こんにちは、RYO英会話ジムです。
結論から言うと、「refer to」は「〜に言及する/〜を指す」という意味で使われるのが基本です。
「紹介する」だけではなく、もっと幅広い文脈で登場します。
✅ 例文1:He referred to the report during the meeting.
(彼は会議中にそのレポートについて言及した。)
✅ 例文2:The word “AI” usually refers to artificial intelligence.
(“AI”という言葉は通常、人工知能を指します。)
✅ 例文3:For details, please refer to page 10.
(詳細は10ページをご参照ください。)
このように、「refer to」はシーンごとに少しずつニュアンスが変わります。
それでは、さらに詳しく見ていきましょう。
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「紹介する」という日本語は、英語にするときに意外と悩む表現のひとつです。この記事では、仕事を紹介してもらう時の自然な言い回しを例文付きで解説しています。refer to の理解とあわせてチェックすると、より表現の幅が広がりますよ!
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失敗談:「refer to as」で完全に固まった話
正直に言うと、僕自身も “refer to as” に初めて出会ったとき、頭が真っ白になりました。
たとえば、こんな文です。
He is often referred to as a pioneer in the field.
(彼はよく、その分野の先駆者と呼ばれています。)
当時の僕は「refer to =言及する」くらいの知識しかなくて、
「え? refer to の後に as? 名前?どういうこと?」
と混乱して、しばらく文の意味を理解できませんでした。
共感ポイント
おそらく多くの学習者が同じように戸惑うと思います。
「refer to = 〜に言及する」としか覚えていないと、「as」がついた途端に文法が壊れたように感じてしまうんですよね。
克服のコツ(Tips)
- refer to as = 「〜と呼ぶ/〜と見なす」 とフレーズで覚える
- “introduce” や “call” と同じ「名前づける・位置づける」イメージを持つ
- 例文をいくつか暗記しておくと、出会ったときにすぐ理解できる
✅ 例文1:This dish is often referred to as “soul food.”
(この料理はしばしば「ソウルフード」と呼ばれます。)
✅ 例文2:He is referred to as Mr. Reliable in the office.
(彼はオフィスで“信頼できる人”と呼ばれている。)
つまり、「refer to as = 〜と呼ぶ/位置づける」 と理解しておくと、一気にクリアになります。僕もこのコツでようやく「ああ、そういうことか!」と腹落ちしました。
👉 こうした失敗談を踏まえて学ぶと、ただの知識ではなく「使える英語」になりますよ。
「refer to」の意味と使い方
1) 〜に言及する・触れる
- 形:refer to + 名詞 / 話題
- ニュアンス:会議・文章などで「その話題に触れる/取り上げる」
例文
- He referred to the budget issues in his presentation.
(彼はプレゼンで予算の問題に言及した。) - I didn’t refer to your team in that email.
(そのメールではあなたのチームには触れていません。) - Let’s refer to last quarter’s results for context.
(前四半期の結果に触れておきましょう。)
2) 〜を指す・示す(定義づけ)
- 形:X refers to Y(X=語・概念など)
- ニュアンス:「XはYのことを指す/意味する」※用語定義で頻出
例文
- “ROI” usually refers to return on investment.
(“ROI”は通常、投資利益率を指す。) - This term refers to customers who return within 30 days.
(この用語は30日以内に再訪する顧客を指す。) - In this report, “users” refers to active accounts only.
(本レポートで“users”はアクティブアカウントのみを指す。)
3) 参照する・参考にする
- 形:refer to + 資料/ページ/セクション
- ニュアンス:マニュアルや契約書、メールでの「参照してください」
例文
- For details, please refer to page 10.
(詳細は10ページをご参照ください。) - Refer to the attached FAQ for common issues.
(よくある問題は添付のFAQを参照してください。) - For definitions, refer to Section 3.
(定義は第3節を参照。)
4) AをBに紹介する/取り次ぐ・照会する
- 形:refer A to B(A=人/案件、B=担当者・部署・外部機関)
- ニュアンス:問い合わせや案件を「適切な先に回す」
例文
- I’ll refer you to our legal team.
(法務チームにおつなぎします。) - The doctor referred her to a specialist.
