こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
「TOEICでは高得点なのに、会話になると言葉が出てこない」
「外資系企業で働き始めたけど、会議で自信を持って話せない」
「海外赴任が決まったけれど、現地スタッフと本当にやっていけるか不安」
「オンライン英会話をやっているのに、思ったほどスピーキングが伸びない」
こうした悩みは、英語初心者だけのものではありません。
むしろ、ある程度英語を勉強してきた人ほど、
「知識はあるのに、実際の場面で使えない」
という壁にぶつかることがあります。
今回は、実際にRYO英会話ジムへ入会された5名の方が、当時どんな英語の悩みを抱えていたのかを紹介します。
5人とも背景は違います。
- フィリピン・マニラへの赴任を控えている
- 外資系企業で上司や会議がすべて英語
- TOEIC900でもスピーキングに自信がない
- TOEIC700でも会話になると英語が出てこない
- TOEFLを勉強し、アメリカでの実習を控えている
それでも共通していたのは、
「勉強してきた英語を、実際のコミュニケーションで使えるようにしたい」
ということでした。
- 1 結論|英語力がある人ほど「知識不足」ではないことが多い
- 2 ケース1|フィリピン留学後でも、海外赴任前に実践英語が必要だった
- 3 海外赴任前の英語学習で優先したいのは「仕事で使う場面」
- 4 ケース2|外資系企業で会議が全部英語。でも話す自信がない
- 5 外資系で英語が怖いと感じるのは珍しくない
- 6 ケース3|TOEIC900でもスピーキングに自信が持てなかった
- 7 TOEIC900なのに英語が話せないのはおかしい?
- 8 瞬間英作文をやっても会話で出てこない理由
- 9 ケース4|TOEIC700・オンライン英会話経験あり。でも英語が出てこない
- 10 オンライン英会話で成長を感じないときに確認したいこと
- 11 ケース5|TOEFLを勉強しても、自然な会話は別の課題だった
- 12 医療・専門職の英語では「専門用語」だけ覚えても足りない
- 13 5人に共通していたのは「知識を使う練習」への不足感
- 14 TOEIC・TOEFL・オンライン英会話だけでは埋まらない部分
- 15 「英語脳」を作るより、反応できる表現を増やす
- 16 英会話の瞬発力を上げる5ステップ
- 17 英語学習歴が長い人ほど「何ができないか」を細かく見る
- 18 外資系・海外赴任で使える英語は「自分の仕事」から作る
- 19 まとめ|TOEIC900でも外資系でも「話せない壁」は残る
結論|英語力がある人ほど「知識不足」ではないことが多い
今回の5人を見ると、英語をまったく勉強していない人はいません。
留学している。
オンライン英会話を受けている。
TOEICで700点、900点を取っている。
TOEFLを勉強している。
外資系企業で実際に英語を使っている。
それでも、
会話の瞬発力・自然な表現・リスニング・発音・話す勇気
といった別の課題が残っています。
つまり、
「英語が話せない=勉強量が足りない」ではない
ということです。
ケース1|フィリピン留学後でも、海外赴任前に実践英語が必要だった
まずはララさんです。
当時、フィリピン・マニラで働くことを予定しており、その前に英語力をさらに実践的なレベルへ上げたいという目的で入会されました。
すでにその年の5月までフィリピンで短期留学を経験し、スピーキングテストでも高いスコアを取っていました。
さらに、別のオンライン英会話も受講していました。
つまり、
「英語初心者だから赴任前に勉強したい」という状態ではありませんでした。
目標は「現地の同僚とスムーズに働ける英語」
ララさんの目標は、
マニラ赴任後、現地の同僚とスムーズにコミュニケーションを取ること
でした。
海外赴任では、英語テストで高得点を取ることより、
- 仕事をお願いする
- 進捗を確認する
- 相手へ質問する
- 自分の考えを説明する
- 雑談をして関係を作る
といったことが必要になります。
留学で英語を学ぶことと、
英語を使って外国人の同僚と一緒に仕事を進めること
は、似ているようで少し違います。
海外赴任前の英語学習で優先したいのは「仕事で使う場面」
海外赴任が決まると、
「もっと単語を覚えないと」
「TOEICを上げないと」
と考えがちです。
もちろん基礎力は必要です。
ただ、赴任までの時間が限られているなら、
実際に現地で起こりそうな場面から逆算する
方が効率的です。
例えば、
- 自己紹介
- 業務説明
- 会議での発言
- 確認・依頼
- 進捗報告
- 現地スタッフとの雑談
です。
「仕事で何を言う必要があるか」を先に洗い出すと、必要な英語も見えやすくなります。
ケース2|外資系企業で会議が全部英語。でも話す自信がない
次はキリコさんです。
英語学習を始めて約1年。
いくつかのオンライン英会話を経験していましたが、なかなか継続できなかったそうです。
その頃、外資系企業で働き始め、
上司とのやり取りや会議が英語中心
という環境に入りました。
そこで、
「もっと自信を持って英語を話せるようになりたい」
という思いが強くなりました。
外資系で働くと「知っている英語」だけでは足りない
外資系企業では、
英語のメールなら時間をかけて書けます。
でも会議では、
「What do you think?」
と突然聞かれることがあります。
そこで必要になるのが、
その場で考えて、その場で英語にする力
です。
キリコさんが当時掲げていた目標も、
- 丁寧な英語表現を使えるようになる
- 瞬時に言葉が出てくるようになる
- 英語を話すことへの抵抗感をなくす
という、実際のコミュニケーションに直結したものでした。
外資系で英語が怖いと感じるのは珍しくない
周りが英語を流暢に話している環境へ入ると、
「間違えたらどうしよう」
「変な英語だと思われたらどうしよう」
と感じることがあります。
すると、
英語力がないから話せないのではなく、話さないからさらに慣れない
という状態になることがあります。
最初から完璧な英文を作ろうとせず、
短くてもまず意見を言う。
言えなかった部分をあとで修正する。
また次の会議で使う。
この繰り返しの方が実践的です。
ケース3|TOEIC900でもスピーキングに自信が持てなかった
イッペイさんは、大学受験でもしっかり英語を勉強し、社会人になったあとも継続的に学習していました。
例えば、
- シャドーイング
- 瞬間英作文
- 洋書
- 資格学習
などです。
そしてTOEICでは900点を取得していました。
それでも、
スピーキングには自信が持てない
という悩みがありました。
TOEIC900なのに英語が話せないのはおかしい?
