こんにちは、RYO英会話ジムのリョウと申します。本日は、「be supposed to」の表現を使いこなすための3つの簡単な覚え方、及びそれに類似した意味を持つ表現についてご紹介いたします。本記事を通じてご紹介するポイントをマスターすれば、日常会話においてスムーズに「be supposed to」を使用できるようになることでしょう。それでは、早速始めていきましょう。
目次
「Be Supposed To」とは?
簡単な定義と基本の意味
「Be Supposed To」 は、英語で「〜することになっている」や「〜するはずだ」という意味を持つフレーズです。このフレーズは、義務や期待される行動、予定された事柄を表現する際に使われます。
基本の意味
- 義務や責任
- 「Be Supposed To」は、ある人が何かをする責任や義務があることを示します。これは、規則や約束、他の人の期待に基づいています。
- 例: You are supposed to submit the report by Friday.
- (あなたは金曜日までにレポートを提出することになっています。)
- 予定や期待
- このフレーズは、何かが予定されている、または期待されていることを示します。これは、未来の出来事や行動について話す際に使われます。
- 例: The train is supposed to arrive at 8 PM.
- (その電車は午後8時に到着する予定です。)
例文で理解する
- 義務や責任の例
- Students are supposed to wear uniforms at this school.
- (この学校では生徒は制服を着ることになっています。)
- I am supposed to help my parents with housework every weekend.
- (毎週末、私は両親の家事を手伝うことになっています。)
- Students are supposed to wear uniforms at this school.
- 予定や期待の例
- The meeting is supposed to start at 10 AM.
- (会議は午前10時に始まる予定です。)
- She is supposed to call me tonight.
- (彼女は今夜私に電話をすることになっています。)
- The meeting is supposed to start at 10 AM.
「Be Supposed To」は、日常会話やビジネスシーンでもよく使われる表現です。このフレーズを理解して使いこなすことで、より自然で正確な英語表現ができるようになります。
会話例
1. すべきこと・すべきでないこと
明日のチェックアウトは何時か聞かれて…
上司が退職するうわさについて同僚に聞くと…
それについては誰にも言ってはいけないんだ。
会社の全体会議の時間を聞きたくて…
何時にそこへ行く必要があるんだい?
このようにルールや約束、そして責任のある立場の人の発言に対して義務や責任が発生するとき”be supposed to”が使われ、同じ意味の表現として“should”や”have to 〜”そして”is allowed to 〜.”になります。
2. そうなるだろうと予想/予定されていること
おじさんはいつ到着するのか聞くと…
おじは明日到着するはずだよ。
このバッテリーはどのくらい持つのか聞くと…
この表現は、既に起こった事象が予測されていた、または予定されている状況でよく使用され、「〜することが予想される」という意味で”be expected to”に置き換えることができます。また、過去形の”was supposed to”は、特に予期していた出来事が実際には起こらなかった時に用いられます。窓を見て…
今日は晴れのはずだったけど、雨だね。
また、相手の意見に対するいら立ちを表現する際にも使われますが、この文脈では「予期された意図」を含むという意味合いがあります。
彼女と言い合いになってしまい…
君は知らないと決めつけていたよ。
それどういう意味よ?(苛立ち)
3. たくさんの人に信じられていること
おすすめのお医者さんはどこか聞くと…
彼はきっと町で一番腕のいい医者や。すごいって聞くで。
多くの人々から信じられている事柄についても、「be supposed to」が用いられることがありますが、それが必ずしも真実であるとは限らないため、異なる意見を持つ人々が現れる可能性があります。なお、「be believed that〜」という表現に置き換えることもできます。
疑問文と否定文
疑問文での「be supposed to」
疑問文の基本形
「be supposed to」を疑問文で使用する場合、助動詞(am/are/is)を文の最初に移動させて質問形を作ります。
例: “Are you supposed to be here at this time?”
(あなたはこの時間にここにいることになっていますか?)
特定の情報を尋ねる疑問文
詳細や具体的な情報を求める場合は、疑問詞(what, when, where, why, how)を文の最初に置きます。
例: “What are we supposed to do now?”
(私たちは今、何をするべきなのですか?)
否定文での「be supposed to」
否定文の基本形
「be supposed to」の否定形では、「not」を「be」の後に置きます。
例: “You are not supposed to park here.”