(医師は彼女を専門医に紹介した。) - Please refer all media inquiries to PR.
(広報へメディア対応を回してください。)
5) AをBと呼ぶ/AをBとして扱う(refer to A as B)
- 形:refer to A as B/A is referred to as B(受動態が非常に多い)
- ニュアンス:「AはBと呼ばれている/位置づけられている」
例文
- He is often referred to as a pioneer in fintech.
(彼はフィンテックの先駆者と呼ばれることが多い。) - We refer to this feature as “Smart Assist.”
(この機能を“Smart Assist”と呼んでいます。) - This strategy is referred to as a barbell approach.
(この戦略はバーベル戦略と呼ばれる。)
6) 言及する際に〜(分詞構文・前置き)
- 形:when/while (we are) referring to …/in referring to …
- ニュアンス:「〜に言及する際には」の前置き
例文
- When referring to “users,” we exclude trial accounts.
(“users”に言及する際はトライアルを除外します。) - In referring to costs, we use net figures.
(コストに言及する際は純額を用います。)
7) 使い方の要点(最小限)
- 必ず “to” とセット:✗ refer about / ✗ refer on は不可
- 受動態が多いのは「refer to A as B」:A is referred to as B
- 定義づけなら「X refers to Y」/参照なら「refer to + 資料」/紹介なら「refer A to B」
シーン別英会話例と自然に使うコツ
1. 会議で「言及する」
A: Did the manager refer to the budget cuts in his speech?
(マネージャーはスピーチで予算削減について言及しましたか?)
B: Yes, he referred to it briefly at the end.
(はい、最後に少しだけ触れていましたよ。)
👉 コツ:会議や発表では「topic + refer to」で「その話題に触れる」と表現できる。
2. 用語の定義を「指す」
A: What does “ROI” refer to in this report?
(このレポートで“ROI”は何を指すんですか?)
B: It refers to return on investment.
(投資利益率のことを指します。)
👉 コツ:専門用語や略語の説明に便利。「X refers to Y」の形を覚えておく。
3. 資料を「参照する」
A: I’m not sure about the details.
(詳細はちょっと分かりません。)
B: Please refer to page 15 of the manual.
(マニュアルの15ページをご参照ください。)
👉 コツ:メールや案内では「please refer to …」が定番。丁寧な指示としてよく使う。
4. 人を「紹介する・取り次ぐ」
A: I have some legal questions. Who should I talk to?
(法務関係の質問があるんですが、誰に聞けばいいですか?)
B: I’ll refer you to our legal department.
(法務部におつなぎしますね。)
👉 コツ:「refer A to B」で「AをBに紹介する/回す」。ビジネスメールや顧客対応で多用される。
5. 呼び名・肩書きを「〜と呼ぶ」
A: Why is he referred to as “Mr. Reliable”?
(なぜ彼は“信頼できる人”と呼ばれているんですか?)
B: Because he always delivers on time.
(いつも期限を守るからですよ。)
👉 コツ:「A is referred to as B」は受動態で「AはBと呼ばれる」が定番。混乱しやすいが、フレーズで丸ごと覚えるのが早い。
まとめ(自然に使うヒント)
- refer to = 言及する/指す/参照する → 基本の3パターンをまず押さえる
- refer A to B = 紹介する
- be referred to as = 〜と呼ばれる
どれもフォーマル寄りなので、会議・ビジネス文書・メールで特に活躍します。
6. 日常会話で「〜のことを言ってるの?」
A: That movie was so boring.
(あの映画、すごく退屈だったね。)
B: Are you referring to the one we watched last night?
(昨夜見たやつのことを言ってる?)
👉 コツ:カジュアルな会話では「Are you referring to …?」で「それって〜のこと?」と確認する感じ。日常でもよく使える。
7. 話題が自分かどうか確認するとき
A: Someone here always forgets to lock the door…
(ここで誰か、いつもドアのカギをかけ忘れる人がいるんだよね…)
B: Wait, are you referring to me?
(ちょっと待って、それって俺のこと?)
👉 コツ:ネイティブは軽いツッコミでよく使うフレーズ。「俺のこと言ってる?」=「Are you referring to me?」は鉄板。
8. SNSやチャットで「何のこと?」と聞き返すとき
A: I can’t believe what happened yesterday.
