✅ はじめに
「英語さえ話せれば、世界とつながれる」
そう信じていた僕が、海外生活で気づいたことがあります。
英語が話せるようになりたくて、フィリピンに留学し、オーストラリアでも働きました。もちろん、英語の勉強は一生懸命しましたし、話せるようにもなっていきました。
でも、思っていたほどスムーズにいかないことも多かったんです。
たとえば、
「もっと自然に会話したいのに、言葉が出てこない」
「相手の文化や考え方がわからなくて、気まずくなった」
こんな経験が何度もありました。
そのとき気づいたんです。
「英語が話せる=世界とつながれる」わけじゃないんだなって。
もちろん、英語はとても大切なツールです。でもそれだけでは足りない。
本当に必要なのは、“伝えたい気持ち”と“相手を理解しようとする姿勢”なんだと、僕は少しずつ学んでいきました。
この記事では、そんな僕の海外でのリアルな体験をもとに、
英語を学ぶうえで本当に大切なことをシェアしていきます。
英語を勉強しているけど、モチベーションが下がっている方。
海外に行けば英語が話せると思っていたけど、うまくいかなかった方。
そんな方に、少しでもヒントになれば嬉しいです。
それでは、僕の体験談をお話ししていきますね。
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✅ 体験談:フィリピンで出会った「常識の違う」親戚たち

フィリピンに来てすぐに感じたのは、「日本とはぜんぜん違う家族のあり方」でした。
ある日、フィリピン人の友人アイヴァンと一緒に、彼のいとこEJとランチに行くことになりました。
EJは現在オーストラリアに住んでいるそうで、久しぶりにフィリピンに帰ってきたとのこと。
「日本食が食べたい!」ということで、マカティにあるグリーンベルトモールのトンテキ屋さんへ。
そのあとは、サンマルクカフェでお茶をしました。
食事をしながら話していると、EJの話す英語や雰囲気が、もう完全に“オーストラリア人”。
そしてふと、僕は思ったんです。
「あれ?この前会ったアイヴァンのいとこも、アメリカに住んでいたよな……」
聞いてみると、
アイヴァンの親戚の多くは、オーストラリア、アメリカ、カナダといった海外で暮らしているとのこと。
しかも、1年に一度は家族でフィリピンに帰ってきて、みんなで会うのが普通なんだそうです。
僕にとっては、それがとても不思議でした。
なぜなら、日本では親戚がみんな国内にいるのが普通ですよね。
海外に住んでいる親戚がいるとしても、仕事かリタイア後の移住がほとんどだと思います。
でもアイヴァンの家族は、若い頃によりよい環境やチャンスを求めて海外に移住した人が多いんです。
しかも驚いたのが、フィリピンで知り合ったアメリカ人と結婚して、そのまま一緒に暮らしている親戚もいるということ。
国をまたぐ家族関係が、当たり前になっているんですね。
🌏 サンマルクカフェでの会話に見えた文化の違い

サンマルクカフェでEJとゆっくり話していたとき、あることに気づきました。
それは、「心の距離の近さ」です。
EJは初対面にもかかわらず、とてもフレンドリーで、どんどん話しかけてくれます。
「初めて会った人に、こんなに気軽に話しかけるんだ」と正直びっくりしました。
そして、家族の話をするときも、とにかくオープン。
「いとこの○○はこうでさ〜」と、まるで親友のような感覚で話してくれました。
日本だったら、ここまで距離が近くなるのはもう少し時間がかかるなぁと思いながら聞いていました。
この時、僕はあらためて感じました。
「家族観」も「人との距離感」も、育ってきた文化によってこんなに違うんだなと。
この体験は、後からじわじわと僕の中で大きな気づきとなっていきます。
次はその気づきについて、もう少し深くお話ししていきますね。
✅ 気づきと分析:文化が変わると、当たり前も変わる

