こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
今日は「雰囲気を壊す」を英語でどう表現するか、即答でお伝えします。
✅ 即答:「雰囲気を壊す」は英語で
spoil the mood または ruin the atmosphere
✅ 例文
- He spoiled the mood.
(彼が雰囲気を台無しにしたんだ。) - He ruined the good atmosphere at work.
(彼が職場のいい雰囲気を壊したんだ。)
こんなふうに、場の空気や雰囲気を壊すときによく使われるフレーズです。
それでは、さらに詳しく見ていきましょう!
僕の失敗談:「broke the mood」と言ってしまった
言ってしまったフレーズ
ある日、英語で「雰囲気を壊した」と言いたくて、つい口から出たのが “He broke the mood.”。
その瞬間は「breakでいいのかな?」と思いながらも話し続けましたが、後でネイティブに確認すると 自然ではない表現 とのことでした。
実際には “spoil the mood” や “ruin the mood/atmosphere” を使うのが一般的。
“break the mood” でも相手に伝わらないことはないですが、「直訳っぽい不自然さ」 が残ってしまうんです。
この失敗から学んだこと
僕がモヤモヤしたのは、「break」でいい気がしたのに違った、というギャップ。
ここで気づいたのは、日本語感覚のまま直訳すると“伝わるけど不自然”な表現になりやすいということ。
つまり、「英語では実際にどう言うか?」を優先する視点 が大事だと痛感しました。
克服のコツ(Tips)
- ネイティブが実際に使うフレーズを覚える
→ “spoil the mood” / “ruin the atmosphere” など王道表現をまず習得。 - 直訳は一度疑う癖をつける
→ “break”は便利ですが、雰囲気にはあまり使われません。 - SNSやドラマで耳にした表現をストック
→ 生きた英語に触れて「実際の使われ方」を体にしみ込ませる。
👉 こうした失敗は誰でも経験します。僕も“broke the mood”で恥ずかしい思いをしましたが、逆にそれがあったからこそ「自然な言い回し」をしっかり覚えられました。
読者のみなさんも同じように、自分の失敗を「学び」に変えていけるはずです!
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”Break”はダメ?
理由
- “break”は物理的に「壊す」イメージが強い
→ “break the glass”(ガラスを割る)、“break the door”(ドアを壊す)など、目に見える物に使うことが多いです。 - 「雰囲気」や「空気」といった抽象的なものには、“spoil”や“ruin”の方が自然。
→ これは「雰囲気を台無しにする」というニュアンスがぴったりだからです。
実際の用法
- 自然な言い方
- He spoiled the mood.
- That ruined the atmosphere.
- 不自然な言い方
- He broke the mood.(意味は伝わるかもしれないが、ネイティブはまず使わない)
例外的な“break”の使い方
ただし、“break”が全く使えないわけではありません。
- “break the silence”(沈黙を破る)
- “break the tension”(緊張をほぐす/壊す)
このように「状態」を破るときには“break”が使われます。
一方で「雰囲気=mood/atmosphere」の場合は “spoil” “ruin”が正解 です。
👉 結論:
「雰囲気を壊す」を言いたいときに “break the mood” は避けるべき。
“spoil the mood” または “ruin the atmosphere” を覚えておくのが自然です。
spoil the mood の意味と使い方
意味
「気分を台無しにする」「場の雰囲気を壊す」という意味。
“spoil”は「台無しにする・腐らせる」といったネガティブな作用を表す動詞で、人の感情や場の空気に悪影響を与える時によく使われます。
使い方のポイント
- 人や出来事が原因で場の雰囲気が悪くなるとき
- ちょっとした行動や発言が“シラけさせる”時
例文
- Don’t spoil the mood by bringing up work problems.
(仕事の問題を持ち出して雰囲気を壊さないで。) - He spoiled the mood with his rude comment.
(彼の失礼な発言で雰囲気が台無しになった。)
ruin the atmosphere の意味と使い方
意味
「雰囲気を壊す・ぶち壊す」という意味。
“ruin”は「破壊する」「完全にダメにする」という強いニュアンスがあります。“atmosphere”は「空気」「雰囲気」。
使い方のポイント
- 少し大げさに「雰囲気を完全に壊した」と強調したいとき
- イベントや集まりなどで一人の行動が全体に影響するとき
例文
- The argument ruined the atmosphere at the party.
(その口論でパーティーの雰囲気がぶち壊された。) - His constant complaints ruined the atmosphere in the office.
