こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。今日は英会話が短期間でグーンと伸びる人が必ずやっている7つのことについてお話したいと思います。特に英語学習を結構な期間やっているけど、スピーキングにおいてほとんど伸びを感じていない方、また英会話を始めたばかりで、できるだけ短期間でグンと伸ばしたいというような方はぜひこの記事を参考にしてみてください。
ただある程度英語の知識があるレベル(TOEIC450点以上、英検3級以上)を対象にしています。1つでも足りていない項目があれば、今後の課題ポイントだと思ってください。それではまいります。
目次
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1. プライドは捨てている
短期間で英語がグンと伸びる人は英語ができるというプライドを完全に捨ている傾向が強いです。なぜならプライドを捨てることで効率的にインプットとアウトプットができるからです。また実践の場面で英語が話せるようになるまでたくさんの失敗を受け入れないといけないのでそういった余計なプライドを持っているとなかなかうまく上達していかないことを感覚的に知っているからです。
特に今まで学校で英語をよい成績を取っていた方や、ある程度英会話レッスンを受けてきた方、またTOEICですでに高得点をとっているような方は、英語においてある程度成功体験を積んできているのでプライドが邪魔しないように少し注意が必要です。
こう言えばいいのはわかっているけどできないという感覚がしばらく続きます。僕も学校で並以上に頑張ってTOEICでも高得点をとり「結構できるやん」とそう思っていましたが、いざオーストラリアやフィリピンで生活したり働いてみたりして実践では今までの英語が通用せず理由がわからぬまま今までのプライドを捨てきれずミスすることに抵抗感を感じてしまっていました。
つねに用意された教材の中で、英語を話せた感覚になっていたということもありますが、今まで培った自信は実践の場で英語を話し始めたときに徐々に崩壊していきました。どのみち失敗を繰り返す中で気づくことなので今までの「できる」プライドは捨ててゼロから挑戦するような気持ちでどんどんアウトプットに取り組んでいきましょう。
2. 徹底的にアウトプットをしている
僕は学生時代から「いつかはアメリカに行きたいな」と思ってましたから、割と英語の勉強はしてきた方だと思っています。文法もしっかり学びましたし、テストの点も悪くなかった。
でも、大学2年生の時、全日本の遠征でバンクーバーに渡航した際、リスニングもスピーキングも通用せずに、まったくコミュニケーションを取れなかった。ちょっと落ち込んだのを覚えていますね。
授業や教科書と、自分で使う英語は全然、違うなということです。
By 元メジャーリーガーの長谷川滋利
短期間でグンと伸びる人は徹底的にアウトプットをしています。なぜなら英語はスポーツだからです。つまり話すための勉強をすることと話すトレーニングはまったく別物だからです。野球で例えると野球の参考書を読んでいるような状態が「勉強」で実際にバットをふって自主練や試合に出ることが「トレーニング」です。
僕自身それに初めて気づいたのが大学時代に1年ほど留学したときです。留学先で英語をとても上手に話す韓国人女性に出会いました。アメリカ人講師も褒めるほどの英語力で、彼女にどのくらい滞在しているのか聞くとたったの数ヶ月というので信じられずなぜそんなに英語が上手になったのか聞くと彼女はこう答えました。
「勉強をしないことかな」
最初は意味が読み取れませんでしたが、でもあとからアウトプットに徹底的に取り組むうちにハッと気づかされました。話す勉強と話すトレーニングはまったく別ものなんだと。短期間の間に英語が上手になっている人たちの様子を見ていると、やはり話す機会をたくさん作っていることがわかりました。なので時間が許す限り徹底的にアウトプットを行っていきましょう。
3. 間違いながら軌道修正している
短期間でグンと英語が伸びる人は、実践でどんどんトライして軌道修正をしていき間違えることや、不自然な表現はもう気にしないところまでのマインドへ持っていきます。なぜならそれがうまくなる一番の近道であることを知っているからです。
オーストラリアで生活していたころ、韓国人の男性と一緒に住む機会があり、出会ったころの彼は僕のスピーキングレベルと比べると明らかに低かったのですが半年もすれば彼は僕と同じぐらいまでの英語力に成長していました。
なにが起きたのかというと、彼が回りくどい言い回しや間違いへの恥ずかしさを気にすることなく間違えてもいいいから話した後で軌道修正しながらたくさんの人に話しかけてどんどんコミュニケーションをはかっていたからです。
結果、僕より外国人との人脈を作っていましたし、また信頼関係の構築もできていました。彼のような積極性とまでは言いませんが、恥ずかしさや怖さと向き合いながらもコミュニケーションをとることに重きをおきながら、どんどん軌道修正していきましょう。
