こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。「Let’s say…」というフレーズを聞いたことがありますか?この便利な表現は、英会話において仮定のシナリオを簡単に提示するために使われます。実際、ビジネスミーティングからカジュアルな会話まで、様々な場面で非常に有効です。しかし、正しく使うためには、その意味と適切な文脈を理解することが重要です。この記事では、「Let’s say…」の基本から応用までを詳しく解説し、あなたがこの表現をマスターできるようにサポートします。
目次
意味
“Let’s say 〜”は、「仮に〜だとして」という意味です。仮にこうなったらどんなことが起こるか話し合うときに、頻繁に使うフレーズです。ビジネスの場でも起こりうるメリットやデメリットを議論するときによく使われます。
スラング表現なの?
「Let’s say」はスラングではありません。これは一般的な英語表現で、「仮に〜だとしましょう」という意味で、ある状況を仮定するときに使われます。ビジネス会議、教室、日常会話など、フォーマルからインフォーマルまで幅広い状況で使用される便利なフレーズです。特定のシナリオを説明するための一般的な方法として、話者がリスナーに理解を助けるための具体的な例や条件を示す際に用いられます。
よく使われる場面
「Let’s say」は、さまざまな場面で使われますが、特に以下のような状況でよく使われる表現です:
仮定のシナリオを提案するとき:
議論や会話の中で、仮定のシナリオを提示して、話を進めたい場合に使います。
例:Let’s say you have a million dollars. What would you do with it?
「仮にあなたが100万ドル持っているとしましょう。そのお金で何をしますか?」
教育や説明の文脈で例を挙げるとき:
教室の授業やプレゼンテーションで、理解を助けるために具体的な例を示す際に用いられます。
例:Let’s say we are studying cells. If a cell is like a factory, then the nucleus is the manager.
「仮に私たちが細胞について学んでいるとしましょう。もし細胞が工場だとしたら、核はその工場の管理者です。」
計画や提案をする際に使用するとき:
ビジネスミーティングやプロジェクトの計画段階で、潜在的なシナリオや提案を説明する時に使います。
例:Let’s say we launch the product in June, what are the potential outcomes?
「仮に6月に製品を発売するとしましょう、その場合の潜在的な結果は何ですか?」
ディベートや議論で相手の意見に応じるとき:
相手の意見や立場に仮定を設けて応じることで、議論を深める目的で使われることがあります。
例:Let’s say I agree with your point, how do we then address the budget issue?
「仮に私があなたの意見に同意するとしましょう、その場合、予算の問題はどう対処しますか?」
これらの例から分かるように、「Let’s say」は非常に便利な表現で、さまざまな状況で仮定を簡単に提示して議論を促進するために用いられます。
会話例
恋愛の話をしていて…
そしたら、またトライするよ。
市場で…
大きく値引きすることってできますか。
50ドルの値引きをするとしたら、どう?
まず、”Let’s say”の直後には、文だけでなく、名詞もおけます。さらに、例え話だけでなく、提案に使うこともできます。
「Let’s just say」との違い
「Let’s just say…」と「Let’s say…」は似ていますが、少し異なるニュアンスを持っています。これを簡単に理解するために、それぞれのフレーズが持つ特性と使われる状況を見ていきましょう。
Let’s say…
「Let’s say…」は「仮に~だとしましょう」という意味で、ある状況を仮定するときに使います。このフレーズは、理論的な説明や計画の提案、教育的な文脈でよく使われます。例えば、何かのプロセスや可能性を説明する際に、状況を具体化して示すために用います。
例:
- Let’s say you’re planning a trip to Japan. You’ll need to consider the cost, the places you want to visit, and where you will stay.
