こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。本日は、誰かを信じてほしい時に役立つ表現、“take one’s word for it”の意味と使用法をご紹介します。人間関係は信頼を基盤に築かれます。この表現を使いこなせば、より信頼性のあるコミュニケーションを構築できるかもしれません。この記事を読むことで、あなたの言語表現が一層豊かになることでしょう。さあ、一緒に学びましょう。
目次
意味
「take one’s word for it」とは、「(相手の)言葉を信じる」という意味を持ちます。例えば、自分の言っていることが正しいと信じてもらいたい場合には、「Take my word for it」と述べ、これによって「私の言う通りに信じてください」という要求を表現します。また、相手の発言を信頼する際には、将来形を用いて「I’ll take your word for it.」と言うことができます。この表現は「Trust me.」と同義ですが、「take my word for it」の方がより強い強調を伴う言い方になります。
さらに、他人の意見も聞き入れつつ、自分の言うことを参考にしてもらいたい時には、「You don’t have to take my word for it, but 〜.」と言うことで、この表現は「私の言葉だけを盲信する必要はありませんが、〜」というニュアンスを持ちます。また、より断定的に、「Don’t take my word for it.」と命令形で表現することも可能です。これは、「私の言葉を鵜呑みにしないでください」という意味を持ち、聞き手に自ら調査するか、他の情報源を考慮するよう促します。
使う場面
「take one’s word for it」は、相手に対する信頼や、証拠よりも人の言葉を重視する姿勢を示す際に使われます。これは、相手への信頼を表すと同時に、時には確かな証拠に基づかない決断をすることもある、という意思決定のプロセスを反映しています。
- 相手の経験や知識を信じる時
- 例: 友人がそのレストランは美味しいと言っているので、「君の言葉を信じて、行ってみるよ」と言う。
- 証拠や具体的な根拠がないが、相手を信頼する時
- 例: 同僚がプロジェクトの締め切りに間に合うと言うので、「あなたの言葉を信じるよ」と応じる。
- 議論や説得の際に、自分の主張を強調する時
- 例: 製品の安全性について、「私の言うことを信じてください、十分な検証を行っています」と強調する。
- 他の情報源を探す時間や意欲がない時
- 例: 映画の結末について、ネタバレを避けたいが興味がある場合、「詳細は教えないで、ただ、面白いかどうかだけ君の言葉を信じるよ」と言う。
- 相手に判断や選択を任せる時
- 例: どの商品を購入するか迷っているときに、「あなたのお勧めなら、その商品にする。君の言葉を信じる」と言う。
例文
家を探していて不動産に詳しい友人が…
これは今君が購入できる最高の家だよ。信じてくれ。
ビットコイン をいつ買うべきか悩んでいて…
部下が大事な書類の内容が問題ないか確認して…
ロールプレイ
英文
Alex: “I heard you got the new video game. Is it as good as everyone says?”
Jamie: “Absolutely, it’s even better than the reviews suggest. You should definitely check it out.”
Alex: “Hmm, I’m not sure. I’ve been disappointed by games before.”
Jamie: “Trust me on this one, you won’t be disappointed. Take my word for it.”
Alex: “Alright, I’ll take your word for it and give it a try.”
和訳
アレックス: 「新しいビデオゲームを買ったって聞いたけど、みんなが言うほどいいの?」
ジェイミー: 「本当に、レビューで言われているよりもっと良いよ。絶対チェックした方がいい。」
アレックス: 「うーん、わからないな。前にもゲームにがっかりしたことがあるから。」
ジェイミー: 「この件に関しては僕を信じて。がっかりさせないから。私の言葉を信じて。」
アレックス: 「わかった、君の言葉を信じて試してみるよ。」
この短いやり取りは、一方の友人がもう一方を説得し、新しいビデオゲームを試すよう促す様子を示しています。ここでの「Take my word for it」は、ジェイミーがアレックスに対して自分の意見や評価を信じてほしいと願っていることを表しています。
音声
似た英語表現
Give someone the benefit of the doubt
例文: “I wasn’t sure if his story was true, but I decided to give him the benefit of the doubt.”
和訳: 彼の話が本当かどうか確信が持てなかったけれど、彼を信じることにした。
解説: この表現は、完全な証拠がない場合でも、他人を信じるか、少なくとも彼らが正しいと仮定することを意味します。疑いの余地があるにも関わらず、相手の言葉や行動を肯定的に解釈する姿勢を示します。
Take it on faith
例文: “We have to take it on faith that the company will keep its promises.”
和訳: その会社が約束を守ると信じるしかない。
解説: 「信仰上から受け入れる」と直訳されますが、ここでは「確かな証拠はないが、ある事実を信じる」という意味で使われます。宗教的な意味合いを超え、一般的な信頼の表現としても用いられます。
Trust someone’s judgment
例文: “I’m not familiar with this area, so I’ll trust your judgment on where to eat.”
和訳: この辺りに詳しくないから、どこで食べるかはあなたの判断を信じるよ。
解説: この表現は、相手の判断力や選択を信頼することを意味します。特に、自分には経験や知識が足りないと感じる場合に、相手の意見や決定を信じる姿勢を示します。
Rely on someone’s word
例文: “I’ll rely on your word that the project will be completed on time.”
和訳: プロジェクトが期限内に完了するというあなたの言葉を信じて頼ることにする。
解説: これは、「take one’s word for it」と非常に近い意味を持ち、相手の言葉や約束に基づいて行動を決定することを意味します。明確な証拠や保証がない場合でも、相手の誠実さや信頼性を信じる態度が示されます。
関連英単語
- Believe – 信じる
- 基本形。ある事実や意見、人物などが真実であると考えること。
- Trust – 信頼する
- 人物や情報に対する確信や安心感。通常、人間関係や情報の正確さに対する深い信頼を意味する。
- Rely on – 頼る、依存する
- ある人や物事に対して、支えや助けを求めること。信頼してその上に立つ。
- Have faith in – 信頼する、信仰する
- 深い信頼や確信を持つこと。宗教的な信仰に限らず、一般的な信頼感を表すのにも使われる。
- Credit – 信用する
- 何かが真実であると受け入れること。特に、証拠や根拠に基づく合理的な信用を意味することが多い。
- Confide in – 心を許す、秘密を打ち明ける
- 他人に秘密や個人的な情報を安心して話すこと。深い信頼関係が必要。
- Depend on – 頼る
- 「Rely on」と同義。ある結果や状況が他の事柄に基づいていることを示す。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。以上が信じてもらいたい時”take one’s word for it”の意味とその使い方でした。それではSee you around!
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