4. 簡単な英語にブレークダウンしている
短期間でグンと伸びる人に限らずですが、英語がうまくなる人は日本語を直訳しようとせずにできるだけ知っている簡単な英語にブレークダウンして話すよう心がけています。
なぜなら自分の英語力がネイティブ言語である日本語レベルに追いつくのはほぼ無理だとある意味よい諦めを持っているからです。どんな状況でも日本語の訳とピッタリな表現ができる人は正直言ってもう超上級者レベルで、同時通訳ができるレベルの人だと思ってください。
そこまでのレベルにいくには、ある程度短期で流暢性や積極性を上げてから後にあるレベルです。そしてそこへ行き着くまでに相当の語彙力と学習時間そして経験も必要になってきますので、まず短期間で英語を話せるようになるためにはそういった通訳病にかからないようにしましょう。
大事なのは、言葉の本質を掴んで、知っている簡単な単語にブレイクダウンしていくこと。まずはそれを常に心がけることでどんどん話せるようになっていきましょう。そのときによりよい言い回しや間違いに気づけば、軌道修正して改善していけばよいのです。
5. 英語で理解するトレーニングをしている
これも短期間でグンと伸びる人だけでなくコンスタントに伸びていく人は、自分でインプットをする際に英語で理解するトレーニングを必ずしています。つまり英語脳を作るトレーニングをしているということになります。また日本語はあくまでも英語でイメージをするための道具として捉えています。
もちろんある程度英語でイメージできるためにはじめは日本語で理解していく必要があります。
ただその次に英語でイメージできるところまでトレーニングしようとしているか、またしていないかで今後の英語の伸びは変わっていきます。常に日本語で意味を結びつけるところで終わっていては瞬発力や流暢性は飛躍的に上がっていきません。それを越すために日本語で理解した後は英語でイメージできる訓練をしていきましょう。具体的には6の音読練習がその訓練方法にあたります。
6. 1人スピーキングをしている
短期間でグンと伸びる人は、とくに一人スピーキングを意識してやっています。1人スピーキングとは音読練習のことで習慣的に声に出して読むことです。なぜなら流暢性を高めるために、頭ではなく口に覚えさせないといけないことを知っているからです。
スポーツの世界とよく似ているのですが、試合で成果を出すためには自主練をしっかりとやる必要があるのと同じで、英語もレッスンでうまく話せるようになるためには1人スピーキングをやる必要もあるということです。野球界のレジェンド、イチロー選手は過去にこんな名言を残しています。
「練習で100%自分を作らないと打席に立つことは出来ません。自分の形を身に付けておかないと、どん底まで突き落とされます」
by イチロー
このような名言からも練習することがどれほど大事なことかがわかります。英会話もこれと同じで音読練習でしっかりと自分の形作りをしていき実践やレッスンの場でその成果を発揮するのです。
7. これは英語でなんていう?が習慣になっている
これは英語でなんて言ういうのか疑問や好奇心が習慣になっている人は短期間でグンと伸びやすい傾向にあります。なぜなら日本語で言えることを英語でも言えたら間違いなくどんどん伸びていくからです。
英語で話す機会が多い分、どう言えばいいかわからないという場面にたくさん出くわします。そういった疑問を確実に消化していっているかいかないかで、その後の伸びはとても大きく変わってきます。
これは海外にいても日本にいてもまったく関係ありません。僕自身、海外にトータルで9年いましたが、僕と同じぐらい海外にいたのに来た時とほとんど英語力が変わっていない人も何人も見てきています。その差は「これは英語でなんていう?」という意識が常日頃どれだけあるかです。
僕の場合、英会話を始めたころは国内でしたが、まず携帯とパソコンの言語を英語に変え、さらにどこへ行くにも常に辞書は持ち歩いて、気になるものは調べていました。そうやることで必ず語彙力が増え話す引き出しもどんどん増えていきます。一時的でもいいので期間を決めてやるだけでグンと英語力が変わってくることは間違いありません。
最後に
それでは最後に簡単に振り返っておきましょう。
- プライドは捨てている
- 徹底的にアウトプットをしている
- 間違いながら軌道修正している
- 簡単な英語にブレークダウンしている
- 英語で理解するトレーニングをしている
- 1人スピーキングをしている
- これは英語でなんていう?が習慣になっている
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最後まで読んでいただきありがとうございます。以上が、短期間で英語をグンと伸びる人が必ずやっている7つのことでした。それでは、See you around.