こんにちは、RYO英会話ジムです!
今回は、ビジネスの世界でよく使われる「cut-throat」の意味と使い方を、わかりやすく解説します。
✅ 「cut-throat」の意味:
非常に激しい・容赦のない(競争など)
✅ すぐ使える例文:
This industry is cut-throat.
(この業界は本当に競争が激しい。)
シンプルですが、プロの現場やビジネス会話でよく登場する表現です。
ではここから、「cut-throat」の意味や由来、さらに使いこなすための例文を深掘りしていきましょう!
💡ちなみに、「cut-throat(競争が激しい)」な状況を勝ち抜いて、一歩リードしている状態を表す英語表現も知っていますか?
そんなときにぴったりなのがこちらの記事👇
▶︎ ビジネス英会話で差をつける!「ahead of the pack」の使い方
「cut-throat」で語れる競争の厳しさ ×「ahead of the pack」で語れる優位性
この2つをセットで覚えておくと、表現力がグッと広がります!
「cut-throat」=喉が切れる?意味不明すぎてパニックになった失敗談
実は昔、僕も「cut-throat」という単語に初めて出会ったとき、文字通りの意味で受け取ってしまい、完全に混乱したことがあります。
ビジネス系のポッドキャストを聞いていたときに、
“It’s a cut-throat market.”
というフレーズが出てきたんですが、
当時の僕は、
「えっ……“喉が切れる市場”?なにそれ怖すぎない…?」
と、完全にホラーなイメージをしてしまって(笑)
それが「競争が激しい」とか「非情な市場」という比喩的な表現だと気づくまでに時間がかかりました。
これ以来、「英語には直訳しちゃダメな表現がたくさんあるんだな」と痛感。
同時に、「ネイティブが何気なく使う表現ほど、イディオムや比喩表現が多い」と実感するようになりました。
だからこそ今は、「cut-throat」を見た瞬間に「喉じゃない!競争だ!」と脳内で変換できるようになっています(笑)
こういう失敗があるからこそ、表現が定着していくんですよね。
📩 英語を話せるようになる第一歩として、リョウが無料で学習相談を実施中です。
発言内容の見える化や添削で、あなたの課題を明確にし、次の一歩を一緒に見つけましょう。
「cut-throat」の意味と使い方を詳しく解説
1. 「cut-throat」の基本の意味
「cut-throat」は、形容詞として使われることが多く、意味は以下の通りです。
容赦のない・非常に厳しい・競争が激しい
この表現は、特にビジネスやスポーツ、政治などの分野でよく使われます。相手に対して手加減せず、勝つためにはどんな手段もいとわないような非情で激しい競争状態を指します。
たとえば、「cut-throat competition(容赦ない競争)」「cut-throat business(非常に競争の激しい業界)」という形でよく見かけます。
2. 文法的な使い方
「cut-throat」は、形容詞として名詞の前に置いて使います。
✅ 正しい使い方の例:
- cut-throat industry(容赦のない業界)
- cut-throat tactics(非情な戦略)
× 間違いやすい使い方(名詞として単独で使ってしまう)
- × He is a cut-throat.(※場合によっては使われますが、やや古めの表現)
3. よく使われるフレーズ
- cut-throat competition(熾烈な競争)
- cut-throat market(競争の激しい市場)
- cut-throat tactics(手段を選ばない戦術)
- cut-throat pricing(赤字覚悟の価格設定)
これらはビジネス英語では特に頻出です。競合に勝つための厳しい環境や戦略を表すのにピッタリの表現です。
4. 発音のポイント
cut-throat は、ハイフン付きの複合語なので、リズムが少し特殊です。
- 【発音記号】:/ˈkʌtˌθroʊt/(カッ・スロウト)
- 「cut」と「throat」の間は、やや切るように区切って発音するのがポイントです。
初心者は「cut」と「throat」を別々に練習してからつなげると◎
シーン別会話例と自然に使うコツ
① ビジネスの現場で:競争の激しい業界にて
A: So, how’s it going at your new job in the tech industry?
(それで、新しい職場、テック業界はどう?)
B: Honestly, it’s pretty cut-throat. Everyone’s trying to outdo each other every day.
(正直、かなり競争が激しいよ。毎日、みんなが互いに出し抜こうとしてる。)
A: Sounds intense! Make sure you take care of yourself too.
(すごく大変そうだね!自分のことも大事にね。)
👉 コツ:
業界や職場が競争社会であることを表すとき、「It’s cut-throat.」「The environment is cut-throat.」と形容詞的にサラッと入れると自然。
② 就職・転職活動で:競争率の高いポジション
A: Did you hear back from the job at that global consulting firm?
