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会議でよく聞く“move on”の意味とは?恋愛表現だと思っていた僕の勘違い

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RYO英会話ジム代表: 横田涼

セブ&オーストラリア留学後、海外で7年間勤務。2019年にRYO英会話ジムを創業。
KLab株式会社で翻訳・通訳を担当後、hanaso(Unhoop株式会社)でメソッド開発・講師を歴任。
その後、株式会社Alueにて三菱UFJ・UNIQLOなど大手企業向けに短期集中ビジネス英語研修を提供。

これまで数百名以上の「英語で成果を出せる日本人」を育成。

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こんにちは、RYO英会話ジムです。

“move on” は、会議では「次へ移る」「次の議題に進む」という意味で使われます。

たとえば、

Let’s move on to the next topic.
(次の話題に移りましょう。)

のように使います。

会議やミーティングで話題を切り替えたいときに、とてもよく使われる表現です。

それでは、“move on” の意味や使い方をさらに詳しく見ていきましょう。

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“move on” とあわせて覚えておきたいのが “get a move on” です。「急いで」「早くして」という意味で、日常会話でよく使われます。

▶︎ “get a move on”の意味と使い方はこちら

 

僕の失敗談|“move on”が「ムーボン」に聞こえて理解できなかった

僕自身、海外で働き始めたころ、会議で “move on” と言われても、最初はまったく理解できませんでした。

というのも、僕はずっと 「ムーブ・オン」 とカタカナっぽく覚えていたからです。

でも、実際の会話では単語と単語がつながるので、僕の耳には「ムーボン」のように聞こえました。

「ムーボンって何?」となってしまい、知っているはずの “move on” と結びつかなかったんですね。

さらにもう一つ勘違いしていたのが、“move on”=失恋から立ち直るときに使う恋愛フレーズだと思っていたことです。

たとえば、

You need to move on.
(もう前に進まないと。)

のような使い方ですね。

そのため、海外勤務を始めて会議で “Let’s move on.” と聞いたときも、最初は「なぜ仕事の会議で move on?」と少し混乱しました。

実際には、会議では「次へ進む」「次の議題に移る」という、とてもよく使われる表現です。

Tips|単語は「意味+実際の音+使われる場面」で覚える

この経験から学んだのは、英語はカタカナ発音だけで覚えないことです。

特に “move on” のような短い表現は、実際の会話では音がつながるため、教材で見たときの印象とかなり違って聞こえることがあります。

また、一つの意味だけで覚えないことも大切です。

“move on” なら、

  • 会議 → 次の話題・議題へ移る
  • 恋愛や人生 → 気持ちを切り替えて前に進む

というように、実際に使われる場面とセットで覚えると、聞いた瞬間に意味を判断しやすくなります。

「単語は知っているのに、ネイティブが話すと聞き取れない」という経験がある方は、自分の覚えている音と、実際の英語の音にズレがないかを一度チェックしてみてください。

 

“move on”の意味と使い方を詳しく解説

“move on” は、直訳すると「動いて先へ進む」というイメージの表現です。

実際の会話では、主に次のような意味で使われます。

1. 次の話題・議題へ移る
2. 次の段階へ進む
3. 過去の出来事を乗り越えて前に進む

特にビジネス英語では、会議やプレゼンで「次へ進む」という意味でよく使われます。

① 会議で「次の議題へ移る」

会議で一つの話題について話し終わったときに、“move on” を使うことができます。

Let’s move on to the next topic.
(次の話題に移りましょう。)

ポイントは、move on to + 名詞で「〜へ移る」という形です。

たとえば、

Let’s move on to the next question.
(次の質問に移りましょう。)

Can we move on to the next item?
(次の項目に移ってもいいですか?)

