こんにちは、RYO英会話ジムの横田です。
先日、これから中学生になるお子さまの無料体験レッスンを実施しました。
※この記事ではプライバシー保護のため、個人が特定できる情報は省略・一部変更しています。
今回の受講者は、すでに数年間英語を学んでおり、現在の目安は英検準2級程度。
外国人講師とのレッスン経験もあり、まったく英語が話せないわけではありません。
実際に体験レッスンをしてみると、
「英語でコミュニケーションする力はある。でも、話そうとすると文法や自然な表現が崩れる」
という、とても典型的な伸びしろが見えてきました。
今回は、体験レッスンをどのように評価し、その結果からどんな学習方針を考えたのかをご紹介します。
英検準2級でも「知っている文法」と「使える文法」は別
今回の体験レッスンでは、英検準2級程度のレベルに合わせながら、スピーキング中心で確認しました。
単純なフリートークではなく、
英文を読んで質問に答える → 会話形式のロールプレイ → 自分の意見を短くまとめる
という流れです。
英検のスピーキングにも少し寄せながら、実際にどの程度「自分の言葉」で英語を使えるのかを見ました。
ここで面白かったのが、質問そのものはかなり理解できていたことです。
たとえば、
What does the student often do on Saturday?
という質問に対して、
Student often watch movies or play games.
と答えています。
意味は問題なく伝わります。
一方で、文法的には、
The student often watches movies or plays games.
のほうが自然です。
つまり、質問を理解する力はあるけれど、瞬間的に話すと三単現などの細かい文法が抜けるわけです。
これは英語学習者にはかなりよくあることです。
問題は「文法を知らない」ことではなく、知っている文法を会話中に自動的に使えるところまで落とし込めていないことなんですね。
ロールプレイでは「コミュニケーション力」が強みとして見えた
一方で、今回かなり良かったのがロールプレイでした。
講師が、
What are your plans for this weekend?
と聞くと、自分の予定を答えたうえで、
What are you doing this weekend?
と質問を返しています。
さらに、
Do you like badminton?
と自分から話を広げる場面もありました。
これは大きな強みです。
英語を学んでいても、質問されたことに答えるだけで終わってしまう人は少なくありません。
でも今回の受講者は、自分から質問して会話を続けようとする姿勢がありました。
担当講師からも、
「自分の考えを明確に伝えられる」
「質問をよく理解している」
「できるだけフルセンテンスで答えようとしている」
「自分から質問できる」
という点が高く評価されました。
英検のスピーキングでも、もちろん文法や語彙は重要です。
ただ、それ以前に必要なのが、
「英語で何とか伝えようとする力」
です。
この土台がすでにあるのは、とても大きいと感じました。
スピーチでは「考える力」と「英語の精度」に差があった
最後は、
Do you think it is important for students to study English?
というテーマで、自分の意見を話してもらいました。
実際には、
結論 → 理由 → 具体例 → まとめ
という流れで話すことができています。
つまり、何を言えばいいのかわからない状態ではありません。
考え自体はきちんと整理できています。
ただ、
English is really convenience.