(あの外資系コンサルから連絡きた?)
B: Not yet. But I heard it’s a cut-throat selection process—only a few make it to the final round.
(まだ。でも、かなり厳しい選考プロセスらしいよ。最終選考に残れるのはほんの一握りだって。)
A: Wow. Hope you make it through. You’ve got what it takes!
(うわ〜。受かるといいね。君ならきっと大丈夫!)
👉 コツ:
面接や就活など「選ばれることが難しい状況」にもcut-throatはぴったり。「cut-throat process」「cut-throat competition」を使うと伝わりやすい。
③ スタートアップ・起業家同士の会話
A: How’s your new startup doing in such a competitive market?
(競争の激しい市場で、君のスタートアップはどう?)
B: It’s tough. The cut-throat pricing strategies from bigger players make it hard for small companies like us.
(厳しいよ。大手の価格競争が激しすぎて、僕らみたいな小規模企業にはかなりきつい。)
A: I get it. Staying lean and innovative is key, huh?
(わかるよ。無駄を省いて、イノベーションで勝負するしかないね。)
👉 コツ:
価格競争・市場争いなどの戦略面でも使いやすい。特に「cut-throat pricing」や「cut-throat tactics」は、具体的な行動や影響を表すときに使うと◎。
音声を聞いて練習しよう
この業界は本当に競争が激しいです。競争力を持ち、先を行くために何でもやる覚悟が必要です。
その企業は新製品の立ち上げのために容赦ないマーケティングキャンペーンを展開しています。彼らは競合他社を圧倒するために全力を尽くしています。
彼は容赦のないビジネスマンとして知られています。彼は自分の目標を達成するためには手段を選ばないことをためらいません。
ロールプレイ
Person A: “Welcome to the team! I hope you’re ready; it’s a cut-throat world out here. Only the best of the best survive.”
Person B: “Thank you! I’m aware of the competition. I’ve prepared myself to not just survive but thrive. Any tips on navigating these waters?”
Person A: “Absolutely. Always stay one step ahead of your competition. Innovate, don’t just work hard—work smart. And remember, in a cut-throat environment, allies are valuable. Make connections that count.”
Person B: “Got it. Innovate, work smart, and build strategic relationships. I’m here to make a mark, not just to compete. Thanks for the heads-up!”
和訳
A: 「チームへようこそ!準備はいいか?ここは非情の世界だ。最高の中の最高だけが生き残る。」
B: 「ありがとうございます!競争の厳しさは承知しています。ただ生き残るだけでなく、成功するための準備をしてきました。この環境を生き抜くコツはありますか?」
A: 「もちろんだ。競争相手より常に一歩先を行け。イノベーションを起こし、ただ一生懸命働くのではなく、賢く働け。そして、非情な環境では、同盟者が価値ある資源になる。大切なつながりを築け。」
B: 「了解しました。イノベートし、賢く働き、戦略的な関係を構築する。ここには競争するためではなく、印を残すために来ました。アドバイスありがとうございます!」
音声
実践で間違えて、気づいて、伸びていく──だからアウトプットが欠かせない
「cut-throat」のような英語表現は、知識として知っていても、いざ使うとなると口から出てこない…という悩みを多くの学習者が抱えています。
RYO英会話ジムでは、そんな壁を乗り越えるために、実践アウトプット→間違い→フィードバック→改善のサイクルを徹底しています。
実際に受講された方からは、
「間違えるのが前提、という空気のおかげで発言が怖くなくなった」
「“話せるつもり”から、“自信をもって伝えられる”に変わった」
「発言内容を見える化・添削してもらえるので、自分でも成長を実感できた」
という声をたくさんいただいています。
完璧に話すことより、まず“使ってみる”こと。
その大切さに気づいたとき、英語力は一気に伸びていきます。
📌 無料体験レッスンはこちら(別タブで開きます)
👉 無料体験レッスンに申し込む
▼ 他の受講生のリアルな声もチェックしたい方は
👉 受講生の声・成果事例を見る
「cut-throat」に似た英語表現・関連語彙まとめ
1. ruthless(容赦のない・冷酷な)
意味:他人の気持ちや影響を気にせず、目的のためには手段を選ばないこと。
例文:
The CEO is known for his ruthless business decisions.