のように使えます。

会議では “Let’s move on.” だけでも、

「では、次に進みましょう」

という意味になります。

② 「次の段階へ進む」

“move on” は、話題だけでなく、仕事やプロジェクトなどで次のステップへ進む場合にも使えます。

Once we finish this task, we can move on to the next stage.
(この作業が終わったら、次の段階へ進めます。)

このように、“move on” には単に場所を移動するというよりも、「今やっていることを終えて、その先へ進む」というニュアンスがあります。

③ 「過去を乗り越えて前に進む」

“move on” は恋愛や人生について話すときにもよく使われます。

この場合は、

「過去を引きずらずに前へ進む」
「気持ちを切り替える」
「吹っ切る」

といった意味になります。

たとえば、失恋した友人に、

You need to move on.
(もう前に進まないと。)

と言うことができます。

また、

Have you moved on yet?
(もう吹っ切れた?)

のようにも使われます。

同じ “move on” でも、会議では「次へ進む」、恋愛では「気持ちを切り替える」というように、文脈によって日本語訳が変わるのがポイントです。

“move on to” と “move on” の違い

基本的な違いはシンプルです。

move on
→ 次へ進む

move on to + 名詞
→ 具体的に「〜へ進む」

たとえば、

Let’s move on.
(次へ進みましょう。)

だけでも意味は通じます。

一方で、

Let’s move on to the next topic.
(次の話題へ進みましょう。)

とすると、何に移るのかを具体的に伝えることができます。

会議ではどちらも非常によく使われます。

“before moving on” もよく使う

もう一つ覚えておきたいのが、

before moving on
(次へ進む前に)

という形です。

たとえば、

Before moving on, do you have any questions?
(次へ進む前に、何か質問はありますか?)

会議、プレゼン、授業などで非常に使いやすい表現です。

“move on” は動詞ですが、“before” のあとでは moving on という動名詞の形になります。

“move on” のニュアンス

“move on” のコアイメージは、

「今いるところ・今やっていることにとどまらず、その先へ進む」

です。

そのため、

会議なら
話題A → 話題B

仕事なら
ステップ1 → ステップ2

恋愛なら
過去 → 新しい状態

というように、さまざまな場面で使うことができます。

単純に「移動する」と暗記するよりも、「今の状態を終えて次へ進む」と覚えておくと、使い方がかなり理解しやすくなります。

“move on” に似た関連表現

最後に、“move on” と一緒に覚えておきたい表現を簡単にまとめておきます。

表現 意味・ニュアンス
move on 次へ進む・気持ちを切り替える Let’s move on.
move on to ~ 〜へ移る Let’s move on to the next topic.
go on to ~ 続いて〜へ進む Let’s go on to the next question.
proceed to ~ 〜へ進む Let’s proceed to the next item.
get over ~ つらい出来事などを乗り越える She finally got over the breakup.
let go of ~ 執着や感情を手放す You need to let go of the past.
switch to ~ 〜に切り替える Let’s switch to another topic.

特に会議では、move on to / proceed to / switch to あたりを覚えておくと、話題を切り替える表現の幅が広がります。

ただし、“proceed to” は “move on to” よりも少しフォーマルです。

普段のオンライン会議や社内ミーティングであれば、まずは “Let’s move on to…” を自然に使えるようにしておけば十分でしょう。

 

シーン別英会話|“move on”を自然に使ってみよう

ここからは、“move on” が実際の会話でどのように使われるのか、シーン別に見ていきましょう。

シーン1:会議で次の議題に移る

一つの議題について十分に話し合い、次のトピックへ進みたい場面です。

アイヴァン
I think we’ve covered everything here.
この件については、だいたい話し合えたと思います。
マイク
Great. Let’s move on to the next topic.
いいですね。では、次の話題に移りましょう

自然に使うコツ

会議では “Let’s move on to + 次に話したいこと” の形がとても使いやすいです。

“the next topic” 以外にも、“the next question” や “the next item” などを入れ替えて使えます。

シーン2:問題がすぐに解決できないとき

一つの問題に時間をかけすぎているので、いったん別の話題へ進みたい場面です。

アイヴァン
We still don’t have enough information to decide.
まだ判断するための情報が足りないですね。
マイク
I agree. Let’s move on for now and come back to it later.
そうですね。今はいったん次に進んで、あとでまた戻りましょう。