(昨日のこと、信じられないよね。)
B: What are you referring to?
(何のこと言ってるの?)
👉 コツ:相手の言葉が曖昧なときに「具体的に何を指してるの?」と聞く便利表現。カジュアル会話でも自然。
日常会話での自然な使い方まとめ
- Are you referring to …? = 「それって〜のこと?」
- Wait, are you referring to me? = 「それって俺のこと?」
- What are you referring to? = 「何のことを言ってるの?」
こうした短い表現を覚えておくと、カジュアルな会話でも自然に使えます。
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よくあるNG表現パターン(refer to)
1. ❌「refer about」と言ってしまう
- 誤り:He referred about the issue.
- 正解:He referred to the issue.
👉 refer は必ず to とセット。about をつけるのは誤用。
2. ❌「refer on」と混同する
- 誤り:Please refer on page 5.
- 正解:Please refer to page 5.
👉 「参照する」は refer to。on や at を入れたくなるが誤り。
3. ❌「refer to me」=「自己紹介する」と誤解
- 誤り:Let me refer to myself.(自己紹介のつもり)
- 正解:Let me introduce myself.
👉 refer to myself は「自分に言及する」の意味で、自己紹介には使えない。
4. ❌「refer A as B」と言ってしまう
- 誤り:People refer him as a hero.
- 正解:People refer to him as a hero.
👉 refer to A as B が正しい形。to を抜かすミスが非常に多い。
5. ❌「refer to」で「依頼する」と思ってしまう
- 誤り:I’ll refer to him to call you.(電話するよう依頼するの意味で)
- 正解:I’ll ask him to call you. / I’ll tell him to call you.
👉 refer to には「依頼する」の意味はない。混同に注意。
まとめ
- refer は必ず “to” と一緒
- introduce / ask / tell など別の動詞と混同しない
- 特に「refer to A as B」の形は丸ごと暗記が近道
似た英語表現と関連語彙
1. mention(軽く触れる・話題に出す)
- 違い:「refer to」はややフォーマルで、資料や会議、説明で登場。「mention」は日常的に「ちょっと話題に出す」感じ。
- コツ:カジュアルな会話では mention を優先すると自然。
会話例
A: Did he mention the new project?
(彼、新しいプロジェクトのこと触れてた?)
B: Yes, he just mentioned it briefly.
(うん、ちょっとだけ話題に出してたよ。)
2. indicate(示す・指し示す)
- 違い:「refer to」は“言葉で触れる”ニュアンスが強い。一方 indicate は“証拠やデータで示す”イメージ。
- コツ:客観的な情報を示すときは indicate。
会話例
A: The data indicates a clear increase in sales.
(データは売上の明確な増加を示している。)
B: Right, and the CEO also referred to this trend in his speech.
(そうだね、CEOもスピーチでこの傾向に触れてたよ。)
3. point to(指差す/示す)
- 違い:「refer to」と比べると、物理的に“指差す”イメージがあり、カジュアル。
- コツ:会話では「証拠や方向性を指摘する」時によく使う。
会話例
A: All the signs point to a major change in policy.
(すべての兆候が大きな方針転換を示している。)
B: That’s exactly what the manager referred to earlier.
(それ、まさにマネージャーがさっき触れてたことだよ。)
4. call(〜と呼ぶ)
- 違い:「refer to A as B」と近いが、call はもっとシンプルで口語的。
- コツ:日常会話では「〜と呼ぶ」は call が自然。フォーマル文書なら「refer to A as B」。
会話例
A: Everyone calls him “Doc.”
(みんな彼を“ドク”って呼んでる。)
B: Yeah, he’s often referred to as a mentor in our team.
(そうだね、チームではメンターとも呼ばれてるよ。)
5. consult(参照する/相談する)
- 違い:「refer to」は“参照する”の意味もあるが、consult は「専門書や人に意見を求める」というニュアンス。
- コツ:「専門的に確認したいとき」= consult、「単にページや資料を見てください」= refer to。
会話例
A: You should consult a doctor about that symptom.
(その症状については医者に相談した方がいいよ。)
B: Sure. I’ll also refer to the health guidelines online.
