こんにちは、RYO英会話ジムです。
今回は、実際に1年以上継続してご受講いただいているある受講者さまのケースをご紹介します。
プライバシーに配慮し、個人が特定される情報は一部ぼかしていますが、実際のコンサルテーションで出てきた悩みや学習状況、そして今後の改善策をもとにまとめています。
今回のテーマは、
「ほぼゼロから英語学習を始め、1年以上続けたあとに出てきた“伸び悩み”」
です。
英語学習というと、
「続ければずっと右肩上がりに伸びていく」
と思われがちですが、実際はそうではありません。
むしろ、ある程度できるようになったからこそ見えてくる課題があります。
今回のケースは、まさにそのタイミングでした。
- 1 スタート時は、かなり初心者に近い状態
- 2 1年以上継続して、まず大きく変わったこと
- 3 ただ、この時期に「伸び悩み」を感じるようになった
- 4 英語学習では、できるようになるほど課題が細かくなる
- 5 文法は勉強している。でも会話ではすぐに出てこない
- 6 「同じ言葉を繰り返してしまう」という悩み
- 7 すでに復習習慣もできていた
- 8 この時期に必要だったのは「もっと勉強すること」ではなかった
- 9 改善策① 決まり文句を少しずつ増やす
- 10 改善策② 1分間、止まらずに話す
- 11 改善策③ 前回のレッスンから「次に使う表現」を選ぶ
- 12 伸び悩みは、成長が止まったサインではない
- 13 ほぼゼロだったからこそ、この1年の変化は大きい
- 14 まとめ|「勉強する英語」から「使いこなす英語」へ
スタート時は、かなり初心者に近い状態
受講開始時、受講者さまは英語の資格試験を受けた経験もほとんどなく、ご本人としても初心者という認識でした。
過去にオンライン英会話を数ヶ月受講した経験はあったものの、長く継続するところまではいかず、
「自分ひとりではなかなか続けられない」
という感覚も持っていました。
つまり、スタート地点としては、
- 英語学習が習慣化していない
- 会話に自信がない
- 自分には難しいという感覚がある
- 実践経験もまだ少ない
という、かなりゼロに近い状態でした。
一方で、仕事では海外に行く機会がありました。
アメリカへの出張や、東南アジアへの出張など、英語を使わなければならない場面は時々あります。
旅行で最低限必要なやりとりや、仕事で使う専門的な単語についてはある程度対応できる。
ただ、
「普通の会話になると、うまく続かない」
というのが大きな悩みでした。
目標もシンプルです。
- 海外旅行で普通に会話できるようになりたい
- 日常会話のレベルを上げたい
- 仕事でも英語で最低限困らないようになりたい
そこから、RYO英会話ジムでの学習が始まりました。
1年以上継続して、まず大きく変わったこと
1年以上続けた結果、最初の頃と比べると、学習習慣そのものがかなり変わりました。
特に大きかったのが、
英語学習を続けられるようになったこと
です。
以前は、自分ひとりでは継続が難しいと感じていました。
それが、レッスンを継続する中で、
- 英語を話す習慣
- 復習する習慣
- 文法を学ぶ習慣
が少しずつできていきました。
実際、この頃には文法アプリを130日以上継続しています。
毎日取り組むことが習慣になってきており、
「英語をやらなければ」
ではなく、
「英語をやるのが普通」
という状態に近づいていました。
これは、ほぼゼロからスタートしたことを考えると、かなり大きな進歩です。
ただ、この時期に「伸び悩み」を感じるようになった
一方で、1年以上続けているからこそ、
新しい課題
も見えてきました。
今回のコンサルテーションで大きく出てきたのが、
文法と流暢さ
です。
具体的には、
- 文を作る途中で止まる
- 話すときに考える時間が長くなる
- 同じ言葉を何度も繰り返してしまう
- 話の流れが途中で切れる
- 言いたいことはあるのに、すぐ文章にできない
といった悩みでした。
ここだけを見ると、
「1年以上やって、まだそこが課題なの?」
と思われるかもしれません。
でも、スタート地点を考えると見え方はまったく違います。
最初は、
「英語そのものが難しい」
という大きな悩みでした。
それが1年以上経った頃には、
「もっと自然に話したい」
「もっとスムーズに言いたい」
「同じ表現ばかり使いたくない」
という悩みに変わっています。
つまり、
悩みのレベルそのものが上がった
