こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。『No pain, no gain』という言葉は、成功への道は簡単ではないことを物語っています。この表現は、目標達成のためには、苦労や努力が不可欠であることを教えてくれます。本記事では、この英語のことわざの意味深いメッセージを解き明かし、日常生活やビジネスでのその応用方法を探ります。成功への道のりは険しいものですが、この言葉に込められた教訓を理解すれば、挑戦に対する新たな視点を得られるでしょう。
目次
意味
“No pain, no gain” は英語のことわざで、何かを達成するためには苦労や努力が必要であるという意味です。直訳すると「痛みなしに得るものなし」となり、主にスポーツやフィットネスの文脈で使われますが、ビジネスや個人の成長など、あらゆる面での努力と成功の関係を示すのにも用いられます。この表現は、価値ある成果や目標を達成するためには、困難や挑戦に直面し、それを乗り越える必要があることを強調しています。
由来
“No pain, no gain”というフレーズの正確な起源は明確ではありませんが、この概念は古くから存在しています。フレーズとしての「No pain, no gain」は、特にフィットネスやスポーツの世界で人気を博してきましたが、その根底にある考え方は数世紀にわたり様々な形で表現されてきました。
一つの起源としては、ベンジャミン・フランクリンが「Poor Richard’s Almanack」で使用したことが指摘されることがあります。フランクリンは「無くて七癖」という言葉を通じて、何かを得るためには代償が伴うことを示唆しています。しかし、フランクリンの言葉が直接「No pain, no gain」というフレーズにつながったわけではありません。
フレーズが広く認知されるようになったのは、1980年代にフィットネスとボディビルディングが大衆化した時期です。特に、ジェーン・フォンダのワークアウトビデオやアーノルド・シュワルツェネッガーのボディビルディングに関する言及がこのフレーズの普及に貢献しました。
しかし、努力と報酬の関係を示す概念は、古代ギリシャの哲学や文学においても見られます。例えば、ギリシャの詩人ヘシオドスは作業と日々の努力の価値を説いた「労働と日々」などの作品でこの考えを表しています。
総じて、「No pain, no gain」は特定の人物や時代に起源を持つというよりも、長い時間をかけてさまざまな文化や文脈で発展してきた普遍的な概念です。
例文
マラソン大会で1位になりたいという友人へ…
ボディビルダーになる夢があって…
痛みなくして、得るものなし!
夢を追いかけるか迷っていて…
自分のために働いて夢に生きる、それか忘れるか。痛みなくして得るものなしよ。
試験勉強中で…
何言ってんの?痛み無くして得るものなし。
- 英語: “You have to work out hard at the gym if you want to see results. No pain, no gain.”
- 和訳: もし結果を見たいなら、ジムで一生懸命にトレーニングしなければなりません。「苦労しなければ成果もない」です。
- 英語: “He studied every night for months to pass his exams. It was a case of no pain, no gain.”
- 和訳: 彼は試験に合格するために数ヶ月間、毎晩勉強しました。「苦労しなければ得るものもない」というわけです。
- 英語: “To become a great musician, she practices for hours every day. No pain, no gain.”
- 和訳: 素晴らしいミュージシャンになるために、彼女は毎日何時間も練習します。「苦労なくして得られるものはない」です。
- 英語: “I know these training sessions are tough, but remember, no pain, no gain.”
- 和訳: このトレーニングセッションが厳しいことは分かっていますが、覚えておいてください、「苦労しなければ成果は得られない」です。
- 英語: “Despite the challenges in starting her own business, she persisted because she believed in ‘no pain, no gain.'”
- 和訳: 自分のビジネスを始める際の挑戦にもかかわらず、彼女は「苦労しなければ得るものもない」と信じて粘り強く取り組みました。
返答へのバリエーション
- 英語: “Absolutely, hard work always pays off.”
- 和訳: 「まったくその通り、努力はいつも報われる。」
- 英語: “That’s true, no shortcuts to success.”
- 和訳: 「本当にそうだね、成功への近道はない。」
- 英語: “I agree, you’ve got to put in the effort to see results.”
- 和訳: 「同意するよ、結果を出すためには努力が必要だ。」
- 英語: “Indeed, every achievement requires some sacrifice.”
- 和訳: 「確かに、あらゆる達成には何らかの犠牲が伴う。」
- 英語: “You’re right, the struggle is part of the journey.”
- 和訳: 「正解だね、苦労はその旅の一部だ。」
似たような意味の表現
Nothing ventured, nothing gain.
起業に迷っている息子へ…
冒険を冒さなければ何も得られないよ。
“Nothing ventured, nothing gained” は、リスクを取らなければ、何も得られないという意味の英語のことわざです。この表現は、成功や報酬を得るためには、ある程度のリスクや挑戦を受け入れる必要があるという考えを示しています。何か新しいことを試みたり、未知の領域に踏み出したりする際の不確実性や可能性のある失敗を恐れずに、チャンスを追求する勇気を強調しています。このことわざは、ビジネス、個人の成長、冒険など、あらゆる面での取り組みに適用されます。
No guts, no glory.
試験勉強を途中で投げ出したくなり父から…
根性がないなら栄光はなし。
“No guts, no glory” は、大胆さがなければ栄光も名声も得られないという意味の英語のことわざです。この表現は、大きな成功や達成を目指すためには、勇気を持ってリスクを冒す必要があるという考えを伝えます。直訳すると「勇気がなければ、栄光はない」となり、特に困難な挑戦や恐れを乗り越える必要がある状況で使われます。このことわざは、スポーツ、ビジネス、あるいは人生のあらゆる側面での冒険や挑戦に対する姿勢を表しており、成功を収めるためには大胆不敵であることの重要性を強調します。
関連語彙
- Adversity – 逆境
- 人生の困難な時期や状況を指します。
- Obstacle – 障害
- 目標達成の道のりを妨げる具体的な障壁や困難。
- Challenge – 挑戦
- 技能や決意を試す困難な任務や状況。
- Hardship – 苦難
- 生活を苦しめる厳しい状況や困難。
- Trial – 試練
- 耐久力や信念を試す困難な経験。
- Hurdle – ハードル、障害
- 目標に到達するために乗り越えなければならない障害。
- Difficulty – 困難
- 何かを行う際に直面する問題や困難。
- Setback – 挫折
- 進行中のプロジェクトや進歩に対する一時的な障害。
- Risk – リスク
- 望ましくない結果を招く可能性のある行動や決定。
- Struggle – 闘い
- 目標達成のために直面する困難や努力。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。以上が”No pain no gain”の意味とその使い方【成功のため】でした。それでは、See you around!
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