こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。今日は、”stop -ing”と”stop to 〜”の違いとその使い方【不定詞と動名詞の違い】についてお話します。英語を話す上で、動詞の使い方は非常に重要です。「Stop -ing」や「Stop to〜」は英語学習者にとって混同しやすい表現の一つです。この記事では、これらの表現がどのように異なり、どのシチュエーションで使われるのかを分かりやすく解説していきます。それでは、まいりましょう。
目次
なんでこんな違いが生まれるの?
英語では、動詞に続く語句(特に不定詞と動名詞)がその動詞の意味に大きな影響を与えます。”Stop” はその行動を終わらせるか、または新たな行動を開始するための一時停止か、どちらの意味にも取れる動詞です。それが “-ing” か “to” によって明確に異なる意味を持つようになるのです。
Stop -ing
この構造では、”-ing” 形式の動詞が直接 “stop” に続きます。”-ing” は動名詞または現在分詞として機能し、行っていた継続的な行動そのものを指します。この場合、”stop” はその継続している行動を終了させるという意味になります。
Stop to〜
ここでは、”to” は不定詞を導き、新しい行動の開始を意味します。”Stop to do something” は、何かをするために一時的に今行っている行動を停止することを示します。この文構造の “stop” は、一時停止のための行動転換を意味します。
「Start to〜」と「Start -ing」の同じ意味
“Start” は、ある行動や状態の開始を表す動詞です。”Start to〜” と “Start -ing” はどちらも「〜を始める」という意味で使われますが、これは “start” という動詞が、行動の開始という基本的な意味を変えることなく、続く形式(不定詞または動名詞)に柔軟に適応できるためです。文脈やニュアンスの違いはあるものの、基本的な意味は同じです。
ある行動をやめるなら”stop -ing”
- 習慣的なこと
タバコはもう吸ってないのか聞かれて…
数年前にタバコを吸うのを辞めたよ。
- 今やっていること
同僚へ…
上司が到着したとき僕は昼食をとるのをやめたよ。
- ある動きがとまるとき
空をみて…
雨がやっと止んだよ。
- “She stopped talking.” 「彼女は話すのをやめた。」
- “I stopped eating junk food.” 「私はジャンクフードを食べるのをやめた。」
- “They stopped arguing.” 「彼らは喧嘩するのをやめた。」
習慣的にやっていたことや今やっていたことをやめるとき、そしてある動きがとまるときに”stop”の直後に動名詞を置きます。ちなみにこの動名詞は”stop”の目的語になります。
何かをするためにやっていることをやめるなら”stop to 〜”
一緒に車に乗っている友人へ…
ここで何をしているのか聞かれて…
何か食べるために立ち止まりました。
- “She stopped to talk.” 「彼女は話すために立ち止まった。」
- “I stopped to eat.” 「私は食べるために一時停止した。」
- “They stopped to argue.” 「彼らは議論するために立ち止まった。」
何かをするためにやっていることをやめる場合は、stop”の直後に不定詞をおきます。この場合の不定詞は目的を表し副詞句の役割をしています。
実践問題
- I was so tired that I had to ___ walking and ___ rest.
- You should ___ smoking; it’s bad for your health.
- He ___ to call his friend before leaving the house.
- While driving, she ___ to take a picture of the sunset.
- They ___ arguing when they realized it was a misunderstanding.
- I was so tired that I had to stop walking and stop to rest.
- とても疲れていたので、歩くのをやめて休むために立ち止まった。
- You should stop smoking; it’s bad for your health.
- 健康に悪いから、喫煙をやめるべきだ。
- He stopped to call his friend before leaving the house.
- 家を出る前に友達に電話するために立ち止まった。
- While driving, she stopped to take a picture of the sunset.
- 運転中に、夕日の写真を撮るために立ち止まった。
- They stopped arguing when they realized it was a misunderstanding.
- 誤解だと気づいた時、彼らは争うのをやめた。
不定詞と動名詞のコアイメージ
そうしたときに不定詞と動名詞のイメージを知っておくと理解するのに助かります。
「ある動作や状態が先に起こること」(未来志向)
たとえば、”enjoy”の場合は目的語に「経験したこと」しかおけないので不定詞ではなく動名詞です。
何をするのが好きか聞かれて…
ゴルフするのって楽しいわ。
だから、“stop”の動詞の性質上、目的語にすでに経験していること」や「習慣的なこと」しかおけないので大きく意味が変わってしまうということです。”forget -ing”と”forget to”についても別記事でまとめているのでよかったら下記カードよりどうぞご覧ください。
押さえておきたいポイント
- 「Stop -ing」は行動の終了、「Stop to〜」は新しい行動のための一時停止を意味する。
- 文脈に応じて適切な表現を選ぶことが重要。
- 類似表現も含めて、動詞の使い方を幅広く学ぶとより自然な英語表現が可能になる。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。「Stop -ing」と「Stop to〜」は英語学習において混同しやすい表現ですが、この記事を参考に正しく使い分けられるようになることでしょう。日常会話からビジネスシーンまで、幅広く活用できる表現なので、ぜひマスターしてください!それでは、See you around!
「すでに経験していること」や「習慣的なこと」、「客観的な事実」そして「アイディア」