のように、品詞の使い方が不自然になる場面がありました。
ここでは convenience ではなく convenient を使う必要があります。
また、
another country people
のように、意味はわかるけれど英語としては少し不自然な言い回しもありました。
このあたりから、
自然なフレーズ、品詞の使い分け、動詞の形、動名詞・不定詞
などが今後の改善ポイントとして見えてきます。
5つの評価軸で見ると、こんな状態でした
今回、RYO英会話ジムでは「できる・できない」だけではなく、今後どこを伸ばせばいいのかを見るため、5つの軸で評価しました。
| 評価軸 | 10段階評価 | 今回見えた特徴 |
|---|---|---|
| 積極性 | 8.5 | 自分から質問でき、会話を続けようとする姿勢が強い |
| ボキャブラリー | 6 | 基本語彙は使えるが、自然な言い回しや品詞選びに伸びしろ |
| 流暢さ | 7 | 返答が比較的速く、フルセンテンスを使おうとしている |
| グラマー | 5.5 | 意味は伝わるが、3単現・-ing・品詞などの精度に課題 |
| リスニング | 7.5 | 質問理解は良好で、会話の流れもしっかり追えている |
ここで大切なのは、グラマーが5.5だから「英語力が低い」という話ではありません。
むしろ今回のケースでは、
理解力とコミュニケーション力が先に育っていて、文法精度があとから追いついていく段階
だと考えています。
僕自身も軽く発話内容を確認しましたが、全体としては意味はしっかり通じています。
だからこそ、文法問題をひたすら解くより、
実際に話す → ミスが見つかる → 修正する → もう一度使う
というサイクルのほうが効果的です。
今回おすすめしたのは「文法コース+英検コース」の併用
今回のようなタイプの場合、英検対策だけに寄せるより、文法コースと英検コースを併用するのが相性がいいと考えています。
文法コースでは、単に文法問題を解くのではありません。
日常会話のトピックについてたくさんアウトプットしながら、時制、助動詞、動名詞、不定詞、関係詞などの文法項目を一通りカバーしていきます。
つまり、
「文法を勉強してから話す」のではなく、「話しながら文法を身につける」
イメージです。
一方、英検コースでは、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能すべてをアウトプットしながらトレーニングします。
英検形式に慣れるだけでなく、自分で考え、自分の言葉で英語を使う力を伸ばしていきます。
この2つを組み合わせれば、
英検の級を上げることと、実際に英語を使えるようになることを同時に狙えます。
レッスン外では「自分の添削音声」を活用する
もうひとつ重要なのが、レッスン以外の時間です。
RYO英会話ジムでは、自分が実際に話した英語を添削し、その自然な文章を音声化したMY音声ファイルも活用できます。
たとえば、
自分が実際に間違えた英文を、正しい自然な英語に修正して、それを移動時間などに繰り返し聞く。
そうすると、単なる教材の例文ではなく、
「自分が本当に言いたかった英語」
なので記憶にも残りやすくなります。
今回のように、自然な言い回しや文法精度が課題の場合は特に相性がいいです。
何度も聞いて、音読して、次のレッスンでまた使う。
この繰り返しによって、添削された表現を少しずつ口に馴染ませていくことができます。
「話せない」のではなく、「整える段階」にいる
今回の体験レッスンを一言でまとめるなら、
「話せる土台はすでにある。これから正確さと自然さを整えていく段階」
です。
英語を理解できる。
質問にも答えられる。
自分から質問もできる。
意見も言える。
ここまでできているのであれば、ゼロから英語力を作る必要はありません。
これから必要なのは、アウトプット量を確保しながら、その中で出てきた課題を一つずつ改善していくことです。
特に今回のような中学生の場合、英検の級だけを追いかけるよりも、
「試験で使える英語」と「実際に話せる英語」を一緒に育てる
ことが、長い目で見ると大きな強みになります。
体験レッスンは「できなかったところ」を探すためだけではない
体験レッスンというと、
「今どれくらい話せるのか」
を見る場だと思われがちです。
もちろんそれもあります。
でも僕たちがより大切にしているのは、
「すでに何ができていて、次に何を伸ばせば一番成長するのか」
を見つけることです。
今回も、単純に文法ミスだけを見れば課題はいくつもありました。
でも、それ以上に、
質問を理解できること、自分の考えを伝えようとすること、会話を続けられること
という強みがありました。
この強みを消さずに、文法や表現の精度をあとから整える。
そのほうが、英語を「間違えないように話すもの」ではなく、
「伝えるために使うもの」
として育てていけると考えています。
RYO英会話ジムでは、無料体験レッスンでも実際の発話内容を確認し、強み・課題・今後の伸びしろを見える化しています。
「英検は取れているけれど、実際に話すと英語が出てこない」「子どもに試験だけではなく、使える英語も身につけてほしい」という方は、現在地を一度確認してみるのもおすすめです。
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