目次
1. はじめに:英語での質問力が会議を成功させるカギ!
ビジネスシーンにおいて、「質問力」は重要なスキルのひとつです。自分の意見を伝えるだけでなく、相手に的確な質問をすることで、話がより深まりますし、相手の考えや意図も理解しやすくなります。質問を上手に活用することで、会議の流れをコントロールすることもでき、参加者全員の理解を深められますよね。
特に英語での会議では、質問力がスムーズな進行のポイントになります。英語で話すとき、「ちゃんと伝わるかな…」と不安になることもあるかもしれません。しかし、目的に応じた質問を投げかけることができれば、会議の場で自信を持って発言でき、チームへの貢献度も高まります。
そこで今回は、英語での質問力をさらに高めるために、実践しやすい「3つのテクニック」をご紹介します!どれも簡単に取り入れられる方法ですので、次回の会議で早速試してみてくださいね。
2. テクニック①:明確な目的を持って質問をする
英語で質問をする際に大切なのは、「ただ質問する」だけではなく、その質問をする目的を明確にすることです。質問をする理由がはっきりしていると、相手にもその意図が伝わりやすく、答える側もスムーズに対応できます。
たとえば、次のような目的で質問を使い分けることができます:
- 理解を深めるための質問:「具体的にはどういうことですか?」や「他に例がありますか?」など、相手の説明をもっと詳しく聞きたいとき。
- 相手の意見を引き出すための質問:「このアイデアについてどう思いますか?」や「他に改善点はありますか?」など、相手の考えや視点を知りたいとき。
このように目的に応じて質問を工夫することで、会話がより意義深くなりますし、会議の場で自分が何を知りたいのかがはっきりします。英語での会話でも、こうした意識を持つことで、質問がクリアでわかりやすくなり、相手も答えやすくなるはずです。
目的を意識した質問の例
- 理解を深めるための質問
- “Could you explain that in more detail?”
- もう少し詳しく説明していただけますか?
- “What do you mean by…?”
- …とはどういう意味ですか?
- “How does this approach work in practice?”
- この方法は実際にどのように機能するのですか?
- “Could you explain that in more detail?”
- 相手の意見を引き出すための質問
- “What are your thoughts on this?”
- この件についてどう思われますか?
- “Do you see any challenges with this idea?”
- このアイデアにはどんな課題があると思いますか?
- “How do you feel about this approach?”
- この方法についてどう感じますか?
- “What are your thoughts on this?”
3. テクニック②:短く、シンプルに質問する
英語で質問するときは、できるだけ短く、シンプルに表現することがポイントです。複雑な言い回しや長い文章で質問をすると、相手にとってわかりにくくなり、意図が伝わりにくくなってしまいます。
シンプルな質問は、聞き手にも考えやすく、的確な回答が得られる可能性が高まります。たとえば、「このアプローチについてどう思いますか?」と聞きたい場合には、”What do you think about this approach?” のように、簡潔でストレートな表現を心がけましょう。短い質問であれば、相手も集中して理解しやすく、スムーズに会話が進みます。
質問は短くても十分伝わりますし、要点がはっきりしていれば相手も答えやすくなります。英語の会議では特に、この「シンプルさ」を意識することで、質問力をぐっと高められるでしょう。
シンプルで伝わりやすい質問の例
- “What do you think?”
- どう思いますか?
- “Could you clarify that?”
- それをもう少しわかりやすく説明していただけますか?
- “Why do you think this is important?”
- なぜこれが重要だと考えますか?
- “What’s the next step?”
- 次のステップは何ですか?
- “How can we solve this issue?”
- この問題をどう解決できるでしょうか?
シンプルな質問は、特に初めての場や大勢の前でも使いやすく、伝わりやすいので効果的です。
4. テクニック③:相手の話をよく聞き、理解した上で質問をする
良い質問をするためには、まず相手の話をしっかり聞くことが大切です。相手が何を言いたいのかを理解せずに質問をしてしまうと、話がかみ合わなくなったり、相手にとっても負担になることがあります。
そのため、相手の話をよく聞き、内容を理解したうえで質問をすると、自然でスムーズなやり取りが生まれます。焦らずに一度相手の言葉を咀嚼(そしゃく)し、「なるほど、つまり…ということですね」といった確認を含めると、相手も安心して話を続けることができます。
たとえば、「あなたが言おうとしているのは…で合っていますか?」と確認する場合には、”So, if I understood correctly, you’re suggesting that…?” のように、相手の意図を確かめる表現を使うと良いでしょう。このように丁寧に対応することで、相手の話に敬意を払っていることが伝わり、会議での信頼関係も築きやすくなります。
会話が深まるだけでなく、互いに安心して意見を交換できる環境が生まれるので、ぜひ試してみてくださいね。
相手の意図を確認する質問の例
- “So, if I understood correctly, you’re suggesting that…?”
- 私の理解が正しければ、あなたは…と提案されているのですか?
- “Are you saying that we should…?”
- あなたは私たちが…すべきだと言っているのですか?
- “Just to clarify, do you mean…?”
- 確認ですが、あなたが言いたいのは…という意味ですか?
- “If I’m not mistaken, you believe that…?”
- 間違っていなければ、あなたは…と考えているのですね?
- “Could you give an example of what you mean by that?”
- それについて具体的な例を挙げていただけますか?
こうした確認のフレーズを使うことで、相手に対する理解を示しながら質問ができ、信頼関係が深まります。
5. まとめ:質問力を磨いて、会議をスムーズに進めよう!
会議中に上手に質問を活用することで、議論が深まり、チーム全体での理解と協力がさらに強まります。質問力は、単に自分の疑問を解決するだけでなく、相手の考えを引き出し、建設的な対話を生むための大切なスキルです。
今回ご紹介した「明確な目的を持って質問する」「短くシンプルに質問する」「相手の話をしっかり聞いて質問する」という3つのテクニックを、ぜひ英語の会議で実践してみてください。どれも難しくなく、すぐに取り入れやすい方法なので、少し意識するだけで大きな変化が感じられるはずです。
質問力を磨いて、会議をスムーズに進め、英語でも自信を持って発言できるようになりましょう!
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