まったくおかしくありません。
TOEICで高得点を取るために必要な能力と、
突然聞かれた質問へ、自分の考えを即座に英語で返す能力は、
重なる部分はあっても同じではありません。
TOEIC900なら、
語彙。
文法。
リーディング。
リスニング。
といった土台はかなりあります。
だからこそ、
新しい英語をさらに大量に覚えるより、持っている知識を取り出す練習
が必要になる場合があります。
目標は「日本語から英語へ変換する時間」を減らすこと
イッペイさんの目標は、
- 日本語で考えてから英語へ変換する癖を減らす
- レスポンスを速くする
ことでした。
ここで大切なのは、
「頭の中から日本語を完全になくす」
ことではありません。
むしろ、
頻繁に使う英語について、日本語を経由せずにそのまま出せる範囲を増やす
ことです。
瞬間英作文をやっても会話で出てこない理由
瞬間英作文は、英文を作るスピードを上げる練習として便利です。
ただし、
日本語の例文を見る。
英語にする。
正解を確認する。
という練習だけでは、
「自分が今何を言いたいか」をゼロから考える練習
とは少し違います。
実際の会話では、
日本語の問題文が表示されるわけではありません。
相手の話を聞いて、
何を言うか決めて、
それを英語にします。
だから瞬間英作文に加えて、
自分の意見や経験をその場で英語にする練習
も必要になります。
ケース4|TOEIC700・オンライン英会話経験あり。でも英語が出てこない
ミツマサさんは、当時TOEIC700点を取得していました。
以前は別のオンライン英会話も受講していましたが、
思っていたほど成長を実感できず、継続できなかった
そうです。
そこで、アウトプットを重視した英会話スクールを探し、RYO英会話ジムを見つけてくださいました。
目標は「言いたいことが口から出る」状態
ミツマサさんの目標は、
- 言いたいことがスムーズに出てくる
- 英語で話す勇気を持つ
- 積極的に話す姿勢を身につける
ことでした。
当時すでに外資系企業で働いており、今後、社内の責任者と英語で話す機会が増えることも想定していました。
オンライン英会話で成長を感じないときに確認したいこと
オンライン英会話を受けているのに、
「伸びている感じがしない」
という人は少なくありません。
そのときは、
- 毎回どれくらい自分が話しているか
- いつも同じ表現だけ使っていないか
- 間違いを具体的に直してもらっているか
- レッスン後に復習しているか
- 直した表現をもう一度使っているか
を確認してみてください。
「英語を話した時間」だけではなく、
自分の課題が一つでも減ったか
を見る方が重要です。
ケース5|TOEFLを勉強しても、自然な会話は別の課題だった
最後はシュンさんです。
当時、病院で医師として勤務しており、将来的には海外で働くことを目指していました。
その一環としてTOEFLのスコア向上にも継続して取り組んでいました。
さらに、約2か月後にはアメリカでの実習を控えていました。
つまり、
短期間で実践的なコミュニケーション力を伸ばす必要があった
という状況です。
資格英語と実際の会話には違いがある
シュンさんが感じていた課題は、
- 抽象的な内容だけでなく、具体的に説明できるようになる
- 自然な英語表現を増やす
- 単調な英文から抜け出す
- 速い英語のリスニング力を上げる
ことでした。
TOEFLの学習は、海外大学・大学院などで必要になる英語力を測るうえで非常に重要です。
ただ、
試験対策をしているだけで、日常の自然な会話や職場での雑談まで自動的に上達するわけではありません。
目的によって、別の練習を足す必要があります。
医療・専門職の英語では「専門用語」だけ覚えても足りない
医師や研究者、エンジニアなど専門職の方は、
「専門用語を覚えれば英語で仕事ができる」
と思うかもしれません。
でも、実際の職場では、
専門的な説明だけではなく、
- 簡単に説明し直す
- 相手に質問する
- 状況を確認する
- 意見を述べる
- 雑談をする
- 分からないことを聞き返す
といった一般的なコミュニケーション力も必要です。
専門英語+普通の会話力
の両方が必要になります。
5人に共通していたのは「知識を使う練習」への不足感
5人の英語力や目的は違います。
でも、並べてみると共通点があります。
すでに英語を勉強しているのに、リアルタイムの会話に課題を感じていたこと
です。
ララさんは、海外赴任。
キリコさんは、外資系企業。
イッペイさんは、TOEIC900。
ミツマサさんは、TOEIC700+オンライン英会話。
シュンさんは、TOEFL+海外実習。