(ここに駐車することは許されていません。)
強調した否定
意味を強調するために「supposed to」の前に「not」を置くこともあります。通常よりも強い否定のニュアンスを表現できます。
例: “You are supposed not to talk during the exam.”
(試験中に話してはいけないことになっています。)
「Be Supposed To」のニュアンス
他の表現との違い
「Be Supposed To」 は、似たような意味を持つ他の表現と微妙に異なるニュアンスがあります。ここでは、いくつかの類似表現とその違いについて説明します。
- 「Have To」との違い
- 「Have To」 は「〜しなければならない」という強い義務や必要性を表します。一方、「Be Supposed To」 は期待や予定された義務を表しますが、実際にその義務が守られているかどうかは不明確です。
- 例:
- You have to finish your homework by tomorrow.
(明日までに宿題を終わらせなければなりません。) - You are supposed to finish your homework by tomorrow.
(明日までに宿題を終わらせることになっています。)
- You have to finish your homework by tomorrow.
- 「Should」との違い
- 「Should」 は「〜すべきだ」というアドバイスや提案を示します。「Be Supposed To」 は、規則や予定に基づく義務を強調します。
- 例:
- You should eat more vegetables.
(もっと野菜を食べるべきです。) - You are supposed to eat more vegetables.
(もっと野菜を食べることになっています。)
- You should eat more vegetables.
- 「Ought To」との違い
- 「Ought To」 も「〜すべきだ」という意味で使われますが、これは道徳的または社会的な義務を強調します。「Be Supposed To」 は、予定や期待に基づく義務を示します。
- 例:
- You ought to apologize for being late.
(遅れたことを謝るべきです。) - You are supposed to apologize for being late.
(遅れたことを謝ることになっています。)
- You ought to apologize for being late.
使うときの注意点
「Be Supposed To」を使う際には、いくつかの注意点があります。
- 実際の行動と期待のギャップ
- 「Be Supposed To」は、期待された行動が実際に行われていない場合にも使われることがあります。そのため、話し手の期待と現実の行動が一致しない場合には、失望や不満を表すこともあります。
- 例: He is supposed to be here by now, but he’s not.
(彼はもうここにいるはずですが、いません。)
- 文脈の理解
- この表現は、文脈によって異なるニュアンスを持つことがあります。例えば、職場での規則や社会的な期待に基づく場合と、単なる予定に基づく場合では、意味が微妙に異なります。
- 例: Employees are supposed to clock in by 9 AM.
(従業員は午前9時までに出勤することになっています。)
- 敬意と礼儀
- 「Be Supposed To」を使うと、相手に対して敬意を持って義務や期待を伝えることができます。ただし、強い命令として受け取られないように注意しましょう。
- 例: You are supposed to attend the meeting, but if you have a valid reason, please let us know.
(会議に出席することになっていますが、正当な理由がある場合はお知らせください。)
「Be Supposed To」を使った例文集
ここでは、「Be Supposed To」を使ったよく使われるフレーズとその日本語訳を紹介します。日常会話やビジネスシーンで役立つ例文を集めました。
- 一般的なフレーズ
- You are supposed to be at work by 9 AM.
- あなたは午前9時までに仕事にいることになっています。
- He is supposed to call me tonight.
- 彼は今夜私に電話をすることになっています。
- We are supposed to submit the report by Friday.
- 私たちは金曜日までにレポートを提出することになっています。
- They are supposed to finish the project by next month.
- 彼らは来月までにプロジェクトを完了することになっています。
- The train is supposed to arrive at 8 PM.
- その電車は午後8時に到着する予定です。
- You are supposed to be at work by 9 AM.
- 否定文の例
- You are not supposed to park here.
- ここに駐車することはできません。
- He is not supposed to eat sweets because of his diet.
- 彼はダイエット中なのでお菓子を食べることはできません。
- We are not supposed to enter this area.
- 私たちはこの区域に入ることはできません。
- You are not supposed to park here.
- 疑問文の例
- Are we supposed to bring our own lunch?
- 私たちは自分のお弁当を持ってくることになっていますか?
- Is she supposed to attend the meeting tomorrow?
- 彼女は明日会議に出席することになっていますか?
- What time are they supposed to arrive?
- 彼らは何時に到着する予定ですか?
- Are we supposed to bring our own lunch?
- 日常会話でのフレーズ
- Parents are supposed to take care of their children.
