こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。今日は”forget to 〜”「〜することを忘れる」と”forget -ing”「〜したことを忘れる」の違いについてお話します。この記事を読めば、ニュアンスを理解して使い分けられるようになります。それではまいりましょう。
目次
“forget to”「〜するのを忘れる」が未来志向になるわけ
そろそろ寝ようとして…
寝る前に電気を消すのを忘れるなよ。
わかってるよ。
“forget to”は不定詞で未来志向を表します。とだけネットで囁かれていますが、僕はこれだけの説明を見るたびにあまりにも表面的な内容だけで、少々イライライしてしまうことがあります。では一つずつ謎をといていきましょう。
不定詞の”to”と前置詞の”to”は同じ?
ではなぜ未来志向になるのか。それは不定詞が関係しています。不定詞の”to”はもともと前置詞”to”から来たものです。中学では「前置詞の”to”と不定詞の”to”は別々だ。」と教えられましたが、別々にすることで、逆に深く学び出したときに壁にぶち当たります。
“to”は方向性を表す
もともと不定詞の”to”は前置詞の”to”から来ています。前置詞の”to”は「〜のほうへ」とあるところから、どこかへ向かう方向性を表す前置詞です。”I went to the gym.”「私はジムへ行きました。」でわかるように、「ジムに向かって行きました。」と場所を表す前置詞の場合、目的地(先にあるもの)の方向をさすときに”to”を使うんです。時間を表す前置詞”to”も、このコアイメージで考えると、わかりやすいです。
to不定詞の”to”も方向性を表す
to不定詞の”to”も同じで、方向性を表します。”I want to talk.”「話したい。」といったとき、”want”「望む」と”talk”「話す」の間に方向性を表す”to”が入っています。直訳してみると「話す方へ望む」となり、意訳して「話したい。」となります。
“to”不定詞の”to”は先に起こることを指すコンパス
“to”不定詞がなぜ未来志向になるかと言うと、この”to”が先に起こることを指しているからです。”Don’t forget to turn off the light.”をみて見ると、”to turn off the light”「ライトを消すこと」はこれから先に起こる話しです。先に起こる理由は、先の方向性を表す”to”が入っているからです。また先ほどの”I want to talk.”も「話すこと」はこれから先に起こることです。
“forget -ing”が過去のことになるわけ
同僚へ…
今までにカナダに行ったことはありますか?
はい、ありますよ。家族と一緒にバンクーバーに行ったことは決して忘れません。
“forget -ing”の”-ing”の部分は動名詞です。この動名詞のコアイメージを理解していないと、うわべだけで覚えてしまうことになり、結局ニュアンスが掴めず話している状態が続きます。
動名詞のコアイメージ
動名詞のコアイメージは、「(頭の中の)イメージ、アイディア」です。頭の中でイメージできるものは、経験の話や客観的な事実。アイディアなら、想像や提案になりますね。“I never forget visiting Vancouver with my family.”と言ったとき、「家族とバンクーバーに訪れた」というのは、経験の話しです。経験しているから、頭でイメージできる状態になるんです。だから、動名詞を使うということにもなります。
アイディアを伝える時
他に動名詞を使った文で、”I can’t imagine working with him.”と言うとき、「彼と働くのを想像できない。」という訳になります。「彼と働くこと」というのは、これから起こる話かもしれませんが、不定詞を使わずに動名詞を使います。なぜなら「彼を働くこと」というのは、想像の一つにすぎないからです。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。以上が”forget to ~”と”forget -ing”の違いと使い方でした。それではSee you again!
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