こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。「It’s about time.」は、日常英会話でよく使われる表現の一つです。直訳すると「もう時間だ」という意味がありますが、実際の使用やニュアンスはそれだけではありません。このフレーズを使いこなすことで、表現力がアップし、自分の感情や意見をより強く伝えることができます。
目次
意味と使い方
“it’s about time”は、確かに「遅い」や「とても待った」という意味のカジュアルなイディオム表現であり、何かが遅れているか、長い間待っていた後についに起こることを示唆する際に使われます。しかし、このフレーズは状況によってはやや異なるニュアンスを持つことがあります。具体的には、以下のような使い方があります:
- 期待や待ち望んでいたことがついに実現したときの安堵感を表す場合もあります。たとえば、友人が長年の夢であった仕事に就いたとき、「it’s about time!」と言って、その友人の成功を心から喜ぶことができます。
- 皮肉や冗談を込めて使われることもあります。例えば、何かをするのが明らかに遅すぎる場合に、このフレーズを使って軽くからかうことがあります。
- 強調や緊急性を示す場合もあります。何かをする必要があるが、まだ実行されていない状況で、「it’s about time we did something about this」というように使われることもあります。
このイディオムは多様な状況で使われ、話者の感情や文脈によってその意味が微妙に変わることがあります。基本的には何かが期待されたり、予定されていたことがようやく実現する瞬間を指す表現ですが、その背景には喜び、皮肉、緊急性などさまざまな感情が含まれることがあります。
【3つの形】例文
it’s about time.
1時間も待たせた友人がやっと待ち合わせ場所に現れて…
1ヶ月前に発送してくれた荷物がやっと届いて…
やっと日本から君の荷物が届いたで。めちゃ待ったわ。
“it’s about time”は、「遅い」や「とても待った」という意味のカジュアルなイディオム表現です。
It’s about time 主語 +動詞
就活中で…
チームメイトへ…
そろそろ私たちのチームが勝ってもよいころだ。
- It’s about time you showed up. (君が現れるのを待ち遠しく思っていたよ。)
- It’s about time we start the meeting. (そろそろ会議を始める時間だね。)
- It’s about time she got a promotion. (もう彼女が昇進する頃だ。)
この表現は主に、待望されていたり期待されていた出来事が遅れて発生した場合に用います。「it’s about time + 主語 + 過去形の動詞」という構文で、「そろそろ〜すべきだった(時間だ)」という意味を表し、通常この表現を用いる際は、現状に対する不満や不忍の感情を含意します。つまり、何かがもっと早く起こるべきだと感じている状況で使用されるのです。
この表現で注目すべき点は、文に過去形の動詞が用いられることです。この過去形は文法的に過去仮定法として機能し、実際には起こり得ない、あるいは起こる可能性の低いことを示唆します。これにより、発話者が何かがすでに起こっているべきだったという強い期待感や願望を表現していることを理解することができます。
「it’s about time」の表現は、単に時間的な遅れを指摘するだけでなく、遅延によって生じた不満や緊迫感を強調する際にも役立ちます。
It’s about time to…
同僚へ…
妻へ…
- It’s about time to start preparing for the exam. (もう試験の準備を始める時がきたね。)
- It’s about time to address this issue. (この問題にもう対処する時間だ。)
- It’s about time to take a break. (もう休憩する時間だよ。)
「It’s about time to…」は、「もう〜する時が来た」というニュアンスを含む英語表現であり、特定のアクションを取るのに適切なタイミングや期待されている時点を示唆します。このフレーズは、ある行動を始めるべき時がすでに到来していることを強調し、しばしば遅延やためらいがあった状況で使われます。例えば、「It’s about time to leave」と言えば、「そろそろ出発する時間だ」という意味になり、行動を促す意図が含まれます。
この表現は、単に予定を伝える時だけでなく、相手に対して柔軟に促す場合や、何かが過剰に延びていると感じた時にも使用されます。そのため、日常会話やビジネスコミュニケーションの中で、時間の経過に対する意識を示すために役立ちます。また、「It’s about time to…」は、相手に対して軽い催促や促しを行う際にも便利なフレーズであり、友人間の会話や家族内のコミュニケーションにおいても柔和な促しとして機能します。
さらに、この表現は変化や新たな行動への準備の必要性を示唆する際にも使われることがあります。たとえば、長期にわたるプロジェクトが終わりに近づいている場合や、人生の新たな段階に入る時など、重要な節目を迎える状況で「It’s about time to…」を用いることができます。
返答例
これに対する返答は状況によって異なりますが、以下にいくつかの例を挙げます。
- “Finally, I’ve been waiting forever!”
- 和訳: 「やっとだね、ずっと待ってたよ!」
- “Better late than never, right?”
- 和訳: 「遅れてでも来ないよりまし、だよね?」
- “I couldn’t agree more.”
- 和訳: 「全く同感だよ。」
- “Let’s make the most of it now.”
- 和訳: 「じゃあ、これから最大限に活用しよう。」
- “I hope it was worth the wait.”
- 和訳: 「待った甲斐があったことを願うよ。」
解説
これらの返答は、相手が言った「It’s about time」に対して肯定的な反応を示しています。一般的に、この表現は何かが予想よりも遅れて実現した時、または長い間待ち望んでいたことがようやく起こった時に用います。返答によっては、待ち時間に対する不満を軽く示しつつも、起こったことに対しての前向きな感情や、これからの展望に焦点を当てることができます。このようなやり取りは、日常会話において柔軟に使える便利なフレーズです。
同じような表現
It’s high time
- It’s high time we upgraded our software. (もうソフトウェアをアップグレードする時だ。)
「高い時間」という表現から、もはや十分に待ったという意味が込められています。
It’s long overdue.
- His promotion is long overdue. (彼の昇進はもうずっと待たれていた。)
「長い遅れ」から、期待通りに進まなかったことを表現します。
It’s about darn time
- It’s about darn time you got a new car. (新しい車を手に入れるのはもう時間だよ。)
「darn」は軽い感嘆や驚きを表すスラングで、強調を加えることができます。
関連する語彙
Promptly
- Please submit your report promptly.
- (レポートは迅速に提出してください。)
「Promptly」は即座に、遅れなくという意味で、「It’s about time.」と同様の状況で使用できます。
Overdue
- The library books are overdue; please return them as soon as possible.
- (図書館の本は期限切れです。できるだけ早く返してください。)
「Overdue」は期限切れ、遅延したという状態を指します。
Timely
- His timely intervention saved the project from failure.
- (彼の適切な介入がプロジェクトを失敗から救った。)
「Timely」は適切な時に行われることを表し、イベントが予定通り進むことを強調します。
押さえておくべきポイント
ニュアンスの理解
「It’s about time.」は待ち望まれたことが起こることを強調する表現であり、ポジティブな期待感や達成感を含みます。
使用場面
他の表現と同様、相手に対して適切なタイミングで使用することが大切です。失礼や無礼にならないように心がけましょう。
時間に関連する記事
最後まで読んでいただきありがとうございました。「It’s about time.」は、待ち望んでいたことが実現する喜びや達成感を表現する素敵なフレーズです。使い方をマスターし、日常英会話で自分の感情や期待を上手に表現できるようにしましょう!以上が、”it’s about time.”の意味とその使い方【辛抱できない】でした。それでは、See you around!
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