誰も、
「英語を初めて勉強します」
という人ではありません。
TOEIC・TOEFL・オンライン英会話だけでは埋まらない部分
資格学習もオンライン英会話も、もちろん意味があります。
ただ、それぞれ鍛えやすい力が違います。
TOEICなら語彙・読解・リスニング。
TOEFLならアカデミックな4技能。
オンライン英会話なら発話量。
それぞれ強みがあります。
そのうえで、
仕事の会議で瞬時に返す力
自分の考えを自然に説明する力
間違えながらでも会話を続ける力
は、別途意識して鍛える必要があります。
「英語脳」を作るより、反応できる表現を増やす
今回の相談には、
「日本語で考える癖をなくしたい」
「英語を瞬時に理解したい」
という悩みもありました。
いわゆる「英語脳」という言葉で説明されることもあります。
ただ、僕は、
日本語を完全に排除することを目標にしなくていい
と思っています。
それより、
よく使う英語について、
意味を理解してすぐ返せる。
よく使う質問にはすぐ答えられる。
会議で必要なフレーズが自然に出る。
そういう範囲を少しずつ増やす方が現実的です。
英会話の瞬発力を上げる5ステップ
僕なら、実践力を高めるために次の流れを使います。
- まず自分の英語で話す
- 言えなかった部分を特定する
- 自然でシンプルな英語へ修正する
- 修正した英語を声に出す
- もう一度、自分の言葉として話す
つまり、
発話 → 見える化 → 修正 → 音読 → 再アウトプット
です。
大切なのは、
一度間違えた英語を、
「次は言える英語」に変えて終わること
です。
英語学習歴が長い人ほど「何ができないか」を細かく見る
英語初心者なら、
単語。
基本文法。
簡単な会話。
という大きな課題があります。
でも英語力が上がってくると、
「もっと英語を勉強する」
だけでは改善点が見えにくくなります。
その場合、
- 会議で意見を言えない
- 突然質問されると止まる
- 文章なら理解できるのに、音だと遅れる
- 自然な言い換えができない
- 同じ簡単な表現ばかり使う
- 話すこと自体に怖さがある
というところまで細分化します。
弱点が具体的になるほど、トレーニングも具体的になります。
外資系・海外赴任で使える英語は「自分の仕事」から作る
もし仕事で英語が必要なら、
一般的なビジネス英会話教材だけではなく、
自分が実際に仕事で使う内容
を練習材料にすると効率が上がります。
例えば、
自分の仕事内容を説明する。
進捗を報告する。
会議で意見を言う。
反対する。
依頼する。
期限を調整する。
こうしたことを、自分の業務内容に合わせて英語にします。
そうすると、
レッスンで練習した英語を、そのまま翌日の仕事で使える
可能性が高くなります。
まとめ|TOEIC900でも外資系でも「話せない壁」は残る
今回紹介した5名は、それぞれ異なる環境にいました。
- ララさん:フィリピン留学後、マニラ赴任へ向けて実践力を強化
- キリコさん:外資系企業で英語会議に対応するため、瞬発力と自信を強化
- イッペイさん:TOEIC900でも残ったスピーキングの壁を克服
- ミツマサさん:TOEIC700・オンライン英会話経験後も残ったアウトプット不足を改善
- シュンさん:TOEFL学習と海外実習に加え、自然な会話力を強化
この5人から分かるのは、
資格、留学、オンライン英会話、外資系勤務のどれか一つを経験すれば、自動的に英語が自由に話せるようになるわけではない
ということです。
逆に言えば、
すでにTOEIC700や900を持っている人。
オンライン英会話を続けている人。
外資系で働いている人。
海外赴任をしている人。
そういう人は、ゼロからやり直す必要はありません。
今持っている英語を、実践で取り出す練習へ変えていけばいい。
もし英語学習を長く続けているのに伸び悩んでいるなら、
「もっと勉強しないと」
と考える前に、
「自分は具体的に、どんな場面で英語が出てこないのか?」
を一度整理してみてください。
そこに、次に伸ばすべき英語力が隠れていることがあります。
※この記事は、実際にRYO英会話ジムへ入会された生徒さんの当時の学習状況・目標・体験レッスンでの相談内容をもとに、個人が特定されない範囲で再構成しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。それでは、See you around!































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