自然に使うコツ

“Let’s move on for now.” とすると、「とりあえず今は次へ進もう」というニュアンスになります。

議論が行き詰まったときにも使えますが、突然 “Let’s move on.” と言うと少し強く聞こえる場合があります。for nowcome back to it later を加えると、やわらかい印象になります。

シーン3:次へ進む前に質問がないか確認する

プレゼンや会議で、次の内容へ進む前に参加者の理解を確認する場面です。

アイヴァン
That makes sense. I don’t have any questions.
よくわかりました。質問はありません。
マイク
Okay. Before moving on, does anyone else have a question?
わかりました。次へ進む前に、ほかに質問がある方はいませんか?

自然に使うコツ

before moving on は「次へ進む前に」という定番表現です。

会議だけでなく、プレゼンや研修、レッスンなどでも自然に使えます。

シーン4:プロジェクトの次の段階へ進む

仕事が一区切りつき、次のステップについて話している場面です。

アイヴァン
We’ve finished the first phase of the project.
プロジェクトの第1段階が終わりましたね。
マイク
Yes. Now we can move on to the testing phase.
はい。これでテスト段階へ進むことができます

自然に使うコツ

“move on” は話題だけでなく、仕事やプロジェクトの「次の段階へ進む」ときにも使えます。

move on to the next phase / step / stage のように覚えておくと、ビジネスシーンで応用しやすいです。

シーン5:失恋した友人と話す

“move on” は、仕事だけでなく恋愛でもよく登場します。

アイヴァン
I still think about her sometimes.
今でも時々彼女のことを考えるよ。
マイク
That’s understandable. It takes time to move on.
それは仕方ないよ。吹っ切るには時間がかかるからね。

自然に使うコツ

恋愛での “move on” は、単純な「移動」ではなく、過去の恋愛やつらい出来事を受け入れて前に進むというニュアンスです。

“Move on!” と命令形にすると「もう忘れなよ」「いい加減前に進みなよ」のように強く聞こえることもあります。

相手に寄り添って言うなら、

It takes time to move on.
(吹っ切るには時間がかかるよ。)

のような言い方のほうが自然です。

 

音読しよう

問題が解決しそうになくて…

ナオミ
We can’t solve this problem now. Let’s move on to the next problem.
今はこの問題を解決できないね。とりあえず次の問題に移ろう。

 

 

次の質問に移る際に…

マイク
Shall we move on to the next question?
次の質問に移りましょうか?

 

 

ある議題について1時間以上話していて…

リョウ
We should move on.
次に移ったほうがいいんじゃない。

 

 

生徒へ…

スタローン
Before moving on, do you have any questions?
次へ移る前に、何か質問はありますか?

 

 

恋愛英会話でも使える

数ヶ月前に長く付き合っていた彼氏と別れた友人に…

リョウ
Have you moved on yet?
もう吹っ切れた?

 

 

“move on”でよくある間違いパターン|実際のレッスンから見えた日本人のつまずき

RYO英会話ジムでは、生徒さんが実際に英語を話す中で出てきた間違いをその場で可視化し、より自然な表現へ直していきます。

そのレッスンを見ていると、“move on” のような一見シンプルな表現でも、「意味は知っているのに、いざ話すと少しズレる」というパターンがよく見えてきます。

ここでは、実際のレッスンから気づいた、日本人学習者がつまずきやすいポイントをまとめます。

NG① “move on” のあとに、そのまま名詞を置いてしまう

Let’s move on the next topic.

「次のトピックに移りましょう」と言いたくて作ってしまいやすい文章ですが、“move on” のあとに移動先を入れる場合は to が必要です。

Let’s move on to the next topic.
次の話題に移りましょう。

move on to + 名詞
=「〜へ移る」

この形をセットで覚えておくと安心です。

NG② “the” を抜かしてしまう

Let’s move on to next question.