(彼の絶え間ない不満が職場の空気を悪くした。)
spoil と ruin のニュアンスの違い
- spoil: “雰囲気をちょっと台無しにする” → 軽いニュアンスも含む
- ruin: “雰囲気を完全に壊す” → より強いマイナスイメージ
👉 たとえば、軽くシラける程度なら “spoil”、完全に台無しなら “ruin” を選ぶと自然です。
シーン別英会話:雰囲気を壊す表現の使い方
シーン1:パーティーで友人が空気を壊したとき
A: Everyone was having fun until John started complaining.
B: Yeah, he totally spoiled the mood.
(A: みんな楽しんでたのに、ジョンが文句を言い始めたんだ。
B: そうだね、彼が完全に雰囲気を壊したよ。)
👉 自然に使うコツ
- 日常的な「ちょっとした文句や行動で空気が悪くなる」時にぴったり。
- “spoil the mood” は軽めのニュアンスで、よく使われます。
シーン2:職場で雰囲気が悪くなったとき
A: The team was so positive this morning.
B: But his constant negativity ruined the atmosphere.
(A: 今朝はチームの雰囲気すごく前向きだったよね。
B: でも、彼のネガティブ発言が空気を壊しちゃったよ。)
👉 自然に使うコツ
- “ruin the atmosphere” は 「完全に台無し」 という強いニュアンス。
- 会議や職場など「全体の雰囲気が壊れる」場面にマッチ。
シーン3:デートのときに話題が微妙だった
A: I didn’t want to talk about politics on our date.
B: Good choice. That would have spoiled the mood.
(A: デートで政治の話はしたくなかったんだ。
B: いい判断だね。そんな話したら雰囲気壊れてたよ。)
👉 自然に使うコツ
- デートやロマンチックなシーンでは “spoil the mood” が自然。
- 「せっかくのいい空気を守る」という意味でよく使われます。
シーン4:家族での集まりで
A: I didn’t want to ruin the atmosphere by bringing up money issues.
B: Yeah, that would have been awkward.
(A: お金の話を出して雰囲気を壊したくなかったんだ。
B: うん、それは気まずくなるところだったね。)
👉 自然に使うコツ
- “ruin the atmosphere” はフォーマルなシーンや家族の集まりなどにもしっくり。
- 「空気を読んで話題を避ける」感覚とセットで使うとリアル。
👉 こうしてシーンごとに「どんな場面でどっちを使うか」を示すと、読者がすぐに 自分の状況に当てはめてイメージできる ようになります。
音声を聞いて練習しよう
パーティーで大暴れした友人の話をしていて…
彼が雰囲気を台無しにしたんだ。
レストランに出た後に…
あの曲はレストランの雰囲気ぶち壊したね。
また食べ物に使う場合は「腐らせる」という意味にもなります。
彼女に…
その残り物もう腐ってる。
“mood”についてはよく人の気分に対しても使われます。
上司の様子について…
彼今日機嫌悪いな。
いつも機嫌の悪い同僚がいて…
killjoy
同僚仲間で仕事終わりに夕食に行こうという話になり…
テンション下げないでよー。
read between the lines
いつも回を気遣う友人が…
英語力アップに欠かせない「アウトプットと改善」
英語を学ぶうえで大事なのは、知識をただインプットするだけでなく、実際に声に出してアウトプットし、間違えて、それを改善することです。
実際、多くの方が「自分では正しいと思っていた表現が、実際には不自然だった」と気づく瞬間があります。
ある受講生の方は、レッスンを通して
「間違えることが怖くなくなった。むしろ、間違えたからこそ学びが深まると実感できた」
と話されていました。別の方は、
「フィードバックを受けるたびに、どこを直せばもっと自然に伝わるのかが明確になり、話すことへの不安が減った」
と振り返っています。
こうした “気づきの積み重ね” が自信につながり、英語でのやり取りがスムーズに変わっていく のです。
もし「自分もアウトプット中心で学んでみたい」と感じたなら、ぜひ一度体験してみてください。
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よくあるNG表現パターン
❌ become bad mode
「雰囲気が悪くなる」を言いたくて become bad mode と言ってしまうケース。
- “mode” は「操作モード・設定」などの意味で、人の気分には使えません。
✅ 正しくは:
- He is in a bad mood.
