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【体験談】7年間フィリピンで働いてわかった!日本人とフィリピン人の働き方の違い

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RYO英会話ジム代表: 横田涼
セブ&オーストラリア留学後、海外で7年間勤務し、2019年にRYO英会話ジムを起業。KLab株式会社で翻訳・通訳を経験後、hanaso(Unhoop株式会社)でメソッド開発・講師を担当。株式会社Alueでは三菱UFJ・UNIQLOなど大手企業向けに英語研修を提供し、数百名以上の「英語が話せる日本人」を育成。

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はじめに

こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです!
今回は、僕がフィリピンの日系企業で7年間働く中で見えてきた「フィリピン人の働き方」についてお話ししたいと思います。日本人スタッフとの違いに驚いたり、なるほど!と納得させられたり…。いろいろありましたが、結果的に彼らとの仕事は本当に学びが多かったです。

「フィリピン人ってどんなふうに仕事するの?」
「日本人とどう違うの?」

そんな疑問を抱く方には、ぜひ読んでいただきたい内容です。もちろん、ここで語るのはあくまでも僕の経験と一般論。すべてのフィリピン人や日本人に当てはまるわけではないので、その点はご了承ください(汗)。それでは、さっそくいってみましょう!

 

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1: 食べたり、おしゃべりしながら仕事?

最初にカルチャーショックを受けたのは、「仕事中に普通に雑談やお菓子タイムがある」 こと。
日本人スタッフの場合、会議以外はカチャカチャ…シーン…と集中モードが続きますよね。でも、フィリピン人スタッフは違います。休憩時間じゃなくても、「昨日さぁ…」「これおいしいよ!」とお菓子をつまみながら談笑する姿が当たり前。

最初は「え、仕事中なのに!」と驚きました。ところが彼らは 「話すことでモチベーションを保つタイプ」 なんですね。逆に雑談ゼロで黙々と仕事する日本人に、こう言われたことがあります。

「そんなに真面目すぎて疲れない? もっとリラックスして仕事しようよ!」

悪い意味では集中力が途切れがちとも言えますが、良い意味では オンとオフの切り替え がうまい。楽しい雰囲気を維持できるので、結果として仕事のパフォーマンスが高まる人も多いんですよ。

 

2: 定時になったら必ず帰る

次に驚いたのは、定時でサッと帰る こと。
「残業=良いこと」なんて発想、フィリピンにはほぼありません。彼らは定時が来たらスパッと帰ります。理由は大きく2つ。

  1. 交通渋滞を避けたい
    • マニラは本当に渋滞がひどいんです。2時間以上かけて通勤している人も珍しくありません。「少しでも早く帰らないと家に着くのが夜遅くになる」という切実な思いがあります。
  2. 家族との時間を最優先
    • フィリピンでは家族愛が強く、仕事より家族が大事という価値観が根付いています。だから、残業するぐらいならさっさと帰って家族と過ごしたいんです。

一方で、日本人スタッフは「忙しくなくても残る」「とりあえず時間ギリギリまで頑張る」スタンスの人が多かったですね。本人たちも 「働くことが好き」 と言っていたり、残業している自分にどこか誇りを感じている人もいました。ここは文化の違いを強く感じる部分でした。

 

3: 契約内容以外のことはやりたがらない

3つ目は、契約外の仕事はしない ということ。
たとえば日本では上司に「急ぎの仕事があるから手伝って」と頼まれたら、契約どうこう関係なく「わかりました!」ってなりますよね。ところが、フィリピン人スタッフは明確に線を引きます。

「それは私の契約内容に含まれていないので…」

と、あっさり断るケースが多い。日本人感覚だと「え、なんで?」って思いがちですが、彼らにとっては当たり前の対応。雇用契約をしっかり守ることが前提であり、無給での仕事や範囲外の業務はしない というスタンスなんです。上司がどうしても頼みたいときは、追加給与を払ったり、手当をつけたりしていましたね。

 

4: 転職は当たり前

フィリピンの方々は、良い条件を見つければどんどん転職 します。
1年働いて、次の年にはもう別の会社へ…なんてことも普通。日本のように「転職が多いとキャリアに傷がつく」という概念はあまりありません。むしろ、家族をサポートするためにも、少しでも給料が良かったり、ポジションが良い会社に移るのは当たり前 という考え方です。

実際、僕が働いていた会社でも、2年で9割の社員が辞めていったなんてことがありました。忠誠心が低いといえばそうなのかもしれませんが、彼らは「自分と家族にとってベストな選択」を常に探しているんですね。

 

5: 遅刻しても平気?