- 親は子供の世話をすることになっています。
- Students are supposed to do their homework every day.
- 学生は毎日宿題をすることになっています。
- We are supposed to meet at the restaurant at 7 PM.
- 私たちは午後7時にレストランで会うことになっています。
- Parents are supposed to take care of their children.
- ビジネスシーンでのフレーズ
- Employees are supposed to follow the company policies.
- 従業員は会社の方針に従うことになっています。
- Managers are supposed to lead their teams effectively.
- マネージャーは効果的にチームをリードすることになっています。
- The report is supposed to be reviewed by the end of the day.
- レポートはその日の終わりまでにレビューされることになっています。
- Employees are supposed to follow the company policies.
「Be Supposed To」を使ったクイズ
ここでは、「Be Supposed To」の理解度をチェックするための簡単なクイズを用意しました。以下の問題に答えて、あなたの理解を確認しましょう。各質問には正しい答えが含まれていますので、答えた後に確認してください。
Q1. 以下の文を完成させてください。
You __________ (supposed) to attend the meeting at 10 AM.
- is
- are
- am
Q2. 次の文が正しいか間違っているかを判断してください。
She are supposed to finish the report by tomorrow.
- 正しい
- 間違っている
Q3. 次の文を日本語に訳してください。
He is supposed to arrive at the airport by 6 PM.
- 彼は午後6時までに空港に到着することになっています。
- 彼は午後6時に空港に到着する予定です。
- 彼は午後6時に空港に行くことが期待されています。
Q4. 次の文を否定文に変えてください。
You are supposed to clean your room.
- You not supposed to clean your room.
- You are not supposed to clean your room.
- You are supposed not to clean your room.
Q5. 次の文の意味として最も適切なものを選んでください。
We are supposed to submit the project by Friday.
- 私たちは金曜日にプロジェクトを提出することが望まれています。
- 私たちは金曜日までにプロジェクトを提出することになっています。
- 私たちは金曜日にプロジェクトを提出する予定です。
A1. 2. are
You are supposed to attend the meeting at 10 AM.
(あなたは午前10時に会議に出席することになっています。)
A2. 2. 間違っている
She are supposed to finish the report by tomorrow. → She is supposed to finish the report by tomorrow.
(彼女は明日までにレポートを終わらせることになっています。)
A3. 1. 彼は午後6時までに空港に到着することになっています。
He is supposed to arrive at the airport by 6 PM.
A4. 2. You are not supposed to clean your room.
(あなたは部屋を掃除することになっていません。)
A5. 2. 私たちは金曜日までにプロジェクトを提出することになっています。
We are supposed to submit the project by Friday.
まとめ
この記事では、「Be Supposed To」の意味や使い方、実用例について学びました。ここでおさらいとポイントを確認しましょう。
- 「Be Supposed To」の意味
- 「〜することになっている」「〜するはずだ」といった義務や予定、期待を表します。
- 使い方
- 肯定文: You are supposed to submit the report by Friday.
- あなたは金曜日までにレポートを提出することになっています。
- 否定文: You are not supposed to park here.
- ここに駐車することはできません。
- 疑問文: Are we supposed to bring our own lunch?
- 私たちは自分のお弁当を持ってくることになっていますか?
- 肯定文: You are supposed to submit the report by Friday.
- ニュアンスの違い
- Have To: 「〜しなければならない」強い義務
- Should: 「〜すべきだ」アドバイスや提案
- Ought To: 道徳的または社会的な義務
- Be Supposed To: 規則や予定、期待に基づく義務
- 使うときの注意点
- 実際の行動と期待のギャップに注意
- 文脈に応じた使い方を理解
- 相手に対する敬意を持って使用
- 例文集
- 日常会話やビジネスシーンでの使用例を紹介
- よく使われるフレーズとその訳
- クイズ
- 理解度をチェックするための簡単なクイズ
ポイントの確認
- 「Be Supposed To」は、予定や義務を伝えるのに便利な表現です。
- 似たような表現とのニュアンスの違いを理解し、適切に使い分けましょう。
- 日常会話やビジネスシーンで実際に使うことで、より自然な英語表現が身につきます。
このガイドを通じて、「Be Supposed To」の使い方をマスターし、英語力を向上させてください。ご意見や質問があれば、ぜひお知らせください。読んでいただきありがとうございました!
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