Let’s move on to the next question.
次の質問に移りましょう。

日本語には冠詞がないため、“next question” とそのまま言いたくなりますが、この場合は通常 the next question とします。

“the next topic”
“the next question”
“the next item”

のように、かたまりで覚えてしまうのがおすすめです。

NG③ “Before move on” と言ってしまう

Before move on, do you have any questions?

Before moving on, do you have any questions?
次へ進む前に、何か質問はありますか?

“before” のあとに動詞を直接置く場合は、ここでは moving の形にします。

または、

Before we move on, do you have any questions?

としても自然です。

会議やプレゼンでは非常によく使える形なので、

Before moving on, …
Before we move on, …

までセットで覚えておきましょう。

NG④ 恋愛でも “move on to” を使ってしまう

I finally moved on to my ex.

これだと、「元恋人を乗り越えた」という意味にはなりません。

過去の人や出来事から気持ちを切り替える場合は、from を使います。

I finally moved on from my ex.
ようやく元恋人のことを吹っ切れました

また、何から立ち直ったのかが明らかなら、

I’ve finally moved on.
ようやく前に進めるようになりました

だけでもOKです。

ここは、

move on to ~ → 次のもの・段階へ進む
move on from ~ → 過去のもの・人を乗り越える

と整理するとわかりやすいです。

NG⑤ 何でも “move” だけで済ませてしまう

Let’s move to the next topic.

文法的に必ずしも間違いというわけではありませんが、会議で「では次の話題へ進みましょう」と話を切り替えるなら、

Let’s move on to the next topic.

のほうが意図が伝わりやすく自然です。

“on” には、今のところから先へ進むというニュアンスがあります。

だからこそ、会議の話題転換と非常に相性がいいんですね。

間違えることは、むしろ上達のスタート

ここまでいくつかNG例を紹介しましたが、間違えること自体はまったく悪いことではありません。

むしろ大切なのは、

実際に話す → 間違える → 気づく → 直す → もう一度使う

という流れです。

僕自身もそうでした。

“move on” を「ムーブオン」と覚えていたので、実際の会話で「ムーボン」のように聞こえたときには理解できませんでしたし、最初は恋愛で使う表現だと思い込んでいました。

でも、実際の会話の中で何度も聞き、勘違いし、修正してきたからこそ、少しずつ自然に使えるようになりました。

英語は、間違えないように勉強するより、間違いを見つけて改善していくほうが伸びます。

なぜ独学だけでは難しいのか

独学でも、単語や文法の知識は増やせます。

ただ、難しいのが、

「自分が実際に話した英語の、どこが不自然なのか」に自分自身で気づくこと。

特に、ある程度英語が話せるようになった人ほど要注意です。

意味は通じる。
会話もなんとなく成立する。

だからこそ、細かな文法ミスや不自然な言い回しがそのまま残りやすくなります。

“なんとなく話せる”ところまで来た人こそ、そこで中途半端に終わらせないことが大切です。

必要なのは、さらに知識を増やすことだけではありません。

実際にたくさんアウトプットして、自分のクセやミスを発見し、一つずつ改善することです。

実際に「知っている英語」から「使える英語」へ変わった例

実際にRYO英会話ジムを受講された生徒さんの中には、長年教材を使って勉強を続けていたものの、「いざ話そうとすると言葉がなかなか出てこない」という壁を感じていた方がいました。

そこで、ただ知識を増やすのではなく、

  • 自分から質問する
  • 会話を広げる
  • 自分の考えを具体的に話す
  • 実際に話した英文のミスを修正する

といったアウトプット中心のトレーニングを継続。

その結果、スピーキングテストでの発話量は約300語から600語強へ約2倍に増え、RYO英会話ジムの評価でもステージ3からステージ6へ成長しました。

さらに、発話量だけでなく、文法ミスも減り、それまで知識として持っていた文法を会話の中で使える場面も増えていきました。

つまり大きかったのは、単に「英語をもっと勉強した」ことではありません。

持っている知識を実際に使い、間違いを発見し、改善するサイクルを回したことです。

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僕が英語を話せるようになる過程でも、たくさん間違えてきました。

