こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。ビジネスの場面で何かを「したい」と表現したい時、ただ単に”I want to”と言うだけでは、時には直接的すぎるかもしれません。この記事では、ビジネスシーンでの「したい」というニュアンスを柔らかく、かつ効果的に伝えるための英語表現をいくつか紹介します。それでは一つずつ見ていきましょう。
目次
仮定法の”would”のニュアンスを知ろう
まず、5つの表現を紹介する前に、”would”について触れる必要があります。なぜかというと、この”would”がビジネスで使う「したい」というニュアンス理解のカギを握っています。”would”は”will”の過去形です。過去形には3つの使い方があります。下記の3つを見てみましょう。
- 時間的な距離、つまり過去の話の「〜した」
- 現実的な距離、つまり非現実的な話の「〜だろう」
- 心理的な距離、つまり上司や目上の人への言葉使い
ビジネスシーンで使われる”would”は3つの過去形を使っています。今回紹介するフレーズの5つのうち3つは”would”が使われています。
1. 積極的に伝える”would love to 〜”
”love”「大好きである」を”would”の後ろに持ってくることで、積極性を表して「ぜひ〜したいです。」という意味になります。カジュアルな表現でいうと、”I really want to 〜.”や”Let’s 〜.”に当たります。相手の誘いに同意するときや、丁寧に断るときによく使います。
- 誘いに同意
同僚へ…
仕事の後に一杯でもどうですか?
ぜひ。
※to不定詞の後にくる動詞が明確であれば、省略するのが普通です。
- 誘いを断る
ぜひ行きたいんだけど、参加できないわ。
2. 控えめに”would like to 〜”
“want to 〜”はカジュアルで直接的な希望や願望になりますが、”like to 〜”の直前に”would”をつけることによって、「(できれば)〜したいのですが。」と表現することができます。ちなみに、こちらも誘いを同意するときやその断りを入れるときに使えます。
- 電話で
予約をしたくて…
土曜日にダブルルームを予約したいのですが。
上司に…
3. さらに控えめに”would be glad to 〜”/”hope to 〜”
“I would like to 〜.”よりさらに控えめに伝えるなら”would be glad to 〜”とhope to 〜”を使いましょう。
面接後に…
すぐにお返事いただけるとうれしいです。
お客さんへ…
またお会いできるとうれしいです。
4. 遠回しに”be interested in 〜.”
こちらは、英語をやっていたら一度は聞いたことのフレーズかと思います。実は、こちらは「したい」という遠回しな表現として使うことができます。「〜に興味を持っている」ということは、「したい」ということへつながります。副詞”very”や”very much”をつければ、興味を持っていることを強調されて、「ぜひ〜したいです。」という意味としても使うこともできます。
電話で…
御社の商品をぜひ拝見したいのですが。
5. 熱心さを伝えるI’m keen to…
この技術についてもっと学びたいと熱心に思っています。
- 意味:~を熱心にしたい
- 特に英国英語でよく使われ、何かに対する強い意欲や熱意を表す時に使われます。
似たような表現
I aspire to…
意味:~を切望しています
より強い意志や長期的な目標を示す時に使います。
I am aiming to…
意味:~を目指しています
何かを成し遂げたい時、その目標に向かっていることを示します。
I desire to…
意味:~を望んでいます
‘want’よりも強い願望を表すのに使われることがありますが、ビジネス文脈ではややフォーマルまたは古風な響きがあります。
押さえておきたいポイント
- 文脈を理解する: 表現は文脈によって異なる影響を持つため、相手との関係や状況を考慮して選びましょう。
- 丁寧な表現を使う: 特にビジネス環境では、敬意を表すためにも丁寧な言い回しを心がけましょう。
- 明確さを保つ: 自分の意図や希望を明確に伝え、誤解の余地を減らすよう努めましょう。
「したい」に関連する記事
最後まで読んでいただきありがとうございます。「したい」と一言で言うのではなく、これらの表現を使ってビジネスシーンでのコミュニケーションをより洗練されたものにしましょう。正しい文脈と表現で、より効果的に意思を伝え、成功への道を切り開いてください。以上がビジネスシーンで使える「したい」のフレーズ5選でした。それではSee you around!