(そのCEOは容赦のない経営判断で知られている。)
👉 人物や行動に対して使われることが多く、「cut-throat」よりも個人の冷酷さを強調するニュアンス。
2. dog-eat-dog(弱肉強食・サバイバル社会)
意味:自分の利益のためなら他人を犠牲にしても構わないような、激しい競争社会。
例文:
It’s a dog-eat-dog world in the startup scene.
(スタートアップ業界は弱肉強食の世界だ。)
👉 「cut-throat」よりもやや比喩的・ことわざ的な表現で、社会全体の構造や風潮に対して使われます。
3. fierce(激しい・猛烈な)
意味:強くて激しい競争や感情を表す一般的な形容詞。
例文:
There is fierce competition for that position.
(そのポジションをめぐる激しい競争がある。)
👉 幅広い場面で使える便利な単語。「cut-throat」ほどネガティブなニュアンスはないので、フォーマルな会話にも◎。
4. survival of the fittest(適者生存)
意味:最も適応力のある者だけが生き残るという考え方。進化論由来だが、ビジネスでも使用される。
例文:
In this economy, it’s truly survival of the fittest.
(この経済状況では、まさに適者生存の世界だ。)
👉 「cut-throat」と併用されることも多く、競争の厳しさや生き残る難しさを強調したいときに最適。
5. zero-sum game(ゼロサムゲーム)
意味:誰かが得をすれば、誰かが必ず損をする状況。ビジネスや交渉の文脈で使われる。
例文:
Negotiating with them felt like a zero-sum game.
(彼らとの交渉は、まるでゼロサムゲームのようだった。)
👉 「cut-throat」とは異なり、**結果の構造(損得の関係)**にフォーカスした表現です。
6. merciless(無慈悲な・情け容赦ない)
例文:
She gave him a merciless critique of his presentation.
(彼女は彼のプレゼンに容赦ない批評をした。)
👉 「ruthless」と似ていますが、感情的な冷たさや厳しさに焦点を当てる場合に使われます。
まとめ
「cut-throat」は特にビジネスシーンでよく使われますが、ニュアンスや視点を少し変えるだけで、他にも多くの言い換え表現が可能です。
場面に応じて、
- 「ruthless」で個人の冷酷さを強調したり、
- 「dog-eat-dog」で社会構造を語ったり、
- 「fierce」で中立的に状況を説明したり
することで、英語表現の幅をグッと広げることができます。
よくあるNG表現パターン(日本人がやりがちな間違い)
❌ 1. 「cut-throat」を動詞として使ってしまう
× I cut-throated my competitor in the meeting.
(ミーティングで競合を“カットスロートした”…??)
👉解説:
「cut-throat」は形容詞または名詞として使います。
動詞として使うのは誤用です(辞書にも動詞の用法は基本ありません)。
「打ち負かす」や「圧倒する」と言いたい場合は:
✅ I outperformed my competitor.
✅ I defeated my rival in the meeting.
などが自然です。
❌ 2. 「cut-throat」を直訳的に「喉を切る」と理解してしまう
× The cut-throat means cutting someone’s throat, right?
(カットスロートって喉を切るって意味でしょ?)
👉解説:
この表現は**比喩表現(metaphor)**で、「容赦のない・競争が非常に激しい」状態を意味します。
直訳に引っ張られると、怖い意味に勘違いしがちなので注意!
✅ 正しくは:
This market is cut-throat.
(この市場は競争が激しい。)
❌ 3. 穏やかな場面で使ってしまう(ニュアンスミスマッチ)
× My group project was kind of cut-throat.
(学校のグループ課題がカットスロートだった…??)
👉解説:
「cut-throat」はビジネスや政治、スポーツなど“本気の競争環境”で使うのが自然。
日常的なちょっとした争いや軽いプレッシャーには強すぎる表現になってしまいます。
✅ より自然な言い方:
The project was competitive.
(そのプロジェクトは競争的だった。)
❌ 4. “cutthroat”と表記ミス(スペース・ハイフンの混乱)
× cutthroat(←完全につなげて書いてしまう)
× cut throat(←スペースを空けすぎる)
👉解説:
辞書や文脈によって表記揺れがありますが、形容詞で使うときは一般的に**cut-throat(ハイフンあり)**が正解です。
特に英作文やスライドで表記ミスすると、意味が通じにくくなるので注意!
❌ 5. 「残酷な人」として使うときの誤解
× He is a cut-throat.
(彼は“喉を切る人”?)
👉解説:
昔は「cut-throat」を名詞として「無慈悲な人」という意味で使うこともありましたが、現代英語ではかなり古臭く響きます。
人物に対して使うときは、形容詞を使って:
✅ He is a cut-throat businessman.
