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フィリピンでのカルチャーショック【完全版】— 住んでわかった意外な日常と文化

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RYO英会話ジム代表: 横田涼
/【代表】横田涼のプロフィール/
セブ&オーストラリアに留学し、7年間の海外勤務を経て、2019年にRYO英会話ジムを起業。

経歴:KLab株式会社で翻訳兼通訳者として勤務し、その後、Unhoop株式会社(大手英会話スクールhanaso)に転職。スタディサプリの有名講師、関正生さんと共同で自社メソッドを開発し、多くのヒット教材を制作。その後、講師やカウンセリングも担当。さらに株式会社Alueに転職し、三菱UFJやUNIQLOなどの大手日系企業向けに短期集中ビジネス英語研修を提供し、数百名以上の「英語が話せる日本人」を育成。

/RYO英会話ジムのアピールポイント/
1. 業界No.1の圧倒的なアウトプット量
2. レッスン内で発言内容の見える化&添削
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こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。今日は、フィリピンに住んで感じたカルチャーショックについてまとめてお話ししたいと思います。私はフィリピンに深く関わってきました。大学時代にはセブに留学し、その後、新卒でマニラの日系企業に就職しました。そして、7年間の就業を経て起業に至りました。そのため、フィリピンの文化や人々の行動については、かなり詳しい方だと思います。今回の記事では、その経験をもとに、フィリピンで感じたカルチャーショックをまとめてみました。ネガティブな内容も含まれていますが、それもフィリピンという国の一部として、親しみを持ってお伝えします。

 

食べ物編

基本脂っこい

フィリピン料理は、全体的に脂っこいものが多いのが特徴です。また、野菜をあまり摂らない人が多いのも印象的です。私がセブ留学中に出会った先生のお弁当箱には、ご飯とお肉だけが詰められていて、非常にシンプルでした。野菜は?と聞くと、「嫌いだから食べない」とのことでした(笑)。もちろん、野菜を積極的に摂る人もいますし、最近では「サラダストップ」というサラダ専門店も増えてきています。

スパゲッティが甘い

フィリピンには、マクドナルドに匹敵するほど人気のあるローカルのファーストフード店があります。そこで驚いたのが、スパゲッティが甘いことです。日本の常識では考えられませんが、フィリピンでは甘いスパゲッティが一般的です。ただ、すごく甘いわけではなく、ほんのり甘い感じです。日本人の中には、この甘さにハマって「ジョリビーファン」になる人もいますが、私は断然日本のスパゲッティ派です(笑)。

コーヒーや紅茶が甘すぎる

特に、老舗の日本食レストランで提供されるアイスコーヒーや紅茶は、驚くほど甘いです。日本では通常、シロップが別添えで提供されますが、フィリピンではすでに甘味が加えられた状態で出されることが多いです。そのため、注文時にシロップを別にしてほしいとお願いする必要があります。ただし、スタバなどのおしゃれなカフェやレストランでは、日本と同様にシロップが別添えで提供されるので安心です。

 

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レストラン・コンビニ編

オーダーの聞き間違えが多い

フィリピンのレストランでは、なぜかオーダーの聞き間違いが比較的多いです。もちろん、値段が高めのレストランやバーではこういったことはほとんどありませんが、それ以下の価格帯のレストランやバーに行くと、10回に1回は必ず何かしらの間違いが起こります。最初はイラっとすることもありますが、長く住んでいると、その状況も笑い話に変わってきます。

お会計時に小銭を出すのを待ってくれない

コンビニやモールでの会計時、明らかにこちらが小銭を出そうとしているのに、店員が待ってくれないことがよくあります。日本では、お客さんが小銭を出す様子を見て待ってくれるのが普通ですが、フィリピンではそういった配慮は期待できません。そのため、小銭を出すつもりでいることを事前に伝えるか、最初に小銭を出すようにするとスムーズです。

 

行動編

背後に人がいても歩道を平気で占領する

フィリピンでは、背後に人が来ていても気にせずに歩道を占領していることがよくあります。これが文化の一つだと感じるほど、何度も経験しました。ただし、住んでいる地域による違いも大きいようです。富裕層が住むエリアでは、周囲への配慮が感じられることが多く、ジョギングをしていてもすぐに道を譲ってくれる印象があります。

