。
- 「there was」の発音コツ: 「there」と「was」をつなげて、「th-airwuz」と聞こえるようにします。
注意点
- 速度感を理解する: ネイティブスピーカーは速く話すことが多く、リエゾンが発生するとさらに聞き取りづらくなります。練習する際は、まずはゆっくりとした発音から始め、徐々に速度を上げていくことが重要です。
- 文脈を利用する: 「there is」や「there was」は、存在を示す表現です。話の流れから、これらの表現が使われている場面を予測することで、聞き取りやすくなります。
まずは聞き取ってみよう
学校では、「デアイズ」や「ダアワズ」と発音するように教えらえたとおもいますが、実はネイティブはそのようにあまり発音しません!まずは二人の会話の音声を聞き取ってみましょう。
- 現在形の場合
何か食べる物はないか聞くと…
テーブルの上にりんごがあるよ。
- 過去形の場合
マーケティング部署から…
昨夜フェイズブックのメッセンジャーに問題がありました。
ネイティブはよく“There is”「デアリズ」や“There was”「デアワズ」を短縮して、両方とも”There’s“「デアズ」と発音します。また過去形の場合も短縮できます。お気づきの通りどちらも同じ形になるので、話の流れで時制を判断することになります。
合わせて覚えておきたいリエゾン表現
- 「and」のリエゾン: 「bread and butter」は「bread n’ butter」と聞こえます。この「n’」のように「and」が弱化することで、自然な英語の流れが生まれます。
- 「for」のリエゾン: 「waiting for you」が「waitin’ for you」となることも。ここでは「for」が「fer」と発音されることが多いです。
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「there is」と「there was」のリエゾン発音は、英語の自然な響きを身につけるために非常に役立ちます。今回紹介したコツを実践し、日常会話やリスニングの中で活用してみてください。そして、英語がさらに身近なものになることを願っています。
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