だからこそ、伝えたいのは一つです。

間違いを隠すのではなく、どんどん出してください。

間違えれば、自分の課題が見えます。
課題が見えれば、直せます。
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“move on”に似た英語表現・関連語彙を会話で覚えよう

“move on” だけでも幅広く使えますが、似た表現をいくつか覚えておくと、会議や日常会話で同じ表現ばかり使わずに済みます。

ここでは、“move on” と一緒に覚えておきたい表現を、実際の会話例とともに紹介します。

1. proceed to 〜|〜へ進む

“proceed to” は、「次の段階・項目へ進む」という意味です。

“move on to” と意味は近いですが、少しフォーマルな響きがあります。

会議やプレゼン、正式な案内などでよく使われます。

アイヴァン
Are we done with the budget discussion?
予算についての話し合いは終わりましたか?
マイク
Yes. Let’s proceed to the next item.
はい。では、次の項目へ進みましょう

自然に使うコツ

proceed to + 名詞 の形で使います。

“Let’s proceed to the next item.” のように言うと、会議を少しフォーマルに進行できます。

普段の社内ミーティングなら “move on to” のほうが自然な場合も多いので、フォーマル度の違いで使い分けるとよいでしょう。

2. go on to 〜|続いて〜へ進む

“go on to” は、「そのあと続いて〜をする」「次に〜へ進む」という意味です。

何かを終えたあと、そのまま次の内容に進むイメージがあります。

アイヴァン
Should we talk about the schedule next?
次はスケジュールについて話しますか?
マイク
Yes. Let’s go on to the schedule.
はい。では、続いてスケジュールに移りましょう

自然に使うコツ

“go on to” は、一つの内容を終えて、その流れで次へ進むときに使いやすい表現です。

会議だけでなく、

He went on to explain the problem.
(彼は続いて問題について説明しました。)

のように、話の展開を説明するときにも使えます。

3. switch to 〜|〜に切り替える

“switch to” は、「別のものに切り替える」という意味です。

“move on” よりも、話題・方法・ツールなどを意識的に変更するニュアンスがあります。

アイヴァン
We’ve spent quite a bit of time on this topic.
この話題にはかなり時間を使いましたね。
マイク
Right. Let’s switch to the sales report.
そうですね。売上レポートに切り替えましょう

自然に使うコツ

switch to + 名詞 の形で覚えると使いやすいです。

“move on to” が「流れの中で次へ進む」のに対して、switch to は「別のものへ切り替える」感覚が強めです。

話題だけでなく、

switch to English
英語に切り替える

switch to another plan
別のプランに切り替える

のようにも使えます。

4. move forward|前に進む

“move forward” は、「前進する」「物事を進める」という意味です。

“move on” が「今の話題・状態から次へ移る」のに対して、“move forward” は、プロジェクトや計画そのものを前へ進めるときによく使われます。

アイヴァン
Do we have enough information to make a decision?
決定するための情報は十分ありますか?
マイク
I think so. We can move forward with the plan.
そう思います。この計画を前に進められます

自然に使うコツ

ビジネスでは、

move forward with + 計画・提案・プロジェクト

という形が非常によく使われます。

Let’s move forward with this proposal.
(この提案を進めましょう。)

のように、「話題を変える」のではなく、実行段階へ進めるときに使うのがポイントです。

5. get over 〜|〜を乗り越える

“get over” は、“move on” の恋愛・感情面での意味と近い表現です。

つらい出来事、失恋、病気、ショックなどを乗り越えるときに使います。

アイヴァン
You seem much better these days.
最近かなり元気になったね。
マイク
Yeah. I’m finally getting over the breakup.
うん。ようやく失恋を乗り越えつつあるよ

