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「get to」と「go to」の基本的な違い
英語で「get to」と「go to」を使うとき、意味が少し異なります。ここでは、それぞれの意味と使い方の違いをわかりやすく説明しますね。
「get to」の意味
- 何かをする機会がある
- 「get to」は、特別な機会や権利が与えられるときに使います。たとえば、あるイベントに参加する機会がある時や、特別な仕事をするチャンスがある時に使います。
- 例: I get to attend a conference next week.
(来週、会議に参加する機会がある。)
- 到達する、または到着する
- 「get to」は、目的地に到達するという意味でも使われます。この場合、物理的にその場所に到着することを指します。
- 例: We finally got to the beach after a long drive.
(長い運転の後、ようやくビーチに到着した。)
「go to」の意味
- 物理的に移動する
- 「go to」は、ある場所に向かって移動するという意味です。移動そのものに焦点を当てています。
- 例: I’m going to the library.
(図書館に行く。)
- 特定の場所に向かう
- 「go to」は、特定の場所やイベントに向かう時にも使います。どこに行くのか、どこに向かうのかを示します。
- 例: She went to a wedding last weekend.
(彼女は先週末に結婚式に行った。)
このように、「get to」は機会や到達することを含む場合に使い、「go to」は物理的な移動や特定の場所への移動に使います。それぞれの使い方を覚えて、適切に使い分けてみてくださいね。
“go”と”get to”のコアイメージ
- “go”は「出発から到着まで」の動作
- “get to”は「到着」の動作
核心をつくとこのような違いがありますが、これだけではイメージしくにいと思うので具体的にどういった場面で使えるのか見ていきましょう。その際にこれらのコアイメージをもう一度思い出しながら違いを確認してみてください。
音声付き例文
1. ある場所から特定の場所へ行くとき
友人とカフェで…
昨日京都に行ったんだ。
このように自宅から京都までの移動全体を指すときに使われます。
2. 去るとき
友人と会う予定で…
7時にそのレストランに行こう。
このように”go”には「出発」の動きにフォーカスして使われるケースもよくあり動詞”leave”と置き換えが可能です。
3. 交通手段について話すとき
同僚に…
どうやって職場までいきますか?
車で行きます。
このようにどの交通手段を利用して行くのかを話すときにも使われます。
1. 到着するとき
どちらが先に到着するか聞かれて…
コアイメージの通り到着の動作に焦点を当てたい場合に使われており、話題の中心が「誰が先に着くのか」なので「到着」にフォーカスしたニュアンスがない”go”を使うと不自然になってしまいます。
2. 着くまでにいくらかの労力が伴うとき
道で外国人から…
金閣寺までどうやって行きますか?
※直訳では「金閣寺までどうやって到着しますか?」ですが意訳してます。
このように到着するまでにいくらかの労力がかかる(マップを見たり、人に聞いたり、調べたりなど)場合は、”get to”が使われます。代わりに”go to”を使うこともできますが、先ほど紹介したように交通手段(バス、電車など)の話にフォーカスが当てられます。
“get to home”は間違い?
“get home”や”get there”のように”home”「家に」と”there”「そこへ」にはすでに前置詞toのニュアンスが含まれている(副詞)ので”to”をつける必要はありません。また”go to”にも同じことが言えます。
まとめ
「get to」と「go to」の使い分けを再確認してみましょう。それぞれの使い方をしっかり理解して、自然に使いこなせるようになりましょう。
「get to」と「go to」の使い分け
- 「get to」の使い方
- 機会や権利を得る場合: 特別な機会や権利を持っているときに使います。何かをするチャンスがあることを強調する際に用います。
- 例: I get to attend the conference next week.
(来週、会議に参加する機会がある。)
- 例: I get to attend the conference next week.
- 到達する、到着する場合: 目的地に到達することを指す際にも使います。
- 例: We finally got to the hotel.
(ついにホテルに到着した。)
- 例: We finally got to the hotel.
- 機会や権利を得る場合: 特別な機会や権利を持っているときに使います。何かをするチャンスがあることを強調する際に用います。
- 「go to」の使い方
- 物理的に移動する場合: ある場所に向かって移動することを表す際に使います。
- 例: I’m going to the store.
(店に行く。)
- 例: I’m going to the store.
- 特定の場所やイベントに向かう場合: 特定の場所やイベントに行く際にも使います。
- 例: She went to the concert last night.
(彼女は昨夜コンサートに行った。)
- 例: She went to the concert last night.
- 物理的に移動する場合: ある場所に向かって移動することを表す際に使います。
使い分けのポイント
- 「get to」: 特別な機会や権利を得る、または目的地に到達する場合に使います。
- 「go to」: 物理的な移動や特定の場所への移動を示す場合に使います。
このように、それぞれの使い方を理解して、文脈に応じて適切に使い分けることが大切です。実際の会話や文章で意識して使うことで、より自然に表現できるようになるでしょう。
勉強を続けるあなたへ
英会話のスキルを磨くために、日々努力しているあなたを心から応援しています。言葉の使い方や文法の違いを理解し、使いこなせるようになることは、簡単なことではありませんが、その努力が確実に実を結びます。
「get to」と「go to」の違いを理解し、正しく使いこなせるようになることは、英語力の向上に大きく貢献します。最初は難しく感じるかもしれませんが、一つ一つのステップを積み重ねていけば、必ず上達します。
どんなに小さな進歩でも、自信を持って前に進んでください。あなたの努力と情熱は、必ず素晴らしい成果を生むでしょう。続けることが大切ですので、焦らず、楽しみながら学んでいってくださいね。
あなたの英語学習の旅が、素晴らしいものとなりますように!応援しています!