英語学習あるある!「It happens.」のつもりが…?
I also do it. って言っちゃった私の失敗談
英会話の練習中に、生徒さんが「It happens.」と言いたかった場面で、うっかりこう言ってしまいました。
I also do it.
たとえばこんな会話。
A: I forgot my homework again…
(また宿題忘れちゃったよ…)
B: I also do it.(←この言い方、ちょっと変です…)
この言い方、直訳すれば「私もそれをやります」という意味ですが、
実際には「よくあることだよ」「わかるよ」と言いたかったんですよね。
英語ではこういうとき、共感や慰めのニュアンスを込めて、
It happens.
Don’t worry, that happens to everyone.
You’re not the only one.
などが自然な表現になります。
よくある間違いから学べること
この失敗を経験した生徒さんは、後からこう話してくれました。
最初は「I also do it.」でも通じるかと思ったけど、先生が首をかしげた瞬間に「アレ?」ってなりました(笑)。
意味は通じるけど、ネイティブはそういう言い方はしないって教わって、めちゃくちゃ納得しました。
今は「It happens.」って自然に言えるようになったのが嬉しいです!
このような「気づき」は、実際に使ってみること・そして間違いから学ぶことでしか得られません。
だからこそ、アウトプット+フィードバックのサイクルが大切なんです。
ネイティブの表現には、「言い方ひとつで意味がガラッと変わる」ものもあります。
たとえば「What’s wrong?」と「What’s wrong with you?」の違いなど、知っておくと会話での誤解を防げますよ。
👉 What’s wrong? と What’s wrong with you? の180度変わるニュアンスの違いとは?
📩 英語を話せるようになる第一歩として、リョウが無料で学習相談を実施中です。
発言内容の見える化や添削で、あなたの課題を明確にし、次の一歩を一緒に見つけましょう。
よく使われる基本のひと言:It happens. の意味と使い方
英語で「そういうこともあるよ」と伝えたいとき、最もよく使われる表現が “It happens.” です。
これは、誰かがミスをしたときや、予期せぬ出来事が起きたときに、相手を励ましたり、気にしなくていいよという気持ちを伝えるとても便利なひと言です。シンプルだけど、ネイティブもよく使う表現です。
たとえば、こんな場面で使えます:
A: I missed my train this morning.(今朝電車に乗り遅れちゃった。)
B: It happens. Don’t stress about it.(そういうこともあるよ。気にしないで。)
ポイント:
- 主語+動詞だけの超シンプルな構造
- フォーマルすぎず、日常会話で使いやすい
- 相手を慰めたり、共感を示すのにぴったり
ちょっとした失敗やトラブルを「まあ、そんなこともあるよね」とさらっと受け止める優しい表現です。覚えておくと、会話で自然に使える場面が多いですよ!
言い換えも覚えておこう!「そういうこともあるよ」の別の英語表現たち
“It happens.” だけでなく、似たような意味を持つ表現は他にもいくつかあります。
その日の気分や話し相手との関係によって、ちょっと違う言い方を使うと、より自然な英会話ができるようになります。
🗣 1. Things like that happen.
→(そういうこともあるさ)
少しカジュアル寄りで、”It happens.” よりも丁寧なニュアンスに感じることもあります。
I totally forgot to reply to her message.
→ Things like that happen. Don’t worry.
🗣 2. That’s life.
→(それが人生さ)
もっと大きな視点から「人生いろいろあるよね」的なニュアンスで使います。
場合によっては少し“突き放している”ように聞こえることもあるので、注意して使いましょう。
I worked so hard, but I didn’t get the promotion.
→ Yeah… that’s life.
🗣 3. It’s just one of those things.
→(そんなこともあるよね)
少し曖昧さがありつつも、共感を込めて言いたいときに使える便利な表現です。
Our team lost again…
→ It’s just one of those things. We’ll do better next time.
🗣 4. It happens sometimes.
→(そういうことも時々あるよ)
“It happens.” に「たまには」という頻度の意味が加わった表現です。
より落ち着いた、状況を客観的に見る言い回しになります。
I got nervous and forgot my lines.
→ It happens sometimes. Don’t beat yourself up.
こういった表現をいくつか覚えておくと、その場に合った「柔らかい励まし」ができるようになりますよ!
日常でどう使う?シーン別「そういうこともあるよ」の英会話例
「It happens.」やその他の表現を実際の会話の中でどう使えばいいか、ピンとこない方も多いかもしれません。
そこで、ここでは日常のよくある場面ごとに、自然な英語フレーズのやりとりをご紹介します。
友人を励ますときの一言
A: I spilled coffee on my shirt right before the meeting…
(会議の直前にシャツにコーヒーこぼしちゃった…)
B: It happens. Just roll with it!
(そういうこともあるよ。気にせず行こう!)
➡️ ポイント:「It happens.」は、ちょっとしたトラブルを笑って流すときにぴったり。
失敗した部下や後輩へのフォロー
A: I sent the wrong file to the client… I feel terrible.
(クライアントに間違ったファイル送っちゃいました…ほんとに落ち込んでます。)
B: Things like that happen. What’s important is how we fix it.
(そういうこともあるよ。大事なのはどうリカバーするかだよ。)
➡️ ポイント:「Things like that happen.」は、少しフォーマルな場面でも使えます。
落ち込んでいる自分を励ますとき
A: I totally bombed the interview…
(面接ぜんぜんダメだった…)
B: That’s life. You’ll get the next one.