自然に使うコツ

“move on” が「気持ちを切り替えて前へ進む」ことにフォーカスするのに対して、“get over” は、つらさやショックそのものを乗り越えるイメージです。

そのため、

get over a breakup
失恋を乗り越える

get over the shock
ショックから立ち直る

のようによく使われます。

6. let go of 〜|〜を手放す

“let go of” は、文字通りには「〜を手から離す」ですが、感情について使うと、過去や執着、怒りなどを手放すという意味になります。

アイヴァン
I still keep thinking about what happened.
まだあの出来事のことを考えてしまうんだ。
マイク
It might help to let go of the past.
過去を手放すことが助けになるかもしれないよ。

自然に使うコツ

“let go of” は、単に忘れるのではなく、自分が握りしめている感情や執着を手放すニュアンスがあります。

よく使われる組み合わせとしては、

let go of the past
過去を手放す

let go of anger
怒りを手放す

let go of expectations
期待を手放す

などがあります。

“move on” とセットで、

You need to let go of the past and move on.
(過去を手放して、前に進まないと。)

のように使うこともできます。

“move on”との違いを簡単に整理

最後に、それぞれのニュアンスを簡単に整理しておきましょう。

表現 主な意味 ニュアンス
move on 次へ進む・吹っ切る 今いる状態から次へ進む
proceed to 〜へ進む ややフォーマル
go on to 続いて〜へ進む 流れのまま次へ進む
switch to 〜に切り替える 別のものへ変更する
move forward 前進する 計画や仕事を前へ進める
get over 〜を乗り越える つらさ・ショックから回復する
let go of 〜を手放す 執着や感情を手放す

すべて日本語では「次へ進む」「前に進む」と訳せることがありますが、どんな場面で、何から何へ進むのかによって自然な表現は変わります。

まずは会議なら move on to、仕事を前へ進めるなら move forward、気持ちの整理なら move on / get over / let go of というように、場面ごとに覚えていくと使い分けやすくなります。

 

“move on”と関連表現の練習クイズ

ここまで学んだ “move on” と関連表現を、クイズで確認してみましょう。

「意味はわかる」だけでなく、実際の場面でどの表現を選べるかを意識して挑戦してみてください。

Quiz 1

会議で「次の議題に移りましょう」と言いたいとき、最も自然なのはどれでしょう?

A. Let’s move on the next topic.
B. Let’s move on to the next topic.
C. Let’s move the next topic.
D. Let’s move at the next topic.

答え:B. Let’s move on to the next topic.

“move on to + 名詞” で、「〜へ移る」という意味になります。

  • A:移動先を続ける場合は to が必要です。
  • C:“move” だけでは「次の話題へ進む」というニュアンスが十分に出ません。
  • D:“move on at” という形にはしません。

会議では Let’s move on to the next topic. をひとかたまりで覚えておくと便利です。

Quiz 2

「次へ進む前に、何か質問はありますか?」として正しいのはどれでしょう?

A. Before move on, do you have any questions?
B. Before moved on, do you have any questions?
C. Before moving on, do you have any questions?
D. Before to move on, do you have any questions?

答え:C. Before moving on, do you have any questions?

“before” のあとに動詞を置く場合、ここでは moving の形を使います。

  • A:before + 動詞の原形にはできません。
  • B:“moved” は過去形・過去分詞なので、この文脈には合いません。
  • D:“before to move” という形にはなりません。

Before moving on, … は会議やプレゼンでそのまま使える便利な表現です。

Quiz 3

少しフォーマルな会議で「次の項目へ進みましょう」と言いたいとき、最も適切なのはどれでしょう?

A. Let’s proceed to the next item.
B. Let’s get over the next item.
C. Let’s let go of the next item.
D. Let’s switch from the next item.

答え:A. Let’s proceed to the next item.

“proceed to” は、「〜へ進む」という少しフォーマルな表現です。

  • B:“get over” は「困難・失恋などを乗り越える」という意味です。
  • C:“let go of” は「〜を手放す」という意味です。
  • D:“switch from” は「〜から切り替える」であり、「次の項目へ進む」には合いません。

フォーマルな会議やプレゼンでは proceed to も覚えておくと便利です。

Quiz 4

会議で「話題を売上についての話に切り替えましょう」と言いたいとき、最も自然なのはどれでしょう?