先ほど少し触れましたが、フィリピンでは 渋滞が深刻。公共交通機関も時刻表があってないようなものです。
そのため、10分や20分の遅刻は日常茶飯事。日本では信じられない光景ですが、慣れるとこちらも「ああ、渋滞か」と思う程度に。

僕も実験的に1年間、フィリピン人と同じように電車で通勤してみましたが…。これは本当にきつかった。電車がいつ来るかわからないし、来ても大混雑。遅刻しないほうが逆に奇跡かもしれません(笑)。

 

6: 有給休暇は全部使う

日本では有給を取りづらい雰囲気があり、結果として消化率が低い…。しかしフィリピン人スタッフは 「当然の権利だから全部使う」 が基本。年が明けて半年もしないうちに使い切るツワモノもいました(笑)。

休みを取ることに対して、後ろめたさを感じないというか、むしろ「休まないなんてもったいない」 という感覚に近いです。日本人との大きな違いの一つですね。

 

7: 女性が大活躍

最後は、「フィリピンは女性が大活躍」 という点。
僕が勤めていた英語業界では、スタッフの9割が女性。さらに男性スタッフがいてもゲイの方が多かった。統計的にも、フィリピンでは管理職の47%が女性と、アジアではトップクラスなんです。

それだけ女性の働きやすい社会なのか、あるいは「フィリピン男性より女性のほうがしっかりしている」 なんて言われることも(苦笑)。もちろん男性でも勤勉でスマートな人はたくさんいますが、女性の活躍が目立つのは事実ですね。

 

フィリピン流の「働く」とは?マクドナルドでの衝撃体験

フィリピンで働き始めて半年が経ち、現地の働き方に次第に慣れてきた頃、ある出来事が僕の価値観をさらに揺さぶった。

それは、マクドナルドでのワンシーン だった。

昼休みに同僚と一緒に近くのマクドナルドへ行ったとき、驚きの光景を目にした。レジで注文をしていると、店員たちが突然音楽に合わせて踊り出したのだ。

最初は、「えっ、イベントか何か?」と思ったが、どうやらそうではないらしい。彼らは、普通に仕事をしながらノリノリでダンスをしている。オーダーを受けるスタッフ、トレイを運ぶスタッフ、ドリンクを用意するスタッフ…それぞれが、リズムに合わせて身体を揺らしながら、楽しそうに働いていた。

僕は思わず目を丸くしてしまったが、フィリピン人の同僚は笑いながら「普通だよ」と言う。

働くことは「楽しむこと」

フィリピンでは、「仕事は仕事、でも楽しまなきゃ意味がない」という価値観が根付いている。だから、マクドナルドのようなファストフード店でも、ただ接客をするだけではなく、お客さんを楽しませるパフォーマンス要素を取り入れるのはごく自然なことらしい。

マクドナルドのダンスだけでなく、例えば、オフィスでもスタッフ同士が仕事の合間に雑談をしたり、チームメンバーが仕事中に突然ハッピーバースデーの歌を歌い始めたりと、「職場を楽しい空間にする」 という文化があるのだ。

「仕事は楽しくやるもの」 ーーこれは、日本の職場で「黙々と働くのが美徳」とされる環境で育った僕にとって、衝撃的な考え方だった。

「生産性」だけが仕事じゃない

日本では、静かに、効率的に、集中して仕事をこなすことが重視される。一方、フィリピンでは、「どうすれば楽しく働けるか?」を考えながら仕事をしている。

もちろん、これは全ての企業や職場に当てはまるわけではないが、少なくとも フィリピンの「働く」という概念には、楽しさやリラックスが必要不可欠 だと感じた。

マクドナルドのスタッフが踊りながら働く姿を見た日、僕はふと考えた。

日本の職場で、これができたらどうなるだろう?

静寂に包まれたオフィス、緊張感のある会議、疲れた顔でPC画面を見つめる社員たち…。そんな光景とは真逆の、活気と笑顔に溢れる職場。

仕事は、もっと楽しくていいんじゃないか?

フィリピンで働くことで、日本では考えもしなかった「働くことの意味」について、新しい視点を持つようになったのだった。

 

「仕事より家族」フィリピンの働き方に学んだこと

フィリピンで働く中で、最も強く感じたことの一つが 「家族との時間を何よりも大切にする文化」 だった。

日本では、「会社のために尽くす」ことが美徳とされ、場合によっては家族との時間を犠牲にすることも少なくない。しかし、フィリピンではその考え方が根本的に違っていた。「仕事は大事だけど、それ以上に家族との時間が大切」 という価値観が根付いているのだ。

「サービス残業?それって何?」

この文化の違いが、職場で問題になることもあった。

僕が働いていた会社は新しく、日本人社員もまだフィリピンの文化を完全に理解していたわけではなかった。日本の働き方に慣れた駐在員と、フィリピン人スタッフの価値観が衝突することも多かった。

