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英語での恐れを表現する:「I’m afraid…」、「I’m afraid but…」、「I’m afraid of…」の違い

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RYO英会話ジム代表: 横田涼
/【代表】横田涼のプロフィール/
セブ&オーストラリアに留学し、7年間の海外勤務を経て、2019年にRYO英会話ジムを起業。

経歴:KLab株式会社で翻訳兼通訳者として勤務し、その後、Unhoop株式会社(大手英会話スクールhanaso)に転職。スタディサプリの有名講師、関正生さんと共同で自社メソッドを開発し、多くのヒット教材を制作。その後、講師やカウンセリングも担当。さらに株式会社Alueに転職し、三菱UFJやUNIQLOなどの大手日系企業向けに短期集中ビジネス英語研修を提供し、数百名以上の「英語が話せる日本人」を育成。

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こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。今日は”I’m afraid 〜.”の意味と必ず押さえておきたい3つの使い方についてお話します。「怖い」という意味や「残念な」という意味があったり、実際どういった場面でそれらを使えばよいのか混乱しませんか。この記事を読めば、”I’m afraid 〜.”の使い方をマスターすることができます。それではまいりましょう。

 

 

使用できる場面

1. 謝罪や遺憾の表現

この使用法では、「I’m afraid…」は柔らかい表現で、通常、悪いニュースを伝えるか、何かを拒否したり否定したりする際に用います。このフレーズは、話をする前に相手に対して同情や理解を示すために使われ、伝える内容が受け手にとって望ましくないかもしれないことを前置きします。

例: “I’m afraid I can’t make it to your party tonight.”(残念ながら、今夜あなたのパーティーには行けないんだ。)

2. 疑念や不確実性の表現

こちらでは、「I’m afraid…」を使って、不確実性を表現したり、自分の意見に自信がないことを示したりします。この用法は、相手に対する敬意を表しつつ、自分の見解や推測を控えめに提示する際に用いられます。

例: “I’m afraid I don’t have the answer to that question.”(その質問には答えられないかもしれない。)

総合的なニュアンス

どちらの文脈でも、「I’m afraid…」は話者が次に言うことに対して何らかの遺憾や不安を感じていることを示しています。この表現を使うことで、話者は自分の言葉が受け手にどのように影響するかを慎重に考慮していることを示し、コミュニケーションをより柔らかく、受け入れやすいものにします。これは、特にデリケートなトピックを扱うか、否定的なメッセージを伝える際に役立ちます。

 

 

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I’m afraid + 文.

例文

服屋さんで…

ナオミ
Do you have this in small size?
これのSサイズありますか?
マイク
I’m afraid  it’s out of stock at the moment.
残念ながら現在品切れになっております。

 

 

友人との会話で…

ナオミ
Are you joining us for her birthday party?
彼女の誕生日会には参加するの?
マイク
Sorry. I’m afraid I can’t join you guys.
ごめん。参加できないと思う。

 

 

プロジェクトの延長をお願いされて…

アイヴァン
I’m afraid the project deadline cannot be extended any further.
プロジェクトの締切はこれ以上延長できないことをお伝えしなければなりません。

 

 

意味

“I’m afraid + 文”の表現は、英語で「〜ではないかと思う」「残念ながら、〜」「申し訳ありませんが、〜」という意味を持つことがあり、特に聞き手にとって好ましくない情報や、謝罪、懸念を伝える際に使われます。この表現は、話し手が聞き手に対して柔らかく、遺憾の意を示しながら、否定的なニュースや情報を伝えるために用いられることが一般的です。

少しフォーマルな言い方

“afraid”の意味でよく知られているのが「怖がって」という意味ですが、ここで使われているのはそうではありません。聞き手にとって、がっかりさせるようなまた好ましくない内容を、丁寧に伝えるときに使われる表現です。

I’m afraid, but

よく、”I’m afraid, but”と言ってしまうことがあります。おそらくこれは、「残念ですが、」の「が」という日本語の意味からきているのだと思います。しかし、”I’m afraid, but”という表現は、英語では文法的に、間違いです。なので”I’m afraid +文”の形を意識して、アウトプットしましょう。

I’m sorry vs I’m afraid

今日のパーティに誘われていた友人に電話で…

リョウ
I’m afraid I won’t be able to make it today.
残念だけど、今日は行けないと思う。

 

 

リョウ
I’m sorry, I won’t be able to make it today.
ごめん、今日は行けないと思う。

 

 

“I’m sorry”と”I’m afraid”って、なんか似ているようで、混乱しますよね。しかし、これら二つは似ているようだけど、使い方が違います。”I’m sorry”は、ある行為に対して、相手に謝るときに使います。一方で”I’m afraid”は、相手に謝っているわけではなく、相手に悪いニュースを伝えるときに、直接的すぎないように和らげているだけです。

 

 

返答に使うI’m afraid not.とI’m afraid so.

