英語学習を続ける中で、リスニングやスピーキングの上達はいつまでもつきまとうテーマですよね。
特に、「there is」や「there was」などのフレーズは、日常会話でよく使われるにもかかわらず、ネイティブの発音が聞き取りづらいと感じたことがある方も多いのではないでしょうか?
実は、こうした表現は、ネイティブの発音をしっかりと理解し、真似ることがカギになります。
でも、日本人にとっては、その音のつながりや省略の仕方が少し難しいんです。
そこで今回は、
✅ 「there is / there was」の聞き取りのコツ
✅ 発音をマネするポイント
この2つを中心に、わかりやすく解説していきます!
あれ…通じない!?僕が「There’s」を聞き取れなかった失敗談
英語学習を始めたばかりの頃、ネイティブとの会話でこんなことがありました。
ある日、オンライン英会話で先生が何気なく言った
“There’s a book on the table.”(テーブルの上に本があるよ)
という一言が、まったく聞き取れなかったんです。
「ん?デアズ?え、誰?」と思わずフリーズ…。
「book」も「table」も知っている単語なのに、“There’s”の一言が聞き取れなかっただけで、意味がつかめなくなってしまったんです。
あとで録音を聞き返して、「ああ!『There is』を省略してたのか!」とようやく気づきました。
この経験から学んだのは、英語は単語単体じゃなく、“音のつながり”を意識して聞くことが大事だということ。
それ以来、ネイティブが使う短縮形やリエゾンを意識的にシャドーイングするようにしたら、少しずつ聞き取れるようになってきました。
💡ちなみに、「There」「Their」「They’re」って全部同じ発音だけど、意味はぜんぜん違うって知ってましたか?
「どれがどれだっけ?」と迷いやすいこの3つの違いをしっかり整理したい方は、こちらの記事もチェックしてみてください👇
👉 発音は同じでも意味は異なる!「Their」「They’re」「There」の正しい使い方
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発音のコツ
英語のネイティブスピーカーは、
“There is”(デアリズ)や “There was”(デアワズ)を省略して、どちらも “There’s”(デアズ)と発音することがよくあります。
実は、過去形でも同じように短縮されるため、どちらも “There’s”(デアズ) に聞こえることがあります。
そのため、時制は「会話の流れ(文脈)」から判断することがポイントです。
ネイティブ特有の音のつながり(リエゾン)
ネイティブが話す英語では、「there is」「there was」のような表現にリエゾン(音のつながり)がよく見られます。
- 「there is」 →「therez(デアズ)」
- 「there was」→「therewz(デアワズ)」
このように、前の単語の最後の音と、次の単語の最初の音がつながって発音されることで、より自然なリズムの英語になります。
ポイントは、2つの単語を1つの単語のように滑らかに発音することです。
発音の具体的なコツ
- ✅ 「there is」:
「there」と「is」の間にほとんど間を空けずに、「th-airz」のように滑らかにつなげます。 - ✅ 「there was」:
「there」と「was」を自然につなげて、「th-airwuz」のように発音します。
注意しておきたいポイント
① 速度に慣れること
ネイティブはかなり早口になることが多く、リエゾンが加わるとさらに聞き取りづらくなります。
練習するときは、まずはゆっくり、正しい発音で繰り返し練習し、徐々にスピードを上げていきましょう。
② 文脈を活用すること
「there is」「there was」はどちらも「〜がある・いる」ことを表す表現です。
文の流れから、時制や意味を予測することで、聞き取りがグッと楽になります。
聞くだけじゃダメ。実際に「使ってみる」ことで身につく!
「there is」や「there was」の発音や聞き取りを学ぶ中で、多くの人がやりがちなのが、「インプットだけで満足してしまうこと」。
たとえば、「ネイティブの発音を何度も聞いた」だけでは、本番の会話ではなかなか使いこなせません。
なぜなら、頭でわかっていても、口からスッと出てくるようになるには、実際に“使ってアウトプット”する練習が必要だからです。
これはスポーツや筋トレと同じ。
聞いたり読んだりするだけでなく、「実際に口に出して、間違えながら身につけていく」ことが、本物の英語力につながります。
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音声を聞く
学校では、「デアイズ」や「ダアワズ」と発音するように教えらえたとおもいますが、実はネイティブはそのようにあまり発音しません!まずは二人の会話の音声を聞き取ってみましょう。
- 現在形の場合
何か食べる物はないか聞くと…
テーブルの上にりんごがあるよ。
- 過去形の場合
マーケティング部署から…
昨夜フェイズブックのメッセンジャーに問題がありました。
実際の英会話シーンで「There’s / There was」はどう出てくる?
英語の会話では、「There’s」や「There was」は本当によく使われます。以下は、実際にネイティブがよく使う自然な会話例です。
🗣 会話例①(現在形)
A: What’s that noise?(何の音?)
B: There’s a dog barking outside.(外で犬が吠えてるよ)
➡️ 発音ポイント:「There’s」は「デアズ」に近い音で、
「There’s a dog」が「デアザドッグ」のように滑らかにつながります。
🗣 会話例②(過去形)
A: Why were you late?(なんで遅れたの?)
B: There was a traffic jam.(渋滞があったんだ)
➡️ 発音ポイント:「There was」は「デアワズ」ではなく、
「デアウズ」「デアワズ」に近い音でサッとつながります。
「There was a」→「デアワザ」のように聞こえることも。
会話で自然に使うコツ(発音編)
✅ 1. 「単語単体」で覚えない
「There」+「is」や「was」を別々に発音しようとしないのがコツ。
ひとつの“かたまり”としてリズムで覚えると、より自然に出てきます。
例:
- ✖️「ゼアー…イズ」 → ぎこちない
- 〇「デアズ」→ 自然!
✅ 2. シャドーイング練習でリズムを体にしみこませる
ネイティブ音声を真似しながら、「There’s a…」「There was a…」のようにセットで練習するのが効果的です。
おすすめフレーズ練習例:
- “There’s a problem.”(問題があるよ)
→ 「デアザプロブレム」 - “There was an accident.”(事故があった)
→ 「デアワズァンアクシデント」
✅ 3. 自分でも「使ってみる」こと
聞くだけでは身につきません。自分のことを話すときに意識して使ってみることが大切です。
例:
- “There’s a nice café near my house.”(うちの近くにいいカフェあるよ)
- “There was a time I couldn’t speak English at all.”(昔、全然英語話せなかった時があった)
「聞こえる」ようになるだけでなく、「自然に口から出てくる」ようになるには、音を真似して、自分で話す練習を積むことが何よりの近道です!
✅ 記事全体のまとめ
英会話でよく使われる 「There is / There was」 の聞き取りや発音は、日本人にとってつまずきやすいポイントのひとつ。でも、ネイティブの発音の特徴(省略・音のつながり)を理解し、真似ることがカギになります。
🌟ポイントをギュッと整理!
- ネイティブの発音では「There is / There was」は「There’s(デアズ)」のように聞こえることが多い
- 音のつながり(リエゾン)に注意!
例:「There’s a」→「デアザ」、「There was a」→「デアワザ」 - 時制(is/was)は文脈で判断するのがポイント
- 発音は「単語単体」ではなく、「かたまり」で覚えると自然に
- 聞き取れるだけで満足せず、実際に口に出して練習することが大切
🏋️♀️ 身につけるコツ
- ゆっくり → 徐々にスピードアップしながら発音練習
- シャドーイングでリズムを体に染み込ませる
- 実際の会話でどんどん「使ってみる」!
聞き取れるようになること=ゴールじゃない!
口から自然に出てくるまで繰り返し練習して、自分のものにしていきましょう😊
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