こんにちはRYO英会話ジムです。ビジネスシーンで相手に失礼にあたらないように質問する方法は数多くありますが、「if you don’t mind me asking」というフレーズは特に便利です。この表現を使うことで、相手に対して敬意を表しつつ、ややデリケートな質問をすることが可能になります。それではまいります。
目次
意味
if you don’t mind me/my askingで「差し支えなければ」もしくは「不都合でなければ」という意味です。「if you don’t mind me asking」を使う主な理由は、質問が相手にとって少し不快またはプライベートな内容であることを認識していることを示すためです。このフレーズを前置きすることで、相手に対して敬意を表し、同時にその質問に対する拒否権を与えることができます。これは、相手の感情やプライバシーを尊重することを意味し、ビジネスのコンテキストでは特に重要です。
使用する場面
- 個人的な情報について尋ねる時: 相手の家族、健康、趣味、または経済的状況など、個人的な話題に触れる際に使用します。これらのトピックは非常にデリケートな場合があり、直接的に尋ねることは不快感を与える可能性があります。
- ビジネスの決定や変更に関する理由を尋ねる時: 会社の方針変更、プロジェクトの方向転換、または特定のビジネス戦略の背後にある理由など、敏感なビジネス情報に関して質問する場合に役立ちます。このような情報は必ずしも公開されているわけではないため、質問する際には慎重さが求められます。
- 意見やフィードバックを求める時: 例えば、仕事のパフォーマンスに関するフィードバックや、特定のプレゼンテーションや提案に対する率直な意見を求める場合にも、「if you don’t mind me asking」を使って相手に心地よい空間を提供し、オープンな対話を促すことができます。
このフレーズは、聞き手に対して尊重と配慮を示すため、ビジネス環境だけでなく、日常生活の中でも有効です。しかし、特にビジネス環境においては、プロフェッショナルな関係性を維持しつつ、必要な情報を得るために、この種の表現を適切に使いこなすことが重要です。
例文
日常での例文
自分と同じぐらいの年齢に見える女性に…
差し支えなければ年齢をお伺いしてもいいですか?
同僚の女の子に….
不都合でなければですが、彼氏はいますか?
どのくらい給料をもらっているのか聞きたくて…
差し支えなければ、いくら稼いでますか?
相手にとって多少苛立たせるような、または恥ずかしめを感じる、不快に感じる可能性がある質問に対して丁寧に聞きたいときに、質問の前もしくは後ろにif you don’t mind me/my askingを起きます。他の英語表現だとif it is okay for me to askが同じ意味になります。
またif you don’t mind me sayingという表現もあります。意味は「言っても差し支えなければ」になります。相手にとって不快に感じるもしくは恥かしめを感じる可能性があることを相手に伝える際に使います。英語で意味を言うとYou might be embarrassed, but I want to tell you that 〜です。
同僚の女性に…
言っても差し支えなければ、たぶん体重増えたと思いますよ。
パーティー会場に彼女が来て…
言っても差し支えなければ、今夜あなたはとても綺麗ですよ。
例文2に関しては、不快に感じることではなく、直接的に褒めることで恥かしめを感じる可能性があるので、そのクッションとしてif you don’t mind me sayingを使うことができます。
ビジネスでの例文
- “If you don’t mind me asking, how did you come to make this decision?”
- 「もし差し支えなければ、どのようにしてこの決定に至ったのですか?」
- “If you don’t mind me asking, what was the reason behind the change in policy?”
- 「もし差し支えなければ、方針変更の理由を教えていただけますか?」
- “If you don’t mind me asking, how does this affect our project timeline?”
- 「もし差し支えなければ、これが私たちのプロジェクトのタイムラインにどのように影響するか教えていただけますか?」
よくある間違いや注意点
このフレーズを使う際の主な注意点は、実際に相手が不快に感じる可能性のある質問に対して使う場合、事前に相手が快く答えられる状況であるかどうかを見極めることが重要です。空気を読まずに使うと、かえって不快感を与えかねません。
質問に対する返答のバリエーション
- “Not at all, I’m happy to share.”
- 「全く問題ありません、喜んでお話しします。」
- “I’d rather not say, if that’s okay.”
- 「もしよければ、言わない方がいいかなと思います。」
- “Sure, it’s a bit complicated, but I’ll try to explain.”
- 「もちろんです。少し複雑ですが、説明しようと思います。」
これらの返答は、質問された人がどのように感じ、どのように応答するかの範囲を示しています。肯定的に答えることも、個人的な理由や他の理由で応答を避けることも、または質問の内容についてより詳細に説明することもできます。これらのバリエーションは、コミュニケーションの際にフレキシブルに対応するための良い例です。
使い方のコツやヒント
敬意を表しながらも、自分の質問意図を明確にすることが重要です。また、質問の前後で適切なスモールトークを挟むことで、会話をよりスムーズに進めることができます。
実践的な練習問題
あなたの上司が新しいプロジェクトについて話しているとき、「if you don’t mind me asking」を使って、そのプロジェクトがあなたの業務にどのように影響するか質問してみてください。
似たような表現
“May I ask…”
解説: 相手に許可を求めながら質問する際に用いられる表現です。このフレーズは、質問が少し掘り下げたものであるか、あるいは相手の意見や情報が必要な場合に適しています。
- 例文: “May I ask what led to this decision?”
- 和訳: 「この決定に至った理由をお聞きしてもよろしいでしょうか?」
“I was wondering…”
解説: 興味や好奇心を表現しつつ、柔らかく質問を投げかける方法です。このフレーズは、直接的な質問を避けつつ、関心のある事項について話題を切り出したいときに役立ちます。
- 例文: “I was wondering how this would impact our budget.”
- 和訳: 「これが私たちの予算にどのような影響を与えるか気になっています。」
“Could you tell me…”
解説: 相手に情報提供を求める際に使われる、直接的で礼儀正しいフレーズです。これは、具体的な情報や説明を求める場面で特に効果的です。
- 例文: “Could you tell me more about the team’s strategy?”
- 和訳: 「チームの戦略についてもっと教えていただけますか?」
関連する語彙
“Discreetly” (控えめに、慎重に)
解説: 「discreetly」は、周囲に気付かれずに、または注意深く行動する様子を表す副詞です。ビジネスのコンテキストでは、特にデリケートな情報を扱う際に重要な態度を示します。
- 例文: “I tried to ask about the issue discreetly.“
- 和訳: 「問題について控えめに尋ねようとしました。」
“Tactful” (機転が利いて、思慮深い)
解説: 「tactful」は、他人の感情を害することなく、状況に応じて適切に行動する能力を示す形容詞です。ビジネスコミュニケーションにおいて、この特性は人間関係を保つために非常に価値があります。
- 例文: “Being tactful in your questioning can help maintain a positive relationship.”
- 和訳: 「質問に際して思慮深く行動することで、良好な関係を維持できます。」
押さえておきたいポイント
「if you don’t mind me asking」は、相手に対する敬意と配慮を示しながら質問するための便利なフレーズです。この表現を適切に使いこなすことで、ビジネスシーンにおいても円滑なコミュニケーションを実現することができます。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。ビジネスコミュニケーションにおいて「if you don’t mind me asking」というフレーズを上手く取り入れることで、相手に敬意を表しつつ、必要な情報を得ることが可能です。このガイドが、より効果的なコミュニケーションスキルの習得に役立つことを願います。以上が丁寧な言い回し!if you don’t mind me askingの意味とその使い方でした。それではSee you around!
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