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シチュエーションで変わる!『Thank you』と『Thanks』の正しい使い方

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RYO英会話ジム代表: 横田涼
/【代表】横田涼のプロフィール/
セブ&オーストラリアに留学し、7年間の海外勤務を経て、2019年にRYO英会話ジムを起業。

経歴:KLab株式会社で翻訳兼通訳者として勤務し、その後、Unhoop株式会社(大手英会話スクールhanaso)に転職。スタディサプリの有名講師、関正生さんと共同で自社メソッドを開発し、多くのヒット教材を制作。その後、講師やカウンセリングも担当。さらに株式会社Alueに転職し、三菱UFJやUNIQLOなどの大手日系企業向けに短期集中ビジネス英語研修を提供し、数百名以上の「英語が話せる日本人」を育成。

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こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。今日は”Thank you”と”Thanks”の違いとその使い方についてお話します。会話でthank youもthanksも聞いたことがあるかと思いますが、一体どういう違いがあるのでしょうか。そのあたりを今回は深堀していきたいと思います。この記事を読めば、語彙力がさらにアップします。それではまいりましょう。

 

 

違い

「Thank you.」と「Thanks」はどちらも感謝を表す表現ですが、使用する文脈やニュアンスに若干の違いがあります。

正式度

Thank you. はより正式な場面や、相手に対して敬意を表する際に使用されることが多いです。ビジネスメールやフォーマルな文書、礼儀を重んじる状況で好まれます。

Thanksもっとカジュアルな表現で、友人や家族、日常会話で気軽に使える言葉です。カジュアルなメールやテキストメッセージ、リラックスした状況で使われることが一般的です。

感情の強さ

どちらの表現も感謝を示しますが、「Thank you.」の方がやや感情を込めた、強い感謝の意を示すことがあります。「Thanks」は軽い感謝や日常的なお礼に使われることが多いです。

バリエーション

「Thanks」はさらにカジュアルな表現と組み合わせやすいです。例えば、「Thanks a lot」、「Thanks so much」などのフレーズで、感謝の度合いを強調することができます。「Thank you」も「Thank you very much」や「Thank you so much」のように強調することは可能ですが、元々が正式な表現なので、そのニュアンスはより強いです。

状況や相手の関係性に応じて、これらの表現を適切に使い分けることが大切です。

 

 

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Thanksの由来

“Thanks”という言葉の由来は、古英語の”þancian”や”thancian”に遡ります。これらの単語は「感謝する」や「感謝の意を表す」という意味を持っていました。これはさらに古いゲルマン語のルーツに由来し、その意味も同様に「思考」や「感謝」に関連しています。

この言葉は、人間の感情や対人関係における肯定的な反応としての「感謝」を表現するために発展してきました。時間が経つにつれて、”thank you”のより正式な表現と”thanks”のよりカジュアルな形が使われるようになり、現代英語においては両者が異なる状況や文脈で使用されます。

言語の進化において、”thanks”はより短く、日常的な会話で頻繁に用いられる形として定着しました。その根底にある感謝の感情は変わらずに、表現の仕方が時代や文化に応じて変化してきたのです。

 

 

Thanksはカジュアルな場面に使う

友人に家まで送ってもらい…

ウィル
Thanks.
ありがとう。

 

 

久しぶりに実家に帰ったら母がたくさん料理を作ってくれていて…

リョウ
Thanks, mom.
お母さん、ありがとう。

 

 

thanksは例文のように友人や家族の間でよく使われるカジュアルな感謝フレーズです。意味は「ありがとう」という感じがしっくりきますね。なので相手のことを知っていて、ある程度仲が良いのであれば使ってよいでしょう。また相手にフレンドリーに振る舞いたい場合もありですね。したがってフォーマルな場面、例えば上司や同僚に対して、そして目上に対してはthanksという表現は使わないのが無難です。またthanksの直後にa lotを置くこともよくあります。

誕生日に友人がケーキを買ってきてくれて…

ウィル
Thanks a lot.
マジでありがとう。

 

 

 

thank youはフォーマルな場面でも使える

フォロワーからコメントをもらって…

アイヴァン
Thank you.
ありがとうございます。

 

 

上司から仕事が上達したと言われて…

ナオミ
Thank you.
ありがとうございます。

 

 

一方でthank youはthanksに比較してフォーマルな場面に使います。なので意味は「ありがとうございます」となります。もちろんカジュアルな場面でも使うことはできますが、thanksと比較した場合、よりフォーマルであることが特徴として言えます。例文1のように実際会ったことのないフォロワーは知り合い程度なので、thank youを使います。また例文2についても、自分より目上の人または位が高い人に対してなのでthank youを使います。

 

 

「感謝」の言い回し

これらの表現は、状況や関係の正式性、そして表現したい感謝の度合いに応じて使い分けることができます。カジュアルな状況では「Thanks a lot」や「Cheers」のような表現が適していますが、フォーマルな場や深い感謝を伝えたいときには「Thank you very much」や「I’m truly grateful」のような言い回しが適しています。

よりカジュアルな表現

  • Thanks a lot – 本当にありがとう
  • Thanks a bunch – たくさんの感謝を込めて
  • Thanks so much – とてもありがとう
  • Thanks a million – 100万回ありがとう
  • Much appreciated – 大変感謝しています(カジュアルながらも感謝の気持ちを伝える)
  • Cheers – ありがとう(英国英語での使用が一般的)
  • Thanks tons – たくさんの感謝を込めて

よりフォーマルまたは心からの感謝を表す表現

  • Thank you very much – どうもありがとうございます
  • I really appreciate it – 本当に感謝しています
  • I’m truly grateful – 心から感謝しています
  • Your support means a lot to me – あなたのサポートは私にとって非常に大切です
  • I can’t thank you enough – どれだけ感謝してもしきれません
  • Thank you from the bottom of my heart – 心の底から感謝します
  • I owe you one – 恩に着る

特定の状況での感謝

  • Thanks for your help – あなたの助けに感謝します
  • Thank you for your time – お時間をいただきありがとうございます
  • Thanks for your consideration – ご配慮いただきありがとうございます
  • Thank you for your kindness – あなたの優しさに感謝します
  • Thanks for being there for me – いつもそばにいてくれてありがとう

 

 

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最後まで読んでいただきありがとうございます。以上が”Thank you”と”Thanks”の違いとその使い方でした。それではSee you around!

 

 

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