特に顕著だったのが、「サービス残業」という概念の違い だった。

ある日、一人のフィリピン人社員がマネージャーに昇格した。しかし、驚いたことに マネージャーになっても彼は定時でしっかり帰宅する のだった。

「マネージャーになったんだから、もう少し遅くまで残るのが普通じゃないの?」

そう思ったのは、日本の感覚を持っていたからだった。実際、日本人駐在員の中には、「役職が上がったら、それに見合う責任を持つべきだ」 と考え、彼の姿勢に納得できない人もいた。

だが、彼にとってはそれが普通だった。なぜなら、家族と過ごす時間を大切にすることは、仕事と同じくらい重要なこと だからだ。

「なぜ5時ピッタリに帰るのか?」マニラの交通事情が影響

フィリピン人が定時に帰る理由は、単に「家族のため」だけではない。

もう一つの大きな要因は、マニラの壮絶な交通事情 だ。

マニラは車社会。日本のように電車が発達しているわけではなく、多くの人が車やバス、ジプニー(フィリピンの乗り合いバス)で通勤している。そのため、午後6時〜9時は大渋滞

日本では、ラッシュアワーを過ぎれば比較的スムーズに帰宅できるが、マニラでは違う。渋滞がひどすぎて、30分で帰れる距離が、3時間かかることもザラ なのだ。

だからこそ、「5時ピッタリに会社を出る」 というのは、彼らにとって合理的な判断なのだ。

実際に僕も試しに遅い時間に帰宅してみたことがあるが、タクシーを拾うだけで1時間以上待たされ、結局、家に着いたのは夜10時を過ぎていた…。

「これは…早く帰りたくもなるな」

その時、ようやくフィリピン人社員の気持ちを理解することができた。

「英語力よりも、文化を理解することのほうが大事」

フィリピンで働く中で痛感したのは、語学力以上に「異文化理解力」が必要だということ

英語が話せても、相手の価値観を理解していなければ、真の意味でのコミュニケーションは成立しない。

「どうして残業しないの?」と問い詰めるのではなく、「なぜ彼らはそうするのか?」を理解することが、異国で働くうえでの鍵 だった。

フィリピン人の働き方には、日本人が学ぶべき点がたくさんある。
彼らは「仕事」と「プライベート」をしっかり分け、人生をバランスよく楽しんでいる。

日本の「会社のために頑張る」文化も素晴らしいが、時には「自分や家族のために働く」という視点も必要なのではないか。

そんなことを、フィリピンでの経験から考えさせられたのだった。

 

最後に:まとめと僕の感想

以上が、7年間マニラで勤務しながら感じたフィリピン人の働き方の特徴 です。もちろん個人差や企業差はありますが、これからフィリピンで働きたい方や進出を考えている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

おさらい:フィリピン人の働き方の特徴

食べたりおしゃべりしながら仕事
→ 会話やスナックを楽しみながら仕事をすることで、モチベーションを維持するスタイル。仕事とリラックスのバランスが絶妙!

定時になったら必ず帰る
→ 渋滞を避け、家族との時間を優先するため、基本的に残業はしない。サービス残業の概念もなし。

契約内容以外のことはやらない
→ 業務内容が明確で、契約外の業務は基本的に拒否。追加業務には追加報酬が必要。

転職は当たり前
→ より良い条件の仕事があれば、ためらわずに転職。キャリアアップのための転職は一般的な選択肢。

遅刻しても平気?
→ 渋滞が日常のため、10〜15分の遅刻は普通。時間感覚が日本とは大きく異なる。

有給休暇は全部使う
→ 有給を残しておくなんてもったいない!しっかり消化してリフレッシュ。

女性が大活躍
→ 女性管理職の割合が高く、特に教育やサービス業界では女性の活躍が顕著。

仕事よりも家族を大事にする
→ 仕事よりも家族との時間を最優先。だからこそ、定時で帰る文化が根付いている。

マクドナルドでも仕事中に踊る!?
→ 接客業でも楽しむのがフィリピン流。ファストフード店のスタッフが音楽に合わせて踊りながら働くこともあるほど、職場の雰囲気を明るくする工夫がされている。

フィリピンの働き方から学んだこと

どれも日本とは大きく異なる価値観ですよね。でも、そこにこそ新しい発見や学びがあるのも事実。

僕自身、最初は戸惑いながらも、彼らのスタイルから「仕事は楽しむもの」「家族との時間を大切にする」という価値観を学びました。

「働き方=その国の文化そのもの」って、本当にそうなんだな、と改めて感じます。

もし、フィリピンで働く機会があれば、ぜひこのポイントを思い出してみてください。最初は驚くかもしれませんが、きっと新しい気づきがあるはずです!


最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
これが 「マニラ勤務で気づいちゃった!フィリピン人の働き方の9つの特徴」 でした。

それでは、See you around! 😊

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