こんにちはRYO英会話ジムです。ビジネスシーンでのコミュニケーションは、明確で簡潔な表現が求められます。そんな時に役立つフレーズが「That’s about it.」です。この記事では、このフレーズを深く掘り下げ、その使い方から注意点まで、わかりやすく解説していきます。それではまいりましょう。
目次
意味
「That’s about it.」は直訳すると「それだけです」や「それぐらいです」という意味になります。何かを説明した後や、リストアップした後に使って、これ以上付け加えることはない、あるいは言及した内容が全てだと伝えたい時に便利なフレーズです。
使う場面
- ミーティングでプレゼンテーションを終える際
- プロジェクトの進捗報告で最後に要点をまとめる時
- ビジネスメールで提案内容を簡潔に終えたい時
例文
他にも何か質問があるか聞かれて…
会議の終わりに上司が…
大体そんなところだ。会議を終える前に誰か何か言いたいことはありますか?
他にも何か共有したいことはないか聞かれて…
いえ、以上です。
- After listing all the quarterly achievements: “And that’s about it for our quarterly report. Thank you.”
- 四半期の成果をすべて挙げた後:「これで四半期報告はおしまいです。ありがとうございました。」
- Concluding a project proposal email: “We believe this approach covers all necessary aspects. That’s about it. We look forward to your feedback.”
- プロジェクト提案メールを締めくくる際:「このアプローチで必要なすべての面をカバーできていると考えています。これで以上です。フィードバックを楽しみにしています。」
- Wrapping up a meeting: “We’ve covered the updates from each department. That’s about it. Does anyone have any questions?”
- 会議を締めくくる際:「各部門からのアップデートを共有しました。これで全てです。何か質問はありますか?」
about がついているので「大体」というニュアンスが含まれます。もう何も伝えることがない場合や伝えるべきことを終えた後に使われるので、業務報告やまた会議の最後などに使うことが多いです。英語で意味を表現するとthere is nothing or not much else to say.です。
その他にも同じ意味で以下のように表現することができます。
- That’s it.
- That’s all.
- That’s about all.
- That’s pretty much everything.
- That sums it up.
- There’s nothing more to add.
日常でも使える
他に何か買ってくるものがないか聞かれて…
いや、大体そんなところかな。
返答へのバリエーション
「That’s about it.」への返答は、状況やコンテキストによってさまざまですが、以下にいくつかの一般的な返答例を示します。
賛同や理解を示す場合
- “Got it, thanks for the update.”(了解です、情報提供ありがとうございます)
- “Understood, thank you.”(了解しました、ありがとうございます)
- “Thanks for letting us know.”(教えてくれてありがとう)
質問や確認をしたい場合
- “Before we finish, I have a question about…”(終わる前に、…について質問があります)
- “Could you clarify the point on…?”(…についてのポイントを明確にしてもらえますか?)
- “Just to be sure, are we also covering…?”(念のためですが、…もカバーしていますか?)
次のステップやアクションに移る場合
- “So, what are the next steps?”(では、次のステップは何ですか?)
- “What do we need to do to move forward?”(前に進むために何をする必要がありますか?)
- “I’ll start working on the tasks mentioned. Anything else I should be aware of?”(言及されたタスクに取り掛かります。他に気をつけるべきことはありますか?)
感謝を表す場合
- “Appreciate the comprehensive update.”(詳細な更新情報をありがとうございます)
- “Thanks for wrapping everything up so clearly.”(すべてを明確にまとめてくれてありがとう)
実践的な練習問題
問題: 以下のシチュエーションで「That’s about it.」を使って締めくくる英語表現を考えてみましょう。
- あなたのチームが次のプロジェクトフェーズに必要なリソースをリストアップした後。
- クライアントへのプロダクトデモを終えた後。
解答:
- “We’ve outlined the resources needed for the next phase of our project. That’s about it. Any questions?”「私たちはプロジェクトの次のフェーズに必要なリソースを概説しました。これで以上です。何か質問はありますか?」
- “So, that was the demo of our latest product. That’s about it. Do you have any thoughts or questions?”「それでは、これが私たちの最新製品のデモでした。これで以上です。何か思うところや質問はありますか?」
似た英語表現
“That covers everything.”
それですべてを網羅しました。
例文: “We’ve discussed the budget, timeline, and key milestones. That covers everything.”
和訳: 「予算、タイムライン、主要なマイルストーンについて話し合いました。それで全てを網羅しました。」
解説: このフレーズは、議論された内容や提供された情報が、関連するすべての重要な点をカバーしていることを示す時に使用します。会議やプレゼンテーションの終わりに使って、聞き手に対してこれ以上追加する情報がないことを伝えます。
“We’ve hit all the points.”
私たちはすべてのポイントを押さえました。
例文: “We’ve reviewed the contract details and deadlines. We’ve hit all the points.”
和訳: 「契約の詳細と締め切りを確認しました。私たちはすべてのポイントを押さえました。」
解説: この表現は、議論やレビューが行われた際に、全ての重要な点や項目に触れたことを示すために使われます。全ての必要な情報が提供され、関連するすべての側面が考慮されたことを確認する際に便利です。
“No further details.”
これ以上の詳細はありません。
例文: “The event plan is set, and the guest speakers are confirmed. No further details.”
和訳: 「イベントの計画は決まり、ゲストスピーカーも確定しました。これ以上の詳細はありません。」
解説: このフレーズは、提供された情報が完全であり、追加の説明や詳細が不要であることを伝える場合に使用します。特に計画やアレンジメントが確定した後に、その状況を明確にする際に役立ちます。
関連語彙
Wrap up (終わりにする)
例文: “Let’s wrap up this meeting and move on to the next agenda item.”
和訳: 「それでは、この会議を終わりにして、次の議題に移りましょう。」
解説: 「Wrap up」は、ある活動や会議などを終了させ、次のステップへと進むことを示す表現です。締めくくりとして使われ、次に取り組むべき事項への移行をスムーズに行う際に便利なフレーズです。
Summarize (要約する)
例文: “To summarize, our main focus for next quarter will be on marketing and sales.”
和訳: 「要約すると、来四半期の主な焦点はマーケティングとセールスになります。」
解説: 「Summarize」は、話された内容や議論されたポイントを簡潔にまとめる行為を指します。この動詞は、長い会議や議論の後、重要なポイントを明確に伝えたいときに特に役立ちます。
Conclude (結論づける)
例文: “To conclude, our findings suggest a significant market opportunity.”
和訳: 「結論として、私たちの調査結果は、大きな市場の機会があることを示唆しています。」
解説: 「Conclude」は、議論やプレゼンテーションの最後に来て、そこから得られた結論や結果を示すために使用されます。これは、提供された情報やデータに基づいて、最終的な判断や意見を表す際に用いられる表現です。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。「That’s about it.」を使いこなせば、ビジネスシーンでのコミュニケーションがよりスムーズに、かつプロフェッショナルになります。この記事を参考に、ぜひ日々のビジネス英語に取り入れてみてください。以上が会議で必ず使えるThat’s about itの意味とその使い方でした。それではSee you around!