ということです。
英語学習では、できるようになるほど課題が細かくなる
これは英語学習ではよくあります。
初心者の頃は、
「何を言えばいいのか分からない」
という悩みが中心です。
でも、少し話せるようになると、
「もっと自然に言いたい」
「もっと短く言いたい」
「同じ単語ばかり使いたくない」
「文法ミスを減らしたい」
というように、課題が細かくなっていきます。
そのため本人としては、
「最近あまり伸びていない気がする」
と感じやすくなります。
でも実際には、できることは増えています。
今回の受講者さまもまさにそうでした。
文法は勉強している。でも会話ではすぐに出てこない
コンサルテーションでは、文法についても詳しく確認しました。
受講者さまは、すでに文法アプリを130日以上継続しています。
つまり、
文法をまったく勉強していないわけではありません。
むしろ、インプット自体はかなりできています。
では、なぜ話すときに詰まるのでしょうか。
そこで出てきたのが、
「決まり文句を覚える時間が取れていない」
という悩みでした。
これは非常に大きなポイントです。
英会話では、毎回ゼロから文法を組み立てていると、どうしても時間がかかります。
例えば、
「理由を説明したい」
と思ったときに、
頭の中で文法を考えながら文章を作っていると、会話のテンポは落ちます。
一方で、
One of the reasons is that…
What I mean is…
In my case…
I think that…
といった表現が、そのまま口から出る状態になっていれば、その後に内容を乗せるだけで済みます。
つまり、
文法を“理解している状態”から、“使える型”に変える必要がある
ということです。
「同じ言葉を繰り返してしまう」という悩み
もう一つ、ご本人が気にされていたのが、
レッスン中に同じ言葉を何度も使ってしまうこと
です。
例えば、
good
という単語が使いやすいと、
It’s good.
It was good.
I think it’s good.
というように、同じ言葉が何度も続いてしまいます。
もちろん、意味は通じます。
ただ、本人としては、
「また同じ単語を使ってしまった」
と感じますし、聞き手からしても少し単調に聞こえることがあります。
ここで大切なのは、難しい単語を大量に覚えることではありません。
例えば、
good
の代わりに、
- great
- useful
- interesting
- helpful
- effective
など、
自分がよく使う単語の周辺に2〜3個の言い換えを持つ
だけでもかなり変わります。
語彙を何百個増やすより、
自分が実際によく使う言葉から広げる
ほうが、会話では実用的です。
すでに復習習慣もできていた
受講者さまは、レッスン開始前に毎回5〜10分程度の復習もしていました。
これも非常に良い習慣です。
ただ、ご本人としては、
「もう少し復習に時間をかけたほうがいいのではないか」
という感覚もありました。
そこでお伝えしたのが、
復習は“時間”より“やり方”も大切
ということです。
例えば、前回のレッスンをただ見返すだけではなく、
「次のレッスンでは、この表現を使ってみよう」
と決める。
あるいは、
「前回goodを使いすぎたから、次はusefulとinterestingを使ってみよう」
と決める。
すると復習が、
過去の確認
ではなく、
次のアウトプットの準備
に変わります。
ここがとても重要です。
この時期に必要だったのは「もっと勉強すること」ではなかった
今回のケースで面白いのは、
学習量そのものが足りないわけではなかった
ということです。
文法学習は130日以上続けている。
レッスンも継続している。
復習もしている。
つまり、
「もっと頑張りましょう」
だけでは解決しません。
必要だったのは、
今まで学んだことを、もっとスムーズに使えるようにすること
でした。
そこで、この時期には次の3つを特に意識してもらうことにしました。
改善策① 決まり文句を少しずつ増やす
おすすめしたのは、
1日3フレーズ程度
です。
大量に覚える必要はありません。
例えば、
- I believe that…
- One of the reasons is that…
- What I want to say is…
- Let me think for a second.