まず、”I’m afraid not.”も”I’m afraid so.”も「残念ながら」という意味になります。シンプルに言えば”No.”または、”Yes.”の代わりに使うことができます。相手にとって、好ましくない、またはがっかりさせるような答えに対して、直接的に”No.”と言うのではなく一つクッションを置いて”I’m afraid not.”と言うと、少し丁寧なニュアンスになります。

“I’m afraid so.”も同じ感じで、がっかりさせるような答えに対して、”Yes.”と言う代わりに”I’m afraid so.”と言うことができます。

知人と就活について話していて…

ロバート
Did I pass the interview?
面接通りましたか?
ナオミ
I’m afraid not.
残念ながら。

 

 

同僚と明日のスピーチについて話していて…

ロバート
Do I really have to give a speech tomorrow?
明日、本当にスピーチしないといけないの?
ナオミ
I’m afraid  so.
残念ながら。

 

 

 

I’m afraid but vs I’m afraid

“I’m afraid”と”I’m afraid but”の違いは主に、文の続きと意図されるニュアンスにあります。これらの表現はどちらも英語で一般的に使用され、特定の文脈において異なる目的で用いられます。

I’m afraid

“I’m afraid”は、一般に「残念ながら」「恐れ入りますが」という意味で用いられ、その後に否定的なニュースや望ましくない情報を伝える際に使用されます。このフレーズだけで文が終わることは少なく、通常は後に具体的な理由や説明が続きます。

使用例:

  • “I’m afraid I can’t agree with you.”(残念ながら、あなたに同意できません。)
  • “I’m afraid we’re closed on Sundays.”(残念ながら、日曜日は閉店しています。)

この形式では、”I’m afraid”の後に直接的に理由が述べられ、”but”は使用されません。

I’m afraid but

“I’m afraid but”は、「残念ながら」という意味の後に、「しかし」または「ただし」という接続詞が続く形です。この表現は、否定的なニュースや情報を柔らかく伝えた後、その後の情報で状況を和らげたり、別の可能性を提案したりする際に使われます。

使用例:

  • “I’m afraid but we have to cancel our meeting for tomorrow.”(残念ながら、明日の会議を中止しなければなりません。)
  • “I’m afraid but that’s the final decision.”(残念ですが、それが最終決定です。)

この場合、”but”の使用は続く情報で何らかの対照や追加の説明を示唆しています。

結論

両方の表現は英語で有効ですが、その使い分けは伝えたいメッセージのニュアンスに依存します。”I’m afraid”だけで使う場合は、その後に否定的な情報が直接続きます。”I’m afraid but”の場合は、何か補足的な情報や対照的な点を加えたいときに適しています。どちらの形も、話者が否定的な内容を伝える際に、聞き手への配慮を示すために使われます。

 

 

I’m afraid of 名詞/動名詞

友人との会話で…

マイク
What are you afraid of the most?
何が一番怖い?
リョウ
I’m afraid of my wife the most.
うちの嫁が一番怖いよ。

 

 

“I’m afraid of” という表現は、英語で恐怖や不安を表す際に用いられます。このフレーズの後には、その人が恐れているもの(名詞)や、その人が恐れる行動(動名詞)が続きます。基本的に、「〜を恐れている」「〜が怖い」という意味合いになります。

名詞を伴う場合

例:

  • “I’m afraid of spiders.”(私は蜘蛛が怖い。)
  • “I’m afraid of heights.”(私は高所恐怖症です。)

これらの例では、「蜘蛛」や「高所」といった具体的な名詞が「I’m afraid of」の後に続き、話者が何に対して恐怖を感じているかを示しています。

動名詞を伴う場合

動名詞を伴う場合、特定の行動や活動に対する恐怖や不安を表します。

例:

  • “I’m afraid of flying.”(私は飛行機に乗ることが怖い。)
  • “I’m afraid of swimming in the ocean.”(私は海で泳ぐのが怖い。)