(彼は機嫌が悪い。)
👉 mood を使うことで「気分」「雰囲気」を自然に表現できます。
❌ spoil=甘やかす と勘違い
“spoil” には「子供を甘やかす」という意味もあるので、
「雰囲気をspoiled」と言ったら「雰囲気を甘やかした?」となりそう…と不安になる人が多いです。
✅ 正しくは:
- He spoiled the mood.
(彼が雰囲気を台無しにした。)
👉 “spoil” は文脈次第で意味が変わる動詞。
「雰囲気」「気分」と組み合わせると 「台無しにする」 で理解されます。
❌ ruin an atmosphere
“an atmosphere” と冠詞をつけてしまう間違い。
- “atmosphere” は数えられない名詞なので、冠詞をつけると不自然です。
✅ 正しくは:
- He ruined the atmosphere.
(彼が雰囲気を壊した。)
👉 “ruin the atmosphere” の形で覚えてしまうのが安全です。
❌ break the mood
直訳で「雰囲気を壊す=break the mood」と言ってしまうパターン。
- 意味は推測されるかもしれませんが、ネイティブはまず使いません。
✅ 正しくは:
- spoil the mood / ruin the atmosphere
👉 “break” は “break the silence” や “break the tension” には使えますが、
“mood/atmosphere” には不自然です。
👉 こうしたNG例をあらかじめ知っておくと、「通じるけど不自然」な表現を避けて、スッと自然に聞こえる英語が話せるようになる んです。
似た英語表現と関連語彙
lighten the mood
意味:「場を和ませる」「雰囲気を明るくする」
👉 自然に使うコツ
ネガティブな話題や緊張感のある場面で、冗談や話題転換によって空気を和らげるときに使います。
会話例
A: Everyone seemed so stressed in the meeting.
B: Yeah, but Sarah’s joke really lightened the mood.
(A: みんな会議でピリピリしてたよね。
B: うん、でもサラのジョークで空気が和んだよ。)
kill the vibe
意味:「盛り上がっている雰囲気を壊す」
カジュアルで若者がよく使うスラングっぽい表現。
👉 自然に使うコツ
友達同士の会話やSNSなど、カジュアルな場面で「空気読めないことをして雰囲気を台無しにする」ニュアンスで使えます。
会話例
A: Why did he start talking about work during the party?
B: I know, he totally killed the vibe.
(A: なんでパーティー中に仕事の話なんかしたんだろう?
B: ほんとだよ、完全に空気壊してたね。)
dampen the spirits
意味:「気分をしぼませる」「やる気を削ぐ」
少しフォーマルで書き言葉にもよく出てくる表現。
👉 自然に使うコツ
大きなイベントや計画を前に、水を差すようなことがあったときに使います。
会話例
A: The bad weather really dampened the team’s spirits.
B: Yeah, they were so excited before.
(A: 悪天候でチームの気分がすっかりしぼんじゃったね。
B: うん、その前はすごく盛り上がってたのに。)
bring down the mood
意味:「雰囲気を落ち込ませる」「テンションを下げる」
👉 自然に使うコツ
“spoil the mood” よりも日常的にフランクに使える表現。特に会話でよく登場します。
会話例
A: I didn’t mean to bring down the mood by talking about that.
B: Don’t worry, it’s fine.
(A: その話をして空気を暗くするつもりじゃなかったんだ。
B: 気にしないで、大丈夫だよ。)
👉 これらをまとめると:
- spoil/ruin → 定番・教科書的
- lighten the mood → ポジティブに雰囲気を変える
- kill the vibe → カジュアルなスラング調
- dampen the spirits → 書き言葉や少しフォーマル
- bring down the mood → 日常的に気軽に使える
練習クイズ:雰囲気を壊す/和ませる表現をマスター!
Q1. パーティー中に友人がネガティブな話題を出してしまいました。次のうち最も自然な英語表現はどれでしょう?
a) He broke the mood.
b) He spoiled the mood.
c) He became bad mode.
“spoil the mood” が正しい表現。「雰囲気を台無しにする」という意味。
a) は直訳っぽく不自然、c) は文法的に誤りです。
Q2. 職場の会議で、一人の社員が不満ばかり言って雰囲気を完全に壊してしまいました。どの表現が最適?
a) He ruined the atmosphere.
b) He spoiled the atmosphere.
c) He ruin an atmosphere.