(わかった。オンラインの健康ガイドラインも参照してみるね。)
まとめ
- mention=ちょっと触れる(カジュアル)
- indicate=データや事実が示す
- point to=指差す・兆候を示す
- call=呼ぶ(口語的)
- consult=専門的に相談・参照
👉 「refer to」はややフォーマルで幅広い場面に対応できる一方、日常会話や文脈によっては、上記の表現に言い換えた方が自然になります。
練習用クイズ
Q1.
次の文の空欄に入る正しい表現を選んでください。
The CEO briefly ______ the recent market changes during the meeting.
a) called
b) mentioned
c) consulted
解説:会議中に「触れた」という意味なので mention が自然。
refer to も可能だが、カジュアルな「ちょっと話題に出す」ニュアンスには mention がぴったり。
Q2.
次の文の空欄に入る正しい表現を選んでください。
This report ______ to the importance of customer feedback.
a) refers
b) consults
c) calls
解説:「〜に言及する」「〜を指す」の意味なので refer to が正解。
consult は「相談する」、call は「呼ぶ」で意味が合わない。
Q3.
次の会話で自然な表現を選んでください。
A: I don’t know what “ROI” means.
B: It usually ______ return on investment.
a) mentions
b) refers to
c) calls
解説:「ROI は〜を指す」という定義の場面。
この場合は X refers to Y の形が定番。
Q4.
次の文の空欄に入る正しい表現を選んでください。
Everyone ______ him “Boss.”
a) refers to
b) calls
c) consults
解説:「〜と呼ぶ」なら call が自然。
「refer to A as B」でも言えるが、日常会話では call が一般的。
Q5.
次の会話を完成させるのに自然な表現を選んでください。
A: I’m not sure about the details.
B: Please ______ page 12 of the manual.
a) refer to
b) mention
c) indicate
解説:「参照してください」という指示では refer to を使うのが定番。
mention は「言及する」、indicate は「示す」なので不自然。
よくある質問(FAQ)
Q. refer toの意味は?
A. refer to は「〜に言及する」「〜を指す」「〜を参照する」といった意味で使われます。状況によってニュアンスが変わり、ビジネスでも日常でもよく登場します。
Q. refer to as の意味と使い方は?
A. refer to A as B で「AをBと呼ぶ/位置づける」という意味になります。
✅ 例文:He is often referred to as a pioneer.(彼は先駆者と呼ばれることが多い。)
Q. refer to と introduce の違いは?
A. refer to は「言及する・触れる」の意味であり、「紹介する」ではありません。自己紹介なら introduce myself が正解です。
❌ Let me refer to myself.(誤り)
⭕ Let me introduce myself.(正しい)
Q. refer to の後に about は使えますか?
A. いいえ。refer は必ず to とセットで使います。
❌ He referred about the problem.
⭕ He referred to the problem.
Q. refer A to B の意味は?
A. 人や案件を別の担当者に回す/紹介する という意味です。
✅ 例文:The doctor referred her to a specialist.(医師は彼女を専門医に紹介した。)
Q. refer to のカジュアルな使い方は?
A. 日常会話では「それって〜のこと?」というニュアンスで使われます。
✅ 例文:Are you referring to me?(それって私のこと?)
Q. refer to の関連表現にはどんなものがありますか?
A. 文脈によって次の表現に言い換えると自然です。
- mention(軽く触れる)
- indicate(データが示す)
- point to(兆候を示す)
- call(〜と呼ぶ/口語的)
- consult(専門的に参照・相談する)
この記事のまとめ
今回の記事では、「refer to」 の幅広い意味と使い方を整理しました。
「言及する」「指す」「参照する」などの基本から、refer to A as B(AをBと呼ぶ) や refer A to B(AをBに紹介する) まで、シーンごとの自然な表現方法を例文で解説しました。
また、日本人がよく間違える NG表現(refer about / refer him as など) や、関連表現(mention, indicate, point to, call, consult)との違いも押さえておくことで、より実践的に使い分けられるようになります。
最後には、実際の会話例やクイズを通して、知識を「理解したつもり」で終わらせず、自分の口でアウトプットして定着させることの大切さ もお伝えしました。
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