これらの例では、「飛行機に乗ること」「海で泳ぐこと」といった活動が「I’m afraid of」の後に続き、話者がどのような行動を恐れているかを示しています。

結論

“I’m afraid of” は、個人が特定のものや状況、行動に対して感じる恐怖や不安を表現するのに使われる非常に一般的なフレーズです。この表現を使うことで、話者は自身の感情を直接的かつ具体的に伝えることができます。

 

 

実践問題

以下の状況で、”I’m afraid…”を使用して、適切な英文を作成してください。

  1. あなたはレストランのウェイターで、顧客が注文したメニューがすでに売り切れていることを伝えなければなりません。
  2. 友人があなたの車で一緒に出かけることを提案していますが、車が故障しているためそれができない状況です。
  3. 同僚がプロジェクトの締め切りを延ばせるか尋ねてきましたが、それが不可能であることを伝える必要があります。

1. メニューが売り切れ

英文: “I’m afraid the dish you’ve ordered is out of stock.” 和訳: 「申し訳ありませんが、ご注文いただいた料理は売り切れです。」

解説: この文では、”I’m afraid”を使って顧客に対して残念ながらという意味で柔らかく情報を伝えています。これにより、ウェイターが顧客の期待を裏切る形になってしまうことへの配慮を示しています。

2. 車が故障している

英文: “I’m afraid my car is broken down and we can’t use it.” 和訳: 「残念ながら、私の車が故障していて、使うことができません。」

解説: “I’m afraid”を使用することで、友人に対して自分の車が故障していることを遺憾に思っているという感情を表現しています。また、その結果として一緒に出かけられないことを伝えています。

3. プロジェクトの締め切り延長が不可能

英文: “I’m afraid we cannot extend the deadline for the project.” 和訳: 「残念ながら、プロジェクトの締め切りを延ばすことはできません。」

解説: この場合、”I’m afraid”は、同僚に対してプロジェクトの締め切りを延ばすことができないという、望ましくないニュースを柔らかく伝えるために使われています。これにより、話者が同僚の要望に対して理解しているが、残念ながら要望を叶えることができないという立場を示しています。

 

 

似た表現

“I’m afraid…”に似た表現は、英語で否定的なニュースや情報、または不安や恐怖を伝える際に用いられるさまざまなフレーズがあります。以下に、そのような表現を3つ、例文と共に紹介し、和訳と解説を加えます。

1. Unfortunately, …

  • 例文: “Unfortunately, we’re out of stock at the moment.”
  • 和訳: 「残念ながら、現在在庫切れです。」

解説: “Unfortunately” は「残念ながら」と訳され、聞き手にとって好ましくない情報や状況を伝える際に使用されます。この表現は、”I’m afraid…” と同様に、否定的なメッセージの導入として機能し、話者の同情や理解を示すニュアンスを含みます。

2. I regret to inform you that…

  • 例文: “I regret to inform you that your application has been declined.”
  • 和訳: 「残念ながらお伝えしなければなりませんが、あなたの申請は却下されました。」

解説: “I regret to inform you that…” は、特に公式の文脈やビジネスのコミュニケーションで使用される表現で、「残念ながらお伝えしなければなりませんが」という意味です。このフレーズは、不快なニュースを伝える際に、話者の遺憾の意を強調し、受け取る側への配慮を示します。

3. It’s with a heavy heart that…

  • 例文: “It’s with a heavy heart that we announce the cancellation of the event.”
  • 和訳: 「重い心を持って、イベントの中止を発表します。」

解説: “It’s with a heavy heart that…” は、深い悲しみや遺憾の感情を伴って何かを伝える際に用いられます。この表現は、”I’m afraid…” や “Unfortunately,” と比べてより感情的な重みを持ち、特に悲しいニュースや大きな失望を伝える際に適しています。

これらの表現は、”I’m afraid…” と同様に、否定的なニュースや情報を伝える際に使われ、受け取る側の感情に配慮したコミュニケーションを可能にします。それぞれの表現は、伝えたいニュースの性質や文脈、話者の感情的な状態に応じて選択されます。

 

 

 

 

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最後まで読んでいただきありがとうございます。「I’m afraid 〜.」は、ビジネスと日常のコミュニケーションにおいて重要な表現です。これを上手に使うことで、悪い知らせを伝えたり、断りを伝えたりする際に、より礼儀正しさを持ってコミュニケーションをとることができます。関連する表現や語彙も覚えて、効果的なコミュニケーションスキルを向上させましょう。以上が”I’m afraid 〜.”の意味と必ず押さえておきたい3つの使い方でした。それではSee you next time!

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