(彼は容赦のないビジネスマンだ。)
のように名詞の前で使うのが自然です。
まとめ
「cut-throat」は強めの表現だからこそ、場面・文法・ニュアンスを間違えると不自然または危険な印象になることがあります。
- 動詞として使わない
- 穏やかな場面では避ける
- 直訳を避ける
- 表記(ハイフン)に注意
これらのポイントを意識すれば、プロっぽく自然に使いこなせます!
✅ cut-throat関連表現クイズ(実践編)
【Q1】
次の英文の空欄に最も自然に入る表現はどれ?
The job market for new graduates is extremely ________ this year.
A. generous
B. cut-throat
C. careless
D. peaceful
👉 新卒向けの就職市場が「容赦ない、競争が激しい」という意味なので「cut-throat」が最適。Aは「寛大な」、Cは「不注意な」、Dは「平和な」で意味が合いません。
【Q2】
「彼は手段を選ばないビジネスマンだ。」この意味に最も近い英文は?
A. He is a generous businessman.
B. He is a ruthless businessman.
C. He is a humble businessman.
D. He is a fair businessman.
👉 ruthlessは「無慈悲な・容赦のない」の意味で、cut-throatと似たニュアンス。目的のためには手段を選ばない姿勢を表すのにぴったり。
【Q3】
「dog-eat-dog」の意味として正しいものは?
A. 互いに助け合う環境
B. 競争がなく、平和な社会
C. 自分の利益のために他者を犠牲にするような競争社会
D. 動物が仲良くすること
👉 「dog-eat-dog」は弱肉強食、サバイバルのような非情な社会構造を表す表現。似た表現に「cut-throat world」もあります。
【Q4】
次の中で、cut-throatの使い方として正しいものはどれ?
A. He cut-throated the opponent.
B. It was a cut-throat competition.
C. I’m going to cut-throat my coworker.
D. I love cut throating at work.
👉 「cut-throat」は形容詞なので、「cut-throat competition」のように名詞の前につけて使うのが正解。A・C・Dのように動詞的に使うのは誤用です。
【Q5】
「生き残るには強くなければならない」という考え方に近い表現は?
A. survival of the fittest
B. peace and harmony
C. level playing field
D. in the long run
👉 「survival of the fittest(適者生存)」は、最も適応できる者だけが生き残るという考えで、ビジネスや競争社会を語るときによく使われます。
よくある質問(FAQ)
- 「cut-throat」の意味は何ですか?
→「容赦のない」「非常に競争が激しい」という意味の形容詞です。主にビジネスや競技の場面で使われます。 - 「cut-throat」はどんな場面で使いますか?
→競争が激しく、成功するためには他者を出し抜くような状況で使います。例:「cut-throat industry」「cut-throat competition」。 - 「cut-throat」は動詞として使えますか?
→いいえ、基本的に形容詞または名詞として使われます。動詞的に「cut-throated」などと使うのは誤用です。 - 「cut-throat」と似た意味の英語表現はありますか?
→はい、以下のような表現があります:
– ruthless(容赦ない)
– dog-eat-dog(弱肉強食)
– fierce(激しい)
– survival of the fittest(適者生存) - 「cut-throat」の使い方で注意することは?
→カジュアルな場面や穏やかな内容には強すぎることがあるので注意が必要です。また、直訳で「喉を切る」と誤解しないようにしましょう。 - スペルやハイフンの使い方にルールはありますか?
→形容詞として使う場合は「cut-throat」とハイフン付きが一般的です。スペルミスや「cutthroat」と続けて書かないよう注意。 - 日常会話でも使えますか?
→やや強い表現のため、フォーマルな会話やビジネスシーンでの使用が中心です。日常会話では「competitive」などの表現が無難です。
まとめ
「cut-throat」は、ビジネスや競争の厳しい環境を表すときに非常に便利な表現です。ただし、強いニュアンスを持つため、使う場面や文法には注意が必要です。
今回の記事では、cut-throatの意味や使い方に加え、似た表現、会話例、NGパターンなども紹介しました。知識として覚えるだけでなく、実際に声に出して使ってみることで、表現力がさらに深まっていきます。
🎯 実際にアウトプットしてみたい方は▶︎ RYO英会話ジムの無料体験レッスンで、「知ってる英語を、使える英語に」変えていきましょう!
英語は間違えてこそ伸びる。あなたのアウトプットを、僕たちが全力でサポートします。
コメントを残す