こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。今回は、海外で現地採用として働くあなたに向けて、後悔しないために知っておくべき6つのポイントをお話しします。僕自身、新卒から7年間、海外で現地採用として働いた経験があり、その間に、成功してキャリアを築いた人や、挫折して帰国してしまった人をたくさん見てきました。そんな経験から学んだことをこの記事にまとめましたので、少しでも信頼性のある内容になっていると思います。この記事を読むことで、海外で働く上で必要なマインドセットをしっかりと理解できるはずです。それでは、さっそく始めましょう!
目次
1. 採用では即戦力が最優先
まず、海外で働く際に最も重要視されるのは「即戦力」です。これは外資系企業だけでなく、日系企業の現地法人でも同じことが言えます。日本の企業では、新人をしっかり育てて即戦力にするという文化が根付いていますが、海外ではそれ以上に「自主性」や「すぐに何ができるか」が求められます。特に、日本人として現地採用される場合、現地スタッフでは対応できないスキルや経験を持っていることが重要です。
即戦力の強い人材は、現地のチームからも早く認められる傾向があります。実際、私自身も在学中に2年間の海外経験があり、英語も日常会話レベルで話せていたことが、即戦力として評価され、新卒でも採用されました。また、同僚の日本人たちもそれぞれ強みを持っており、それが評価されていました。
さらに、現地採用で待遇を上げていった人たちは、自分の即戦力が何であるかを正確に理解し、それを強みにしていた人たちです。ですから、海外での勤務を考えている方は、自分の強みを明確にし、それを最大限に引き上げることをお勧めします。無駄を省き、即戦力となるスキルを磨くことが成功への近道です。
2. 「日本では普通〜」に固執しないこと
「郷に入っては郷に従え」とは、海外で働く上で避けて通れない重要なポイントです。特に、働き始めて1年目や2年目にぶつかる壁として、「日本では普通こうなのに」と考えてしまうことがあります。しかし、日本の常識は世界では思っている以上に非常識であることが多く、文化や習慣、さらには宗教の違いからくる考え方のズレが必ず生じます。
そのため、仕事の進め方や人間関係の築き方も日本とは異なることが多いです。もし日本の常識に固執してしまうと、ストレスが溜まり、働き続けるのが難しくなります。柔軟性を持つことが不可欠です。例えば、私がフィリピンで働き始めたとき、驚いたのは、仕事中におしゃべりしながら業務を進めたり、残業をしない文化、そして何よりも家族を最優先する考え方でした。
もし、仕事中に話すのはダメだとか、残業して仕事を終わらせるべきだと日本的な価値観を押し付けていたら、人間関係が悪化していたことでしょう。実際、私と同じ時期に海外で働き始めた同僚の一人は、日本の常識に固執してしまい、2年目には帰国することになりました。確かに効率性だけを考えれば、日本のやり方のほうが優れていると感じることもあるかもしれませんが、それは一つの見方にすぎません。
大切なのは、できるだけ「違いを楽しむ」というマインドセットを持つことです。この考え方が自然に身につけば、異なる文化に適応するだけでなく、「日本を客観的に見る力」も得られるでしょう。これが、海外で働き続けるための大きなメリットになります。
3. 駐在員と比較しないこと
「他人と比較してものを考える習慣は、致命的な習慣である」という哲学者ラッセルの言葉が示す通り、他人との比較は自分にとって有害になりがちです。特に、現地採用として働く場合、駐在員との待遇を比較することは避けましょう。駐在員は、会社の命令で派遣され、重い責任と使命を背負っています。それに応じた待遇を得ているため、自らの意思で現地採用を選んだ立場とは根本的に異なります。現地採用の待遇も、その役割に見合ったものですので、単純に比較することは不可能です。
もし、駐在員との違いに劣等感を感じるのであれば、それを乗り越えるために何ができるかを考えることが大切です。たとえば、海外転職をして待遇を向上させるのか、駐在員と同等の待遇を得るために日本採用を目指すのか。こういった目標が明確になれば、取るべき行動もはっきりしてきます。実際、海外で転職するという発想はまだ日本人の間では少ない傾向がありますが、私自身は、より良い条件やキャリアアップのチャンスがあるのであれば、積極的にチャレンジするべきだと考えています。