A. Let’s get over the sales report.
B. Let’s switch to the sales report.
C. Let’s let go of the sales report.
D. Let’s move from the sales report.

答え:B. Let’s switch to the sales report.

“switch to” は、「〜に切り替える」という意味です。

  • A:“get over” は「乗り越える」という意味なので不自然です。
  • C:“let go of” は「手放す」という意味です。
  • D:“move from” だと「売上レポートから離れる」という方向になってしまいます。

話題や方法、言語などを意識的に切り替えるときは switch to が便利です。

Quiz 5

プロジェクトについて「この計画を前に進めましょう」と言いたいとき、最も自然なのはどれでしょう?

A. Let’s move forward with this plan.
B. Let’s get over this plan.
C. Let’s move on from this plan.
D. Let’s let go of this plan.

答え:A. Let’s move forward with this plan.

“move forward with + 計画・提案など” で、「〜を前に進める」という意味になります。

  • B:“get over” だと「この計画を乗り越える」という不自然な意味になります。
  • C:“move on from” は「〜を離れて次へ進む」という意味なので、計画を進める意味にはなりません。
  • D:“let go of” は「計画を手放す・諦める」という方向の意味になります。

仕事では move forward with the plan / project / proposal などがよく使われます。

Quiz 6

失恋について「ようやく失恋を乗り越えつつある」と言いたいとき、最も自然なのはどれでしょう?

A. I’m finally getting over the breakup.
B. I’m finally proceeding to the breakup.
C. I’m finally switching to the breakup.
D. I’m finally moving forward with the breakup.

答え:A. I’m finally getting over the breakup.

“get over + つらい出来事” で、「〜を乗り越える・立ち直る」という意味になります。

  • B:“proceed to” は「〜へ進む」なので意味が違います。
  • C:“switch to” は「〜に切り替える」で、この文脈には使えません。
  • D:“move forward with” は計画などを進めるときに使うのが一般的です。

失恋だけでなく、get over the shock(ショックから立ち直る)のようにも使えます。

Quiz 7

「過去を手放して前に進む必要があるよ」と言いたいとき、最も自然なのはどれでしょう?

A. You need to proceed to the past and move on.
B. You need to switch to the past and move on.
C. You need to let go of the past and move on.
D. You need to move forward with the past and move on.

答え:C. You need to let go of the past and move on.

“let go of the past” は、「過去への執着を手放す」という意味です。

そこに “move on” を組み合わせることで、

「過去を手放して、前へ進む」

という自然な表現になります。

  • A:“proceed to the past” だと「過去へ進む」となり意味が逆です。
  • B:“switch to the past” もこの意味では使いません。
  • D:“move forward with the past” は「過去を抱えたまま計画として進める」ような不自然な表現になります。

“let go of” と “move on” は、気持ちについて話すとき相性のよい組み合わせです。

Quiz 8

会議で一つの問題に時間を使いすぎているため、「今はいったん次へ進んで、あとで戻りましょう」と言いたいとき、最も自然なのはどれでしょう?

A. Let’s move on for now and come back to it later.
B. Let’s get over it now and proceed yesterday.
C. Let’s let go of it and never discuss it again.
D. Let’s switch from it because it is finished.

答え:A. Let’s move on for now and come back to it later.

“move on for now” で、「今はいったん次へ進む」というニュアンスになります。

さらに come back to it later を加えることで、「この話を無視するのではなく、あとで戻ってくる」という配慮も伝わります。

  • B:“get over” は問題を「乗り越える」という意味で、この話題転換には合いません。また “proceed yesterday” も不自然です。
  • C:“let go of” だと「その問題を手放す・もう気にしない」という意味になり、あとで戻るニュアンスがありません。
  • D:“switch from” だけでは何に切り替えるのかがなく、さらに「終わったから」という意味も元の意図と異なります。

会議で議論が行き詰まったときは、

Let’s move on for now and come back to it later.