“ruin the atmosphere” は「雰囲気をぶち壊す」という強いニュアンス。
b) も近いが “spoil” は軽め、c) は冠詞と動詞の形が誤り。
Q3. 会議が緊張ムードに包まれていましたが、同僚のユーモアが場を和ませました。正しい表現は?
a) She killed the vibe.
b) She lightened the mood.
c) She broke the silence.
“lighten the mood” は「雰囲気を和ませる」。
a) は逆に「雰囲気を壊す」、c) は「沈黙を破る」で意味が違います。
Q4. 若者同士の会話で「その話題、空気壊すわ!」とカジュアルに言いたいとき。最も自然な表現は?
a) Don’t be such a killjoy.
b) Don’t kill the vibe.
c) Don’t ruin an atmosphere.
スラング的でカジュアルに「空気壊すなよ」という意味。
a) も使えるが「場を白けさせる人」というニュアンス。
c) は冠詞が誤りで不自然。
Q5. チームが盛り上がっていたのに、上司の発言で士気が下がってしまいました。正しい表現は?
a) His words dampened the spirits.
b) His words spoiled the spirits.
c) His words ruined a spirit.
“dampen the spirits” は「士気を下げる/気分をしぼませる」。
b) や c) は自然ではなく誤り。
よくある質問(FAQ)
Q. 「雰囲気を壊す」は英語でどう言う?
A. 一番自然なのは spoil the mood または ruin the atmosphere です。どちらも「場の空気を台無しにする」という意味ですが、spoil は軽め、ruin は強めに「ぶち壊す」ニュアンスがあります。
Q. 「spoil the mood」と「ruin the atmosphere」の違いは?
A. spoil the mood はちょっとした行動や発言で「空気をシラけさせる」イメージ。ruin the atmosphere は会議やパーティー全体を「完全に壊す」強い表現です。シーンに合わせて使い分けましょう。
Q. 「break the mood」は使える?
A. 直訳で break the mood と言いたくなるかもしれませんが、自然な英語ではありません。ネイティブはほぼ使わないため、spoil や ruin を使うのが正解です。
Q. 「spoil」は「甘やかす」の意味じゃないの?
A. はい、spoil には「子どもを甘やかす」という意味もあります。ただし文脈で変わります。spoil the mood では「雰囲気を台無しにする」という意味になるので安心して使えます。
Q. 「mood」と「atmosphere」はどう違う?
A. mood は人の気分やその場の空気感を指します。atmosphere はもっと大きな空間やイベント全体の雰囲気を表すことが多いです。小さな集まりなら mood、会議や式典なら atmosphere が自然です。
Q. 雰囲気を和ませたいときは?
A. ネガティブな空気を変えたいときは lighten the mood を使います。「場を和ませる」「雰囲気を明るくする」というポジティブな表現で、日常会話でもよく使われます。
Q. カジュアルに「空気壊すなよ」と言いたいときは?
A. 若者や友人同士の会話では don’t kill the vibe が自然です。SNSでもよく使われる表現で、「盛り上がりを壊すな」というカジュアルな響きがあります。
Q. 士気が下がる、気分がしぼむは英語で?
A. この場合は dampen the spirits が最適です。「気持ちをしぼませる」「士気を削ぐ」という意味で、スポーツや仕事の場面でもよく登場します。
Q. 日本人がよく間違える表現は?
A. 代表的なのは、become bad mode(正しくは in a bad mood)、ruin an atmosphere(正しくは ruin the atmosphere)などです。直訳や冠詞の誤りに注意しましょう。
Q. どうすれば自然な英語表現が身につく?
A. 一番の近道は、実際に声に出してアウトプットし、間違えを直すことです。多くの学習者が「自分では正しいと思っていた表現が実は不自然だった」と気づき、それを改善することで一気に伸びています。気になる方は ▶︎ RYO英会話ジムの無料体験レッスン で体験してみてください。
まとめ
今回は 「雰囲気を壊す」英語表現 を中心に、よく使われる
- spoil the mood
- ruin the atmosphere
を学びました。さらに関連する
lighten the mood / kill the vibe / dampen the spirits / bring down the mood
といった表現も紹介しましたね。
あわせて、日本人がよくやってしまうNG表現(become bad mode や ruin an atmosphere など)や、実際のシーン別会話例・失敗談を通じて、どう使うと自然なのか、どんな場面で使えるのか を理解できたと思います。
大事なのは、知識で終わらせず実際に声に出してアウトプットし、間違えながら改善すること。
それによって初めて「知ってる英語」が「使える英語」へと変わっていきます。
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