また、現地採用であっても、責任のある仕事に就けば日本採用に移行するチャンスもありますし、特に東南アジアであれば、管理職としてのポジションに就くことで、十分な待遇を得ることが可能です。ですから、他人と比較するのではなく、自分ができる最大限の努力に集中しましょう。その結果が、あなた自身のキャリアを切り開く鍵となるでしょう。
4. 夢や目標を大きく持つこと
「未来は予測するものではなく、選び取るものである」というデンマークのエネルギー哲学者ヨアン・ノルゴーの言葉が示すように、未来は自らの意思と行動で切り開くものです。だからこそ、到達できないかもしれないと思うほど大きな夢や目標を持つことが重要です。なぜなら、その目標の大きさが、海外でのキャリアアップだけでなく、帰国後のキャリアにも大きく影響するからです。もちろん、ゆったりと海外で働くことを好む人もいるため、この考えが全ての人に当てはまるわけではありません。しかし、人生をより楽しむためには、大きな夢や目標を持つことがとても大切です。
私自身、常に「グローバルに活躍し、自分のビジネスを立ち上げる」という目標を掲げてきました。その目標に向かって行動した結果、今の自分があり、現在もさらに大きな目標に向かって挑戦しています。ですから、たとえ漠然としていても、海外に行く前から大きな夢や目標を持っておくことを強くお勧めします。その日その日でできることを考え、行動していけば、いつかその夢が現実となるかもしれません。
5. 英語圏であれば英語力を磨くこと
英語圏で働くのであれば、できる限り英語力を磨くことが重要です。なぜなら、もし日本に帰国して就職を考える場合、日常会話レベルのブロークン英語では、海外での努力がキャリアアップに十分に評価されない可能性があるからです。流暢に英語を話せることは、転職の際に大きな強みとなり、より多くの可能性を広げることができます。
せっかく海外で2年、3年と働いていたのに、その経験が十分に評価されないのはとても残念なことです。どの職種であっても、英語をグローバルレベルで使いこなせるようにしておくことが、将来のキャリアにとって大きなプラスになるでしょう。RYO英会話ジムでは、そういったグローバルな環境で通用する英会話トレーニングを提供しています。ご興味のある方は、ぜひホームページで詳細をご覧ください。
6. 出国前に人間関係の問題は整理しておくこと
「おだやかな心は問題を解決します」というジョセフ・マーフィーの言葉が示す通り、問題を未然に解決するためには冷静さと準備が必要です。海外へ出国する前に、人間関係の問題はできる限り整理しておくことが大切です。例えば、両親の介護や、結婚相手・恋人との関係に問題がある場合、海外で働き始めてから数ヶ月後にその問題が大きくなり、せっかくのキャリアを中断せざるを得なくなる可能性があります。
ここで言いたいのは、出国前に「問題のある人間関係を切り捨てる」ということではなく、向き合うべき問題を事前に整理し、万が一問題が起こってもすぐに対処できる状態を作っておくということです。たとえば、私の同僚の一人は、海外移住を決断し家族を日本に残したまま働き始めましたが、数ヶ月後に離婚に至ってしまいました。その原因の一つは、彼が出国前に家族と十分に話し合わず、自分勝手に決断してしまったことにありました。
このような経験からも、海外へ出る前に、問題が発生しそうな人間関係については事前に話し合い、できるだけクリアにしておくことを強くおすすめします。そうすれば、安心して新しい環境に飛び込むことができ、目の前の仕事や生活に集中できるはずです。
まとめ
では最後に簡単にお話したことをまとめておきますので、振り返りに利用いただけると幸いです。
- 採用では即戦力が一番大事
- 「日本では普通〜」に固執しないこと
- 駐在員と比較しないこと
- 夢や目標を大きく持っておくこと
- 英語圏であればできるだけ英語力を磨くこと
- 出国前に人間関係の問題は整理しておくこと
これから海外での就職を考えている皆さんへ。
新しい国でのチャレンジは、期待と不安が入り混じるものだと思いますが、その一歩を踏み出すことで、今までにない成長や経験が待っています。言葉や文化、仕事の進め方の違いに戸惑うこともあるかもしれませんが、その違いを楽しむ心と、柔軟な姿勢が成功の鍵です。
どんな困難があっても、自分を信じて前に進んでください。夢や目標を大きく持ち、自分の強みを活かしながら、道を切り開いていくことができます。皆さんの挑戦を心から応援しています!頑張ってください!
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