フィリピンで暮らして感じたことのひとつに、
「海外に住めば英語が話せるようになる」という考えは、必ずしも正しくないということがあります。
実際に僕のまわりには、海外に何年も住んでいても、あまり英語を話せない人もいました。
逆に、フィリピン人の多くは英語をとても自然に使いこなしているんです。
🇵🇭 フィリピン人はなぜ自然に英語が話せるのか?
これは僕もすごく不思議に思っていたことです。
でも、暮らしてみてわかったのは、
英語が「勉強するもの」ではなく「生活の一部」になっているということ。
テレビ、映画、学校の授業、ビジネスの場…
日常のあちこちに英語が当たり前のように存在していて、自然と身についていく環境なんですね。
そしてもう一つ、僕が強く感じたのは、
フィリピンの人たちは「間違えることを気にしない」ということ。
自分の英語が完ぺきでなくても、堂々と話す勇気を持っているんです。
このマインドこそが、英語力以上に大切なんじゃないかと思いました。
🧠 英語力より大切な、“順応する力”と“自分を出す勇気”
フィリピンの人たちと接していて思ったのは、
彼らが持っている「環境に順応する力」と「自分を隠さずに表現する力」の強さです。
たとえば、違う文化やルールに直面しても、
柔軟に受け入れて、すぐに自分の居場所を作るのが本当に上手。
日本人の僕たちは、どうしても「空気を読む」「失敗しないようにする」ことに気を取られて、
自分を出すことをためらいがちですよね。
でも、「完璧じゃなくてもいい」って思えた瞬間から、英語ってグッと話しやすくなるんです。
💬 共通言語は“英語”じゃなくて“思いやり”だった
EJやマリア、ジャスティンと話していて、僕がいちばん心に残ったのは、
「英語を話すことで、価値観の違いを超えてつながれる」ということでした。
彼らはフィリピンにルーツを持ちながらも、育った国も文化もバラバラです。
でも、英語という共通言語を通して、考えや感情を伝え合うことができる。
もっと言えば、
「違いを認め合おう」という思いやりがあれば、言葉以上に心が通じ合うと感じました。
英語は確かに便利なツールです。
でもそれ以上に大事なのは、相手を理解しようとする気持ち。
この気づきがあってから、
僕の中で「英語を話すこと」の意味が、少しずつ変わっていきました。
✅ 英語学習への応用:心のブレーキを外すコツ
ここまでのお話でお伝えしたかったのは、
英語を話せるようになるには「知識」だけではなく「心の姿勢」も大事だということです。
では、実際に僕たちは何を意識すれば、英語がもっと話しやすくなるのでしょうか?
ここでは、僕自身が実践してきたことをもとに、英語でつながるための学習法と考え方をお伝えします。
🚀 英語力が伸びる人の共通点は「正確さより行動力」
僕の経験上、英語がどんどん上達していく人にはある共通点があります。
それは、「間違いを恐れず、どんどん話してみる」ことができる人です。
もちろん、正しい文法や発音も大切です。
でもそれ以上に大事なのは、“完ぺきじゃなくてもいいから伝えようとする姿勢”。
たとえば僕も、最初は「文法あってるかな…」「発音これで通じるかな…」と気にしすぎて、
言いたいことを飲み込んでしまうことが多くありました。
でも今は、「通じればOK!」のマインドに切り替えることで、
気持ちがすごく楽になり、会話の回数も自然と増えていきました。
🧘♂️ 海外に行かなくてもできる「マインドセット転換」法
「それって海外にいるからできるんでしょ?」と思う方もいるかもしれません。
でも、日本にいてもできることはたくさんあります。
たとえば、こんなことから始めてみるのがおすすめです。
✅ 今日からできる“心のブレーキ”を外すトレーニング
- 1人でもOK!シャドーイングや独り言トレーニングを習慣化する
→ とにかく声に出して、「英語を話すこと」自体に慣れる。 - 自分の間違いを「学びのチャンス」と捉える
→ ミスしたら、「あ、1つ成長できた!」とポジティブに切り替える。 - 日常の中で“伝える練習”をする意識を持つ
→ 英語で考えてみたり、頭の中で会話シミュレーションをしてみる。 - “正しさ”より“楽しさ”を優先して学ぶ
→ 自分の好きなトピックで英語を学ぶことで、続けやすくなる。
英語を話すことに対する「心のブレーキ」を外すだけで、
英語学習はもっと自由で、もっと楽しいものになります。
そして、その行動力が、英語で“つながる力”を育ててくれると、僕は信じています。
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