こんにちは、RYO英会話ジムのリョウと申します。本日は、「if節内での”will”や”would”の使用は可能か?」に焦点を当てて解説します。【答えは、例外を除いては可能です】。この内容を把握することで、あなたの英語の直感がより洗練されること間違いなしです。それでは、早速始めていきましょう。
if節に”will”や”would”は使える?
if節内での”will”や”would”の使用は、英語学習者にとって頻繁に疑問視されるトピックです。一般的に、英語の文法規則において、仮定法を表現する際のif節内で”will”や”would”を使用することは推奨されていません。しかし、このルールには例外があり、特定の文脈下でこれらの助動詞をif節内で使うことが適切な場合も存在します。
will
主に、if節で”will”を使用するのは、条件ではなく結果を強調したい場合や、意志、約束、予測を示す際に見られます。たとえば、「If you will kindly follow me, I will show you the way.」(もしお付き合いいただければ、ご案内します)のように、相手の意志や同意を求める表現に”will”を用います。この用法は、話者が相手に対して何かを行うよう依頼しているシチュエーションで見られます。
would
“if you would…” というフレーズは、依頼やお願いを表現する際によく使用されます。この表現は、相手に何かをしてもらいたいとき、特にそれが相手にとって余分な手間を要するか、特別な行動を必要とする場合に用いられます。この表現は、依頼をより丁寧に、または控えめに伝えたいときに役立ちます。
具体的には、「if you would…」の後に続く動詞は、話し手が相手に対して望む行動を示します。この構造は、相手に対する敬意を表すと同時に、その行動が自発的であることを示唆します。例えば、「If you would consider my proposal, I would be very grateful」(私の提案を検討していただけるなら、大変感謝します)と言うことで、相手に提案を検討してもらいたいという願いを表現しています。
このように、「if you would…」は、相手に対する敬意を表しつつ、何かをしてもらいたいという願いや希望を伝える際に用いる表現です。
これらの助動詞をif節で効果的に使いこなすことができれば、確かに英語の中級レベル以上の理解と表現力を示すことになります。実際のところ、これらの例外的な用法を知っていることは、英語の柔軟性と豊かな表現力を理解する上で非常に価値があります。したがって、”will”や”would”の使用は、文脈や意図に応じて適切に選択されるべきです。
例文
1. 習慣的に好ましくないこと
体重を気にする友人に…
たくさん食べ続ければ、あなたが太るのは間違いないよね。
この文脈では、「if you will eat too much」を使うことで、単なる偶発的または一時的な過食ではなく、習慣的な過剰な食事を意味しています。英語での「will」の使用は、その行為が意図的であるか、あるいは継続的であることを示唆している点で注目に値します。したがって、この表現は習慣的に行われる好ましくない行為に対して警告やアドバイスを与える際に有効です。
その他例文
- 遅刻の習慣について: “If you will keep hitting the snooze button, you’re going to be late every single morning.”
- スヌーズボタンを押し続けるなら、毎朝遅刻することになるよ。
- 勉強しないことについて: “If you will continue to ignore your studies, don’t be surprised when your grades start to drop.”
- 勉強を無視し続けるなら、成績が下がり始めたときに驚かないでね。
- 運動不足について: “If you will refuse to exercise, it’s inevitable that your health will suffer in the long run.”
- 運動を拒み続けるなら、長期的には健康が害されるのは避けられないよ。
- 節約しないことについて: “If you will spend money recklessly, you’ll find yourself in financial trouble sooner than you think.”
- 無計画にお金を使い続けるなら、思ったより早く経済的な問題に直面することになるよ。
- 健康に悪い食生活について: “If you will persist in eating junk food, you’re setting yourself up for various health issues down the line.”
- ジャンクフードを食べ続けるなら、将来的に様々な健康問題を自ら招くことになるよ。
2. 嫌がったり、したくない気持ちを伝える
友人をパーティーに誘っているがなかなか参加の返事がなくて…
この文脈で、「もし彼女がパーティーに僕たちと参加したくないなら、もう招待するのはやめよう。」という表現は、嫌がる気持ちや参加を望まない意向を伝える際に役立ちます。特に、”will not”を用いて否定形を作ることで、「拒否する」や「嫌がる」といったニュアンスを表現できます。ただし、”will”の否定形の使用には注意が必要であり、その用法についてさらに詳しく学びたい方は、関連する情報源を参照してください。
その他例文
- If you won’t stop complaining about the movie, I’ll just go watch it alone.
もし映画の文句を言うのをやめないなら、僕は一人で観に行くよ。 - If he won’t try the new dish I made, I’m not cooking for him again.
もし彼が私が作った新しい料理を試さないなら、もう彼のために料理はしない。 - If they won’t clean up after themselves, they’re not welcome to stay over anymore.
もし彼らが自分たちの後片付けをしないなら、もう泊まりに来るのは歓迎しない。 - If she won’t respect our decisions, we’ll have to stop involving her in our plans.
もし彼女が私たちの決定を尊重しないなら、私たちの計画に彼女を巻き込むのをやめなければならない。
3. 丁寧に伝える
カスタマーサービスにて…
もしペイパルにご登録していただくと、取引がとてもスムーズですよ。
同僚に…
僕の調査を手伝っていただけるなら嬉しいのですが。
最終的に、”will”や”would”をif節内で用いることで、提案や依頼をより丁寧に表現することが可能です。特にフォーマルなコミュニケーションにおいて、このような表現は相手に敬意を示す効果があり、良好な関係構築に貢献します。
その他例文
- “If you will take a moment to fill out our customer satisfaction survey, we can use your feedback to improve our services.” もしお客様が少しのお時間を割いて弊社の顧客満足度調査にご協力いただければ、皆様のフィードバックをもとにサービスの向上に努めることができます。
- “If you would consider extending your subscription, we can offer you a special discount.” もしサブスクリプションの延長をご検討いただけるなら、特別割引を提供させていただけます。
- “If you will check our FAQs, you might find the quick solution to your issue.” もしFAQをご確認いただければ、問題の迅速な解決策を見つけることができるかもしれません。
同僚に対して…
- “It would be really helpful if you would review this report by tomorrow.” もし明日までにこのレポートをレビューしていただけるなら、本当に助かります。
- “I would appreciate it if you would share your insights on this project.” このプロジェクトに関するご意見を共有していただけるとありがたいです。
- “It would make a big difference if you would take the lead on this initiative.” もしこの取り組みをリードしていただけるなら、大きな違いを生むことになるでしょう。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。以上がif節に”will”や”would”は使える?【結論、例外ありです】でした。それではSee you around!
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