(そんなもんだよ。次はうまくいくよ。)
➡️ ポイント:「That’s life.」は、人生全体を見渡して気持ちを切り替えたいときに使える表現。
恋愛の失敗を笑い飛ばしたいとき
A: He didn’t text me back after our date…
(デートの後、返信こなかったの…)
B: It’s just one of those things.
(そういうこともあるさ。)
➡️ ポイント:「It’s just one of those things.」は、相手を慰めつつ自然に共感を示せる表現。
このように、シーンに合わせて少しずつ表現を変えることで、伝えたい気持ちがよりしっかり届きます。
ただ覚えるだけじゃない。アウトプット→間違い→改善で「使える英語」に変わる!
英語表現って、「わかる」と「使える」の間に大きな壁がありますよね。
「It happens.」のような短いフレーズでさえ、実際に口から自然に出すには練習とフィードバックが必要なんです。
RYO英会話ジムでは、そんな“わかってるのに言えない”をなくすために、圧倒的なアウトプット量と個別フィードバックにこだわっています。
実際に参加された方からは、こんな声が届いています。
「間違えるのが怖くなくなりました。指摘されることで“次はこう言おう”と前向きに考えられるようになったんです。」
「ただ単語を覚えるより、自分の言葉で話してみる中で“本当に必要な表現”に気づけるようになったのが一番の成果です。」
私たちが大切にしているのは、間違えてもOKな場で思いきり話すこと、そしてその一つ一つのアウトプットをしっかり振り返って改善すること。
だから、英語力だけでなく「話す自信」まで育てていけるんです。
少しでも気になった方は、ぜひ一度無料体験レッスンでその違いを感じてみてください👇
要注意!「It happens.」を使うときのよくあるNG表現パターン
英語ではちょっとした言い回しの違いが、意味をズラしたり、不自然に聞こえたりすることがあります。
ここでは、「It happens.」に関連する、日本人がよくやってしまうミスを紹介します。
❌ It is happen.
NG理由:
「It happens.」は現在形の文であり、動詞”happen”は助動詞やbe動詞を使わずにそのまま使います。
「It is happen.」は文法的に誤りです。
✅ 正しい形 → It happens.
❌ I also do it.
NG理由:
共感を示したい気持ちはわかりますが、この表現だと「私もそれをやります」となり、
「よくあることだよ」というニュアンスが伝わりません。
✅ 言いたいことに近い表現:
- It happens.
- That happens to me too.
- You’re not the only one.
❌ It is happening.
NG理由:
進行形の “It is happening.” は「今まさに起こっている」という意味なので、
「そういうこともあるよ」という一般的・過去の出来事には向いていません。
✅ 正しい使い方:
- It happens.(一般的な事実)
- It is happening.(今まさに起こってる最中) ←場面次第ではOK
❌ That’s happen.
NG理由:
「That’s」は「That is」の省略形ですが、そこに動詞「happen」を続けるのは文法的にNGです。
✅ 正しい表現:
- That happens.
- That’s life.(それが人生さ)
❌ It’s one of these things.
NG理由:
惜しいですが、英語では「It’s just one of those things.」が正しい形です。
「these(これら)」だと、聞いている相手には伝わりにくくなります。
✅ 正しい表現:
- It’s just one of those things.
こうしたミスを防ぐには、意味だけでなく使われる文の形にも意識を向けることが大切です。
「なんとなく通じる」ではなく、自然に伝わる英語を身につけていきましょう!
表現チェック!「It happens.」の理解度クイズ
クイズ①:自然な表現はどれ?
次のうち、「そういうこともあるよ」と自然に言える表現はどれでしょう?
A. It is happen.
B. I also do it.
C. It happens.
D. That’s happen.
解説:
“It happens.” は、失敗やちょっとしたトラブルに対して「まあ、そういうこともあるよ」と共感を示す自然な表現です。
AとDは文法ミス、Bは意味がずれてしまいます。
クイズ②:「That’s life.」はどんなときに使う?
「That’s life.」が自然に使えるシチュエーションを1つ選んでください。
A. 誰かがコーヒーを注文したとき
B. 面接に落ちて落ち込んでいるとき
C. 昨日の天気を話しているとき
D. 好きな色を聞かれたとき
解説:
「That’s life.」は、「人生いろいろあるよね」と慰めたり、自分を納得させるときに使う表現です。
落ち込んでいる人に対して気持ちを切り替えるきっかけにもなります。
クイズ③:次のセリフのあとに続けるなら?
A: I forgot to bring my wallet…
(財布持ってくるの忘れた…)
どう返すと自然?
A. You are happy!
B. That’s life.
C. It’s one of these things.
D. I’m also doing it.
解説:
この場合、「しょうがないね〜」「そういうこともあるよ」という軽い慰めとして、「That’s life.」が自然です。
Cの “these” は誤りで、正しくは “those things”。Dも文法的に不自然です。
この記事のまとめ
「そういうこともあるよ」を英語で言いたいとき、まず覚えておきたいのが “It happens.” というシンプルでよく使われる表現です。
他にも、“That’s life.” や “It’s just one of those things.” など、場面に応じて使える言い換え表現がたくさんあります。
ただし、「It is happen.」「I also do it.」などのよくある間違いには注意が必要。
自然な英語を使いこなすには、アウトプットして、間違えて、そして改善していくことが大切です。
日常の中でこうした表現をどんどん使っていくことで、
あなたの英語は「わかる」から「話せる」に変わっていきますよ!