- It depends on…
といった、会話で何度も使える表現です。
そして大事なのは、
見るだけで終わらせないこと。
声に出して、自分の内容に置き換えます。
例えば、
One of the reasons is that it’s convenient.
One of the reasons is that I often travel overseas.
というように、自分の経験と結びつけます。
そうすることで、フレーズが記憶に残りやすくなります。
改善策② 1分間、止まらずに話す
流暢さを上げるためには、
止まらずに話す練習
も有効です。
テーマは簡単で構いません。
- 今日の仕事
- 最近の出来事
- 次の出張
- 週末の予定
- 最近食べたもの
などについて、1分間話します。
この練習では、
完璧な文法よりも、話し続けること
を優先します。
多少ミスがあってもOKです。
英語は、正確さだけを意識しすぎると止まりやすくなります。
だからこそ、
まず流れを作る
という練習も必要です。
改善策③ 前回のレッスンから「次に使う表現」を選ぶ
RYO英会話ジムでは、レッスン中に受講者さまが話した内容を見える化し、その場で添削しています。
せっかく添削された表現も、
一度確認しただけでは、自分のものにはなりません。
そこで、
前回のレッスンから、次回使いたい表現を2〜3個選ぶ
という方法をおすすめしました。
実際の会話で使って初めて、
「知っている英語」から「使える英語」
に変わっていきます。
伸び悩みは、成長が止まったサインではない
今回のコンサルテーションを通して改めて感じたのは、
伸び悩みは必ずしも悪いものではない
ということです。
英語学習には、いわゆる「踊り場」のような時期があります。
最初の頃は、
「単語が分かるようになった」
「簡単な文章が言えるようになった」
という変化が分かりやすいです。
でも、その先では、
- 流暢さ
- 自然さ
- 語彙の幅
- 文法の正確さ
- 会話の組み立て
など、改善ポイントが細かくなります。
その結果、
実際には上達しているのに、自分では伸びを感じにくくなる
ことがあります。
今回の受講者さまも、まさにその時期でした。
ほぼゼロだったからこそ、この1年の変化は大きい
改めてスタート地点を見ると、今回の受講者さまは、
ほぼゼロに近い状態からのスタート
でした。
そこから1年以上継続して、
- 英語学習が習慣になった
- 文法学習を130日以上続けられるようになった
- レッスン前に復習するようになった
- 英語で自分の考えを伝える場面が増えた
- 自分の発言のクセにも気づけるようになった
という変化があります。
これはかなり大きいです。
そして次の段階として、
「もっとスムーズに話したい」
という課題が見えるようになりました。
これは、
「まだできていない」
ではなく、
「次のステージに進んだから見えるようになった課題」
だと考えています。
まとめ|「勉強する英語」から「使いこなす英語」へ
今回の受講者インサイトから見えてきたのは、
英語学習は、ある段階から“知識を増やすこと”だけでは伸びにくくなる
ということです。
ある程度インプットができたら、
次は、
- よく使うフレーズを塊で覚える
- 同じ単語の言い換えを増やす
- 添削された表現を次回使う
- 止まらずに話す練習をする
といった、
アウトプットを自動化する練習
が重要になります。
英語学習は一直線ではありません。
伸びる時期もあれば、停滞したように感じる時期もあります。
でも、
その時々で課題を整理して、一つずつ改善していけば、ちゃんと前に進めます。
RYO英会話ジムでは、レッスンを受けて終わりではなく、
実際の発言内容を見える化しながら、
「今どこまでできているのか」
「次に何を改善すればいいのか」
を一緒に整理しています。
もし今、
「英語学習は続けているけど、最近伸びを感じにくい」
「文法は分かるのに、会話では出てこない」
「オンライン英会話を続けているけど、同じ表現ばかり使ってしまう」
という状態なら、
それは学習が止まっているのではなく、
次のステージに入っているサイン
かもしれません。
RYO英会話ジムで、“知ってる”を“使える”に。






