のように言うと、相手への配慮を残しながら自然に次へ進めます。

全問できましたか?

“move on” と似た表現は、日本語にするとどれも「進む」「切り替える」「乗り越える」のように見えるため、最初は迷いやすいところです。

大切なのは、単語だけで覚えるのではなく、

会議で次へ進む → move on
フォーマルに進む → proceed to
別のものへ切り替える → switch to
計画を前へ進める → move forward with
つらいことを乗り越える → get over
執着や過去を手放す → let go of

というように、場面とセットで覚えることです。

実際の会話で何度も使いながら、少しずつ自分の表現にしていきましょう。

 

よくある質問(FAQ)

Q. “move on”とはどういう意味ですか?

A. “move on”は「次へ進む」「次の話題へ移る」「気持ちを切り替える」という意味です。会議では「次の議題へ進む」、恋愛では「失恋から立ち直る」のように、文脈によって意味が変わります。

Q. “move on”の使い方は?

A. 基本は “move on”=次へ進む“move on to + 名詞”=〜へ移る です。たとえば Let’s move on to the next topic. で「次の話題に移りましょう」という意味になります。

Q. “move on”と“move on to”の違いは何ですか?

A. “move on”は「次へ進む」とだけ伝える表現です。一方、“move on to + 名詞”は「具体的に何へ進むのか」まで伝えます。会議では move on to the next topic の形がよく使われます。

Q. “move on”は会議でどう使いますか?

A. 会議では 「次の議題へ進む」「話題を切り替える」ときによく使います。代表的なのは Let’s move on.Let’s move on to the next item. です。シンプルで自然なビジネス英語です。

Q. “move on”は恋愛でも使えますか?

A. はい。恋愛では “move on”=「吹っ切る」「過去を乗り越えて前に進む」という意味で使います。たとえば Have you moved on yet? で「もう吹っ切れた?」というニュアンスになります。

Q. “move on from”とはどういう意味ですか?

A. “move on from + 人・出来事”は「〜を乗り越えて前に進む」という意味です。たとえば move on from your ex なら「元恋人を吹っ切る」という意味になります。to と from の違いに注意しましょう。

Q. “move on”と“move forward”の違いは?

A. “move on”は今の話題や状態から次へ移るイメージです。一方、“move forward”は計画や仕事を前進させるときによく使います。ビジネスでは move forward with the plan が定番です。

Q. “move on”と“get over”の違いは?

A. “move on”は「前へ進む」ことに重点があり、“get over”は「つらいことを乗り越える」ことに重点があります。失恋ならどちらも使えますが、ニュアンスは少し異なります。

Q. “move on”はどう発音しますか?

A. カタカナの「ムーブ・オン」と区切るより、実際の会話では 音がつながって「ムーボン」に近く聞こえることがあります。スペルだけでなく、実際の音とセットで覚えることがリスニング上達のコツです。

Q. “move on”のような表現を自然に話せるようになるには?

A. 単語の意味を覚えるだけでなく、実際に声に出して使い、間違いを修正することが大切です。RYO英会話ジムでは、発言内容を可視化・添削しながら、「知っている英語」を「使える英語」に変える練習を行っています。

 

まとめ|“move on”を実際の会話で使ってみよう

今回は、“move on” の意味や使い方、会議・恋愛での使い分け、似た表現まで紹介しました。

ポイントは、“move on”=「今いる状態から次へ進む」というイメージを持つことです。

  • move on to 〜:〜へ移る
  • move on from 〜:〜を乗り越えて前に進む
  • move forward:仕事や計画を前へ進める
  • get over 〜:つらいことを乗り越える
  • let go of 〜:過去や執着を手放す

そして何より大切なのは、覚えた表現を実際に口に出して使うことです。

僕自身も、聞き取れなかったり意味を勘違いしたりしながら、何度も使って修正することで身につけてきました。

英語は「知っている」で終わらせず、間違えながら“使える英語”に変えていきましょう。

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