- 「仮にあなたが日本への旅行を計画しているとしましょう。費用や訪れたい場所、宿泊する場所を考える必要があります。」
Let’s just say…
一方、「Let’s just say…」は「仮に~だとしたら、それは言うまでもない」というニュアンスを含んでおり、より話者が何かを遠回しに示唆したり、皮肉や含みを持たせたりする場合に使われます。この表現は、何かを直接言うのではなく、聞き手に考えさせたい、あるいは明言を避けたい場合に便利です。
例:
- Let’s just say that the meeting didn’t go as planned and leave it at that.
- 「仮にその会議が計画通りにはいかなかったとしましょう、それ以上は何も言わないことにします。」
まとめ
- Let’s say…: 直接的に、何かを説明したり、仮定のシナリオを提示するために使います。
- Let’s just say…: もっと控えめに、または遠回しに何かを示唆する場合や、直接的な表現を避けたいときに使います。
読者がこれらの違いを理解することで、日常会話やビジネスコミュニケーションでより正確に意図を伝えることができるようになります。
「if」や「for example」との違い
Let’s say
意味:「仮に~としましょう」や「例えば」という意味で使われます。何かを例示したり、仮定の状況を説明したりする際に使います。
例:Let’s say you win the lottery. What would you do? (例えば、宝くじに当たったとしましょう。何をしますか?)
If
意味:「もし~ならば」という条件を示す際に使われます。ある条件が成立する場合に何が起こるかを説明する時に使用します。
例: If it rains, we will cancel the picnic. (もし雨が降ったら、ピクニックは中止します。)
For example
「For example」は「例えば」と訳され、既に話している内容に関連する具体的な例を挙げるときに使われます。このフレーズは、一般的な説明や主張を補足するために具体的な事例を提供することで、リスナーの理解を深めるのに役立ちます。
例: Many foods are high in vitamins. For example, oranges are a good source of vitamin C. (多くの食品にはビタミンが豊富に含まれています。例えば、オレンジはビタミンCの良い源です。)
言い換え可能な英語表現
「Let’s say」は様々な表現で言い換えることができます。以下にいくつかの代替表現を挙げ、それぞれの例文、和訳、解説を含めます。
1. Suppose
- 英文: Suppose you get a job offer in another city. Would you move?
- 和訳: もし他の都市から仕事のオファーがあったら、引っ越しますか?
- 解説: 「Suppose」は「仮定する」という意味で、「Let’s say」に非常に近い使い方ができます。特に、あるシナリオを想像させたいときに使用されます。
2. Imagine
- 英文: Imagine you won the lottery. What would be your first purchase?
- 和訳: 宝くじに当たったと想像してみてください。最初に何を買いますか?
- 解説: 「Imagine」は「想像する」という意味で、リスナーに具体的な状況を思い描かせたいときに適しています。感情や願望を引き出す際に特に効果的です。
3. What if
- 英文: What if we tried a different approach?
- 和訳: もし私たちが別のアプローチを試したらどうでしょう?
- 解説: 「What if」は「もし~ならどうなるか」という仮定を表す表現で、新たなアイデアや提案を導入する際に便利です。変化や可能性を探るときによく用いられます。
4. For instance
- 英文: Many animals hibernate in winter. For instance, bears sleep for months without eating.
- 和訳: 多くの動物が冬に冬眠します。例えば、クマは何ヶ月も食べずに眠ります。
- 解説: 「For instance」は「例えば」と訳され、具体的な例を提供する際に使われます。「For example」と同義ですが、こちらのほうが少しフォーマルな響きがあります。
これらの表現は、それぞれの文脈に応じて「Let’s say」の代わりに使うことができ、会話や文章に多様性と豊かさをもたらします。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。今回は、「Let’s say…」の使い方について深掘りしてきました。このフレーズを使うことで、会話に豊かなバリエーションを加え、相手に想像を促すような話し方が可能になります。ぜひ、日常会話やビジネスの場面で活用してみてください。仮定のシナリオを上手に扱うことは、コミュニケーションのスキルを一層磨き上げることにつながります。次の会話で「Let’s say…」を使ってみるとき、どのような新しいアイデアや提案が飛び出すか、楽しみにしてみてください。
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