こんにちは、RYO英会話ジムのリョウと申します。本日は、英語表現「That figures」の意味と適切な使用方法に焦点を当てて解説いたします。このフレーズを理解し、日常会話で活用することで、皆さんの英語表現の幅を格段に広げることができるでしょう。それでは、この有用な表現を深掘りしていきましょう。
目次
意味
「That figures」という表現は、「やっぱり」や「案の定」という意味合いで使用され、特に予想していた通りの悪い事態が実際に起こった場合にアメリカ英語でよく使われるフレーズです。この言葉は、発生した出来事が既に予見されていたかのように、予期していたことが実際に現実のものとなった時に用いられます。したがって、話し手は相手の状況に対して特に驚かないことが一般的です。このため、「驚くべきことではない」というニュアンスで”There is no surprise to hear that.”と言い換えることも可能です。
- 数値、数字:「Figure」が最も一般的に使われる意味の一つで、具体的な数値や数字を指します。
- 例:「The figure for this year’s budget is higher than last year’s.」(今年の予算の数値は去年より高い。)
- 図形、図表:数学や科学、技術的な文脈で、図形や図表を指すのに用いられます。
- 例:「Please refer to figure 2 in the report for a detailed diagram.」(詳しい図については、報告書の図2をご覧ください。)
- 人物像、姿:ある人物の外見やその人が持つ特徴的なイメージを指す場合があります。
- 例:「He was a mysterious figure in the world of espionage.」(彼はスパイ界の謎多き人物だった。)
- 動詞としての「考える」:「Figure」は動詞として「考える」「推測する」の意味で使われることもあり、日常会話でよく見られます。
- 例:「I figure that we’ll need about 10 minutes to get there.」(そこに着くのに約10分必要だと思う。)
- 象徴する、意味する:何かを象徴するまたは意味することを示すのに「figure」が使われることがあります。
- 例:「The dove figures peace in many cultures.」(鳩は多くの文化で平和を象徴している。)
由来
「That figures.」という表現の由来を探ると、直接的な起源を特定するのは難しいですが、このフレーズは数学や論理からの影響を受けていることが考えられます。英語で「figure」は数字や数値、計算などを意味し、何かが合理的であるか、論理的に成り立つことを示す際に用いられます。従って、「That figures.」という表現は、何かが期待通りまたは予測可能であること、つまり、論理的に理解できる状況や結果を指し示していると解釈されます。
このフレーズがどのようにして現代英語に定着したかについては、19世紀から20世紀にかけての文学作品や日常会話の中で徐々に普及したと考えられます。特に、アメリカ英語においては、何かが理解できる、または予測通りであるときにこの表現を使う習慣が根付いています。
「That figures.」は、結果や状況が論理的に納得できるものである場合に、「それは理にかなっている」「それは納得がいく」といった意味合いで使用されます。このフレーズは、数学的な計算や推論に基づく結論を受け入れる様子から転じて、日常生活の中で予測可能な出来事や納得できる結果に対して使われるようになったと推測されます。
その使用法は、状況が予測や期待通りに進んだ時に、その論理性や当然性を指摘するために用いられることが多いです。この表現は主に口語で用いられ、日常会話の中で相手に対する共感や理解を示す際に役立つ便利なフレーズとなっています。
使う場面
- 予想していた悪い結果が現れた時:
- 友人が遅刻した理由が交通渋滞だった場合。「That figures, この時間帯はいつも渋滞してるからね。」
- 当たり前の事実を確認した時:
- 誰かが有名な観光地が混雑していたと言ったとき。「That figures, 週末だもの。」
- 予想通りの失敗やミスが起こった時:
- 新しいプロジェクトで予期された問題が実際に発生した時。「That figures, 準備不足だったから。」
- 特定の人物から期待された行動が見られた時:
- いつも遅刻する人がまた遅れた場合。「That figures, 彼はいつも時間にルーズだから。」
- 物事が論理的に成り立つ結果になった時:
- 実験が理論通りに成功した場合。「That figures, 実験条件が完璧だったからね。」
例文
親友が会社をクビになったと話していて…
やっぱりね。仕事によく遅刻してたからね。
マイクとナオミが別れたと聞いて…
思った通りだ。ここ数ヶ月はお互いまったく幸せそうでなかったな。
頼んでいたものを買ってきたか息子に確認すると…
ああ、ごめん。忘れてたよ。
直後に文を置く
彼女に内緒で女友達と遊びに行ったのがバレて…
君がしたことの後に彼女が激怒したのはわかるわ。
この場合は、that以降が文の本当の主語で仮の主語がitになります。同じくよくないことに対して予想通りそうなったというときに使われています。
ロールプレイ
英文
Alex: “You won’t believe what happened today. I finally got promoted to the senior manager position!”
Jordan: “That figures. You’ve been working so hard and staying late for the past year. Congratulations, well deserved!”
Alex: “Thanks, Jordan! I really appreciate it. It’s been a long journey, but totally worth it.”
Jordan: “Absolutely, your dedication has paid off. Let’s celebrate this weekend!”
和訳
アレックス: 「今日何があったか信じられないよ。ついにシニアマネージャーのポジションに昇進したんだ!」
ジョーダン: 「やっぱりね。この1年間、君は本当に一生懸命働いて、遅くまで残っていたもんね。おめでとう、それに値するよ!」
アレックス: 「ありがとう、ジョーダン!本当に感謝してるよ。長い道のりだったけど、全てが報われたよ。」
ジョーダン: 「絶対にそうだね。君の献身が実を結んだよ。この週末、祝おう!」
音声
似た英語表現
1. No wonder.
- 例文: “He’s been practicing for months. No wonder he won the competition.”
- 和訳: 彼は何ヶ月も練習してきた。だからコンペを勝ったのは不思議ではない。
- 解説: 何かが起こった理由が明確で、その結果に驚かない時に使われる表現。
2. It makes sense.
- 例文: “So, she studied abroad in Japan for a year? It makes sense why she speaks Japanese so well.”
- 和訳: それで、彼女は1年間日本で留学したのか。それで日本語をとても上手に話す理由が分かる。
- 解説: 何かが合理的である、または理由が理解できる時に使われる。
3. I’m not surprised.
- 例文: “They’ve decided to move to a bigger office. I’m not surprised, given their rapid growth.”
- 和訳: 彼らはもっと大きなオフィスに移ることにした。急速な成長を考えると、私は驚かない。
- 解説: 何かが予想内であり、新たな情報に驚かない状況を表す。
4. Of course.
- 例文: “Of course, it started raining right after I washed my car.”
- 和訳: もちろん、車を洗った直後に雨が降り始めた。
- 解説: 何かが起こることが非常に典型的である、または避けられない時に用いられる。
これらの表現は、日常会話でよく使用され、特定の文脈やニュアンスに応じて選択することができます。それぞれが少し異なる意味合いを持っており、状況に応じて適切な表現を選ぶことが大切です。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。以上が”That figures”の意味とその使い方でした。それではSee you around!
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