歩くのが遅い

日系企業で働いていたとき、コンドミニアムから会社まで歩く際に、フィリピンの人たちの歩くスピードが非常に遅いと感じました。日本では特に「歩くのが早い」と言われたことはありませんが、こちらで仕事をしていると、歩く速度が遅いことにイライラすることがありました。しかし、そのスローなペースが「焦らなくても大丈夫」と言われているようで、時には急ぐことがバカらしく思えることもありました。

時間通りに来ない

フィリピンでは、物も人も時間通りに来ることは稀です。電車には時間表がなく、ただ待つしかありませんが、だいたい10分間隔で来ることが多いです(笑)。人に関しても、基本的に遅れてくることが多いです。日系企業で働くフィリピン人は日本の文化に従い、時間に厳しいですが、そうでない人たちは遅れてくることにあまり気にしない様子です。

ただし、仕事での遅れは、個人の性格よりも交通渋滞の影響が大きいと思います。渋滞を考慮して早めに家を出ればいいのですが、渋滞の予測が難しいこともあり、遅れるのは仕方がないと感じる場面もあります。特にマニラでは経済が集中しすぎているため車の数が非常に多く、渋滞が頻繁に発生します。また、「グラブ」というタクシー予約アプリが普及しているため、タクシーの数も増加しており、その影響も大きいです。

以下は、渋滞が最もひどい道路で撮影した動画です。

ちなみに、仕事の期限に関しても、比較的ルーズなところがあります。

 

仕事編

おしゃべりしながら仕事をする

日系企業で働いていたときのことですが、日本人スタッフが私語なしで黙々と仕事をしている一方で、フィリピン人のスタッフはお菓子をつまみながら隣の同僚とおしゃべりしつつ仕事をしているのが印象的でした。俯瞰的に見ると微笑ましい光景です。私も試しに同僚とおしゃべりしながら仕事をしてみたところ、すぐに日本人の上司に怒られてしまいました(笑)。

 

性格編

基本的にみんな明るい

フィリピンの人々は、基本的にみんな明るい性格です。もちろん、稀に寡黙な方もいますが、根っから明るいという印象を受けます。日本人の真面目さフィリピン人の陽気さは、ちょうど良いバランスを取れる相性の良い組み合わせだと思います。

家族を大事にする

フィリピンでは家族を第一に考える文化が根強くあります。日本では「仕事が第一」という価値観も見られますが、フィリピンでは考えられません。経済的に個々が自立しにくい環境も影響しているかもしれませんが、それ以上に、家族を支えることに強い情熱を持っていると感じます。仕事でも、定時を超えて働くことは少なく家族を優先するため、残業が常態化することはあまりありません。日系企業で働いていた際も、フィリピンの人々が「日本人は働きすぎだ」と口にするのをよく耳にしました。

 

祝い編

誕生日には誕生日の人がおごる

初めて聞いたときは驚きましたが、フィリピンでは誕生日の日に友人や家族と食事に行くと、誕生日の人が奢るのが普通です。日本では逆ですが、フィリピンでは誕生日を祝う人が支払うのが常識なんですね(笑)。

クリスマスは9月から本格始動

現在9月ですが、フィリピンではすでにクリスマスムードが漂っています。街は3ヶ月前からクリスマス一色になり、クリスマスソングが流れクリスマスライトもちらほら見かけるようになります。日本でいう正月以上に大きなイベントであり、みんなが気合いを入れて準備します。会社のクリスマスパーティーも一年で最もお金をかける行事で、従業員全員が楽しみにしています。

年越しはフィリピン全土で花火大会

フィリピンの年越しでは、全国で花火が打ち上げられます。花火だけでなく、爆竹も使用されます。マニラのどこかのホテルで年越しを迎えると、だいたい午後11時頃から午前2時頃まで花火が鳴り続けるため、簡単には寝られません。また、住宅エリアでも花火を上げるのが普通です。

以下は、講師Ivanの自宅を訪れた際に撮影した動画です。

 

 


 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。ざっと思い返してみて出てきた内容ですが、これでフィリピンでの常識を少しでもイメージしていただけたのではないかと思います。今後、さらに時間が経てば、新たなカルチャーショックが出てくるかもしれませんが、現時点での【完全版】フィリピンに住んで感じたカルチャーショックまとめとしてお届けしました。それでは、See you around!

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