こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。今日は海外にいながら確定申告って可能なの?【ノマド生活に憧れてるあなたへ】についてお話します。今回は特に自分で事業をされているもしくはする予定であるいわゆる個人事業主または法人化している方に限定しています。
もちろん海外で駐在勤務しながら(日本在住の日本人対象の)副業である程度収入がある方も含まれますね。確定申告をする際はわざわざ日本に帰国して郵送したり市役所へ出向かないといけないのでしょうか。できれば自分が好きなときに日本に帰国したいものですよね。コロナの影響もあって、どんどんオンライン化が進む昨今だからこそ海外生活やノマド生活を考えられている方に向けてお届けします。この記事を読めば、より行動の幅が広がるきっかけになるかもしれません。それではまいりましょう。
目次
対象
- 日本に拠点も持ちながら海外での生活を考えている方
- 個人事業主の方
- 法人化している方
そもそも確定申告とは?
簡単にいえば、事業で得た売り上げに対しての納税手続きですね。期限は毎年2月16日~3月15日までの1か月間が原則ですが、コロナのような災害があった際は1ヶ月ほど期限が延長されたりしましたね。これには所得税や住民税、消費税のことを言いますね。さらに確定申告をすることで国民健康保険の支払い額も調整されることになります。
海外にいながら確定申告をする際に必要なこと3つ
1. 海外転出届をしないこと
まず一つ目が海外転出届をしないことです。海外転出届は海外で生活する(海外勤務や留学含む)際に、最寄りの市役所に行って日本での住民票を抜く(除票)ことですが、海外生活をするからといって必ずしも海外転出届を出す必要はありません。なぜなら条件として1年未満の滞在であれば海外提出届を出す必要がありません。つまり1年以上日本に住まれていない場合は非居住者対象となるわけです。だからまずは海外転出届を出さずに海外に行くようにしてください。
ここでなぜ海外転出届のお話をしているのかというと、海外転出届を出した場合、当然住民票が日本にはないので、国内源泉所得(貸家や不動産所有など)を除いては確定申告をする義務がなくなってしまいます。確定申告する必要ないなら海外転出届を出さなくてよいじゃん!と思う方もいるかもしれませんが、ここは落とし穴です。なぜなら除票した場合、国民健康保険は自動的に使えなくなりますし、また国民年金の支払いは任意となり、義務ではなくなってしまいます。さらには次にお伝えする確定申告に必要なマイナンバーももちろん付与されません。ちなみに国民健康保険は海外でも使えるので、加入しておいてやはり損はないです。
だから日本ベースの事業をしている場合で、1年のうち半年以上は海外生活を考えている方は、海外転出届をしないことです。僕自身も1年の内、半年は海外にいながらオンラインスクールや海外留学事業の運営をしています。詳しくはRYO英会話ってなに?よりご覧ください。
2. マイナンバーカードを取得しておくこと
次はマイナンバーカード(個人番号)を取得しておくことです。マイナンバーがあることで初めて海外にいながら確定申告をオンライン上でできるようになります。なのでマイナンバーがないとそもそも海外で確定申告はできなくなってしまいます。出国される前に必ずマイナンバーカードを取得しておきましょう。
3. 会計ソフトfreeeのスタータープランに加入しておくこと
最後は会計ソフトfreeeのスタータープランに加入しておくことです。確定申告をする場合、スタータープランで十分です。他にも会計ソフトはありますが、個人的にはfreeeが一番お勧めです。ちなみに国税庁のe-taxサイトや確定申告作成コーナーがありますが、正直言うとサイトの操作が難しくて僕自身は断念してしまいました。一方でfreeeは、操作がとても簡単で基本的にこのソフトがあれば、このソフト内(外部サイトへの移動含む)で確定申告の作業から納税処理までがすべて完結する神ソフトです。
事業や海外現地でよく利用するキャッシュカードやクレジットカードを登録して同期すれば、明細を自動で読み込んでもらえるので、売り上げや所得、経費などを計算するのもラクラクです。確定申告をする際はPC(マックにも対応)からはもちろんスマホからでもできます。ただしスマホの場合はiphoneだとiphone7以降になります。andoroidのバージョンやその他の詳しい内容については会計freeeのサイトで紹介している2021年スマホで確定申告。やり方、注意点などまとめをご覧になってみてください。
ちなみに日本にいても、わざわざ郵送したり市役所に行く必要がないのでとても効率的で便利ですね。一気に無駄な時間を削減できます。確定申告をする上で最初はいろいろとわからない専門用語など飛び交っていますが、作業自体慣れてくればかなり簡単です。
まとめ
スマホをマイナンバーにかざすだけで確定申告の書類提出が終わった瞬間を目の当たりにすると感動です。日本を拠点にしながら、海外で生活する予定がある方、海外での撮影が頻繁にある方、またすでに海外生活をしているけど、確定申告の際にわざわざ日本に帰国するのは面倒という方は是非会計ソフトでの電子申告を検討してみてください。きっとさらに自由な世界が広がります。
海外生活に関連する記事
最後まで読んでいただきありがとうございます。以上が海外にいながら確定申告って可能なの?でした。それではSee you around!