こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。今日は初心者がよく間違える”because of”と”because”の違いとその使い方についてお話します。特に初心者の方はこの2つを使い分けられていないことが多いのでしっかりと理解して正しく使えるようになりましょう。この記事を読めば文法力がさらにアップするかと思います。それではまいりましょう。
目次
「Because」と「Because of」の違い
Because
原因や理由を説明する際に使われます。主に文の中で、主語と動詞が伴う完全な節を導きます。
例: 「I study hard because I want to succeed.」(成功したいから一生懸命勉強している。)
Because of
原因や理由を指すが、名詞句や動名詞を伴って使われます。
例: 「I study hard because of my ambition to succeed.」(成功への野望があるため、一生懸命勉強している。)
例:「Because of having limited resources, the team had to be very creative in their approach.」(限られたリソースを持っていたため、チームはそのアプローチにおいて非常に創造的でなければならなかった。)
例文
becauseの場合は直後にsvが、つまり主語と動詞がきます。品詞でいうと接続詞にあたります。一方でbecause ofの場合は2つの単語が前置詞となって直後に文ではなく名詞を置きます。この違いを混同しているとbecauseの後に名詞をおいたりすることがよくあります。さっそくですがbecauseとbecause ofそれぞれで同じ意味の例文を用意したのでみてみましょう。
今日出社の時間に遅れたことを話していて…
雨が降ったから遅れたんだ。
雨が理由で遅れたんだ。
彼氏に…
あなたに会ったおかげで私は幸せよ。
あなたのおかげで私は幸せよ。
- Because: 「I didn’t go to the party because I was sick.」(病気だったのでパーティーに行かなかった。)
- Because of: 「The game was postponed because of the rain.」(雨のためにゲームは延期された。)
- Because vs Because of: 「She smiled because she was happy.」 vs 「She smiled because of happiness.」(彼女は幸せだったから笑った。 vs 幸せのために彼女は笑った。)
いかがでしたでしょうか。becauseの直後に注目すると文(主語と動詞)がきているのがわかりますね。またbecause ofの場合はrainやyouなど名詞がきています。なので例えばbecause youとは言えないですし、またbecause of I met youとも言えないということになります。
becauseとbecause ofの位置
becauseとbecause ofの位置についてはメインの文の前後に置くことができます。ただし文頭に持って来る場合、文面ではコンマを入れることを忘れないようにしましょう。では以下例文をみてみましょう。
because ofの場合…
君のせいで試験に落ちたんだ。
becauseの場合…
速く働いたので、早く終わりました。
会話ではbecause + 文を返答に使える
彼氏と喧嘩したから。
becauseは通常メインの文があってその後に理由を付け加える形で使われるのが文法的には正しいのですが、例文のように会話ではbecauseから始める形で使われることが多いです。
似た表現
これらの表現を理解し、適切に使い分けることで、より精確で洗練された英語表現が可能になります。特に「due to」と「owing to」は、公式な文書やビジネスシーンで好まれる傾向があります。一方で、「as a result of」は、結果に焦点を当てたい時に有効です。これらの表現を活用し、あなたの英語力をさらに磨いていきましょう。
関連する語彙
Consequently
結果として
- 「He was late, consequently, he missed the meeting.」
- (彼は遅れたため、会議に間に合わなかった。)
Therefore
それ故に
- 「It was raining, therefore, I took an umbrella.」
- (雨が降っていたので、私は傘を持っていった。)
押さえておきたいポイント
- 「Because」は理由を説明する完全な節を導く。
- 「Because of」は名詞句や動名詞を伴い、理由を示す。
- 文脈に応じて、似た意味の表現(due to, owing to, as a result of)も適切に使い分けましょう。
becauseに関連する記事
最後まで読んでいただきありがとうございます。「Because」と「Because of」の違いを理解し、正しく使い分けることは、より自然な英語表現への第一歩です。日常会話だけでなく、ビジネスシーンでも役立つこれらの表現をぜひマスターしてください。以上が初心者がよく間違える”because of”と”because”の違いとその使い方でした。それではSee you around!
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